ミラノ、ベネチア、フィレンツェ、ローマ(イタリア)旅行体験記・レビュー『夫婦でイタリアの歴史や文化を辿る たっぷり17日間4都市周遊の旅』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのイタリア周遊旅行をお楽しみいただけます。
夫婦で17日間かけてイタリアを周遊してきました
夫と念願のイタリア旅行に行ってきました。ミラノ、ベネチア、フィレンチェ、ローマと、主要都市をたっぷり17日間かけて巡る旅。特に、水の都ベネチア訪問はとても楽しみにしていました。前回ロンドン・パリ旅行の際もお世話になり、こちらのたくさんのわがままを聞いていただけ、柔軟に対応していただいたので、次の旅行も必ずお願いしようと決めていましたが、今回も安心して任せられました。イタリアの歴史と文化芸術に驚きと感動を覚え、とても素晴らしい旅となりました。今回も自由気ままな旅だったので、自分たちのペースで満喫できたのも良かったです。
1〜2日目、ミラノに到着
関西国際空港を深夜近くにエミレーツ航空で出発。エコノミーとプレエコの座席は広く快適でしたが、前回の旅で利用したカタール航空のビジネスには敵いません。やはり、疲れ具合が全然違いました。次回はビジネスにしようと思います。
ドバイを経由し、ミラノに到着したのは午後2時半頃。ホテルにチェックインを済ませると、早速観光へ出発!地下鉄でドゥオーモへ向かいました。地下鉄から登って初めて目に入った瞬間の感動は忘れられません。外観だけでも十分に迫力のある建物でした。その後は、翌日のオプショナルツアーの集合場所の下見を兼ねてミラノの街を散策。夕食は、ホテルのあるミラノ中央駅のフードコートでピザを堪能しました。
宿泊したホテル、スターホテルズ アンダーソンは、ミラノ中央駅の目の前で、大きな看板のおかげで迷うことなく到着できました。バスタブ付きの部屋で、サービスも良く、とても快適に過ごせました。朝食も種類豊富なパンやハム、チーズなど、どれも美味しかったです。特に、様々な種類のクロワッサンが印象的でした。イタリアといえばコーヒー!ということで、滞在中はカプチーノとエスプレッソを楽しみました。
3日目、ドゥオーモ内部を見学し、「最後の晩餐」鑑賞
この日はオプショナルツアーでミラノ市内を観光しました。ガイドさんの案内で、 まずはドゥオーモの内部を見学しました。ステンドグラスの美しさに感動しました。その後、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ向かい、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を鑑賞しました。チケットが取りにくく2、3ヶ月待ちはザラということでしたが、今回ツアーで運良く見られてよかったです。

最後の晩餐
4日目、ハプニングからのベネチア!大衆居酒屋バーカロ
この日は朝からベネチアへ移動する予定でしたが、ボローニャで乗り継ぎを間違えてミラノに戻ってしまうというハプニングが。その後、直行便に変更して何とかベネチアに到着しましたが、到着したのは夕方近くになってしまいました。
ベネチアでは水上バスを利用してホテルへ。リアルト橋のすぐ近くにあるホテル リアルトは、最高のロケーションでした。水上バスの停留所からすぐの場所で、アクセスも抜群。朝食も美味しく、バスタブ付きの部屋で快適に過ごせました。
夜は、「ロコ旅」というサイトでお願いした現地在住の日本人ガイドさんに案内してもらい、ベネチア名物のバーカロへ。ワインとちょっとしたおつまみの小皿を気軽にいただける居酒屋さんだそうです。カウンターとテーブル席が少ししかないこぢんまりとしたお店で、自分たちだけでは少し入りづらい雰囲気でしたが、ガイドさんのおかげで安心して楽しむことができました。美味しい小皿料理とお酒を堪能。コロッケや肉料理、魚のマリネなど、どれも絶品でした。

ベネチア市内の移動は水上バス
5日目、市内観光にグルメとベネチアを満喫!
ベネチア2日目は、オプショナルツアーに参加して市内観光を楽しみました。午前中にはサン・マルコ広場の鐘楼(ベルタワー)に登り、ベネチアの美しい街並みを一望。その後、サン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿を見学しました。ドゥカーレ宮殿では、豪華な宮殿内部だけでなく、かつて牢獄として使われていた場所や、囚人たちが牢獄に向かう際に溜息をついたからついた名前とされるため息橋も訪れました。ツアーの最後には、楽しみにしていたゴンドラに乗船。30分ほどかけて狭い水路をゆっくりと進みながら、ベネチアならではの水上散歩を楽しみました。

ゴンドラでベネチアの水路をゆったりと回りました
夜は、前日に日本人ガイドさんにおすすめしていただいたイカスミパスタのお店へ。本場の味を堪能し、大満足でした。また、隣のテーブルの人が食べていたステーキも美味しそうだったので注文。分厚い肉にチーズが乗っていて、こちらも絶品でした。他にも、魚介類がたっぷり入ったスープ料理も楽しみ、ベネチアのグルメを満喫しました。
6日目、フィレンツェで芸術と美食を堪能!
旅程6日目はフィレンツェへの移動日でした。朝8時にベネチアを出発し、10時半頃にフィレンツェに到着。フィレンツェでの宿泊はホテルではなく、Airbnbで予約したアパートメントを選びました。長期滞在を考えてのことでしたが、思ったより値段は変わらなかったですね(笑)

高速列車フレッチャロッサで移動
その後、予約していたオプショナルツアーで早速市内観光へ。ウフィツィ美術館では、「ヴィーナスの誕生」や「ダビデ像」など、誰もが知る名作を鑑賞。混雑していましたが、ガイドさんのおかげでスムーズに見学できました。
その後、フィレンツェ中央市場へ。この日は食品ではなく、革製品の市場を案内していただきました。メイド・イン・イタリーのレザー製品が所狭しと並び、見ているだけでも楽しかったです。夫はツアー解散後、市場に戻ってじっくり選び、お気に入りのバッグを購入していました。

フィレンツェ中央市場
夕食は、ガイドさんおすすめの駅前のレストランでフィレンツェ名物のビステッカを堪能!大きな肉が鉄板に乗って登場し、そのボリュームと美味しさに大満足でした。他の都市でも美味しいお肉をいただきましたが、フィレンツェのビステッカは格別においしかったです。
7日目、ピサの斜塔へ
この日は朝からピサの斜塔を見に日帰り旅行。電車で1時間ほどの予定でしたが、途中で事故が発生し、到着が遅れてしまいました。本来なら1時間ほどの道のりですが、電車が急停車し、駅でしばらく待たされることに。ようやく電車が動き出したものの、最寄りのピサ中央駅に到着したのはお昼頃になりました。まずは、駅前のお店でピザをいただき、腹ごしらえ。シンプルなマルゲリータでしたが、やはり本場の味は非常に美味でした。
その後、駅からピサの斜塔へ向かうバスもなかなか来ず、やっと来たと思ったら満員で乗車できず… 何本か待って、ようやく到着しました。塔の中には入りませんでしたが、外観だけでも十分に楽しむことができました。天気も良く、素晴らしい景色が楽しめました。
8日目、ザ・モールでショッピング
フィレンツェ3日目は、郊外にあるアウトレットモール「ザ・モール」へ。駅前からバスで約1時間、山の方へ向かいます。今回の目的は、グッチとプラダでのショッピング。アウトレットモールですが、有名ブランドの店舗がそれぞれ独立した建物になっており、高級ブティック街のような雰囲気でした。お買い得品もたくさんあり、時間を忘れてショッピングを楽しみました。ランチは、モール内でカプレーゼやティラミスなどをいただきました。夕方にはフィレンツェに戻り、中央市場でお土産を購入しました。ショッピングを楽しんだ一日となりました。

ショッピングの合間に入ったレストランでいただいたカプレーゼ
9〜10日目、ローマ到着!のんびり滞在開始
9日目はフィレンツェからローマへ移動。昼過ぎにローマに到着しました。ローマでもairbnbを利用しましたが、フィレンチェに比べるとかなり高額でした。ただ、その分、コロッセオが見える絶好のロケーションで、室内には洗濯機もあり、フィレンツェのアパートよりも快適に過ごせました。
到着日は、「ロコ旅」で予約した日本人ガイドさんに市内観光をお願いしました。大きなスーツケースをガイドさんのオフィスで預かってもらい、身軽に観光スタート。宿泊先のコロッセオ周辺を案内してもらい、ランチタイムにはレストランへ。イタリア語のメニューは全く分からなかったので、メニューの説明をしていただき、その後の滞在にとても役立ちました。その後も、近くのスーパーマーケット、バスや地下鉄の乗り方など、生活に必要な情報を教えてもらいました。危険な場所や夜間避けるべきエリアなどのアドバイスも、心強い情報でした。観光後は、ガイドさんのオフィスでスーツケースを受け取り、タクシーでアパートまで送ってもらいました。
夜は、ガイドさんに教えてもらった近くの食品店でチーズや生ハムなどを購入し、アパートで夕食としました。キッチン付きのアパートだったので、地元の食材を買って調理できるのも良かったです。
ローマでは1週間ほどの長い滞在を予定していたので、毎日時間に追われることなく、1日1つか2つの観光スポットをのんびりと巡る計画にしていました。なので、ローマ到着日から数日間は、今後の滞在に向けての準備期間として、市内をゆっくり散策しました。ポポロ広場やテルミニ駅周辺を下見したり、地下鉄の乗り方を練習したりと、ローマの街に少しずつ慣れていきました。

トレビの泉にて
11日目、古代都市ポンペイ遺跡へ!
ローマ3日目は、夫が長年夢見ていたポンペイ遺跡を訪れました。オプショナルツアーに参加し、ナポリからバスで向かいます。夫は子供の頃に絵本で見てからずっと憧れていたそうで、念願の訪問を楽しみにしていました。一方、私はほとんど知識がなく、まさかここまで当時の街並みが残っているなんてとびっくり。紀元前のパン屋さんや、馬車が通った跡が残る道、さらには大浴場まで、当時の様子がそのまま残されていることに感動。火山灰に埋もれた人々の姿や、色鮮やかな壁画など、当時の生活をリアルに感じることができました。商店街跡などもあり、「今と全然変わらない」と感じるほど、ポンペイがいかに発展した都市だったのかを知って驚きました。遺跡をじっくり見学した後、バスでローマに戻りました。

ボンペイ遺跡にて
12日目、ローマ市内の観光スポットを散策!
この日は、翌日のバチカン市国訪問に備えて、周辺を散策することに。集合場所の下見を兼ねて歩いていたら、有名なスペイン広場に辿り着きました。観光客で溢れかえっていて、写真を撮るのも一苦労。映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べるシーンで有名ですが、現在階段での飲食は禁止です。近くにジェラート屋さんがあり、せっかくなのでと購入したところ、観光地価格なのかお値段12ユーロ!お釣りがなかなか来ないと思ったら、まさかの価格にびっくりしました。

スペイン広場
13日目、バチカン市国を観光
ローマ滞在4日目。この日はバチカン市国を訪問。前日に地下鉄のルートを予習しましたが、この日は工事が行われており地下鉄が使用不可に。急遽バスでの移動となりました。オプショナルツアーに参加し、朝から夕方までじっくりと見学しました。サン・ピエトロ大聖堂やバチカン美術館など、有名なスポットを全て網羅。ガイドさんの丁寧な解説のおかげで、バチカン市国の歴史や芸術について深く理解することができました。特に印象的だったのは、システィーナ礼拝堂の天井画「最後の審判」。ミケランジェロの最高傑作と言われる作品を間近で見ることができ、感動しました。

サン・ピエトロ大聖堂

バチカン美術館にて

天井画「最後の審判」に関する解説
14日目、コロッセオと真実の口などを観光
この日は、コロッセオと真実の口を訪れました。コロッセオは、現地でのチケット購入方法を調べて、当日スムーズに入場できました。2日券を購入し、フォロ・ロマーノとセットで観光することに。コロッセオの中は、想像以上の迫力!古代ローマの人々がこんなにも巨大な建造物を造ったのかと、改めて感心しました。フォロ・ロマーノも歩いてみたかったのですが、あまりの暑さに断念。パラティーノの丘にも登らず、コロッセオ周辺を散策するだけにとどまりました。その後は、バスで真実の口へ。行列ができていましたが、無事に写真撮影をすることができました。

コロッセオ
15日目、フィレンツェを再訪し、市場とグルメを満喫
翌日は帰国ということで、心残りだった中央市場へ行くため、この日は再びフィレンツェを訪れました。市場では前回訪れることができなかった場所を巡りました。そして、市場の一角にあるフードコートでランチタイム。フードコートの一番目立つ場所にあるお店で、有名なカクテルや骨付き肉、ピザなどを楽しみました。色々なお店が集まっていて、まるでグルメフェスティバルのようでした。その後、ローマに戻ってきました。

フィレンチェ中央市場
ローマでの食事も、駅近くのフードコートのような場所で楽しむことが多かったです。豊富な料理の中から好きなものを選んで食べられるのが手軽でよかったです。イタリアで印象的だったのは、「アペリティーボタイム」です。夕方6時頃から9時頃まで、多くのレストランでお酒とおつまみが安くなるんです。この時間を狙ってピザを食べに行ったり、カクテルを楽しんだりしました。イタリアの人々はこの時間を過ごした後に帰宅して夕食を食べるそうですが、私たちはこの時間を晩酌タイムとして楽しみ、その後はホテルに戻って就寝という風に過ごしていました。

各都市のグルメを満喫できた旅でした
最終日、ローマでの贅沢な帰り支度
最終日は、ツアーに含まれていた送迎車で空港まで向かいました。送迎車?と疑うような素敵な車両で、よく見るとベンツ!贅沢な気分を味わえました。空港に到着してからは、免税店でたくさんのお買い物を楽しみました。市内よりも安く、セール品もあり、思わぬ掘り出し物も。カクテルやレモンのリキュール、オリーブオイル、パスタソースなど、イタリアならではの食品をお土産にたくさん購入しました。特に、シチリアレモンのリキュールは大量に買い込みました。15時40分頃の便で帰国の途につき、ドバイを経由して関西国際空港へ無事に戻ってきました。
担当の内藤さん、今回の旅でも大変お世話になりました!
出発ギリギリまであれこれとリクエストをしてしまいましたが、いつも快くすぐに対応していただき、本当に助かりました。内藤さんが出張されている時も、他のスタッフの方がすぐに返信してくださり、安心して旅行の準備を進めることができました。
今回のイタリア旅行は、まさに「冒険の旅」でした。最初は電車を間違えたり、地下鉄やバスの利用に戸惑ったりと、ハプニングもありましたが、自分たちで調べて行動する中で、次第に現地の交通機関にも慣れていき、自信を持つことができました。長期間の旅行でしたが、充実した時間を過ごすことができました。イタリアの魅力を存分に味わい、心に残る思い出をたくさん作ることができた、素晴らしい旅でした。体が元気なうちに、もっともっと旅行したいと思っています。これからも、どうぞよろしくお願いします!




