プラハ、ドレスデン、クトナーホラ(チェコ共和国)旅行体験記・レビュー『恒例の姉妹旅行は中世の街プラハへ!美しい冬景色の中、歴史ある趣のある街を堪能』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのプラハ、ドレスデン、クトナーホラ(チェコ共和国)旅行をお楽しみいただけます。
久しぶりの姉妹は趣のある中世の街プラハへ!
コロナ前は毎年のように年末年始にヨーロッパを旅するのが私達姉妹の楽しみでした。コロナ明けで、どこか行こう!という話になり、旅の計画をしました。昨今の円安でヨーロッパはどこも高く、今回は比較的物価の安いチェコを選びました。私たちは、古い西洋建築が好きで、ロンドンやパリなどの大都会よりもプラハは中世の趣を感じられそうなのでいつか行ってみたいと思っていました。
1~2日目 カタール航空でプラハへ!
今回の旅で利用した航空会社は「カタール航空」。関西空港を夕方6時頃に出発し、ドーハ経由でした。カタール航空は以前も何度か利用しましたが、機内誌や機内食のお品書きがなくなっていたり、サービス内容が少し変わっていたのが残念でした。免税品販売もありませんでした(買わないから良いのですが)。
プラハには現地時間の翌日朝6時半頃に到着。プラハの空港に着いた時、気温は-6℃!とんでもない所に来たと思ったが、南国育ちの私には、その冬景色がとても美しく見えました。バスと地下鉄を乗り継いでホテルへ。今回の旅の滞在先ホテルは「セントラル ホテル」。和国広場の1つ西の通り沿いの好立地で、お部屋も十分に広く、バスタブはありませんが水回りは使いやすかったです。朝食も品数が豊富で満足でした!
まだチェックイン前の早い時間だったので、ホテルに荷物を預けトラムでストラホフ修道院へ。観光客は少なく、ゆったりと美しい建物を堪能できました。その後カフェルーブルでティータイム。食後は、トラムで更に南の「Vysehrad」という所を目指しました。昔の城門や有名人の眠る墓地があるようなのですが辿り着けず・・・。ただ中世から続く王家の家系図の看板や築100年近い産科病院があったりと、良い散歩になりました。その後、ダンシングハウスの前で記念撮影し、トラムでホテルへ戻りました。ラッキーなことにトラム内では最高尾の席が空いていて、我を忘れて車窓からの写真を撮りまくり!とにかく寒い1日だったので、暖かいトラムで移動しながらの観光は正解でした。この日の夕飯は「Loving Bistro Cena Labut」へ。共和国広場からトラム線路沿いに東へ進んだ所にあるヴィーガンレストランです。量り売りビュッフェスタイルで、夜7時からは30%オフ!お得にお野菜をたっぷり摂取できます。とても美味しかったです♩

ストラホフ修道院

美しい天井画

カフェルーブルでティータイム

ヴィーガンレストラン「Loving Bistro Cena Labut」
3日目はドレスデン日帰りツアーに参加
この日はドレスデン日帰りのオプショナルツアーに参加。朝9時前にガイドさんがホテルへ迎えにきて下さり、ガイドさんの運転するワゴン車で出発しました!プラハは小雪が舞っていましたが、ドレスデンは快晴でした。ツヴィンガーの他、オペラハウスやレジデンスなどの説明を受けながら巡り、ツヴィンガー宮殿の陶器収集室では自由見学時間もあり、なかなか見応えがありました。その後、クラウエン教会のタワーにも登りました。プラハには6時頃戻りました。ドレスデンには、最初はバスで行くことも考えたのですが、おかげ様で案内もしていただき街中で迷うこともなく、写真も撮ってもらったりと、ツアーに参加して良かったです!
夕食はチェコの大衆食堂「Havelska koruna」へ。入店したらお盆と伝票を取り、カウンター越しにメニューの写真の番号を伝え、料理を受け取ります。妹はチェコの伝統的料理グラーシュ、私は鶏肉を煮込んだシチューのような料理を注文。チェコ料理を食べられ満足です。帰り道、市民会館の明かりに誘われ中へ。スメタナホールでのコンサートが5000円弱で聞けることが分かり、明日の夕方のチケットを購入しました。楽しみ!

ツヴィンガー宮殿

陶器収集室

チェコの大衆食堂「Havelska koruna」にて

チェコの伝統的なグラーシュ
4日目はプラハ城(聖ヴィート教会)、カレル橋へ
夜は、スメタナホールでコンサートを鑑賞しました
4日目はプラハ城を見学。昨日疲れたので遅めの出発にしました。トラムに乗って緩やかな坂道を登って行きました。とても寒く、枝が白く凍った木々の続く風景が幻想的でした。聖ヴィート教会の前に着くと、長蛇の列!これには驚きましたが、教会が開くと列の進みは意外と早く、中が広いのか混雑もなく、ゆったり見学することができました。ミュシャが製作したステンドグラスが有名ですが、全体的に美しく癒される空間なので、こんなに並ぶのもうなづけます。
次に王宮へ。こちらも長い列。中の壁は頑丈な石造りで要塞の雰囲気です。17世紀に宗教弾圧に反発した民衆が押し入って王の家臣を窓から投げ落とした怖い部屋もありました。城の出口近くには拷問道具のある小さな搭(かつては牢屋だった)もあったりと、何だかイメージが違ったな・・。その後、徒歩でカレル橋へ。寒かったので共和国広場前のショッピングセンター内のフードコートのベジタブルカフェ「UGO Salaterie」で、「ほうれん草とチーズのポタージュ」をいただきホッと一息。その後、5時から始まるコンサートへ向かいました。演目はヴィヴァルティの四季、ヴァッフェルベルのカノン、ブラームスのハンガリー舞曲とポピュラーなもの。憧れの場所での至福のひと時でした。終了後、館内を散策し写真撮影。地下にビアホールがあることが分かり、最後の夕食はここに来ようということに。この日の夕食は初日訪れた「Loving Bistro Cena Labut」を再訪。前回取りきれなかった料理を食べました!

プラハ城

聖ヴィート教会

ミュシャのステンドグラス

カレル橋を渡って旧市街へ

夕方、スメタナホールのコンサートへ
5日目は列車でクトナーホラへ
5日目は列車でクトナーホラへ。列車は直行便と乗継便が交互に1時間おきに出ています。もちろん直行便を選択。切符の購入とホームを探すのに不安があったので出発1時間前までに駅に着くようにした。案の定、切符売場もホームもかなり迷ってしまったので早めに行って良かったです。
クトナーホラまでは列車で約1時間。車窓には、ひたすら美しい銀世界!到着後、3教会の共通券360コルナを買い、まずは納骨堂教会へ!教会の周りは墓地で、室内の装飾が全て人骨という不思議な教会でした。別の教会へも徒歩で向かい見学。景色の変化を感じながら歩きました。ランチは、イタリアンレストラン「Pizzerie U Sneka Pohdare」へ。こちらでマルゲリータとロマーニャ(ハム)のピザを注文しました。直径30cmのピザを美味しくいただきました!食後は、最後の目的地の聖バルバラ教会へ。壁画天井画が美しく、ゆっくり眺めました。その後、緩やかな坂道を上り、教会付近から旧市街を一望できる場所があり、そこからの景色が美しくて感動しました。寒空のもとでしたが、何だか昔の画家の描いた風景画みたいでした。その後、プラハ本駅へ。美しい駅構内を見学後、昨日も行った「UGO Salaterie」で夕食を。妹は鶏肉照焼丼、私は鶏肉や野菜をトッピングしたニョッキを注文。照焼丼には煮卵と紫キャベツの酢漬もトッピングされ和風。私のニョッキも美味しく大満足でした!

旧市街のバラッキー広場

聖バルバラ教会

聖バルバラ教会近くから旧市街の眺め

プラハ本駅
6日目は終日 プラハ市内観光
6日目は、プラハ市内観光へ。旧市庁舎からスタート。タワーにも登りましたが、階段でなくスロープなので楽でした!空はどんよりでしたが眺めは、なかなか。ただ遮るものがないので寒かったです!この後、市庁舎内のガイドツアーへ。からくり人形が納まっている部屋や議場などを見学後、地下へ。地下は昔の街の跡らしく感慨深かったです。午後は国立博物館へ向かおうとヴァーツラフ広場を目指しました。途中博物館近くの「Palac Lucerna」という100年前のパサージュ内のカフェへ。宮殿のような素敵な佇まいのカフェでした!妹はチーズケーキを、私はチョコレートケーキを注文しました。甘さ控えめで、初日のカフェルーブルのケーキよりも好みでした♡しかもチップ不要でありがたかったです!
この後、国立博物館へ。ここもまた100年前の建築で、まるで宮殿のようでした。展示は、自然から文化まで幅広く、アンモナイトの化石などもありました。この後、夜のヴァーツラフ広場と旧市街広場を散策して市民会館へ向かいました。夕食は地下のビアホールで!と思って向かったのですが、なんと閉まっていました・・!仕方なく1階のカフェ「Kavama Obecni dum」へ。こちらでマッシュルーム入りオムレツとビール、シードルを注文。優雅な雰囲気のお店でしたが、最後の夕食としては満足とは言えず、少し残念でした(スーパーも早く閉店しており、最後の買い物ができなかったのもまた残念)。

旧市庁舎タワーからの景色

ルチェルナ宮殿

パサージュ内のカフェ「Palac Lucerna」

国立博物館

旧市街広場

カフェ「Kavama Obecni dum」
7日目 旅の最終日 気持ち良いお天気の下、旧市街散策を楽しみました♩
旅の最終日。最終日にして、この旅で初めての晴天です!気持ちの良いお天気の下、街の雰囲気も違って見えました!時間がない中、最終日の朝から街散策を楽しめたのも、このホテルの立地のおかげです。まだ観光客のいない早い時間に旧市街広場などをゆっくり堪能することができました!最後、ホテルに戻る途中にヤコブ教会の前を通ると、美しいパイプオルガンの音色が・・。その音色に誘われ中に入り、荘厳な雰囲気の館内で素晴しい演奏に聴き入りました。とても美しい演奏で良い旅の締めくくりとなりました。ホテルに戻り、チェックアウトをし空港に向かい帰路に着きました。

旧市街地を散策

旅の最終日にようやく晴れました!
栗島さん、ありがとうございました
旅行の申し込みが遅かったため、航空券の価格が上がっていましたが、ホテルを変更することで、少し予算を抑えることができました。そのことで、担当の栗島さんには、メールのやり取りでわがままを聞いていただき、お世話になりました。
現地についての印象は、プラハ旧市街地の人の多さにびっくり!それに比べ、クトナーホラは静かで和やかな印象でした。プラハ到着日の気温は-6℃!とんでもない所に来たと思いましたが、南国育ちの私にはとても美しい冬景色に見え新鮮でした。最終日には寒さが和らぎ綺麗な青空で、また違う街の表情を見ることが出来て良かったです。最終日に改めて街を散策することもできて良かったです(素晴らしいホテルのロケーションのおかげです!)。プラハを3日間に加え、ドレスデンとクトナーホラもそれぞれ日帰り観光でき、バラエティー豊かな旅が出来ました。旅の間、道ゆく現地の優しい人達に出会えたこともまた、旅の良い思い出になりました。




