ヨーロッパ4都市周遊、夫婦旅

ヨーロッパ4都市周遊、夫婦旅

イタリア・フランス・イギリス 夫婦旅行記

ローマ・パリ・ロンドン・エジンバラ4都市周遊 エジンバラは3度目の正直で無事に観光でき大満足のヨーロッパ10日間!

投稿者/旅行形態:
60代男性 / 夫婦旅行
滞在都市:
エジンバラ、ロンドン、パリ、ローマ
旅行期間:
2024年2月29日~3月9日の10日間

エジンバラ、ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)、ローマ(イタリア)旅行体験記・レビュー『 ローマ・パリ・ロンドン・エジンバラ4都市周遊 エジンバラは3度目の正直で無事に観光でき大満足のヨーロッパ10日間!』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのヨーロッパ周遊旅行をお楽しみいただけます。

3度目の正直で、エディンバラを観光することができました

以前からエディンバラに訪れたいと思っていました。1度目は14年前、インチョンに台風が襲来してツアーの日程が短縮されることになり、エディンバラの行程がカット。2度目は4年前にパリからロンドンに入ったとき日本政府のコロナ対策で緊急帰国となり、エディンバラの観光は断念。今回は旅程のはじめにエディンバラ観光を入れ、ようやく観光することができました。

3月1日 カタール航空で、成田~ドーハ経由~エディンバラへ

20:55成田空港を離陸。およそ1時間後に親子丼、サラダ、デザートなどの機内食を食べました。機内では映画2本とテレビドラマを見ましたが、特に「リトルマーメイド」はとてもおもしろかったです。着陸2時間ほど前にベルギーワッフル、フルーツ、デザートなどのサービスあり。

04:55ハマド国際空港(ドーハ国際空港)に到着し、トランジットはおよそ3時間。07:55エディンバラに向かって離陸。途中で軽食(サンドウィッチ、アップルジュース)などが出てきて、映画は「ハリーポッターと死の秘宝」「レジェンドオブバタフライ」の2本を見ました。

12:50エディンバラ空港に到着。小さな地方空港という感じです。建物を出て「EDINBURGH」を撮影し、空港とウェーバリー駅を結ぶ「AIRLINK」バスで乗車券を購入(クレジットカード可)して乗車。後部座席がたまたま対面シートだったので目の前の夫婦と話すと、男性はニュージーランド出身でロンドン在住。エディンバラには友人もいて何度も訪れているとのこと。日本にも何度も来日し、主要な都市はほとんど行ったことがあるそうです。

バスを降りてうろうろしていると一人のおばさんに声をかけられたのでホテルの場所を聞き、バス停から30秒でオールドウェーバリーホテルに到着。バス停から30秒、鉄道駅まで5分以内というすばらしい立地でした。キャリーケースを引きずって上り坂を旧市街まで行くことを考えると大変ありがたかったです。ここは絶対おすすめです。

荷物を部屋に置いて、すぐに散歩に出かけました。ホテルの前にはスコット記念塔があり、存在感を放っています。エディンバラを代表する文豪、ウォルター・スコットを記念して建てられた記念碑で、高さは61mあり、個人のモニュメントとしては世界最大規模なんだそう。エディンバラの景色に欠かせない、美しくて立派な趣のある塔でした。線路沿いの公園から国立美術館前を通り、エディンバラ城へ。急な坂道だったので息が切れました。エディンバラ城は断崖絶壁に建っており、かつてイングランド軍がこの城を何度も攻めたがなかなか陥落しなかったといわれています。

スコットランド

エジンバラ

メインストリートであるロイヤルマイルを散歩。エディンバラ城からホリールードハウス宮殿まで伸びる一本道で、石畳の敷かれた緩やかな坂道。道の途中には赤い電話ボックスなど、イギリスらしい風景も見られます。道の脇には、レンガづくりの建物が建ち並び、お土産ショップやパブなども数多くあり、有名な経済学者アダム・スミスの故郷でもあり、彼の銅像もこのロイヤルマイルに建てられています。民族衣装を着たパグパイプを吹いている人もいて、歩いているだけで中世の歴史を感じながら楽しめるおよそ1.6kmのファンタジーロードでした。

15:40セント・ジャイルズ大聖堂を見学。エディンバラで最も権威のあるスコットランド教会の大聖堂で、ロイヤルマイルの中心にある王冠の形をした屋根が印象的。大聖堂の前には、宗教改革の旗手であるジョン・ノックスの像が建っていて、無料ですが寄付の案内あり。イギリスポンドは1ポンドも持っていなかったので寄付できませんでした。内部には美しいアーチ形の天井や、美しいステンドグラスの装飾が施されています。スコットランドの哲学者デビッド・ヒュームの像は、足の指を触ると幸運が訪れるそう。

16:00ホリールードハウス宮殿に到着。ちょうど閉門の時間で中には入れず、映像撮影のみ。イギリス王室の女王も夏の間だけは避暑としてスコットランドに来て、こちらで滞在していたそうです。

カールトン•ヒルに向けて坂道を登り、ナショナルモニュメントのさらに上のほうにある夕日がきれいな人気フォトスポットへ。「ネルソン記念碑」という塔やアテネのパルテノン神殿を思わせる戦没者記念碑などがあり、たくさんの家族連れの地元の人たちや観光客が夕暮れの時間を楽しんでいました。残念ながら夕日は見られなかったです。

エジンバラ

エジンバラ

ニュータウンの方に下り、セントメアリー教会の場所へ。壮大な聖マリア大聖堂の外観に圧倒されて、教会に入ると神聖で荘厳な印象。目の前の交差点にはコナン・ドイルの関連のお店とシャーロック・ホームズの銅像がありました。

3月2日 エディンバラ観光し、ロンドンへ移動

07:00外が明るくなってきたので、あとから2人で行くところの確認を込めてひとりで散歩。ウェーバリー駅の陸橋を渡り、緩い坂道をロイヤルマイル(ハイストリート)まで出て、朝のセント・ジャイルズ大聖堂を撮影し、ビクトリア通りを下る。国立図書館、エレファントハウス、国立博物館、グレイフライヤーズ教会などの位置を地図で確認し、足で覚える。博物館前の道路沿いに忠犬ボビーの銅像を発見。裏にはグレイフライヤーズ教会とたくさんの墓地がありました。教会前の花壇には忠犬ボビーの石像もあります。さらに南に行くと、高級住宅街や宮殿風の建物が見えました。そしてエディンバラ大学は古い建物と新しい建物が広い敷地の中で融合している素敵な大学でした。

エジンバラ

エジンバラ

07:50グラスマーケット通りに出て、ハリーポッターのダイアゴン横丁のモデルとなったといわれるビクトリアストリートをぬけてロイヤルマイルに至る。さらに国立美術館前を通ってホテルに戻りました。ホテルでクロワッサン、ソーセージ、ポテト、果物ジュースなど朝食を食べて、チェックアウト。荷物を預かってもらい、観光へ。

ロイヤルマイルへと続く坂の途中のお店に「見ざる聞かざる言わざる」の置物、空手風の格好をした宇宙飛行士の置物などを置いているおもしろいお店があったがまだ開いていませんでした。セント・ジャイルズ大聖堂の前ではスコットランドの民族衣装を着た男性がパイプバグを演奏していて多くの人が立ち止まって撮影。次にエレファントハウスを撮影、こちらが本家本元で実際にJKローリングが小説を書いたお店らしくロイヤルマイルにあるほうは支店のようです。無名の頃のJKローリングが「ハリーポッター」を執筆していたカフェで、店内には写真や著者のサインなども展示してあり、ファンの聖地なのだがまだ開店していませんでした。瞬間移動できそうな赤い電話ボックスやハリーポッターに出てくる登場人物の名前のお店などが多く見られました。

エジンバラ

エジンバラ

10:00無料の国立博物館に入る。3階には子供たちが喜びそうな乗り物や動植物の展示、5階には日本に関連する歴史資料や兜や鎧などもありました。

10:30忠犬ボビーの銅像の横からグレイフライヤーズ公園と教会、その奥にはたくさんの墓標が立ち並び、中でもその一つにハリーポッターの登場人物のトム・リドルの墓があるようです。ダイアゴン横丁のモデルとなったといわれるビクトリアストリートにはおもしろいお店がたくさんあり、ハリーポッターの公式グッズを販売している「MUSEUM CONTEXT」の入場列がそれほど長くなかったので並ぶと、5分ほどで入れました。杖をはじめ、屋敷しもべのドビー、白フクロウのヘドウィグ、かみつき本のぬいぐるみ、壁新聞のタペストリーなど物語に登場するたくさんのグッズが所狭しと並んでいます。3階で組み分け帽子をかぶって記念撮影し、おみやげにダンブルドアの壁新聞とハリーのタペストリー、金のスニッチ、グリフィンドールのワッペンなどを購入。

12:30ロイヤルマイルを下って無料の国立美術館を見学。ゴッホやゴヤ、モネなどの作品も展示されていて、しばらく芸術作品を静かに鑑賞。

美術館のあとは公園でしばらく休憩。土曜日の午後なので多くの観光客や地元の人で公園はいっぱいでした。ホテルのフロント前のソファーでしばらく休憩して荷物を受け取り、ウェーバリー駅へ。

定刻14:30にロンドンキングスクロス駅に向かって発車し、20:10ロンドンキングスクロス駅に到着。改札を出てハリーポッターの9と4分の3番線を探すと、左のほうに人だかりがあり、撮影のための行列ができていました。10分ぐらい並んで自分たちの撮影の番が来て、縞のマフラーと杖を貸してくれ、写真の中からポーズを選び、スタッフがポーズを指導してくれます。

ロンドンキングスクロス駅

ロンドンキングスクロス駅

夜でしかも駅から離れているのでタクシーを使って「ホテルシスルブルームズベリーパークホテル」へ移動し、チェックイン。

笑顔で対応してくれるのだが、スタッフ同士の話が長く、なかなか手続きが進まない。やっと219号室のカギをもらい、部屋へと急ぎました。シャワーの後、軽食を食べていると突然、非常ベルが鳴り響く。断続的に何度も繰り返し鳴るのでフロントまで下りて確認しに行くと、エレベーターの故障で反応して非常ベルが鳴ったんだと説明してくれた。火事ではないかと心配したよ、と言ったら笑っていたが、日本ではありえないことだと思いました。深夜にもまた非常ベルが鳴り響き、睡眠を邪魔されて残念でした。

3月3日 ロンドン観光し、パリへ移動

07:10明るくなり始めたので、テムズ川周辺を散歩してトラファルガー広場に到着。広場のシンボル的な存在であるネルソン記念塔は高さ50メートルで、てっぺんにはトラファルガーの海戦でナポレオン1世率いるフランス軍を破り、本土上陸を阻止した英国の英雄であるネルソン提督の像が置かれていて、塔を取り囲む4頭のライオン像があります。広場に接して建つ堂々たる建物はナショナル・ギャラリー、世界中の名画が無料で公開されています。エリザベスタワー(通称ビッグベン)、国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)を撮影(毎時15分ごとに鐘が鳴らされる)し、裏の公園からテムズ川とロンドンアイ(大観覧車)を見ました。

ロンドン

ロンドン

08:10守衛の人にバッキンガム宮殿への道を聞き、バッキンガム宮殿に到着。宮殿の正面に立つ黄金に輝く女神像はヴィクトリア女王の記念碑で、記念碑の最上部の金色の彫像は勝利を意味し、その足元の彫像は勇気と忠誠を意味しているそうです。10:00にチェックアウトして、荷物を預けて大英博物館へ。

10時の開門のための長蛇の列が通り沿いに続いていたのですが20~30分で入場。入口からまっすぐ進んでいくと「グレートコート」と呼ばれるガラス天井の広々とした美しいホールに出て、インフォメーションで地図をもらい、上階見学を始める。展示室40のスコットランドのルイス島で発見されたチェスの駒などは人気があるよう。地上階の展示室4はロゼッタストーン、ラムセス2世像などがあり、古代エジプト学史上最大の発見といわれる石碑ロゼッタストーン。大英博物館で最も人気な展示品だ。ロゼッタストーンには、古代エジプトのヒエログリフ(神聖文字)、民衆文字(デモティック)、ギリシャ文字の三つの文字が記されている。ラムセス2世の胸像も有名です。ラムセス2世とは、古代エジプトの第19王朝のファラオ。彼が権力を握っていた67年の間はエジプト王国の最後の繁栄の時代です。展示室10にはアッシリアの超自然的な神話上の冠を携えた人面の守護獣神の石像。古代メソポタミアの宮殿で、悪魔の力から守るために、門に安置されることが多かったそう。大英博物館の貴重な展示は、中世から力を持ち、産業革命後急速に成長した大英帝国だからこそ揃えられたもので、歴史的価値ある品々の多くは、戦争や植民地からの略奪品です。

12:30ホテルに戻り、荷物を受け取ってスーツケースがあるのでメトロではなくバス停へ。バス停で待っているおばさんにパンクラスインターナショナル駅行きのバスは91番でもうすぐ来るということを教えてもらい、駅へ。Parisの札を持ったお兄さんが14:30からユーロスターの搭乗手続きが始まると教えてくれ、ビール、サンドウィッチ、ソフトドリンク、サラダ、フルーツ盛り合わせなどを購入。セキュリティチェックは空港よりも入念で厳しく、プラットホームに入るのにチケットチェック、セキュリティ、パスポートチェックなど2回繰り返しがありました。発車時刻の30分前にはゲートが閉まるので90分ぐらいは余裕をもって準備する必要あり。定刻通り出発し、19:20予定より早めに到着。

ロンドン

ロンドン

メトロで移動して、レセダホテルにチェックイン。郊外のメトロの終着駅ですので迷うことはありません。空港シャトルバス(ロワシーバス)の発着点である「オペラ」からはメトロ1本ですのでわかりやすいのですが、振興団地があるのか朝夕ともにメトロはかなり混んでいました。私の場合、鉄道の北駅(ガーレ・ノルド)からだったのでメトロを乗り換えなければなりませんでした。

日本人が多いですねとフロントで言ったら、社長はホテル名を「日本人のホテル」に改名したいと言ってるよ、と言って笑っていました。部屋で軽食を食べ、どうすれば効率よく回れるかメトロの路線を確認しながら明日の行程を考え、メトロの路線図を見ながら寝てしまいました。

3月4日 パリ郊外の田舎町シャルトルへ日帰り&パリ観光

早めに起きて路線図とにらめっこして、06:30から朝食。パリなのにクロワッサンがあまりおいしくないのは、とても残念でした。

07:00ホテルを出発してシャルトルへ。モンパルナス駅のSNCF(国内鉄道)でシャルトルへの切符を購入。すべてタブレットを利用して自分でしなければならないのですが、日本語がわかるスタッフがいたのでスムーズに購入できて助かりました。09:05モンパルナス駅を出発し、10:05シャルトルに到着。

シャルトル

シャルトル

シャルトル大聖堂(正式名称ノートルダム大聖堂)まで歩きます。青空にすっと伸びたエレガントな尖塔が印象的で、10分ほど行ったところに「SYARTOL」の文字があり、記念撮影。大聖堂は修復中。世界で最も美しいともいわれるステンドグラスをもつ、シャルトル大聖堂。フランスゴシックの最高傑作といわれ、中世から多くの巡礼者が訪れるそうです。「シャルトルブルー」とも呼ばれる170の窓を超えるステンドグラスの青い光が印象的で、ゴシック建築の特徴の一つ高い天井も必見。上を見ると梁や柱が枝のように張り巡らされています。

11:35、10分遅れでシャルトルを発車し、12:25定刻通りにパリモンパルナスに到着。国鉄駅からメトロへの連絡通路を通り、メトロ12番線に乗ってマドレーヌ寺院に向かいます。マドレーヌ駅から地上に出ると目の前にアテネのパルテノン神殿を思わせる立派な建物が見えてきました。風格と力強さが魅力的な寺院です。パリの中心部に位置していて「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されていて、52本ものコンクリート洋式の円柱に囲まれたギリシャ神殿を思わせる佇まいはとても教会には見えません。

13:30マドレーヌからメトロ14番でシャトレ、4番に乗り換えてーヌ川にある中州でできた島でサン・ルイ島とともに人気観光地「シテ島」へ。シテ島には、ゴシック建築の最高峰サントシャペルやこの島のシンボルである世界遺産「ノートルダム大聖堂」があります。およそ40分並び、セキュリティチェックを受け、サントシャペルに入場。祭壇ももちろん素晴らしかったのですが、わきのほうにある細い階段から2階へ上ると目を疑うような美しいステンドグラスが見えてきました。パリ最古のステンドグラスからもれくる光の芸術は「聖なる宝石箱」と称えられています。

ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂

14:50サントシャペルからノートルダム大聖堂までは歩いて5分ほど。修復中なので中には入れませんが、展望デッキには多くの人が腰かけてのんびりした時間を過ごしていると奥さんが「メダイユ教会」へ行きたいと言い出し、ベンチでメトロの路線図を確認。

シテ島からメトロ4番でオデオン、メトロ10番に乗り換えてセーブル・バヴィロンで降りて、バビロンヌ通りをまっすぐに死に向かって歩くと世界初の百貨店ボン・マルシェ百貨店があり、左に曲がってバック通りを進んでいくとメダイユ教会があります。教会の中はミサ中でした。早速おみやげ売り場でお目当ての「奇跡メダル」を学校、塾の生徒108個分購入して、外にいたシスターにお祈りをしてもらいました。

16:00セーブル・バヴィロンからメトロ10番でラ・モッテ、ここで6番に乗り換えてエッフェル塔へ。メトロ6番は地下ではなく地上を走っていて、エッフェルで降りて人の流れに沿って10分ほど歩くとエッフェル塔に到着。多くの人が写真を撮ったりくつろいだりしていました。

次に、メトロ6番で凱旋門に向かいます。長いエスカレーターで地上に出ると、目の前にナポレオン率いるフランス軍の勝利を讃える「凱旋門」。凱旋門には放射線状に12本の道路が交差しているのですが、こんな道路は世界でも珍しいです。

シャンゼリゼ通りをしばらく散策すると、「オー・シャンゼリゼ♪」と思わずこの歌を口ずさみたくなります。メトロ1番に乗り、サン・ルイ島の北にあるセーヌ右岸部のエリア「マレ地区」へ。まずサン・ポール・サン・ルイ教会を撮影して、パリにあるイエズス会様式の教会としてはパリで2番目に有名なヴォージュ広場へ。ここはかつて王宮のあったパリ最古の広場で、17世紀の美しい建物が並ぶ歴史的地区として有名です。今でも正方形の広場の周りには煉瓦造りの36の館が囲んでいます。中央にはルイ13世の騎馬像が建っていて、バスティーユ広場で黄金に輝く自由の天使の像が乗った7月革命の革命記念柱を見ます。もともとはフランス革命の発端になったバスティーユ牢獄があった場所で、広場の名前もその牢獄に由来しています。

スーパーで買い物をして、19:30ホテルに到着。フランスでは性別、人種、容姿などの差別はほとんどないが、貧富の差はかなりあるように感じました。通りには自転車専用の道路があり、また歩道にもどんどん乗り入れてくるのでとても危険で要注意です。

3月5日 パリ~ローマへ、移動日なので準備が大変でした

早めの朝食を食べ、07:00ホテルを出発。メトロ、空港行シャトルバスを利用して、時間に余裕を持って9:00にターミナル2Bに行き、搭乗手続き。11:45シャルル・ド・ゴール空港を出発。飛行時間は2時間5分。スナック菓子と梨のジュースをもらい、キングコングのエンタメを見ていたらうつらうつら、13:50ローマフィウミチーノ空港に到着。

乗り場13番のシャトルバスで15:20テルミ二駅に到着。チケット売り場が見つからなくて右往左往するが、とりあえずバスターミナルに行ってみたら目の前にあって48時間券と1回券をそれぞれ2枚ずつ購入。15:40バスに乗り、チケットをチェッカーに通すがうまくいかず、急停車のバスにバランスを崩して倒れそうになった。近くのお兄さんがリュックをつかんでくれて転倒せずに済んだけど、チケットは裏を上にして差し込まなければならなかったようです。

16:30ホテル近くのバス停で降り、ホテルアンティコアクエドットを探していると通りかかったおじさんが指指して教えてくれ、やっとチェックイン。部屋のカギと夜に外出した場合のホテルの入り口のカギも渡されました。荷物を置いてスーパーを探すため犬の散歩中のお姉さんにスーパーの場所を聞くと、わざわざ連れて行ってくれました。ワイン、ビール、ミネラルウォーター、サラダ、ピスタチオなどを購入して、ピザ屋さんがあったのでピザも購入。大ぶりのエビとチーズたっぷりのピザは絶品でした。明日の教会巡りの予習をしてから、就寝。

3月6日 教会巡りがメインの1日

4階の朝食会場に行くとスタッフは誰もおらず、完全なセルフサービス。チョコラテが甘くて美味しかったです。

08:30出発してメトロの駅を探して歩いていたら、ひとつ先の駅まで歩いていました。サンジョバンニでCラインからAラインに乗り換え、フラミニオまで行き、09:00フラミニオで降りてサンタマリア・デル・ポポロ教会へ。ポポロ広場の中央には高さ36mのオベリスクが建っているが、ポポロ教会は中に入れず。

09:20ダ・ヴィンチ美術館の右横から坂道を上り、ピンチョの丘に行き、ローマ市内を一望。やはり中心はサンピエトロ寺院。しばらくベンチで休んでポポロ広場に戻り、サンタマリア・イン・モンテサント教会とサンタマリア・ディ・ミラコーリ教会を撮影して、右のミラコーリ教会だけ入ることができました。ポポロ広場の中央に建つオベリスクの高さは台座を含めると36mにもなり、台座のところではパフォーマーが楽器を演奏していて、レオナルド・ダ・ヴィンチの美術館も隣接。

ピンチョの丘

ピンチョの丘

10:00メトロでフラミニオからスパーニャに移動して、バルカッチャの噴水、スペイン階段、上の方にあるトリニタ・ディ・モンティ教会を撮影。そしてスペイン広場からプロパガンダ通りを道なりに南東に進むとオベリスクがあり、さらにトレヴィの泉に向かう途中で眼鏡屋さんを見つけ、店主と交渉して眼鏡を作ってもらうことに。交渉中にいきなり雹(ひょう)が降り始め、店主のおじちゃんが言うにはよくあることだそう。視力検査をして、フレームは250ユーロと300ユーロのどちらか迷いましたが記念にもなると思い、300ユーロ(50,000円レンズ代も含む)の方を選択。翌日の11時ごろに受け取りに来ることを約束し、半額の150ユーロをカードで支払いました。

11:00すぐ近くのサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会を見学。教会の中にはロレンツォ・ベルニーニの作品の天使像置かれていて、隣接している回廊も静かで美しく、外の喧騒を忘れさせるほどの静かさ。スペイン階段からトレヴィの泉まで歩いていく途中にある教会で、通り過ぎてしまう人も多いですが、無料ですし一見の価値があるので立ち寄るべきです。

その後かなり混雑しているトレヴィの泉に到着。横にある聖人ヴィンチェンツォとアナスタシオ教会も見ごたえあり。白い大理石のとても重厚なつくりの教会で、中も豪華で白を基調とした美しい内装に心も落ち着きました。

12:00パンテオンに向かうと、途中に立派なギャラリー。入場無料のビデオ上映があったので立ち寄ってみると、ハドリアヌス帝の時代における女性の役割のような内容。トイレ休憩も含め、本場ピスタチオのジェラートをイートインで2人分2000円で食べました。

ローマ

ローマ

12:15パンテオンには今まで5回以上入場しましたが、今回から初めて有料。今回は外観のみ。パンテオンから東にある聖イグナチオ・ディ・ロヨラ教会へ。この教会はクーポラのだまし絵が有名で、多くの人が天井画に自分を入れて写真を撮るため行列。

12:30ミネルヴァ広場には象が台座となったオベリスクがあり、その前に聖マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会。ローマで唯一のゴシック建築で外観は教会らしくないが、中に入ってみると美しい青い天井が印象的な教会でした。

12:40ローマ時代の神殿遺跡があるトッレ・アルジェンティーナ広場へ。およそ2000年前にカエサル(シーザー)が「ブルータス、お前もか!」と叫んで暗殺された場所で、そう考えながら見ると感慨深い。

12:50サンピエトロ大聖堂に次いで2番目に高いクーポラを持つ知る人ぞ知る教会「サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ大聖堂」を見学。プッチーニのオペラの「トスカ」に舞台で、全体が金色に輝いていて、とにかく内部のきらびやかさはうっとりするほど美しかったです。

サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ大聖堂

サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ大聖堂

13:00ナヴォーナ広場に到着。この広場は南北に細長く3つの噴水があるいつ来ても多くの人で溢れています。大きな広場で、南にムーア人の噴水、中央にオベリスクと四大河の噴水、北側にネプチューンの噴水。ムーア人の噴水の前にあるノストラ・シニョーラ・デル・サクロ・クオーレ教会、四大河の噴水の前にはサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会、さらにナヴォーナ広場の東側にあるサンティヴォ・アッラ・サピエンツァ教会に行き、回廊の中央から中庭を挟んでクーポラと尖塔が青い空に映えているのが見え、すばらしい構図とデザイン。

次に、ナヴォーナ広場から北へ歩き、テヴェレ川に突き当たり、ウンベルト1世橋を渡ったところには修復中の最高裁判所があり、川沿いにサンタンジェロ城をめざす。サンタンジェロ橋を渡り、そして、サンタンジェロ城を撮影。サンピエトロ寺院には長蛇の列ができていましたが、何回か入ったことがあるので今回は入りませんでした。ヴァチカン美術館に入れば裏口からサンピエトロ寺院に入る裏ワザがあるので知っていると得です

次に共和国広場へ移動。広場の中央には4人の妖精の彫刻があるナイアディの噴水があり、勢いよく水を噴き上げていました。いくつか回った教会のひとつサンタマリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂の外観はとても教会には見えません。壊れかかった石の建物のようです。教会内にはすばらしい絵画とクーポラにはめ込んだステンドグラスがあるそうですが、残念ながら外観だけの見学になりました。2つ目はセント・ポールズウィズイン・ザ・ウォールズ教会。小さな教会で、中も外も白と黄土色のストライプ柄が特徴的。3つ目はサンタ・スザンナ教会。ファザードはとても立派で比較的大きな教会。サンベルナルド広場の東側にあるモーゼの泉も壁のレリーフや彫刻がすばらしかったです。モーゼの泉のすぐ近くに4つ目のサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会。豪華な絵画と彫刻があるので見逃せません。

ローマ

ローマ

スーパーマーケットでサラダやおつまみ、昨日と同じピザ屋さんでピザも買って、ホテルへ戻りました。

3月7日 帰国前夜、ローマ観光を思い残すことなく堪能
最後の晩餐は5年ぶりに再訪した「リストランテ・テーマ」にて

朝食を食べて、8:30ホテルを出発して、メトロのピニェートに到着。09:00Cラインのサンジョバンニで下車。地上に出ると水道橋が見え、そこをくぐって進み、2度目のサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ教会に到着。ラテラノ教会はローマ4大バシリカ(大聖堂)のうちの一つでセキュリティチェックも厳しく、おみやげ用として段ボールで包装していた熊手も開けなさいと言われました。サンピエトロ大聖堂に次ぐ第2の格式というだけあって、広さと天井までの高さ、中央祭壇の美しさ、多くの絵画、そして左右の大きな聖人の彫刻に圧倒されました。

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ教会

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ教会

09:30サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の道路はさんだ反対側にあるスカラサンタ教会は金色の装飾の教会。外のベンチに座って休憩しながら撮影。10:00Aラインのビットリオ・エマヌエールで下車。途中にも素朴なつくりのごく小さなサンティ・ヴィート・エ・モデスト教会があり、400~500mほど歩いてサンタ・マリア・マッジョーレ教会へ。この教会もローマ4大バシリカのうちの一つです。教会内はとても豪華で威厳があり、祭壇のモザイク、ホールの天井はその美しさに驚きました。

Aラインでテルミニ駅に行き、Bラインに乗り換え、今夜予約しているリストランテ・テーマの場所確認のためカヴァール駅へ。確認後、Aラインに乗り換えてスパーニャ駅へ。昨日予約した眼鏡を取りに行き、眼鏡屋のおじいちゃん、跡継ぎの息子さんといろいろ話して、またいつでも訪ねておいで、と握手をして別れました。

11:30再びAラインスパーニャからBラインのカヴァール駅へ。カヴァール通りから有名なボルジア階段を上ると、教会らしくないクリーム色のサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会が見えてきました。小さな教会なのでそれほど広くはなく、物語を描いたような天井画などをひと通り見学し、外のベンチで菓子パンを食べていると守衛の人が「もうすぐ閉めるよ。ヴィンチの彫刻は見たかい?」と言って案内板を指さした。ここはミケランジェロ作「モーゼ像」があることで有名なのだそうだ。言ってくれなければ仁和寺の法師になるところだった。もう一度教会に入り、教会右側にある「モーゼ像」を見学。モーゼ像の両側にある像はミケランジェロとラファエロの共同作品なのだそうだ。

サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会

サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会

12:00Bラインのカヴァール駅からコロッセオ駅までは1駅。地上に出ると目の前に雄大なコロッセオが見えてきて、ローマに来たら必ず目にする風景。来るたびに修復が進んでいる。コロッセオをひと回り、フォロ・ロマーノの遠景やコンスタンティヌス大帝の凱旋門などを撮影し、石のベンチで水分補給のためひと休み。

12:50Bラインコロッセオからチルコマッシモまでは1駅。メトロから地上に出てパラティーノの丘を右手に見ながらアヴェンティーノの丘を散策。丘の中ほどにはジュゼッペ・マッツィーニ記念碑があり、さらに奥の方にある古い教会を目指す。丘の頂上にあるサヴェッロ公園(アランチ庭園)が展望スポットになっていて、おじさんのギ ターに合わせて高校生ぐらいの若い子たちが歌を歌っていました。公園のすぐそばにあるサンタ・サビーナ聖堂を見学し、外観は歴史のありそうなそれほど大きく感じない建物でしたが、中に入ってみたら外観とは違ってかなり広く、主祭壇近 くの天井や壁には一面に絵が描かれていました。さらに奥の方にあるサンティ・ボニファチョ・エ・アレッシオ聖堂も外観だけ撮影。

14:00大きな通りに出て「ローマの休日」で世界的に有名になったサンタマリア・イン・コスメディアン教会は、長い行列。教会の中を見学すると、地下聖堂は1ユーロのお布施を払って入れ、ミステリアスな祭壇がありました。前に「真実の口」には手を入れて撮影したことがあるので枠の外から撮影。

橋を渡り、トラステヴェレ地区へ。ポルセテーゼの蚤の市に行ってみと、日曜日だけのようでした。次にサンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ聖堂を見学し、サン・クリソゴーノ教会の前を通ると10年前に食事をした「カルロメンタ」があり、人気店だけにお店の前には行列ができていました。

ローマでも最も古い教会のひとつサンタマリア・イン・トラステヴェレ教会は外から見るとすごくシンプルな教会に見えますが、中に入ると金色の豪華絢爛なモザイク画ですごく驚かされました。

バスでテルミニ駅へ。対面席でヴェローナから初めてローマに来た夫婦に、ヴェローナはロミオとジュリエットの話で有名なジュリエッタハウスと古代競技場であるアレーナで有名なのでその話をしたら喜んでくれ、テルミニ駅でヴェローナからきた夫婦と最後に記念写真。

メトロでホテルに戻りシャワーと休憩して、19:00予約していたリストランテ・テーマへ。コスパのいいお店として日本人に人気のレストラン。「私のことを覚えていますか?」「もちろんですよ」と5年ぶりに再会。お土産に霧島神宮の縁起物の「熊手」、海外で評価の高いサランラップ、携帯カイロを渡しました。食事は生ビール、海鮮サラダの前菜、ボンゴレパスタ、白身魚のアクアパッツアなど。手長エビのリゾットを持ってきたので「注文してないよ」というと「タダ」と言ってサービスしてくれました。最後はいつものようにリモンチェロとチェリー酒をサービスしてもらう。おみやげまでもらい、最後に一緒に記念撮影をしてホテルに戻りました。

リストランテ・テーマ

リストランテ・テーマ

3月8日 いよいよ帰国日

09:30ホテルをチェックアウトして、バスでテルミニ駅へ。10:55テルミニ発空港行きのバスに乗り、12:00ローマフィウミチーノ空港到着。搭乗手続き、早めのセキュリティを済ませて、15:35 フィウミチーノ空港出発。22:55ドーハ空港に到着して、翌日日本に帰国しました。

内藤さん、お世話になりました。

ようやく長年の夢だったエジンバラに夫婦で訪れることができました。内藤さん、ご手配ありがとうございます。またよろしくお願いします。

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お客様のご旅行日程

1日目
成田発~
(カタール航空)
【滞在】機内
2日目
ドーハ経由~エジンバラ着
エジンバラ観光
(スコット記念塔、エディンバラ城、ロイヤルマイル、セント・ジャイルズ大聖堂、ホリールードハウス宮殿、ネルソン記念碑、セントメアリー教会、シャーロックホームズの銅像)
【滞在】エジンバラ
3日目
エジンバラ観光
(国立図書館、エレファントハウス、国立博物館、グレイフライヤーズ教会、エディンバラ大学、グレイフライヤーズ公園、)
エジンバラ発~ロンドン着
(GR)
【滞在】ロンドン
4日目
ロンドン観光
(トラファルガー広場、ネルソン記念塔、ナショナルギャラリー、ビッグベン、ロンドンアイ、大英博物館)
ロンドン発~パリ着
(EUROSTA)
【滞在】パリ
5日目
パリ発~シャルトル着
シャルトル観光
(シャルトル大聖堂)
シャルトル発~パリ着
パリ観光(マドレーヌ寺院、シテ島、ノートルダム大聖堂、メダイユ教会、シャンゼリゼ通り、凱旋門、サン・ポール・サン・ルイ教会、ヴォージュ広場、バスティーユ広場)
【滞在】パリ
6日目
パリ発~ローマ着
(ITAエアウェイズ)
【滞在】ローマ
7日目
ローマ観光
(サンタマリア・デル・ポポロ教会、ダ・ヴィンチ美術館、サンタマリア・イン・モンテサント教会とサンタマリア・ディ・ミラコーリ教会、サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会、トレヴィの泉、パンテオン、ミネルヴァ広場、聖マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会、トッレ・アルジェンティーナ広場、サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ大聖堂、ナヴォーナ広場、ノストラ・シニョーラ・デル・サクロ・クオーレ教会、サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会、サンティヴォ・アッラ・サピエンツァ教会、サンピエトロ寺院、サンタンジェロ城、ヴァチカン美術館、サンタマリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂、セント・ポールズウィズイン・ザ・ウォールズ教会、サンタ・スザンナ教会、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会)
【滞在】ローマ
8日目
ローマ観光
(サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ教会、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、スカラサンタ教会、サンタ・マリア・マッジョーレ教会、サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会、アヴェンティーノの丘、コロッセオ、サンタマリア・イン・コスメディアン教会、サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ聖堂、サン・クリソゴーノ教会)
【滞在】ローマ
9日目
ローマ発~ドーハ経由
(カタール航空)
【滞在】機内
10日目
成田着
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