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サグラダファミリア/塔の装飾

Vol.1042

スペイン 夫婦旅行記

結婚20周年にバルセロナへ 気の向くままに街を歩いて数々の優しさに触れた9日間

投稿者/旅行形態:
60代女性 / 夫婦旅行
滞在都市:
バルセロナ(スペイン)
旅行期間:
2024年5月16日〜5月24日の9日間

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1日目
羽田深夜発(日本航空)~ドーハ経由~
2日目
バルセロナ午後着(カタール航空)
【宿泊】バルセロナ
3日目
バルセロナ観光(サグラダ・ファミリア、カタルーニャ広場)
【宿泊】バルセロナ
4日目
シッチェス観光、バルセロナ観光
【宿泊】バルセロナ
5日目
バルセロナ観光(グエル公園、カタルーニャ広場、ランブラス通り、ラス・アレナス)
【宿泊】バルセロナ
6日目
バルセロナ観光(カサ・ミラ、カサ・バトリョ、サン・ジョセップ市場、旧市街)
【宿泊】バルセロナ
7日目
バルセロナ観光(モンジュイック、ポルト・ベイ、旧市街、サグラダ・ファミリア)
【宿泊】バルセロナ
8日目
バルセロナ午後発~ドーハ経由~
9日目
成田夕方着(カタール航空)

バルセロナ(スペイン)旅行体験記・レビュー『結婚20周年にバルセロナへ 気の向くままに街を歩いて数々の優しさに触れた9日間』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのバルセロナ(スペイン)旅行をお楽しみいただけます。

31年ぶりのバルセロナ再訪を満喫

バルセロナオリンピックの翌年、友人と共に2カ月をかけてスペインから南フランスを旅しました。その旅の中で特に心に残った場所がバルセロナで、いつか必ずまた訪れたいと願っていました。そして結婚20周年の節目に、夫と一緒に再びバルセロナを訪れることができました。夫にとっては初めてのバルセロナ、私にとっては31年ぶりの再訪でした。御社のツアーを選んだのは、他の方々の旅行記を読んで信頼できる会社だと感じたからです。価格の手頃さや迅速な対応にも大変満足しています。当初はエミレーツ航空でのドバイとバルセロナへのツアーを希望していましたが、出発3カ月前にはすでに予約がいっぱいで、急遽バルセロナ9日間のツアーに変更。ところが、このツアーも成田発着のカタール航空の往路が満席で、最終的に往路は羽田から共同運航便のJAL、復路はカタール航空で成田へというイレギュラーな形となりました。

バルセロナ旅行初日を満喫

羽田空港第3ターミナルから出発。今回は自宅でチェックインを済ませ、スマホのQRコードが航空券となりました。ところが、なぜか搭乗直前に画面が消えてしまい焦りました。代わりにメールに添付されていたバーコードで無事に事なきを得ました。こういうことがあると、やはり紙の航空券の方が安心ですね。JALの機内食や乗務員のサービスはさすがのクオリティでした。

深夜にドーハに到着。乗り換えまで4時間以上ありましたが、さすがは24時間眠らないハマド国際空港。店もすべて開いており、モノレールや植物園もあり退屈しませんでした。早朝にカタール航空に乗り換えて、出発翌日の午後にようやくバルセロナに到着しました。

ハマド国際空港の植物園

ハマド国際空港の植物園

まずは、翌日から使う公共交通機関乗り放題のバルセロナトラベルカードを購入するため、地下鉄の駅へ向かいました。ただ、有人改札がなかったため、券売機でクレジットカードを使ったところ、レシートのような薄い紙しか出てこず、肝心のトラベルカードが出てきません。理由も分からず、カード決済されてしまったのか不安になり、その紙の内容を翻訳アプリで確認しようとしましたが、文字が小さすぎて読み込めません。そこで改札前にいた警備員らしき男性に尋ねたところ、「カード決済できません」と書かれていたことがわかりました。声をかけた時には少し困った様子だった男性ですが、こちらが理解できるまで丁寧に教えてくれて本当に助かりました。今度は現金でトラベルカードを購入し、タクシーでホテルへ移動。

宿泊先は、空港に近いホテル「オスタルラミ」。住宅街に位置するシンプルで機能的なホテルでした。チェックイン後は、ホテル周辺を散歩して、スーパー「メルカドーナ」などに寄って戻りました。

サグラダ・ファミリアとカタルーニャ広場へ

バルセロナ2日目は、前日に購入したトラベルカードを使い、トラムと地下鉄を乗り継いでサグラダ・ファミリアへ向かいました。トラベルカード(5日券)は使用開始から120時間有効なので、まず最初に乗ったトラムでスタート時間の刻印をしなくてはいけません。方法がわからず困っていると、乗客の女性がカードを刻印する場所を、さりげなく教えてくれました。

地下鉄へ乗り換え、サグラダ・ファミリアに到着。31年ぶりに見上げるその姿は、やはり圧倒的な迫力でした。塔に登る予約時間まで余裕があったので、周囲を散策。ビュースポットである池の周辺では、色々な国の人々がサグラダ・ファミリアの全景をカメラに収めていました。聖堂内部は昔と違ってとても明るく、カラフルなステンドグラスで彩られており、感動的な美しさでした。

生誕のファサード側から、10人も乗れないくらいの小さなエレベーターで塔の上へ。外には出られませんが、柵越しに眼科に広がるバルセロナの街並みや色とりどりのモザイク装飾を細部まで見ることができました。下りは狭いらせん階段を利用。地下にある博物館や売店にも立ち寄りました。

サグラダファミリア・受難のファサード

サグラダファミリア・受難のファサード

聖堂内部

聖堂内部

その後、地下鉄でカタルーニャ広場へ。デパート「エル・コルテ・イングレス」で、セルフサービスのレストランでパエリヤを楽しみ、ウィンドウショッピングも満喫しました。

地中海のリゾート シッチェスへ

バルセロナ滞在3日目は日曜日。市内の多くの場所が閉まっていることを考慮し、地中海に面したリゾート地シッチェスを訪れることにしました。スペイン鉄道Renfeを利用して、サンツ駅から南へ30分で到着。シッチェスはとても魅力的な街でした。駅から海までの道沿いにはたくさんの店が並び、海沿いにはレストランが建ち並んでいて、それぞれの建物に趣がありました。休日を海で過ごす人々の幸せそうな風景をしばらく眺めた後、「PIZZERIA CAP LA VILA」というお店で、ピザとビールを楽しみました。

シッチェスにて

シッチェスにて

シッチェスのビーチ

シッチェスのビーチ

その後、バルセロナに戻る途中で、サンツ駅周辺を散策してから、再びサグラダ・ファミリアを見に行きました。

グエル公園とバルセロナ観光を満喫

バルセロナ滞在4日目は、朝からグエル公園を訪れました。オンラインでチケットを購入すると、地下鉄4号線のアルフォンス・デシモ駅からグエル公園までの無料シャトルバスが利用できるはずでしたが、そのバス停が見当たりません。現地の方に尋ねようと食料品店で聞いてみましたが、彼らも知らないとのこと。それでもスマホで調べてくれて、路線バスのバス停を教えてくれました。バス停までは遠かったので、さらに他の女性にも聞いてみると、その方もとても親切な方で、何と近いバス停まで連れて行ってくれました。おかげで予約時間前にグエル公園へ辿り着くことができました。

31年前に友人と訪れた際のグエル公園は、お年寄りたちがベンチでのんびりとくつろぐ静かな場所でした。当時は観光客もまばらで、そのお年寄りのひとりが園内を案内してくれた懐かしい思い出が蘇りました。今はそんなのどかな雰囲気とは違い、園内は有料ゾーンと無料ゾーンに分かれ、観光客で溢れています。炎天下の中、広大な園内を2周したので疲れましたが、グエル公園はどこを見てもまるで童話の世界が実在しているような夢のような空間です。

グエル公園

グエル公園

公園を出て、両側に並ぶ土産物店を見ながら坂を下り大通りに出ると、ちょうどカタルーニャ広場行きのバスが来たので乗ってみました。そこから地下鉄でリセウへ移動し、ランブラス通りサン・ジョセップ市場でランチをと思いましたが、残念ながら閉まっていました。後で調べたところ、5月20日の月曜日はバルセロナ(カタルーニャ州)の祝日第二復活祭(セグンダ・パスクア/精霊降臨祭翌月曜日)だったようです。

その後、ランブラス通りをコロンブスの塔まで歩いてから、地下鉄でエスパーニャ駅へ移動。スペイン広場近くの「ラス・アレナス」という、闘牛場をリニューアルした円形のショッピングモールへ行ってみました。モール内の「UDON」というお店で焼きそばを食べた後は、屋上の展望台をぐるっと一周。モンジュイックの丘や遠くにサグラダ・ファミリアまで見渡せ、360度の絶景を楽しみました。

ラス・アレナス

ラス・アレナス

カサ・ミラとカサ・バトリョを訪れました

滞在5日目。この日は、11時からカサ・ミラ、13時からカサ・バトリョを訪れました。2つの建物は近くにありますが、実際に行ってみるとカサ・ミラは巨大で見どころも多く、カサ・バトリョの予約を2時間後にして正解でした。カサ・バトリョでは、壁や天井、床すべてがスクリーンとなって映像と音楽が体感できるアトラクション「ガウディキューブ」に驚きました。

カサ・ミラ

カサ・ミラ

その後、前日に閉まっていたサン・ジョセップ市場で軽食を取り、旧市街を散策。最後に、ホテル近くの大型スーパー「リデル」「アルカンポ」「メルカドーナ」で買い物をして帰りました。ホテルが住宅街にあるおかげで、大型スーパーに何度も行くことができ、地元の住民のような気分を味わえて楽しかったです。

サン・ジュセップ市場

サン・ジュセップ市場

親切な人々との出会いに助けられ、モンジュイックの丘へ

バルセロナ最後の日、地下鉄パラレル駅からモンジュイックの丘へ向かおうとしましたが、フニクラの乗り場が見つからず困っていました。駅の外に出てもそれらしき山や丘が見えないため、仕方なく駅に戻り若い男性に尋ねてみました。その方は少し日本語を話せるようで、同じ路線にある似た駅名と間違えていたことを教えてくれました。ちょうど同じ方面に向かうということで「一緒に行きましょう」と言ってくれました。電車の中で「日本語は難しいでしょう?」と尋ねると、「カタルーニャ語と日本語の音は似ているので、さほど難しくはないです」と、カタカナと、カタルーニャ語があいうえお順に表示されているスマホの画面を見せてくれました。日本語はスマホのアプリのみで覚えたそうです。こうした会話ができるのは翻訳アプリのおかげだと実感しました。

親切な方との出会いに感謝し、今度は無事にパラレル駅からフニクラでモンジュイックの丘へ到着。ゴンドラに乗り、山頂のモンジュイック城へ向かいました。あいにく雨が降って来たので少しだけ景色を楽しみ、城の中は見学せずに再びフニクラで戻りました。その後、パラレル駅からドラサネス駅へ移動し、海の方へ向かいました。

モンジュイック城

モンジュイック城

ウォーターフロントのポルト・ベイにあるショッピングモール「マレ・マグナム」内の「TAPA TAPA」という眺めの良いレストランで、スペイン風オムレツなどを食べ、その後は海沿いのコロン通りを散策。旧市街でお土産を探したり、ランブラス通りのマクドナルドで休憩してから、旅の最後にもう一度サグラダ・ファミリアを見に行きました。

レストラン「TAPA TAPA」でいただいたスペイン風オムレツ

レストラン「TAPA TAPA」でいただいたスペイン風オムレツ

コロン通り

コロン通り

最終日、無事に帰国しました

帰りの飛行機はバルセロナ発16時25分の予定でしたが、14時25分発だと思い込んでいて、午前中からずっと空港で待っていました。2時間もったいなかったですが、逆に遅い時間と勘違いして遅刻してしまうよりは良かったです。深夜に経由のドーハに到着。成田行きの搭乗ゲートが変更になり、その表示がどこにも出ておらず戸惑いましたが、無事に夕方成田に到着しました。

栗島さん、この度はありがとうございました

バルセロナは昔も今も、歩いているだけで楽しく、居心地の良い街でした。建造物の美しさだけでなく、気さくで優しい人々もバルセロナの魅力の一部です。旅の色々な場面で出会った小さな親切の数々が、大きな思い出となりました。年齢を重ねると準備が面倒に感じたり、疲れが取れにくくなったりしますが、それでも旅は人生の大きな楽しみです。また特別な時間を過ごしに、どこかへ出かけたいと思います。

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