ドバイ(アラブ首長国連邦)、マルタ島(マルタ)、バルセロナ(スペイン)旅行体験記・レビュー『留学中の友人を訪ね、初のヨーロッパ周遊を満喫 地中海と砂漠、ガウディ建築を巡る7日間の旅!』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのヨーロッパ周遊旅行をお楽しみいただけます。
ドバイ・マルタ・バルセロナ3カ国弾丸旅行!
この度、ドバイ、マルタ、バルセロナの3カ国を周遊する旅を楽しんできました。地中海に浮かぶ小さな島国マルタで語学留学中の友人を、もう一人の友人とともに訪ねるという計画から始まったこの旅。初めてのヨーロッパ旅行で右も左もわからない中、念入りに検索した結果、最も自由度の高い個人旅行を手配できた貴社を選びました。当初の目的はマルタ島だけでしたが、担当の方に相談を重ねるうちに、他の都市にも足を延ばせることがわかり、せっかくの機会なので、留学中の友人と一緒にバルセロナへ行くことに決めました。結果として、経由地のドバイにも滞在して観光を楽しみ、マルタで留学中の友人と合流後は週末を利用してスペインを満喫。3カ国を巡る充実した旅行となりました。砂漠と近未来都市が共存するドバイでは、サファリツアーやブルジュ・ハリファからの絶景を満喫。マルタでは、地中海の美しい青い海と空を堪能し、3人揃ってバルセロナへ。サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディの建築群は圧倒的な迫力でした。7日間で3カ国を巡るという濃密スケジュールでしたが、道中に遭遇したトラブルさえも今では全て良い思い出です。忘れられない、思い出深い弾丸旅行となりました。
初日、トラブルに見舞われながらも無事にドバイに到着!
羽田空港発の深夜0時過ぎの便が、機材トラブルで2時間遅延。この影響で最初の訪問先ドバイへの到着も遅れ、klookでこの日に予約していたツアーに参加できなくなりました。日本滞在中に急遽相談したところ、LINEに似たアプリ「WhatsApp」を通じて迅速かつ丁寧な対応と多数の代替ツアーの提案をいただきました。初めてのエミレーツ航空利用でしたが、事前のオンラインチェックインのおかげで搭乗はスムーズでした。
ドバイ到着は朝8時頃。フライト遅延によるツアーキャンセルに続き、ホテルまでのタクシー移動で思わぬトラブルに見舞われ、憂鬱なスタートに。空港のタクシー乗り場で、少し高級なハイヤーを勧められ、「メーター制で料金計算します」との言葉を信じて乗車。ホテル名と住所をしっかり伝えたものの、運転手はナビを使わずに出発してしまいました。Googleマップで確認すると全く違う場所へ向かっていることが判明! 私が伝えた「リビエラホテル」と似た名前のホテルへ向かっていたようで、大幅な時間ロスに。さらに、本来40ディルハム程度の距離なのに160ディルハムという高額な料金を請求され…。英語での交渉は難航しましたが、運転手が「自分のポケットマネーから40ディルハム負担する」と提案し、最終的に120ディルハムで折り合いました。
トラブル続きの旅の始まりで落ち込んだ気分のまま「リビエラホテル」に到着。ホテルでは親切な日本人スタッフが温かく迎えてくださいました!タクシートラブルの件も親身に聞いてくださり、ドバイの文化や習慣についても丁寧に説明してくださいました。ドバイの方は地図を読むのが苦手でナビもあまり使わないことが多いそうです。最近、似た名前のビジネスホテルができたため同様のトラブルが多発しているとのこと。また、タクシートラブルで交渉して料金を一部返金してもらえたのは珍しいケースで、「運転手さんが自腹を切って返金してくれたなんて、本当に良い人ですよ!」と慰めていただきました。さらに、最終日が早朝出発で朝食が取れないと伝えると、この日の朝食(11時まで提供)に変更して食べられるよう手配してくださいました。心遣いに感激し、長旅の疲れを癒すことができました。
変更いただいたモーニングで腹ごしらえをした後は、フライトの遅れで急遽空いた時間で、アラビアンレッドデューン砂漠サファリガイド付きツアーに参加することに。14時頃のピックアップで、ドバイの砂漠体験へ。アラブ首長国連邦最大の赤い砂丘があるアルヒバブでは、バギー体験を楽しみました。夕暮れ時には、息をのむようなサンセットの砂漠風景を満喫。夜は砂漠でBBQディナーを楽しみながら、ベリーダンスやファイヤーダンスなどのライブエンターテイメントを鑑賞。ラクダ乗り体験も堪能できました。急遽決めたツアーでしたが、予想を遥かに超える体験ができ、大満足の旅の初日となりました!

美しい夕日に赤く染まる砂丘で爽快なバギー体験
2日目は、日帰り観光ツアーで魅力あふれるドバイの街を満喫!
2日目は、ドバイ日帰り観光ツアーに参加。様々な観光スポットを一挙に巡ることができる充実した内容で、初めてのドバイ訪問の私たちには大満足のツアーでした!朝9時に集合し、最初に向かったのはジュメイラビーチ。美しい海岸線と白い砂浜の景色を写真に収めました。

ジュメイラビーチ
続いて、ドバイで唯一非イスラム教徒の来場者を迎え入れるというジュメイラモスクを見学。その後、マルジャンイスラミックアートギャラリーで超豪華な高級カーペットの数々を鑑賞し、ドバイ・クリークを見学しました。 お次は、スパイス・スークとドバイ・ゴールド・スークでショッピングタイム。値切り交渉に挑戦しながら、香料入りのオイルをゲット!店員さんが知っている日本語を並べて会話してくれたりと、楽しい思い出となりました。

ドバイ・ゴールド・スークにて
ドバイ最大のドバイ・モールのフードコートで昼食をいただいた後は、世界一高いビルとして有名なブルジュ・ハリファへ。展望台からのドバイの街並みは圧巻で、360度のパノラマビューに感動。吹き抜けの展望台は、空間の広がりを感じられ、非常に印象的な体験となりました。

ブルジュ・ハリファ展望台
その後、スーク・マディナ・ジュメイラを訪れた後は、モノレールに乗り、アトランティス・ザ・パームを見学。しかし、ここで突然ツアー車が故障。最終地点のドバイ・マリーナ・ウォークは断念せざるを得ず、ツアーはここで終了。代車でホテルまで送ってもらうことになりました。予定の終了時間より大幅に遅くなってしまい、ドバイの名物である噴水ショーを見られなかったのは少し残念でしたが、充実した一日となりました。夕食は、ホテルに戻ってからいただきました。
3日目は、ドバイからマルタ島へ移動し、留学中の友人との再会!
この日は、朝8時にドバイを出発し、エミレーツ航空でマルタ島へ。約7時間のフライトを経て、14時過ぎにマルタ島に到着。ホテルに到着後、待ってくれていた留学中の友人と合流し、荷物だけ預けてすぐにタクシーで聖ヨハネ大聖堂へ。販売終了ギリギリセーフでチケットを購入することができました。友人が「ぜひ見てほしい」と勧めてくれた場所で世界遺産に登録されているそう。45分という駆け足の見学にはなりましたが、ヨーロッパならではの彫刻や装飾を堪能することができました。内部は写真撮影もOKだったので、美しい内装を写真に収めることができました。

聖ヨハネ大聖堂
続いて訪れたアッパー・バラッカ・ガーデンは、高台にある庭園からマルタの美しい港や対岸の島々を一望できる絶景スポット。晴天に恵まれ、素晴らしい景色を楽しむことができました。夜はバレッタの街に戻り、エビなど海鮮のマルタ料理を楽しみました。
マルタで宿泊した「ザ・ビクトリアホテル」は、バレッタの街中に位置し、観光に便利な立地でした。お部屋は清潔で快適でしたが、バスタブにお湯を溜めると漏れてしまうというトラブルがあり、せっかくのバスタブが使えなかったのは残念でした。
4日目は、ゴゾ島日帰りツアーで歴史と絶景を満喫
この日は、マルタ島に隣接する小さな島、ゴゾ島への日帰りツアーに参加しました。フェリーで渡り、最初に訪れたのは、タ・ピーヌ聖堂。次に、ゴゾ島の中心地ヴィクトリアにあるチタデル(Cittadella Gozo)を見学後、同じくヴィクトリアのラバト街を散策しました。街の高台からはゴゾ島を一望でき、美しい景色を楽しめました。

タ・ピーヌ聖堂
昼食には、マルタの名物サンドイッチ「フティーラ」を楽しみました。野菜たっぷりの具沢山サンドイッチで、パンは少し固めでパサパサした食感でしたが、マルタならではの味わいを堪能できました。

マルタ名物フティーラ
このツアーで最も印象に残ったのは、アズール・ウィンドウです。石灰岩でできた天然の橋状の景勝地で、マリンブルーの海に浮かぶ姿は圧巻の絶景でした。ボートで近づいてみると、トンネルのように見えて、青い海とのコントラストがとても美しかったです。続いて、ジュガンティーヤ神殿遺跡を訪問。ツアーの締めくくりは、ベルヴェデーレ(Belle Vedere)展望台。時間の関係で、乗り合いバスの車窓から一望しただけでしたが、一瞬でもゴゾ島の美しい景色を堪能できました。

アズール・ウィンドウ
ツアー終了後はホテルに戻り、買い求めた食べ物をホテルの部屋で囲み、マルタの地ビール「Cisk」を片手に、マルタ最後の夜を楽しみました。
5日目は、マルタを離れバルセロナへ
この日はバルセロナへの移動日。早朝にマルタ島を離れ、10時過ぎにバルセロナに到着しました。ホテルに荷物を預けた後は、すぐに観光を開始! この日の目玉は、日本語ガイド付きのグエル公園とサグラダ・ファミリアツアーでした。日本から同行した友人が「どうしてもサグラダ・ファミリアを見たい!」ということで、調べていくうちにグエル公園もセットのツアーを発見。ガウディについてあまり詳しくなかったのですが、ガイドさんの丁寧な説明のおかげで、ガウディの建築哲学や歴史的背景まで深く理解することができ、参加して本当によかったです。ツアーは各所1時間ずつと短めでしたが、自由度が高く、集合場所と時間だけが決められているスタイル。各所での自由時間を利用して、スペインの街並みを散策したり、カフェで休憩したりと、自分のペースで楽しむことができました。

グエル公園

サグラダ・ファミリア
ツアー終了後は、サグラダ・ファミリアの目の前のレストランのテラス席で、念願のパエリアを堪能。パエリアに舌鼓を打ちながら、サグラダ・ファミリアを眺めるという贅沢な時間を過ごしました。バルセロナ滞在中は3回パエリアを食べましたが、それぞれのお店で味付けや塩加減が異なり、食べ比べるのも楽しかったです。

奥に映っているのがサグラダ・ファミリア
宿泊した「ホテル・サグラダファミリア」は、サグラダ・ファミリアのすぐ近くで、観光に最適な立地でした。ただ、アメニティ類は一切なく、ドアの建て付けも悪かったのが残念でした。バルセロナでは、スリや置き引きが多いと聞いていたので警戒していましたが、実際にはそのようなトラブルもなく、安心して観光を楽しむことができました。
6日目は、ガウディ建築の魅力に触れ、バルセロナの味覚を堪能
6日目もガウディの建築物を巡る一日となりました。朝一で訪れたカサ・バトリョでは、事前に予約したブルーチケットを利用。時間指定のオーディオガイドを通じて、ガウディの建築哲学やカサ・バトリョに込められた意味を深く理解できました。前日の日本語ガイドツアーで学んだガウディの自然への愛着や有機的な曲線への偏愛が、建築の細部にまで反映されていることを実感し、非常に満足度の高い見学となりました。続いて訪れたカサ・ミラ(ラ・ペドレラ)も音声ガイドを聞きながら見学。前日のサグラダ・ファミリアやグエル公園訪問と相まって、ガウディの作品群への理解がより一層深まりました。

予約チケットによって並ぶレーンが異なります

カサ・バトリョ

カサ・ミラ
建築鑑賞の後は、タクシーでピンチョス通りへ向かい、バルでピンチョスを楽しみました。しょっぱいものからデザート的なものまで様々な素材を使った色々な種類のピンチョスがあり、どれも美味しかったです。

種類色々ピンチョス
午後は、モンジュイックの丘へ。徒歩とロープウェイを乗り継ぎ、丘上の城跡に到着。日曜日は入場無料で、お得に観光できました。丘の頂上からは、バルセロナの街並みと地中海を一望でき、素晴らしい景色を満喫。ただ、城壁の上が腰掛ける程度の高さしかなく、少しびっくりしました(笑)。

モンジュイック城
夜は、バルセロナの老舗パエリア専門店「セッテ・ポルタス(7portes)」へ。1836年創業の老舗レストランで、ピカソやダリも訪れたという名店です。残念ながら、予約なしでは入ることができず、近くのレストランで食事をとることになりましたが、美味しいパエリアとワインを楽しむことができました。
最終日も観光を楽しみ、帰国へ
バルセロナ最終日は、21時発の飛行機だったため、丸一日街歩きを楽しめました。まず、近所の「メルカドーナ」というスーパーでお土産を購入。ホワイトニング歯磨き粉やばら撒き土産にスペイン限定の生ハム味のお菓子などを選びました。その後、サグラダ・ファミリアまで散歩。朝日に包まれた荘厳な姿を目に焼き付けた後は、タクシーでカタルーニャ音楽堂へ移動し、内部を見学しました。

カタルーニャ音楽堂
昼食は、前日入れなかった老舗パエリア専門店「セッテ・ポルタス」にリベンジ! スペイン語サイトに苦戦しながらもネット予約に成功し、念願の絶品パエリアを堪能。

セッテ・ポルタス外観

いただいた絶品パエリア
その後、サンタ・エウラリア大聖堂を訪問。午前中のカタルーニャ音楽堂では窓口でチケット購入に苦労したため、ランチの間にサンタ・エウラリア大聖堂のチケットをネット予約。無事に成功し、今度はスムーズに入場できました!人気の観光地は当日の入場券購入ができない施設も多く、事前の準備が重要で、ネット難民ではいられないと強く実感しました。 キリスト教徒でない私も込み上げるものがあった荘厳な堂内では、涙を流す外国人観光客の方もいて、ヨーロッパの教会の神聖さを改めて感じました。続いてショッピングに向かったカテドラル通りでは、友人が香水を購入。そして、最後にもう一度サグラダ・ファミリアに別れを告げ、ホテルに戻ってスーツケースを受け取り、空港へ向かいました。

サンタ・エウラリア大聖堂
最後に乗ったタクシーは、大きくて立派な車でした。ドバイでのタクシーの苦い経験から料金を心配しましたが、「スペインでは走行距離で料金が決まるから、車の大きさは関係ない」と説明してくれ、安心して乗車。結果、親切な運転手さんのおかげで快適かつリーズナブルな料金で空港まで送っていただきました。最初のドバイでのタクシートラブルとは対照的で、「終わりよければすべてよし!」と満足できる旅の締めくくりになりました。
バルセロナを後にし、21時発の便でドバイへ。翌日、ドバイから羽田空港へ向かいました。日本到着時は予定より早く22時過ぎに着陸しましたが、滑走路の混雑で1時間近く機内待機。結局、バゲージの受け取りが23:30頃になり、終電に間に合わず。同行の友人はタクシーで帰宅し、私は事前に予約していた羽田空港のホテルに宿泊しました。
新井さん、親身に対応いただきありがとうございました!
担当の新井さんには、旅行の手配から細やかなサポートまで、きめ細かく対応していただき、深く感謝しております。おかげさまで、安心して旅を満喫することができました。
連日の快晴に恵まれ、大満足の旅になりました。初めての中東・ヨーロッパへの長距離フライトは心配でしたが、エコノミークラスでも簡易フットレストや着圧ソックスを活用し、快適に過ごすことができました。また、マルタからバルセロナへの航空券を自身で手配できたことは、大きな自信につながりました。63歳で留学にチャレンジした友人のおかげで、私たちも大冒険と呼べる素晴らしい経験ができたことに、心から感謝しています。




