話題沸騰中！韓国ドラマ『愛の不時着』に登場する韓国チキン＆おすすめチキンショップ紹介

『愛の不時着』とは

『愛の不時着』とは韓国では昨年12月から今年2月にかけてtvNで放送され、その後ネットフリックスの配信を通して日本でも話題になった大ヒット韓国ドラマです。日本では2020年2月に配信が開始されてから現在も常にランキング上位を占めています。

突風によるパラグライダーの事故で、北朝鮮に不時着した財閥の跡取り娘ユン・セリ（ソン・イェジン）と、彼女を隠して守るうちに愛するようになる北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク（ヒョンビン）の絶対極秘ラブストーリー。 普段韓国ドラマをみない人も夢中になった人が多いといわれる話題沸騰中の韓国ドラマです。 

ドラマにでてくるチキンブランドは？

韓国No.1の店舗数を誇る「bb.qチキン」

ドラマにでてくるのは「bb.qチキン」という韓国最大手のチキンチェーンです。店名の「bb.q」は「best of the best quality」という意味で、最高品質のものを提供するという意味がこめられています。

世界25ヵ国2,500店舗と韓国No.1の店舗数を誇るbb.qチキンは『愛の不時着』以外にも『トッケビ』など多数の人気韓国ドラマに登場しています。bb.qのチキンは「神の贈り物」と呼ばれているエキストラバージンオイルで揚げたサクッとした食感のチキンが特徴です。

bb.qチキンのおすすめは黄金オリーブチキン。ドラマ内で主人公たちも食べているチキンです。このチキンの特徴はとにかく衣がサックサクなこと。韓国のチキンは基本サクサクですが、黄金オリーブチキンはダントツでサクサクです。骨があると食べづらい人には骨なしメニューもあるので安心してください。

「黄金オリーブチキン」骨なし

辛いものが好きな人にはヤンニョムチキンがおすすめ。黄金オリーブチキンと並ぶ人気メニューです。甘辛いタレがからまったチキンは口にいれた瞬間から美味しさが広がります。

韓国では甘辛ですが辛いのが得意ではない人には普通に辛いので注意を

フライドチキンもヤンニョムチキンもどちらも食べたい人におすすめのメニューが「黄金オリーブチキンとヤンニョムチキンのハーフ＆ハーフ」。サックサクでシンプルな味付けの黄金オリーブチキンと辛めのヤンニョムチキンの2つが一度に楽しめるため飽きることなく食べることができます。

bb.qチキンのチキンの値段は店舗によって100～200円ほど異なりますが、ほとんどのメニューが1,900円～2,200円ほどです。チェーン店なのに値段が違うの？と思いますが、チェーン店であっても味や値段が違うことは韓国ではよくあることなので覚えておいてください。

『愛の不時着』に登場する店舗は多数ありますが、観光に便利な店舗は梨大（イデ）店です。

人気のサイドメニュー

チーズボールは基本5個入りで販売

チキン店ではチキンだけを頼む人がほとんどですが、ポテトフライやサラダなどのサイドメニューも販売されています。サイドメニューの中でも特に人気なのが「チーズボール」(5000w≒500円)です。「チーズボール」とは揚げドーナツのような生地のなかにたっぷりのモッツァレアチーズが入ったもの。サクッと揚がった生地にモチっとした食感、中からとろーりあふれる甘いチーズはチーズ好きにはたまらない味です。韓国ではチーズボールの専門店ができたほど人気のメニューです。

ビールとチキン

最強の組み合わせ！

韓国でビールのおつまみといえばチキン。チキンとメクチュ(韓国語でビール)でチメクという造語があるほどビールとチキンは定番のセットです。そのためほとんどのチキン店でビールの販売がされています。『愛の不時着』でも店内でサッカーの試合をみながらビールとチキンを食べみんなで大盛り上がりしています。シンプルな味付けの黄金オリーブチキンも辛いヤンニョムチキンもビールとの相性抜群です！チキンをたのむとチキンム（大根のピクルス）がついてくるので、チキンにかぶりつきながらビールを飲み、時々チキンムでお口直しをするのが韓国チキンの食べ方。韓国旅行に行った際はぜひチメクを試してみてください。

テイクアウトもデリバリーも可能

韓国のチキン店は基本1羽から！日本のように1ピースずつ買えるわけではないため、ひとつたのんでみんなでシェアするのが一般的。韓国人は1人で1羽食べる人もいますが、基本は2～3人でシェアしてちょうどいい量。しかし2人旅の場合、チキンを食べなれていない日本人にとってはシェアしても食べきるのはなかなか大変かもしれません。食べきれなかった分はスタッフにいえばお持ち帰りできるので安心してください。

冷めても美味しいチキン

個人的には店内で食べるよりもテイクアウトがおすすめです。景色のよい漢江でピクニック気分で食べると美味しさ倍増！またチキンは夜食の定番メニュー。少し早めに夕飯を食べ、夜食を食べるのが韓国スタイルです。ホテルでリラックスしながら食べるチキンは最高です。またチキン店ではあまり販売されていないトッポッキなど自分の食べたいものをいろいろ買ってチキンと一緒に食べるのもテイクアウトの楽しみ方です。食べきれなくても次の日食べれば問題なし！韓国チキンは次の日食べても美味しいです。

都内でも味わえる！日本店舗紹介

実はbb.qチキンは日本にも店舗があり、本場韓国の味を日本でも楽しむことができるんです！日本店舗は「嵐にしやがれ」でも紹介されており話題となっております。

日本のbb.qチキンでは人気のオリーブチキンやヤンニョムチキンはもちろん、チキン以外にもバーガーなど韓国にはないメニューも販売しております。チキン、トッピング、ドレッシングを自分の好みで組み合わせできるカスタムサラダ(590円～)やオリーブチキンカレー(単品690円)などのごはん系まで！チキン以外のメニューも豊富です。

また日本ではオリーブチキンが1ピース(290円)から注文可能。食べきれない心配も必要なしです。

現在日本には3店舗オープンしており、すべてが都内にあります。下記にて店舗詳細をご紹介します。

bb.q OLIVE CHICKEN café　大鳥居店

2016年12月にオープン。京急空港線「大鳥居駅」東口をでてすぐ左手にあります。羽田空港に近いため旅行に帰りによってもいいかもしれません。

3店舗の中で唯一デリバリ―が可能となっております。

bb.q OLIVE CHICKEN cafe 笹塚店

2018年10月オープン。京王線「笹塚駅」から徒歩1分の所にあります。笹塚駅は京王線で新宿から3駅のため、3店舗の中で1番アクセスしやすいかもしれません。ただし座席数は10席と小さめのため、混みあっている場合はテイクアウトでの利用がおすすめです。

bb.q OLIVE CHICKEN cafe ポンテポルタ千住店

2020年6月にオープンした一番新しい店舗です。京成本線「千住大橋駅」から徒歩1分のところにあります。ショッピングセンターの中にあるので、お買い物時の休憩としても利用できるのがいいですね。座席は33席あるのでイートインスペースも充実しています。

その他おすすめのチキンブランド

韓国のコンビニの店舗数よりチキンの店舗数が多いといわれる韓国。チェーン店から個人店まで多くの種類のチキンがあります。ドラマにでてくるチキンブランド以外にも美味しいチキンブランドがたくさんあるのでその中から人気の高いチキン店を2つご紹介します。

不動の人気「KyoChon Chicken（キョチョンチキン）」

チキンといえばキョチョンといわれるほど、韓国で何年も人気1位を取り続けているキョチョンチキン。2019年も300を超えるチキンブランドの中で年間売り上げランキング1位でした。消費者の健康を一番に考え、鶏肉や野菜は新鮮な韓国産を厳選し、調味料やソースも独自に研究・開発した無添加のものを使用するなどヘルシーなチキンが人気です。

注文を受けてから二度揚げ

フライドチキンは、どのお店でも二度揚げが基本です。多くのお店は提供の時間を短くするためにも、下準備としてチキンを揚げておき、注文が入ってから再度揚げる方法をとっています。しかしキョチョンチキンでは注文を受けてから鶏肉の下準備をして味付けし、一度揚げた後に再度揚げているのです。多少提供までの時間はかかりますが、その分カリカリで出来立ての美味しいチキンが楽しめるのが特徴です。

ちなみにチキン店の提供時間は混雑状況にもよりますが、基本は10分～15分ほど、キョチョンチキンは20分～30分ほどです。

一番人気は「ハニーシリーズ」

キョチョンチキンの基本のチキンの味は4種類。

キョチョンオリジナルソースであるニンニク醤油味の「GARLIC SOY」、辛い味付けの「RED」、はちみつ味の「HONEY」、米粉をまぶしてあげた「SALSAL」です。

特に人気なシリーズは醤油とにんにくの風味が香るオリジナルソースに、はちみつソースを加えた「ハニーシリーズ」。このチキンは辛くないため、辛いものが苦手な方でも食べることができます。にんにく醤油とはちみつベースの甘いソースが絡まったチキンはあまじょっぱくてやみつきになる味です。

首などの部位も入っている「ハニーオリジナル」

キョチョンチキンは部位を選ぶこともできます。

すべての部位が「ORIGINAL」、手羽先・手羽元・もも肉が「COMBO」、もも肉が「STICK」、手羽先・手羽元が「WING」です。骨なしを選ぶこともできますので部位にこだわりがない人は骨なしがおすすめです。またサルサルチキンは骨なしのみとなります。

味と部位によって値段が異なりますが、チキンの値段はどれも1,600円～2,000円。オリジナルが一番安く、骨なしが一番高いです。

豊富なメニューが人気「bhcチキン」

メニューのラインアップが豊富なことで人気を博している「bhcチキン」。常に新メニューを発信し続け、若者を中心に支持を集めているチキンチェーンです。

醤油味のチキンに唐辛子や香味野菜がトッピングされた「マッチョキング」（17000ｗ≒1700円）やガーリックたっぷりの「チレカチキン」（17000ｗ≒1700円）などたくさんのメニューがあります。中でも人気のチキンはチーズやニンニクパウダーがふんだんにかかった「プリンクルチキン」（17000ｗ≒1700円）！チーズ味のお菓子のような味でおもたくないのでぱくぱく食べられます。

「プリンクルチキン」骨なし

プリンクルチキンをたのむとヨーグルト風味のソースがついてきます。ソースにつけて食べるとさらにチーズの風味が増し、ソースなしとはまた違った美味しさを楽しめます。

大人気のプリンクルシリーズはその人気の高さからチキンだけでなくサイドメニューにも登場しています。フライドポテトやチーズボールにプリンクルパウダーをかけたプリンカムジャ（カムジャは韓国語でじゃがいも）（4000w≒400円）やプリンチーズボール（5500ｗ≒550円）。屋台などで食べることのできる韓国で大ブームをおこしたおやつ「ソトック」にプリンクルパウダーをかけたプリンソトック（300ｗ≒300円）。ソトックとはソーセージとトック（韓国語でお餅）が交互に串にささったものです。

韓国の屋台で人気のおやつ「ソトック」

そのまま食べても美味しいサイドメニューに魔法の粉であるプリンクルパウダーをかけることで美味しさが格段にアップ！どのメニューもチーズ味のパウダーと相性抜群で「チキンより売れているサイドメニュー」といわれるほどの人気です。

ドラマの味を本場韓国で

ドラマに何度も登場したチキン。飲み会にもチキン。スポーツ観戦時にもチキン。チキン大国といわれるほどチキンをよく食べる韓国！ホテルの近くには必ずチキン店があるはずです。今回紹介したチキンブランドも多くの店舗があり、明洞や弘大など観光客があつまるエリアの近くには店舗がありますので韓国にきた際は日本のチキンとは違ったおいしさのある韓国チキンをぜひ試してみてください。