バルセロナ(スペイン)、パリ(フランス)旅行体験記・レビュー『ガウディと芸術の都を満喫!好きな街を好きなように歩いて味わうバルセロナ&パリの大人旅』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのヨーロッパ周遊旅行をお楽しみいただけます。
二人の「好き」を詰め込んだ最高のご褒美旅
親しい友人と共に、バルセロナとパリを巡るとても楽しい熟年二人旅を満喫してきました。これまではツアーで海外へ行っていましたが、「時間に追われず、好きな場所をじっくり見たい」という思いがずっとありました。また、「年齢を考えると帰国後の疲れを最小限に抑えたい」と、思い切ってビジネスクラスを選択。機内では豪華なコース料理と厳選されたワインを堪能し、十分な休息を取れたおかげで、現地でも元気いっぱい観光を楽しめました。
友人は大のガウディ好き、私は「大好きなパリを案内したい」という思いから、それぞれが得意分野を活かして計画を立て、二人の「好き」を詰め込んだ旅程が完成しました。
両都市では徒歩や公共交通機関を利用して、自由気ままに旅を楽しみました。現地の祝祭日や突然の雨といった予期せぬ出来事も、旅の醍醐味として受け入れながら、毎日活き活きと街を歩き回りました。計画通りにいかなかった場面もありましたが、総じて大満足の最高の旅行になりました。次の機会があれば、またぜひ御社にお願いしたいです!
1・2日目 バルセロナに到着後、初日からガウディ、バルと大満喫
夕方に成田を出発し、ドーハを経由してバルセロナへ。今回利用したカタール航空のビジネスクラスは、もう大満足でした! 足を伸ばせるのはもちろん、前菜からディナーからデザートまで美味しい食事に加えワインも飲み放題!嬉しくなって、二人で散々飲んでしまいました。乗り継ぎもビジネスレーンを使ってとってもスムーズで、 「こんなに楽なんだ」とびっくりしました。

コース料理にワイン飲み放題でテンションが上がりました
2日目の早朝7時頃にバルセロナに到着。当初は送迎を依頼していましたが、タクシー乗り場の案内が明快で空港タクシーが充実していることを知り、計画段階で自力移動に切り替えました。ホテルまでは約43ユーロでした。
この日のメインは、友人が熱望していたガウディ建築です。まずはホテルから歩いて行けるカサ・ミラを見学。途中で見つけたタパスの店で昼食をとり、カサ・バトリョへ。“直線がない”ガウディの曲線哲学に圧倒されました。

カサ・バトリョ
夜はボケーリア市場を見学後、閉店間際のバルへ滑り込み。以前ツアーで来た時、市場のバルで飲めなかった心残りを晴らすべく絶対に訪れたいと思っていました。生牡蠣や多彩な料理をお酒とともに堪能し、朝早くからバルセロナを思い切り満喫した初日となりました。
今回宿泊した「セルス・リボリ・ランブラス」は、カタルーニャ広場に近く、スーパーのカルフールも目の前という最高の立地でした。ただ、ホテルの自動ドアが開かず、インターホンを押さないとドアが開かないセキュリティシステムだったことや、部屋のワインと水が無料のウェルカムドリンクだったのに、有料だと思って最終日まで飲まなかった、ということがあり、その辺りの情報が事前に分かっていれば、さらに良かったかなと思いました。朝食はパンがとにかく美味しく、お腹いっぱいになるまで食べられたので、日中は昼食を抜く日もあったほどです。
3日目 モンセラットの奇岩と隠れたガウディ建築を堪能
友人が手配していた個人ガイドと合流し、朝早くから車でモンセラットへ向かいました。途中でガイドさんは車で頂上へ先行し、私たちはケーブルカーに乗って絶景の奇石群を眺めながら山頂を目指しました。この日はカタルーニャ地方の祝祭日(9月11日)だったため、地元の人や観光客で大いに賑わっていましたが、修道院や、有名な黒いマリア像が祀られた教会はじっくり見学できました。クリスチャンではありませんでしたが、参拝者の十字を切る所作に敬意を感じ、私も握手させていただきました。静かな気持ちで「お会いできたこと」に感謝。

黒いマリア像
モンセラットの後は、友人の強い希望でグエル教会へ車で移動しました。ツアーではあまり訪れない場所のようでしたが、観光客が少なく静かな環境の中、ガイドさんの説明を聞きながらじっくりと見学できました。

グエル教会
その後、ピカソ美術館へ向かう途中で大雨に降られたため、近くの広場にある店へ駆け込みました。そこでガイドさんとはお別れし、パエリアやサラダ、ワインを楽しみながら雨宿り。天気が回復してからピカソ美術館に無事たどり着き、2時間かけてじっくり作品を鑑賞しました。夕食はホテルに戻り、スーパーで買った惣菜を部屋でいただきました。

美味しいシーフード料理に舌鼓
4日目 気分のままに楽しんだバルセロナ最終日
この日は、バルセロナで初めて公共交通機関を使って観光することに。前日ガイドさんから地下鉄切符の買い方を教わったものの、いざ駅で購入しようとすると思いのほか難航し、30分ほど途方に暮れていると、親切な駅員さんが声をかけてくれました。地図を広げて行き先を伝えると、「これはこうするんですよ」と丁寧に説明してくれ、無事に切符を購入できました。
続いて、当初の目的地だったモンジュイックの丘に向かう途中でミロ美術館に立ち寄ったところ、館内の高台からモンジュイックの丘とバルセロナ市街の絶景が一望できることに気づき、予定を変更。「ここからの景色で十分」と満足し、急遽サグラダ・ファミリアへ向かいました。内部には以前訪れたことがあったため、外観をゆっくり一周。前回訪問時からの工事の進捗や変化を楽しみました。
夕方ホテルに戻り、夕食はホテルのすぐ近くのカフェでピザとサラダを楽しんで、バルセロナでの実質最終日を締めくくりました。計画通りではなかったものの、即興の旅程変更も含めて充実した一日となりました。
5日目 バルセロナからパリへ移動
パリへの移動日です。朝ゆっくりと荷物の整理や朝食を済ませ、9時半過ぎにはホテルからタクシーを呼んでもらいました。行きと比べて、帰りは10ユーロほど高くなりましたが、ホテルから呼んでもらえるという安心感を買ったということで納得です。
バルセロナからパリへ移動し、シャルル・ド・ゴール空港に到着。パリのタクシーは、空港から市内中心部まで定額制(右岸65ユーロ、左岸56ユーロ)が導入されているため安心して乗車できました。宿泊先の左岸までは事前に確認した通り56ユーロで移動できました。
今回パリで宿泊した「メルキュール パリ モンマルトル サクレ クール」に到着。この日はホテル周辺の散策を楽しみました。まずはホテルから歩いてムーラン・ルージュを訪れ、お昼の写真を撮影。その後見つけたスーパー「モノプリ」は、パリではかなり有名らしいのですが、ワインがめちゃくちゃ充実していて感激しました! 階段の踊り場がすべてワインで埋め尽くされている圧巻の光景です。惣菜も充実していて、店内のレンジでレンチンできるのがありがたかったです。夕食にワインも買って、惣菜と一緒にホテルでゆっくりと食べました。
なお、滞在したホテルにスリッパが置いていなかったのには困りました。翌日ガイドさんに尋ねてもらったところ、私たちの部屋のランクにはスリッパは付いておらず、欲しければ10ユーロで購入とのことでした。バルセロナのホテルにはあったので、持ってくるべきだったと後悔しきりでした。今後このホテルに宿泊する方には、スリッパを持参することをおすすめしたいですね。
6日目 最高のガイドさんと巡るパリの好きな場所
パリ滞在では、当初のガイド急病による変更というアクシデントがあったものの、急遽予約して素晴らしいガイドに出会え、私たちの希望スポットをすべて案内してくださり、最高の旅となりました。
まず最初に、大きな不安要素であったメトロの利用方法から。以前の紙の切符がなくなり、ICカードへのチャージ方式に変わっていて心配でしたが、ガイドさんが丁寧に教えてくださり、無事に購入方法をマスターできました。
切符の買い方を学んだ後、最初に案内していただいたのは、美しい内装のリヨン駅です。駅の2階にあるレストランの天井が見事でどうしても訪れたかった場所でした。写真撮影だけさせていただき、とても満足しました。

どうしても訪れたかったリヨン駅レストランで記念撮影
次に、絶対に訪れたかったマルシェへ向かいました。複数のマルシェを回る時間がなかったため、「一番大きなマルシェをお願いします」とリクエストし、バスティーユのマルシェへ連れて行っていただきました。地元の雰囲気を味わいながら、衣料品などを購入し、お買い物を満喫。
さらに、前任のガイドには「治安が悪い」と断られていたクリニャンクールの蚤の市へガイドさんの提案で訪問してみることに。パリ在住30年以上のガイドさんの的確な案内で、不安なく本物の蚤の市を堪能できました。プロの買い付け業者も訪れる質の高い店に圧倒されながらも、私が香水瓶を探していると伝えると、他のお店まで巻き込んで一緒に探してくださる親身さに感動しました。22歳の頃以来の再訪が叶い、胸がいっぱいになりました。

見ているだけで楽しい蚤の市
この日のハイライトは、絶対に訪れたかったオペラ・ガルニエです。ガイドさんの契約時間を過ぎてしまっていたのですが、「私も楽しんでいるから大丈夫ですよ」と最後まで付き添ってくださり、約2時間半かけてオペラ座をじっくり鑑賞できました。その後乗り換え駅までメトロに同乗してくださり、追加料金も辞退され、大変親切で温かいガイドさんに出会え、最高の時間を過ごせました。

オペラ・ガルニエ
続いて向かったオルセー美術館では、以前訪れた際に見られなかった展望デッキの大時計台を今回は是非見たいと思っていました。嬉しいことに館内構成が以前と変わり、5階に印象派の作品がまとめて展示され、時計台も同じ階にあったため、とても効率よく鑑賞できました。

オルセー美術館大時計台にて
7日目 モネの『睡蓮』と憧れのムーラン・ルージュに大満足の一日
メトロの切符購入に慣れた7日目は、自由行動で始動。朝一番でノートルダム大聖堂へ。開館時間に合わせて到着し、30分待ちで無料入場。修復後のバラ窓をはじめ、内部をくまなく鑑賞できました。

ノートルダム大聖堂
続いて、シテ島からルーブル美術館の脇を抜けチュイルリー公園へ。過去にルーブルで足が棒になるほど時間を費やした経験から今回は割り切ってスキップ。カフェのテラスでコーヒーやワインを片手にピザをいただき、街の空気を味わいました。

気持ちの良い天気のなかランチを楽しみました
続いて訪れたオランジュリー美術館は、オルセー美術館の休館日が重なった影響か、想定外の混雑でしたが、モネ《睡蓮》の空間に包まれる体験は格別でした。
鑑賞後は、エッフェル塔へ向かう予定でしたが、長旅の疲れもあり「無理せず楽しもう」とホテルに戻って、しばしの休息。夜は、日本から予約しておいたムーラン・ルージュのディナー付きショーへ。本格的なコース料理と、興奮冷めやらぬほど素晴らしいショーに大大大満足でした!ショー終了後、夜道を歩いてホテルへ戻りました。
最終日はモンマルトルの丘を散策、そして帰国の途へ
最終日はホテルに荷物を預け、モンマルトルの丘周辺を散策。「ジュテームの壁」や「壁抜け男」といったスポットを巡りながら、サクレ・クール寺院を目指して丘を登りました。パリの街並みが一望できる丘の上から、「パリジェンヌ気分」で景色を堪能。最後はカフェでコーヒーを飲みながら、パリの空気を味わい尽くしました。
帰路は、タクシー運転手との間で渋滞による追加料金のやり取りがありましたが、無事に空港に到着。
帰国後、成田からタイトな電車への乗り継ぎ目標があったのですが、担当の湯本さんに相談したところ、「パリの空港で荷物を早く出すよう頼む」というアドバイスをいただいていました。その通りに依頼したところ、なんと私たちの荷物に「ファーストクラス」の荷札が!飛行機も早着し、荷物が3番目という驚異的な早さで出てきたおかげで、予定より一本早い電車に乗れ、余裕を持って帰宅できました。
湯本さんへ心からの感謝!自分たちらしい旅を実現できました
毎日平均18,000歩という充実した旅程でしたが、バルセロナ、パリの魅力を余すことなく体験でき、「生涯最高の旅行」となりました。夜は疲労で倒れ込むほどでしたが、自分のペースで行きたい場所を自由に巡る個人旅行ならではの醍醐味を存分に味わい、大満足! 自分たちの足で歩き、自ら計画したからこそ得られた充実感です。また旅行の際には、ぜひ湯本さんにお願いしたいと思います。本当にありがとうございました。




