イスタンブール(トルコ)旅行体験記・レビュー『トラムの走る街並みとアジアサイドの散策を満喫!妻と歩いた48時間のイスタンブール街歩き』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのイスタンブール(トルコ)旅行をお楽しみいただけます。
憧れのイスタンブールで、トラムとアジアサイドの街歩き
イスタンブールで、妻と二人、「トラムが走る街」をテーマに街歩きを楽しんできました。これまでもヘルシンキやメルボルンなど、トラムが走る街を訪れては撮影や散策を楽しんでおり、イスタンブールはそのテーマにぴったりの旅先でした。
貴社に手配をお願いしたのは、問い合わせをした際のメール返信の速さが非常に好印象だったからです。また、フライトの座席リクエストに応えていただいたことや、ご紹介いただいたホテルが良さそうだったのが決め手となりました。
イスタンブールは、歴史、風景、グルメと、すべてが揃った実に魅力的な街でした。なかでも特に印象深かったのが、パッケージツアーではなかなか行くことのない「アジアサイド」の散策です。旧市街のモスクなどは団体ツアーの方が効率的かもしれませんが、自分たちのペースで歩くアジアサイドでの食事やショッピング、街歩きは、どれも予想以上に楽しめ、現地滞在48時間という弾丸日程でしたが、二人で約36kmを踏破。見たかった景色はすべて目にすることができ、心から満足できた旅になりました。
1~2日目 カタール航空でイスタンブールへ到着、早速ガラタ塔周辺を街歩き
夜に成田を出発し、ドーハを経由して翌日のお昼頃にイスタンブールに到着しました。今回利用したカタール航空は、前評判通り全体的に好印象でした。ワンワールドサファイアのステイタスを持っていたため、チェックインはビジネスクラスカウンター、成田ではJALサクララウンジが利用でき、優先搭乗もスムーズでした。機内食のチキンクリーム煮も美味しく、スパークリングワインがあったのも嬉しかったです。2食目は早朝だったためパスし、経由のドーハのラウンジで朝食をとりましたが、パスした際、男性CAが「ヨーグルトとフルーツだけでもいかがですか」と勧めてくれ、そのホスピタリティには感心しました。

カタール航空の機内食
イスタンブール到着後、ホテルにチェックインし、休憩をはさんで16時頃から早速街歩きに出発。まずはホテルから徒歩で、旧市街のシルケジからエミノニュへ向かい、ガラタ橋を渡ってガラタ塔へと坂道を上りました。この坂の途中に土産物屋がたくさんあり、そこでトラムのマグネットなどを購入。楽しみにしていたシルケジ駅併設の鉄道博物館は、残念ながら改装中で入れませんでしたが、ガラタ橋の上から眺めた金角湾の景色は最高でした。

金角湾にかかるガラタ橋の風景
現地での交通に欠かせないイスタンブールカード(交通カード)は、購入するのに少し苦労しました。少額紙幣が使えず、最終的にカード決済でようやく買えましたが、トラムだけでなく、船や地下鉄にも使えて便利でした。
滞在した「ホテル ヤシュマークサルタン」は、トラムのギュルハネ停留所からすぐで、非常に良い立地でした。お部屋はツインでしたが3ベッドルームで、一つのベッドをスーツケース置き場として使えて重宝しました。ただ、ベッドスプリングが柔らかすぎたのは少し残念でしたね。朝食が非常に良く、パンの種類が豊富なうえ、日替わりでギョフテ(トルコ風ミートボール)などのトルコ料理も楽しめました。

ホテルの朝食
3日目 念願のアジアサイド散策とノスタルジックトラム
朝から、この旅で最も楽しみにしていたアジアサイドへ。エミノニュ港から船に乗り、カドキョイへ。旅行本にはあまり情報がなかったため、YouTubeや「トルコ・イスタンブールへ」(イカロス出版)の情報を頼りに街を歩きました。
カドキョイの中でも、カフェやレストラン、ショップが並ぶギュネシュリバフチェ通りは、最も気に入った通りです。お土産に石鹸を買いましたが、石鹸やバス用品の店は多いので、包装や価格で比較しながら選ぶと良いと思います。
ランチは「Kadikoy midyecisi」というレストランで、ムール貝のピラフ詰めを食べましたがとても美味しかったです。店員のお兄さんが日本語を話せ、食べ方を教えてくれたうえに、チャイもサービスしてくれました。

「Kadikoy midyecisi」で食べたムール貝のピラフ詰め
その後はモダ地区の方までぶらぶら歩き。「Migros」というスーパーで、トルコメイドのチョコレートなど、ばらまき用のお土産をまとめ買いしました。
船でエミノニュに戻り、暑かったのでいったんホテルへ。シャワーを浴びて休憩後、涼しくなってから再び新市街へ出かけました。暑い国での街歩きでは、午後に一度ホテルで休憩する方法が私たちのお決まりです。
ギュルハネからトラムでカバタスへ、そこからトゥネル(地下ケーブルカー)でタクシム広場へ向かいました。ここでの目的は、「ノスタルジックトラム」の撮影です。無事に撮影後、イスティクラル通りを歩きましたが、警察や武装した機動隊が多く、物々しい雰囲気でした。かなりデモやテロを警戒しているのがわかり、あまり楽しめず、新市街は無理して来なくてもよかったかな、と思いました。

ノスタルジックトラム
帰りは、再びトゥネルでベイオールからカラキョイまで下り、ガラタ橋を渡ってギュルハネのホテルまで歩いて戻りました。その途中で、鯖ラップ(鯖をラップサンドにしたもの)のテイクアウト店を見つけ、夕食として買って帰りました。イスタンブールは鯖サンドが有名ですが、この鯖ラップはタレをつけて焼いてくれるので香ばしく、サンドよりも美味しくおすすめです。

ガラタ橋を渡るトラム
旧市街にはコンビニやファストフード店が少ないので注意が必要です。ロカンタ(大衆食堂)も有名ですが、量が多すぎに見えたのと、観光地価格で高いと感じたので利用しませんでした。その代わり、毎朝ホテルの素晴らしい朝食をしっかり食べました。
最終日 ブルーモスク見学とバザールやモールを楽しみ、帰国の途へ
いよいよ最終日です。朝食後、ギュルハネ公園を散策し、アヤソフィアは外から眺め、ブルーモスクの見学列に並びました。朝9時過ぎだとまだ行列は少なめです。ブルーモスク前の土産物屋は規模が大きく、品揃えも良かったので、トラムのポストカードなどを購入。地下宮殿は今回は見送りました。

ブルーモスク
続いてトラムでグランドバザールへ行きましたが、特に買いたいものはなし。一度ホテルに戻ってチェックアウトし、荷物を預けてエミノニュ方面(旧市街にある活気あふれるウォーターフロントの地区)へ。エジプシャンバザールも見ましたが、こちらも特に買うものはありませんでした。

エジプシャンバザール
ランチは、グランドシルケジホテル前にある「Mavi DÖNER」という店でミックスケバブ(チキンとビーフ)を食べました。美味しかったですが、とても大きく、スモールサイズを2人でシェアしてちょうど良い量でした。

ケバブ店「Mavi DÖNER」

ミックスケバブ
その後、空港に向かうまでまだ時間があったので、エミノニュからトラムでトプハーネへ移動し、新しくできたショッピングモール「ガラタポート」を見学。その後、カラキョイの雰囲気の良い路地を散策し、ホテルへ戻りました。

雰囲気の良かったカラキョイの路地
ホテルからは予約していた車でイスタンブール空港へ。帰りもステイタスのおかげで手続きはスムーズでしたが、ラウンジは混雑していました。ドーハまでの便(B787-8)はシートピッチが狭いです。往路はラバトリー(化粧室)の近くでうるさかったので、帰りは出発前にQRのアプリで会員登録し、WEBチェックインを済ませる際に前方の座席に変更しておきました。
ドーハから成田への便は往路と同じ777-300ERでしたが、こちらはまだスペースに余裕があり、ゆっくりできました。スターリンクでWi-Fiがずっと無料で使えたのも便利でした。カタール航空は日系エアラインに比べミールサービスが素早いですし、「シェードを閉めろ」「ベルトサイン点灯中は立つな」などとうるさく言われないので、(自己責任ですが)よりリラックスできました。ただ、国際線の777-300ERは他社が大抵横9席のところQRは10席なので、やや窮屈な感じはありました。
フライトは順調で成田には早着。Visit JapanのQRコードで入国手続きも済ませていたのでスムーズでした。しかし、帰宅後に預けたスーツケースにひびが見つかり、修理して保険請求することに。次回からは機内持ち込みにしようと思います。
担当の大道さん、迅速な手配のおかげで最高の街歩きができました!
担当の大道さんには、飛行機の座席指定で大変お世話になりました。迅速に対応いただき感謝しています。振り返ってみると、イスタンブール空港からホテルへの送迎もお願いしておけばよかったと思いました。空港が遠く、市内の渋滞がひどく、バスの本数も少ないので。パッケージに最初から空港送迎をつけておき、不要なら外す、という形のほうが親切かもしれません。
今回の旅は、団体ツアーではあまり行かないアジアサイドを中心に、イスタンブールをひたすら歩いて回る旅でした。現地滞在48時間で36kmも歩きましたが、夫婦ともに大満足の旅でした。もう少し時間があれば、アジアサイドにもう一泊して、ウスキュダル~クズグンシュクあたりも散策出来たら完璧でした。ボスポラス海峡クルーズはしませんでしたが、アジアサイドにわたる船で、十分にその気分は満喫できました。




