フィンランドでオーロラを見よう！ベストな時期と場所、おすすめツアーを紹介

フィンランドのオーロラ鑑賞ツアーが人気

フィンランドはラップランド地方を中心に、オーロラ観測率の高さで世界的に知られています。
特に秋から冬、春にかけては、長く暗い夜と澄み切った空気が広がり、幻想的な光のカーテンに出会える機会が増えるでしょう。

観測スポット周辺にはガラスイグルーが整備され、快適な環境で鑑賞できるのも魅力です。
現地ではガイド付きツアーが充実しているため、初心者や短期滞在の旅行者でも高確率でオーロラを目にすることができます。

オーロラとは

オーロラとは、太陽風に含まれる荷電粒子が地球の大気と衝突し、発光する現象です。
北半球では「オーロラ・ボレアリス」と呼ばれ、緑や赤、紫などの光がカーテン状や帯状に揺れ動きます。

フィンランドのラップランドは、地磁気が集中する「オーロラベルト」の範囲に含まれており、安定した条件下で観測できる地域です。

オーロラが見える条件

オーロラを観測するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。

・天候が晴れている

・暗く光害のない場所

・時間帯は22:00～2:00

・Kp指数（オーロラ活動度）が高い

厚い雲は光を遮るため、乾燥した寒い夜が理想的です。
オーロラは、街灯や建物の明かりがない郊外や森の中で観測しましょう。
観測に適した時間帯は22:00～2:00で、Kp指数が高い日ほど発生しやすいとされています。

現地ツアーを予約しておくと、天候やオーロラ活動度を事前に確認し、その日のベストな時間と場所へ案内してもらうことが可能です。

オーロラの観測率

フィンランドのオーロラ観測率は地域差があり、ラップランド地方の主要都市（ロヴァニエミやサーリセルカなど）ではおよそ50％です。

ラップランド地方では年間を通しておよそ200夜、空を彩る光景を楽しめるといわれています。ベストシーズンに3泊以上滞在すれば、オーロラ観測のチャンスが高まるでしょう。

フィンランドでオーロラが見られる時期はいつ？

オーロラの観測シーズンは8月下旬から4月上旬までと長く、白夜が終わるとすぐにチャンスが訪れます。

特に、フィンランドのオーロラ鑑賞におすすめなのは、秋（9～10月）と春（3～4月上旬）の時期です。
この時期は地球と太陽の位置関係の影響で、オーロラが発生する確率が高くなります。
比較的天候も安定していて夜が長いため、初心者でも観測がしやすいでしょう。

秋は紅葉と雪景色を同時に楽しめる魅力があり、春になると気温が少し和らぎ、屋外での観測が快適になります。
天候に合わせて観測地を移動する現地ツアーもあり、限られた日程でも効率的にオーロラを見られるでしょう。

フィンランドでオーロラを見るなら場所はどこがいい？

フィンランドは国土の約3分の1が北極圏にあり、特にラップランド地方は世界有数のオーロラ観測地として知られています。
ただし、同じラップランドでも場所ごとに観測条件や周辺の観光スタイルが異なるため、どこで見るのがベストか、自分たちに合った場所を事前に調べておきましょう。

ここでは、初めて訪れる人からリピーターまで人気の高い4つの場所を紹介します。

ロヴァニエミ

ロヴァニエミはラップランド地方の中心都市で、「サンタクロース村」の所在地としても有名です。
空港があり、ヘルシンキからのアクセスが良く、オーロラ鑑賞の初心者にも人気があります。

市街地から少し離れれば光害の少ない観測スポットも多く、専用ツアーに参加すれば効率的にオーロラを見られるでしょう。

ロヴァニエミの街中にはホテルやレストラン、博物館が揃っており、日中は犬ぞりやスノーモービル、サンタクロース村訪問などアクティビティが豊富です。

都市部と自然のバランスが取れているため、短期間でも充実した時間を過ごせるでしょう。

サーリセルカ

サーリセルカはラップランド地方の北部に位置するリゾート地で、ウルホ・ケッコネン国立公園に隣接しています。
街自体が小規模で光害が少ないため、宿泊施設からオーロラが見えることもあるほどです。

観光客向けのツアー会社が多く、天候やオーロラ活動状況に合わせて郊外へ案内してくれるため、観測できる可能性が高いエリアでもあります。
特に有名なのが、全天を見渡せるガラスイグルーで、暖かい室内から夜空を眺められるのが魅力です。

スキーリゾートとしても人気で、日中はクロスカントリースキーやスノーシュー、夜はオーロラ鑑賞など、アクティブに過ごせるでしょう。

イナリ

イナリはフィンランド北部の小さな町で、サーミ文化の中心地として知られています。
イナリ湖周辺は光害がほとんどなく、湖面に映るオーロラの美しい景色が撮影できるため、写真愛好家にも人気です。

湖が凍結する冬季は氷上からオーロラを観測したり、Siida博物館ではサーミ民族の歴史や文化を学ぶなど、観光と文化体験を組み合わせた旅を楽しめるでしょう。

静かな環境でゆったりとオーロラを鑑賞したい方には、イナリが向いています。ロヴァニエミやイヴァロ空港からバスでアクセスが可能です。

キルピスヤルヴィ

キルピスヤルヴィはフィンランド最北西端、ノルウェーとスウェーデンの国境近くにある村です。
周囲は山岳地帯で空気が澄み、晴天率が高いため、フィンランド国内でもトップクラスの観測確率を誇ります。

ただし、観光開発は控えめなためアクセスはやや難しく、ロヴァニエミから車や長距離バスで約8～10時間かかります。
冬には氷点下20度以下になる日もあるため、防寒対策をしっかりと行いましょう。

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フィンランドでオーロラ鑑賞！おすすめ人気ツアーを紹介

北極圏のオーロラ観測地サンタクロース村＜ロヴァニエミ＞6日間ツアー

1日目：羽田からロヴァニエミへ

羽田空港を出発し、北欧フィンランドへ向けて空の旅が始まります。
ヘルシンキでの乗り継ぎでは、空港内の北欧ブランドショップやカフェに立ち寄り、ムーミングッズやマリメッコ雑貨を眺めたり、シナモンが香るペストリーを味わったりしてみましょう。

ロヴァニエミ到着は翌朝で、白く輝く雪景色と澄み渡った空気が迎えてくれます。
朝の光に包まれた北極圏の街は、到着早々から旅の高揚感を高めてくれるはずです。

2日目：市内観光とオーロラ鑑賞

ホテルに荷物を預けたら、さっそく市内観光に出かけましょう。
ロヴァニエミは北極圏の入口に位置するエリアで、文化施設と自然の両方が充実しています。

アークティクム博物館では北極圏の自然や動物、オーロラ発生の仕組みを学び、夜の観測に向けて期待を高めましょう。
ランチや休憩は、木の温もり溢れる北欧カフェがおすすめです。
午後は雪に覆われた街を歩き、可愛らしい雑貨店やベーカリーをのぞいてみてはいかがでしょうか。

夜は専用車で市外へ出発し、条件が良ければ満天の星空と共にオーロラを鑑賞できます。
空気が凛と張りつめた静かな雪原で空を見上げ、星空の中に揺らめくオーロラを待つ時間は格別です。

3日目：サンタクロース村観光

3日目はロヴァニエミ最大の名所、サンタクロース村に出かけます。

オプションツアーの「サンタクロースサファリ」に参加し、スノーモービルでトナカイファームへ向かいましょう。
トナカイそりやエサやり体験を楽しんだ後は、サンタクロースオフィスで本物のサンタと記念撮影が可能です。世界中から届く手紙が並ぶ郵便局で、自分や家族に「未来の日付」のカードを送るのも良いでしょう。

夕食は地元のレストランで、サーモンスープやトナカイ肉の煮込みなど、寒い冬にぴったりの北欧料理を堪能してはいかがでしょうか。

4日目：スノーモービルサファリと自由散策

オプションツアーの「スノーモービルサファリ」は、真っ白な雪原をスノーモービルで疾走する人気のアクティビティです。
氷結した湖での穴釣りをしたり、焚き火を囲んでのホットドリンク休憩など、冬の北極圏ならではのアウトドアも体験しましょう。

午後は市内で北欧デザインの雑貨店を巡ったり、カフェでシナモンロールとコーヒーをゆっくり味わいながら過ごすのがおすすめです。

夜は最後のオーロラ鑑賞ツアーへ出かけてください。雪原の静けさの中、夜空を横切る光のカーテンに出会えれば、旅の感動は最高潮に達するでしょう。

5日目：ロヴァニエミを出発し帰路へ

ホテルをチェックアウトしたら、旅の余韻を楽しみつつ空港へ向かいます。
免税店でムーミングッズやチョコレートを購入すれば、家族や友人へのお土産も完璧です。
機内では、カメラやスマホに収めたオーロラや雪景色の写真を見返しながら、北極圏での忘れられない日々を思い返してください。

神秘のオーロラが出現する街＜サーリセルカ＞6日間ツアー

1日目：羽田からサーリセルカへ

羽田空港を出発し、ヘルシンキ経由でイヴァロ空港へと向かいましょう。

空港到着後、サーリセルカまでの移動は路線バスが便利です。
車窓からは、一面の雪原と針葉樹林など、まさに北極圏らしい光景が広がります。
星明かりに照らされた雪がきらめき、長旅の疲れを忘れさせてくれるはずです。

2日目：街散策とオーロラ鑑賞

ホテルで一息ついたら、荷物を預けて周辺を散策しましょう。

サーリセルカは小さな町ながら、サーミ文化の資料館や工芸品ショップが点在しています。北欧カフェに入り、焼きたてのベリータルトやシナモンロールとコーヒーで温まるのもおすすめです。

夜はガイドと共に静かな雪原へ移動し、オーロラ鑑賞を楽しみましょう。
澄み渡る夜空に現れるオーロラは、息を呑むほどの美しさです。

3日目：ハスキー犬そりサファリ体験

3日目は、ハスキー犬そりサファリのオプショナルツアーに参加してはいかがでしょうか。
白銀の世界を犬ぞりで駆け抜ける体験は爽快そのものです。
途中の休憩では、犬たちと触れ合ったり、雪原の真ん中で写真を撮ったりと、忘れられない時間を過ごせます。

夜は地元レストランで、トナカイステーキやベリーソースを添えた伝統料理を堪能しましょう。

4日目：家庭料理体験と自由散策

4日目は、「家庭訪問＆家庭料理作り体験」のオプショナルツアーがおすすめです。
現地家庭を訪問し、サーモンスープやカレリアパイなどの家庭料理を一緒に作ります。
キッチンから漂う香りと会話の温かさは、旅に特別な思い出を加えてくれるでしょう。

午後は雪道を散歩しながらお土産探しや、雑貨店巡りを楽しんでください。
夜は最後のオーロラ鑑賞です。静寂の中で空を見上げる時間は、この旅の締めくくりにふさわしいひとときになるでしょう。

5日目：サーリセルカを出発し帰路へ

ホテルをチェックアウトしたら、イヴァロ空港へ向かいます。
空港ではファッツェルチョコレートや北欧雑貨を手に入れ、機内では思い出に浸りながら帰国の途につきましょう。

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