マドリード、バルセロナ（スペイン）旅行体験記・レビュー『退職祝いに家族でスペイン旅行！個人旅行ならではの自由気ままな旅を満喫』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのマドリード、バルセロナ（スペイン）旅行をお楽しみいただけます。
退職祝いに家族でスペイン旅行！
今年2月、17年間飼っていた愛犬が亡くなり、長期間家を空けられるようになったことをきっかけに、私の退職祝いとして家族3人でスペイン旅行に行ってきました。娘が小学生以来の家族揃っての海外旅行で、実に17年ぶりです。当初は一人での南米旅行を計画していましたが、家族で行くことになり、娘が大学卒業旅行で訪れたスペインを目的地に選びました。 最初は別の会社の団体ツアーを申し込みましたが、食事の場所が限られ、旅程も慌ただしいことが多いため、自分のペースで楽しめる個人旅行に急遽変更。そんな時、妻がインターネットでトラベル・スタンダード・ジャパンさんのツアーを見つけ、価格の安さと自由度の高さに惹かれ、依頼することにしました。柔軟に旅程を組んでいただいたおかげで、個人旅行ならではの自由気ままな旅を満喫できました。スペインでは、美しい景色、歴史的な建造物、美味しい食事など、たくさんの魅力を堪能。バルセロナ、マドリードのほか、トレドにも足を伸ばし、それぞれの都市の魅力を楽しむことができ、楽しい思い出となりました。
ドーハ経由でマドリードに到着し、フラメンコを堪能！
成田を夜に出発し、ドーハを経由し、マドリードに向かいました。カタール航空は初めて利用しましたが、サーチャージがなかったことと、評判の良さから選びました。チェックインは少し時間がかかりましたが、隣席指定のおかげで、3人並んで座ることができました。食事は5回ほど提供され、どれも美味しかったです。長時間フライトに備えて機内用クッションや首枕を用意していましたが、夜便だったこともあり、すぐに眠ってしまいあまり使用する機会がありませんでした。それでも、エコノミーでの長時間フライトは疲れるもので、次回はビジネスクラスの利用を検討したいと思います。ドーハでの乗り換えはスムーズでしたが、QRコードを使用した搭乗ゲート案内システムがうまく機能せず、結局は表示板を確認することに。乗り継ぎ時間中は免税店などを見て過ごしました。
ドーハの空港にて
マドリードには14時半頃に到着。空港からホテルまでは、高速バスを利用しました。バス乗り場がわからず、少し戸惑いましたが、現地の方に教えていただき、無事にホテルに到着しました。
ホテルに到着後、少し休憩を取ってから、フラメンコ鑑賞へ。口コミを参考に「Viator」というサイトで予約しました。1時間ほどのショーは、ワンドリンク付きで一人8,000円ほど。洞窟のような雰囲気の中、前の方の座席に座って、間近で迫力あるフラメンコショーを鑑賞できました。写真や動画撮影も許可されていたので、良い記念になりました。
本場のフラメンコを鑑賞
フラメンコ鑑賞後は、娘が近くのバルの客引きに誘われて入店してみました。スペインで初めて食べたタパスは、アヒージョや生ハムなど、どれも絶品でしたが、ニンニクの効きが強すぎて翌日まで香りが残ったのには少々困りました。
宿泊ホテル「マヨラスコ」は、王宮にも近く、立地抜群。3人用のエクストラベッドを利用しましたが、スーツケースを広げても余裕があるほど部屋は広々として快適でした。特に気に入ったのが朝食で、生ハム、サラダ、パンなど、種類豊富な料理が並び、どれも美味しかったです。朝からシャンパンやワインも用意されており、3日間毎日飽きることなく贅沢な朝食を楽しむことができました。
3日目は、古都トレドで中世の街並みを堪能
この日は、マドリードから日帰りで古都トレドへ向かいました。バスと電車のどちらで行くか迷いましたが、30分に1本の間隔で直通の高速バスが出ていると知り、バスを利用することに。地下鉄とバス共通のチケットを購入し、地下鉄でバスターミナルまで移動。そこでトレド行きの高速バスのチケットを入手し、1時間弱でトレドに到着しました。
購入した交通チケット
トレドは、世界遺産にも登録されている歴史ある街。街を散策してみると、中世にタイムスリップしたかのような街並みが広がっていました。お城や教会の内部見学は控えめにし、街の雰囲気を存分に楽しみながら、たくさん写真を撮りました。昼食は、娘が見つけた地ビールのお店で、地ビールとサングリア、タパスに舌鼓。その後もトレドの街歩きを楽しみ、夕方4時頃にマドリードに戻りました。
地ビールとタパスでランチ
トレド大聖堂
夕食は、マドリードの王宮近くにあるスペイン料理の人気店「La Mi Venta 」を訪れました。予約なしだったため少し待ちましたが、評判通りどれも美味しかったです！特に、サングリアは3人とも「今までで一番美味しい！」と絶賛するほどの味わい。有名だという生ハムや新鮮なトマトのサラダ、コロッケのようなスペイン料理クロケッタ…どれも絶品でした。お店は観光客だけでなく、地元の人も多く、賑わっていました。ウェイターの中には、日本のアニメのタトゥーを入れていたり、少し日本語を話せる人もいて、日本人観光客にも人気の店のようでした。
La Mi Ventaで食べた絶品スペイン料理
4日目は、マドリード王宮やプラド美術館へ
この日は、ホテルで充実した朝食をゆっくりと楽しんだ後、徒歩でマドリード王宮へ向かいました。娘が事前に公式サイトでチケットを予約してくれていたおかげで、11時頃にスムーズに入場。内部は豪華絢爛な部屋や美しい装飾など、見どころ満載でした。どの部屋も重厚な雰囲気で素晴らしかったです。約1時間の見学を終え、お土産を購入して王宮を後にしました。
昼食は、王宮近くのサン・ミゲル市場で腹ごしらえ。工事中で少々騒がしかったものの、多種多様な店舗が軒を連ねる活気ある市場の雰囲気を楽しめました。その一角にあるお店で、生牡蠣やサーモンなどのタパスをオーダー。生牡蠣は日本のものより小ぶりで少々物足りなく感じましたが、他のタパスは絶品でした。
市場での食事の後は、少し歩いてマヨール広場のそばにあるイカリングサンドの有名店「Bar La Campana」に足を運びました。大きなイカリングがパンに挟まれた名物で、オリーブと飲み物付きで1人前4ユーロほど。ボリューム満点で非常に美味しかったのですが、予想以上に量が多く、一人一つずつ注文したものの、胸焼け状態になってしまいました。量はすごいですが、話の種に食べてみるのもお勧めです。
ボリューム満点！イカリングサンド
店の前はご覧のように行列の人気店
その後訪れたプラド美術館では、事前にチケットを予約していましたが、窓口での受け取りが必要でした。3階建ての美術館は想像以上に広大で、1日では到底見尽くせないほどの規模。ゴヤやエル・グレコなど、有名作品が数多く展示されている中、特に印象に残ったのはベラスケスの「女官たち」です。以前東京の美術館で見たことがありましたが、本場で改めて鑑賞すると、その迫力に圧倒されました。
プラド美術館を後にし、夕食はホテル近くのバルで軽く済ませることにしました。サラダとスパニッシュオムレツを注文しましたが、昼食で食べすぎたため、残念ながらあまり食べられませんでした。
5日目はバルセロナへ移動！ガウディ建築と美味しいパエリアに感動
5日目は、バルセロナへの移動日でした。朝方ホテルを出発し、アトーチャ駅で一瞬乗り場に迷いましたが、親切な駅員さんの助けを借りて無事に高速列車に乗車。新幹線並みの快適さで約2時間半、正午近くにバルセロナに到着しました。バルセロナでは、カタルーニャ広場の近くに位置する「Acta Splendid」にチェックイン。自身で予約したホテルですが、4人用の広々としたスーペリアトリプルルームにアップグレードしたおかげで、贅沢で快適な滞在を楽しむことができました。
滞在した「Acta Splendid」の部屋
昼食は、「Les Quinze Nits」でバルセロナ名物のイカ墨のパエリアを堪能。白エビの揚げ物もオーダーし、バルセロナならではの海の幸の豊かさに舌鼓を打ちました。この旅行中、3回もパエリアを楽しみましたが、どれも絶品でした。
イカ墨のパエリア
白エビの揚げ物
午後は、ガウディの傑作、カサ・ミラを見学。屋上には、装飾のアーチの中にちょうどサグラダ・ファミリアが見える人気の撮影スポットがあり、記念写真を楽しみました。夕食は、地元のスーパーでパエリアやタコのマリネなどの惣菜、近くの肉屋でサラミを購入し、ホテルの部屋でゆったりといただきました。
6日目は、サグラダ・ファミリアを筆頭に、バルセロナの人気スポットを巡る！
この日の朝は、ホテル近くのチュロス屋さん「La Pallaresa」で朝食を楽しみました。揚げたてのチュロスを濃厚なチョコレートにたっぷりつけて味わいます。日本人観光客やカップルに人気のお店らしく、多くの人が並んでいました。
揚げたてチュロス
その後、地下鉄でサグラダ・ファミリアへ向かい、10時半の予約枠で入場。まず、その壮大さに圧倒されました。生誕のファサードと受難のファサードの2つの塔のうち、今回は受難のファサードの塔に登りました。塔上からのバルセロナの街並みは絶景で、晴天にも恵まれ、素晴らしい眺めを堪能しました。
サグラダ・ファミリア
その後、近くのレストランで、ムール貝料理やシーフードパエリア、デザートのティラミスなどランチを堪能。次に、世界遺産にも登録されているサン・パウ病院へ歩いて向かいましたが、時間がなく駆け足の見学になりました。16時からの予約で訪れたグエル公園では、ガウディの独創的な世界観を体感。ただ、広大な公園内は坂が多く、歩き回るうちに妻も私も疲労困憊（笑）。でも、公園の高台から地中海の眺望も楽しめたので、そのままバスに乗って地中海沿いまで行き、散策しました。
サン・パウ病院
グエル公園から望む地中海
夕食は、娘の会社の同僚オススメのサングリア有名店を訪れる予定でしたが、予約なしで満席だったため入店できず。そのお店の姉妹店を紹介してくださったので、そちらで食事をすることにしました。イカ墨のパスタやタルタルステーキなどをオーダーしましたが、抜群に美味しく大満足の夕食となりました。
7日目は、ピカソ美術館とグルメ、ショッピングを満喫
7日目の朝は、ホテル近くの街のパン屋で朝食を楽しみました。学校が近くにあるためか、学生で賑わう活気ある雰囲気。焼きたてのクロワッサン、ドーナツ、生ハムサンドが絶品で、翌日も再訪しました。
朝食にパン屋さんで食べたパン
続いて、ピカソ美術館へ向かいましたが、事前予約をしていなかったため1時間半ほどの待ち時間に。この間、近くの評判のチーズケーキ専門店「Jon Cake」で一息つきました。濃厚なブルーチーズケーキが絶品で、日本人観光客にも人気の様子でした。
チーズケーキ店Jon Cake
濃厚なチーズケーキ
ピカソ美術館では、巨匠の初期から晩年までの作品を幅広く鑑賞。その後、近くのバルで軽い昼食を取り、バルセロナの華やかなメインストリート、グラシア通りへ。高級ブランド店やおしゃれなカフェが立ち並ぶ中、妻と娘はショッピングを満喫していました。買い物後、一度ホテルに荷物を置いてから再び散策に出かけました。
夕食は、バルセロナ初日の昼食で訪れた「Les Quinze Nits」を再訪。この日はバルセロナ最大の祭り「メルセ祭り」と重なっており、当初訪れる予定だったブケリア市場が閉まっていたため、急遽予定を変更しての訪問となりました。花火やパレードなど、祭りの賑わいを横目に見ながら店に向かい、絶品のパエリアとサーモンのマリネを堪能しました。
最終日はお土産探しを楽しみ、帰国の途へ
帰国日は、当初空港行きのバスを利用する予定でしたが、前日にバス停を見つけられず断念。ホテルのフロントに依頼し、12時発のタクシーを予約しました。 雨の降る午前中は、前日も訪れたホテル近くのパン屋で朝食を楽しみました。その後、オリーブオイルや関連商品を扱う店でお土産を購入。買い物を終えてからタクシーで空港へ向かいました。 バルセロナ空港は広く、免税店も充実しており、時間に余裕があったので、空港内をゆっくりと散策しました。帰国便はドーハ経由で成田へ。ドーハでの乗り継ぎはスムーズで問題なく、帰国便では機内食に鰻が出て、久しぶりの和食を楽しめました。成田空港にはほぼ定刻通りに到着し、無事に帰国しました。
帰りの機内食
平井さん、心から感謝しております
担当の平井さんには、旅行の準備から帰国まで、きめ細やかなサポートをいただき、心から感謝しております。休日にもかかわらずメールでの質問対応や両替場所の情報提供など、細やかな気配りに大変助けられました。航空券の座席手配やホテル予約の柔軟な対応、保険に関する丁寧な説明など、細部にわたりご配慮いただき、安心して旅の準備を進めることができました。おかげさまで、最高のスペイン旅行を実現できました。
とにかくよく歩き、よく食べ、スペインの各都市の魅力を存分に満喫する旅になりました。石畳の道が多く、たくさん歩く旅でしたので、スニーカーを選んだのは大正解。スペイン料理は全般的に絶品で、どこでもグルメを堪能できました。また、観光名所はもちろん、スペインの街並み自体が美しく、印象に残っています。訪れた9月は日本がまだ蒸し暑い中、スペインでは爽やかな気候に恵まれました。日本人観光客も少なく、ゆったりとした雰囲気の中で旅を楽しめる絶好のタイミングだったと思います。観光もグルメも素晴らしく、家族3人で過ごした1週間は、非常に充実した思い出深い旅となりました。
