リスボンからトラムに乗って世界遺産が2つもある海辺の町ベレン地区へ
ポルトガルが最も世界に名を知らしめた大航海時代の輝かしい歴史的建造物が残るリスボン・ベレンエリア。世界遺産「ジェロニモス修道院」と「ベレンの塔」があり外せません。レトロなトラムに乗って到着する海辺の町では日本でも有名なマゼラン、ヴァスコ・ダ・ガマ、サビエルに会え、元祖エッグタルトを味わうこともできる町です。
日本のたった4分の1の土地に17つもの世界遺産があるポルトガル。首都リスボンにある世界遺産は、ポルトガルの最も輝かしい時代、ヨーロッパの西の果ての小さな国を世界的に知らしめることとなった「大航海時代」の世界遺産が残ります。
日本が最も長く交易を続けた国はポルトガルです。日本人なら「あー・・・あの人もポルトガルからやって来たのか・・・」と思わず納得してしまう教科書上で学んだあの人たちにも会える場所。
リスボンからベレンまではフィゲイラ広場(Praça da Figueira)やコメルシオ広場(Praça do Comércio) からレトロでかわいいトラム15番に乗って行けます。トラムは車と同じ道を通るため、ラッシュ時間にぶつかるとなかなか来ないというハプニングもあるので、もし通勤時間にぶつかる時間帯にベレンへ移動しようとしていたら、カイス・ド・ソドレ駅からオエイラス(Oeiras)行の電車に乗りベレンへ。3駅(7分)でベレン地区に到着できるので、そのルートも頭に入れておいてくださいね。

①10:00 海の貴婦人・世界遺産ベレンの塔(Torre de Belém)
ベレンの観光名所が開くのは10:00。さすが世界遺産ベレンの塔、この時点でもう列ができています。ちなみに筆者が訪れた際はひどい霧で、少し離れるとテージョ川がどこにあるのかすらわからない状態。ベレンの塔などは全く見えませんでした。近づいてやっと見える程度。

その次の機会に訪れた時の写真をご覧ください。遠くからも見えるでしょう?

1519年、川を行き交う船の監視と河口を守る要塞として、そして、ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念してマヌエル1世の命により、この地に建てられたベレンの塔。高さは35mで、白い外観と細かく凝ったレリーフが目を惹きます。
リスボンのシンボルとして、大航海時代に旅立った船乗りたちの目印となり「おかえり」と迎え入れてきたベレンの塔ですが、それ以外に、当時は各所に大砲が設置され、地下には監獄がある軍事的な場所としても利用されていました。

建物は地下を含めて6階層。地下牢は大人が立てないほど天上が低く、人が1人ずつしか通れない廊下もあり夏場の混雑時はあまり快適な見学とはいえません。ベレンの塔の素晴らしさは、ほぼ外観の魅力だと思われるので、混雑していたら無理に入場することはないと思います。
もちろん素晴らしい細工の施された回廊やテラスからの眺めはとても良く、ラッキーなことに行列ができていなければ、内部をじっくりと見学してみてください。
ベレン地区は年間を通して混み合います。実際にトラベル・スタンダード・ジャパンでポルトガルへ行かれたお客様(50代女性・友人旅行)は、「ベレンはとても混んでいて、油断しているときに簡易的な財布を盗まれてしまいました。(中略)スリには気を付けてほしいです。」と話しています。人混みでは貴重品から目を離さないようにしてください。

ポルトガル独自のマヌエル様式、ベレンの塔は白い石灰岩に施された華麗な彫刻、そしてスカートを広げてお辞儀するような優美な姿から、作家・司馬遼太郎が「テージョ川の貴婦人」と称賛したことでも知られています。その素晴らしい姿を外から見るだけであれば、夕方訪れてみるのも良いですよ。夕日に照らされた貴婦人の美しさは感涙ものです。なお2025年春から約1年にわたって大規模な修復工事が行われ、20年分の汚れで黒ずんでいた外壁の石灰岩が洗浄されました。総額100万ユーロをかけた1998年以来の保存修復を経て、2026年5月26日に再開しています。

住所:Av. Brasília, 1400-038 Lisboa
営業時間:9:30~17:30(最終入場17:00)
※2026年5月26日に修復工事を終えて再開しました。
※時間指定入場制(30分ごと最大60人・1日900人)です。オンラインでの事前予約がおすすめです。
休業日:月・1/1・イースター・5/1・6/13・12/25
入場料:大人 €15前後
※料金・営業時間は変更されることがあります。おでかけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
アクセス:トラム15番 Largo da Princesa駅から徒歩3分
実際にトラベル・スタンダード・ジャパンでポルトガルへ行かれたお客様(60代女性・家族旅行)は、「修道院と教会をゆっくり見た後、ランチを取ってから「ベレンの塔」へ。1時間待ちでしたが、歴史的場所なので見学できて満足です。」と話しています。

日本の4分の1しかない国土に17か所もの世界遺産があるポルトガルは「世界遺産大国」。離島のマデイラ諸島以外は鉄道やバスでまわろうと思えば制覇できます。完全制覇とまではいかなくともリスボンやポルトに拠点を決め、近くにある世界遺産に出かける旅はとても有意義なものになることでしょう。ポルトガルへ世界遺産巡りに出かけませんか?
②12:00 歴史好きならたまらない!発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)
世界遺産ではありませんが、ベレン地区に来たら立ち寄りたい場所が、ベレンの塔から徒歩10分ほどの場所にあります。発見のモニュメントです。
ポルトガル建国1140年から800年後の1940年「ポルトガル世界エキスポ(Exposição do Mundo Português)」がここ、リスボンのベレン地区で開催され、この発見のモニュメントは、その時に造られた記念碑。
が!オリジナル作品はあくまでもエキスポ用に造られた仮設のもの。あえなく1958年に解体され、晴れて1960年に現在の物に造り直されました。

日本でもお馴染みの人々が乗った船は「あの人、こんな人だったんだ!」という違う意味の「発見」ができ、歴史好きにとってはたまらない場所なのですが・・・ベレンの塔と同じく筆者の尋ねた日には、濃霧のためこんな状態に。

まるで霧の中に現れた幽霊船みたいに見えます。
気を取り直して(笑)・・・再び次の機会に訪れた時の様子をご覧ください。この船には多くの偉人、そして日本人にもお馴染みの皆さんが乗船しているのです。

日本人に馴染みがある人たちは、海側に舳先を見て左側である写真に写る面のみ!まずは下の方からいきますよ。
じゃーん!
まずは日本で最も知られているフランシスコ・ザビエルさんです。
あれっ?日本に伝わる肖像画とはずいぶん様子が異なりますね。
日本にキリスト教を初めて伝えた方で、日本人には「ザビエルヘアー」というと、頭のてっぺんの髪の毛がない状態を想像するほど、河童頭のザビエルさんの肖像画を思い出します。
日本に残るザビエルさんの肖像画は「トンスラ」といって頭頂部を剃るキリスト教特有のヘアスタイルをしていました。武士が頭のてっぺんを青々と剃り上げた「ちょんまげ」に近い文化を思い出しますね。そして、ザビエルさんはポルトガル人ではなく、スペイン人だそうです。

今度は前の方にいきます。

高さ52mの巨大モニュメントの先端には、ヴァスコ・ダ・ガマをはじめとする33人の偉人を従えて、エンリケ航海王子の像が立っています。15世紀から17世紀かけてヨーロッパ人が次々と海を渡り未開の地を開拓した「大航海時代」をけん引したのは、ポルトガルでした。15世紀といえば、キリスト教の教えの方が科学や物理よりも強く「地球が丸い」と信じられる前です。よくぞ無事に目的地にたどり着いたものだと感心してしまいます。
彼らはなぜ海に旅立ったのかと言うと、当時大変貴重だった胡椒を探しに出かけていたのだそう。ちなみにヴァスコ・ダ・ガマが持ち帰った胡椒の値段は、世界1周の渡航費用の70倍!その費用で同じベレンにある世界遺産「ジェロニモス修道院」が建てられました。
このモニュメントの足元には、ポルトガルから旅に出た船が、いつ、どこの国に到着したのかマップ上に記されています。もちろん日本の姿も。
教科書でしか習っていなかったポルトガル人の初上陸が地図上に「1541年」と刻まれているのを、こうしてポルトガルの地で見ると「本当だったんだなあ・・・」と実感し、テージョ川の向こうに目をやってしまいます。確かに彼らはここポルトガルから船で日本へ向かったのです。

内部の展望台からは、ポルトガルが大航海時代に成し遂げた大冒険の奇跡の全容を見渡すことができます。自分もこの船の乗組員になったような不思議な感覚です。
実際にトラベル・スタンダード・ジャパンでポルトガルへ行かれたお客様(20代女性・ハネムーン)も、ベレンの塔と発見のモニュメントをあわせて巡られています。

住所:Av. Brasília, 1400-038 Lisboa
営業時間:10:00~19:00(10月~2月:10:00~18:00※入場は30分前まで)
休業日:1/1・5/1・12/24・12/25・12/31
入場料:大人:€10
アクセス:トラム15番 Mosteuro dos Jeronimos駅から徒歩10分
③13:00 元祖エッグタルトの店 パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)
ベレン散策はかなり歩きます。大物であるジェロニモス修道院の入場前に、ジェロニモス修道院で生まれた世界的に有名なお菓子エッグタルトの元祖ナタを食べましょう。
エッグタルトはマカオでできた、なんて信じている人がいるようですが、かつてマカオはポルトガルの領土でした。ポルトガルのナタが、マカオに伝承されたものが、今のエッグタルトですよ!
1837年創業の老舗、「パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」はジェロニモス修道院のキッチンでこっそりと作られていた門外不出のレシピをそのまま守り続けるお店。

店頭で購入していく人もいますが、内部にはとても大きなイートインコーナーがあり、コーヒーなどと共にできたてあつあつのナタが食べられます。


パリパリのタルト生地と、卵の黄身の味を濃厚に感じるカスタードクリームは、ここまでの散策の疲れをやさしく癒してくれます。世界遺産の街で、元祖の味。これぞ歴史古きポルトガルの楽しみ方です。

住所:R. de Belém 84 92, 1300-085 Lisboa
営業時間:8:00-21:00
休業日:不定休
アクセス:トラム15番 Mosteiro dos Jerónimos駅下車徒歩1分
実際にトラベル・スタンダード・ジャパンでポルトガルへ行かれたお客様(40代女性・夫婦旅行)は、「元祖エッグタルトの店「パステイス・デ・ベレン」でいただいた焼きたてのエッグタルトは、他のどこの物とも違った食感。日本のエッグタルトはしっとりしていますが、パステイス・デ・ベレンの外側の触感はパリパリしていました!」と話しています。

エッグタルトはマカオ発祥だと思っていませんか?マカオがポルトガル領だった時代、ポルトガルの郷土菓子「パステル・デ・ナタ」の影響を受け誕生したのがエッグタルト。発祥はポルトガルの首都リスボンにある「ジェロニモス修道院」なのです!修道院でエッグタルト?その不思議な歴史をひも解きつつ食べに行ってみました。
④14:30 ポルトガル・トップクラスの世界遺産ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jeronimos)
リスボンはおろか、ポルトガルでも外せない世界遺産の一つがジェロニモス修道院。ヴァスコ・ダ・ガマの海外遠征で得た巨額の財産で建築したもので、その大半がスパイスによる利益だというから、カルボナーラに黒コショウを気軽にかけまくったり、激安でカレーが食べられる現在と比較すると、改めて当時のスパイスの価値の高さを思い知らされます。
それくらい巨大なジェロニモス修道院!

道路から100m以上離れた噴水までいかないと、どう頑張ってもフレームアウトしてしまう巨大かつ壮麗な建物!

ジェロニモス修道院の見どころ|サンタ・マリア聖堂と回廊
まずは美しい彫像で飾られた「サンタ・マリア聖堂」へ。ポルトガル独自の装飾建築・マヌエル様式の最高傑作と称賛されるジェロニモス修道院の中でも、特に素晴らしいと言われている細やかな彫像がびっしりと張り巡らされた聖堂内は、圧巻の美しさ。祭壇の絵は、宮廷画家としてその名を知られるローレンソの手によるもの。
そして特徴的な天井は、海から伸びるヤシの木をモチーフしているのだとか。南国か?という突っ込みはさておき、天井のそれだけではなく、ジェロニモス修道院全体が、海や動物、ロープや地球儀、船、珊瑚などなど「航海」にまつわるすべての物を繊細な装飾で現わしている、教会や修道院の中では異色のデザインなのです。

さらに聖堂内には、お会いできてよかった!と思える偉人たちが眠っています。
インド航路を発見し、ポルトガルを世界で最も有名な国の一つに導いたヴァスコ・ダ・ガマ。彼は世界史の授業で必ず出てくる有名人です。そして、 ヴァスコ・ダ・ガマに航海を命じ、ポルトガルに名声とに富をもたらした王「マヌエル1世」。ポルトガル独自の建築とされる「マヌエル様式」は彼の名前が付けられています。そして、ポルトガルで最も有名な詩人「ルイス・デ・カモンイス」など、ここでしか会えない人たちの棺は、いずれもマヌエル様式の繊細で美しい装飾が施されています。

16世紀初頭の着工から300年以上の期間をかけて造られたジェロニモス修道院は19世紀に完成し、世界遺産に登録されたのは1983年。修道院というよりも宮殿のようなその美しい外観とともに、内部の至るところに見られる装飾建築の完成度の高さは、ポルトガルだけではなく世界的にもトップクラス。
ジェロニモス修道院の名声を世界的に広めているのは「サンタ・マリア聖堂」ともう一つ、回廊。ここは修道士たちが、修行のために瞑想をしながら歩く場所でした。柱や天井には平坦な場所がないほど、ありとあらゆる部分に装飾が施されています。特に回廊のアーチは、まるでレース!石を掘り出して彫刻したとはとても思えない、柔らかな印象を持たせた曲線美は、芸術以外のほかに、なんという言葉が当てはまるのかわかりません。
ポルトガルは航海だけではなく、建築においても世界をけん引していたことが見て取れます。

ジェロニモス修道院最大の見どころともいえるのが、2階建ての回廊が取り囲む美しい中庭。どちらの相乗効果も相まって思わず眺めた瞬間「ここどこ?」という驚きを感じてしまうはず。
宗教的というより、優美さや贅沢さを強く感じてしまい、最初からアートのためにある美術館の中にいるようです。ポルトガル旅行で絶対に外せない、という意味がひしひしとわかります。

世界遺産だけではない!エッグタルト生誕の地だった
ここで、ジェロニモス修道院の前に休憩で立ち寄ったエッグタルトの元祖「ナタ」の有名店パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)を思い出してください。あの店のエッグタルトはジェロニモス修道院のキッチンで生まれたもの・・・と書きました。
浮世の世界と隔絶された、簡素で厳しい生活を送っていた修道士や修道女の唯一の楽しみは、厨房で作るお菓子。1820年にポルトガルで自由主義革命が起きた際、ジェロニモス修道院が閉鎖され、多くの修道士・修道女たちが追放されました。彼らが生きていくすべとして「ナタ」を販売したところ、ポルトガル中で大人気となり、専門店パスティシュ・デ・ベレンを出すことになった・・・といういきさつがあります。
建築業界に残る偉業だけではなく、お菓子業界にもたらした偉業でも知られる、ポルトガルがほこる修道院!やはりポルトガルを訪れたら絶対に外せない世界遺産です。

エッグタルトはマカオ発祥だと思っていませんか?マカオがポルトガル領だった時代、ポルトガルの郷土菓子「パステル・デ・ナタ」の影響を受け誕生したのがエッグタルト。発祥はポルトガルの首都リスボンにある「ジェロニモス修道院」なのです!修道院でエッグタルト?その不思議な歴史をひも解きつつ食べに行ってみました。
ジェロニモス修道院へのアクセス・入場料・所要時間
住所:Praca do Imperio, Lisboa
営業時間:09:30~17:30※入場は閉館30分前まで。ミサが行われる日は時間変更あり
休業日:月曜・1/1・イースター・5/1・6/13・12/25
入場料:大人:€18
アクセス:トラム15番 Mosteuro dos Jeronimos停留所から徒歩1分
実際にトラベル・スタンダード・ジャパンでポルトガルへ行かれたお客様(40代女性)は、「「ジェロニモス修道院」の美しすぎる回廊に魅せられた」と話しています。

リスボンは、ポルトガルの首都であり、美しい坂道とカラフルな街並みが魅力の都市です。テージョ川の河口に広がる街は、世界遺産に登録された歴史的建造物から、トラムが走る情緒あふれる小道、そして息をのむような絶景まで、訪れる人々を魅了する要素でいっぱいです。初めてのリスボン旅行でも安心して楽しめるよう、定番観光スポットから絶景ポイント、グルメ、さらには周辺エリアへの日帰り旅まで、リスボン観光のすべてを網羅した完全ガイドをお届けします。この記事を読めば、あなただけの理想的なリスボン旅行が見つかるでしょう。
ベレン地区の世界遺産をゆっくり見るなら、リスボンに連泊できるツアーが便利です。出発地別に最安のプランをまとめました。
【成田夜発/5ッ星エアライン*カタール航空】フリープランで自在にアレンジ<リスボン>

5ッ星カタール航空で行くリスボン滞在。ベレン地区へはトラムで20分、朝いちばんの修道院を狙えます。
【羽田深夜発/エミレーツ航空】フリープランで自在にアレンジ◆大航海時代の面影残る<リスボン>

羽田深夜発で現地時間を最大限に。大航海時代の世界遺産が集まるベレン地区まで市内から好アクセスです。
【関空深夜発*エミレーツ航空】フリープランで自在にアレンジ◆大航海時代の面影残る<リスボン>

関空発エミレーツ航空。リスボン中心部に泊まり、ベレン地区へ気軽に足を延ばせます。
【名古屋駅⇔関空シャトルバス付き/エミレーツ航空】フリープランで自在にアレンジ◆大航海時代の面影残る<リスボン>

名古屋駅から関空までシャトルバス付き。移動の心配なくポルトガルの世界遺産巡りへ。
⑤16:30 日本にまつわる展示も!海洋博物館(Museu de Marinha)
世界史や日本史の教科書に頻繁に出てくるため、日本人にはとても近しく感じられるポルトガル。訪れてみるとずっと教科書上に書かれた平面の世界にあったものが、立体的に見えてきます。
そんなことから、日本人として最後に訪れておきたいベレンの名所は、大航海時代に輝かしい功績を残したポルトガルならではの博物館。ジェロニモス修道院の増設部分にあり、まわりやすく、最後まで大航海時代へ思いを馳せるベレン散策に浸れます。

約17,000点というヨーロッパ最大規模のコレクションを誇る海洋博物館には、ポルトガル人が日本の種子島に伝えた鉄砲のサンプル、長崎の出島が描かれた絵画などがあり、私たち現代の日本人が知らない世界を知っているポルトガル人が「本当にいた!」ということに、驚かされます。
最も長く日本との交流関係がある国であり、火縄銃などの戦争で利用するものだけではなく、カステラ、コンペイトウ、テンプラなどの食べ物、ボタン、タバコ、パン、コップ・・・てっきり日本独自の文化だと思っていた「カルタ」という言葉までポルトガルから伝えられたもの。 そんな事実に思いを馳せながら、ポルトガルが成し遂げた大航海時代の栄光をゆっくりと見てまわりましょう。
ちなみに別館には実際に航海に出た巨大船や、水上機「サンタ・クルス号」が展示されています。

住所:Praça do Império, 1400-206 Lisboa
営業時間:10:00~18:00時(10月~4月は17:00まで)
休業日:1/1・イースター・5/1・12/25
入場料:大人:€8・子供:€4・シニア:€4
アクセス:トラム15番Centro Cultural de Bele駅から徒歩3分
日本人なら外せないポルトガル栄光時代の世界遺産が残るベレン地区
常に多くの国の観光客が訪れるポルトガルですが、首都リスボンのベレン地区は、とりわけ日本人にとって馴染みがある場所と言えるでしょう。
西の果てポルトガルから、はるばるやってきた多くの人たちを思うと、彼らが日本から帰国するときは、ベレンの塔を見て「帰って来たぞー!」と感動したのだろうか?とか、当時のポルトガルと比較すると、文化のレベルも低く、まかり間違えば武士に殺されてしまっていたかもしれない日本に、よくぞ上陸して西洋の文化を伝えてくれたなあ・・・などと様々なことを考えてしまいます。
日本人ならポルトガル旅行では絶対にベレン地区観光は外せません!
ベレン地区観光のよくある質問
ベレンの塔は今、入れますか?
2026年5月26日に修復工事を終えて再開しました。現在は見学できます。ただし30分ごと60人・1日900人の時間指定入場制なので、オンラインでの事前予約をおすすめします。
ベレン地区は何時間あれば回れますか?
ベレンの塔・発見のモニュメント・ジェロニモス修道院・海洋博物館をひととおり見るなら、休憩を含めて6〜7時間が目安です。主要2つ(ベレンの塔とジェロニモス修道院)に絞れば3〜4時間で回れます。
リスボン中心部からベレン地区へはどう行きますか?
フィゲイラ広場かコメルシオ広場からトラム15番で行けます。通勤時間帯はトラムが遅れやすいので、その場合はカイス・ド・ソドレ駅からオエイラス行きの電車に乗ると3駅・約7分で到着します。
ジェロニモス修道院とベレンの塔、どちらか一つなら?
内部までじっくり見るならジェロニモス修道院です。回廊とサンタ・マリア聖堂の装飾はポルトガル建築の最高傑作とされ、ヴァスコ・ダ・ガマの棺もここにあります。ベレンの塔は外観の美しさが見どころなので、外から眺めるだけでも満足度が高い場所です。
エッグタルトはどこで食べるのがおすすめですか?
ジェロニモス修道院のすぐ近くにある1837年創業「パスティシュ・デ・ベレン」です。修道院のキッチンで生まれた門外不出のレシピを受け継ぐ元祖の店で、店内に大きなイートインスペースがあります。
リスボン・ベレン地区1日観光モデルコースマップ

ポルトガルは、イベリア半島の西端に位置する歴史と文化が息づく国で、首都はリスボンです。大航海時代の栄光を今に伝える壮大な世界遺産や、情緒あふれる街並み、そして豊かな食文化が旅人を魅了します。 本記事では、初めてのポルトガル旅行を計画している方に向けて、定番の観光スポットから世界遺産の情報、絶品グルメ、効率的な移動手段、そして旅行の準備までを徹底解説。この完全ガイドを参考に、あなただけのポルトガル旅を叶えましょう。

ポルトガルの首都リスボンから電車で40分で到着するシントラは、町自体が世界遺産。特にぺーナ宮殿は天空の城と讃えられる美しさです。他にもムーア城跡、レガレイラ宮殿、シントラ宮殿など外せない観光スポットがいっぱい。シントラの観光スポットを1日で巡るモデルコースを組み実際に行ってきました。この旅行記が参考になれば幸いです。

ポルトガル旅行に外せないファド鑑賞。ファドはポルトガル音楽の一種でリスボンの下町発祥の民族歌謡曲的存在ですが、もう少し流行歌に近いのかも?地元の人が集まるファドレストランでは大合唱になるほど、リスボンに根付き人々に愛される音楽です。ほとんどの店が8:00~2:00まで演奏しているので、夕食後のお楽しみに最適!
※掲載情報は2026年7月時点のものです。最新の営業時間・料金は各施設の公式サイトでご確認ください。
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