フィリピン航空の日本路線と機材(2026年最新)
フィリピン航空(Philippine Airlines/PR)は、マニラを拠点とするフィリピンのフラッグキャリアです。英国の航空リサーチ会社スカイトラックスから4つ星エアラインの認定を受けており、日本からセブ島・マニラへ向かう際の主要な選択肢のひとつになっています。
同じフィリピン航空でも、機材が違えば座席の広さも、座席モニターの有無も変わります。この記事では、2026年8月時点で日本路線に入っている3つの機材を座席の観点で比較し、クラスごとの違い、スタッフがおすすめする座席、機内食の様子までまとめました。
フィリピン航空はマニラから成田・羽田・中部(名古屋)・関西・福岡・新千歳の6都市、セブから成田・関西の2都市に就航しており、フィリピンの航空会社としては最大規模の日本ネットワークを持っています。2026年10月26日からの冬ダイヤでは成田〜マニラ線と関西〜マニラ線がそれぞれ週21便に増便され、運休していた新千歳〜マニラ線も11月24日から再開する予定です。日本路線は最大で週87便の体制になります。
日本路線に投入されるのは、主に次の3機材です。かつて日本路線で使われていたA320-200は、現在は全機がグループのPALエクスプレスへ移管され、フィリピン国内線で運航されています。
| 機材 | 主に使われる路線 | 総座席数 |
|---|---|---|
| A330-300 | マニラ線の一部 | 309席 |
| A321neo | セブ直行便、マニラ線の一部 | 168席 |
| A321(A321ceo) | マニラ線が中心 | 194席(改修後) |
なお、フィリピン航空は長距離路線向けに最新鋭のA350-1000を2025年12月から導入しており、2026年7月には同型機の追加発注も発表しています。ただしこれらは主に欧米路線向けで、日本路線に入るのは上記の3機材が中心です。
日本路線の機材を座席で比較
まずは3機材の違いを一覧で確認しましょう。プレミアムエコノミークラスが設定されているのはA330-300だけ、という点が座席選びの大きな分かれ目になります。
| 比較項目 | A330-300 | A321neo | A321(改修後) |
|---|---|---|---|
| ビジネスクラス | 18席 | 12席 | 12席 |
| プレミアムエコノミークラス | 24席 | なし | なし |
| エコノミークラス | 267席 | 156席 | 182席 |
| 総座席数 | 309席 | 168席 | 194席 |
| エコノミーのシートピッチ | 約81cm(32インチ) | 約81cm(32インチ) | 約76cm(30インチ) |
| 座席モニター | 全席にあり | 全席にあり | 改修機はあり(未改修機はなし) |
※シートピッチは前の座席との間隔(座席の厚みを含む長さ)です。A321は後述のとおり改修が進行中で、同じ機種でも新旧の仕様が混在しています。
機材別に日本路線をチェック!
1. 3クラス編成の「A330-300」

日本路線では最も大きく、唯一プレミアムエコノミークラスを備えた3クラス編成の機材です。マニラ線の一部で使用されています。全309席の仕様で、各座席にモニター(マイパル eスイート)が付き、座席の下にコンセントがあります。ヘッドホンも無料で配られるため、フライト中に退屈することはありません。

・ビジネスクラス:18席 ・プレミアムエコノミークラス:24席 ・エコノミークラス:267席
ビジネスクラス(18席)

日本路線の中では最も格上のシートです。座席のモニターが大きく、プライベートな空間で映像を楽しめます。シートの角度や音量、照明を調整できるリモコンも付いており、横になったまま自分の好みに合わせられるのはビジネスクラスならではです。
・座席の幅:約58cm(23インチ) ・シートピッチ:約152cm(60インチ) ・リクライニング:フルフラット可(ベッド時の全長 約198cm) ・座席モニター:約47cm(18.5インチ)

プレミアムエコノミークラス(24席)

プレミアムエコノミークラスは、大まかに言えばエコノミークラスとビジネスクラスの中間にあたるクラスです。背もたれをエコノミークラスより5cmほど多く倒すことができ、脚のリクライニングも付いています。日本路線でこのクラスを選べるのは、A330-300が入るマニラ線に限られます。
・座席の幅:約50cm(19.55インチ) ・シートピッチ:約97cm(38インチ) ・リクライニング:約20cm(8インチ) ・座席モニター:約34cm(13.3インチ)
エコノミークラス(267席)

A330-300は国際線規格の大型機ですが、309席の仕様は2-4-2配列で座席が詰まっていないため、中央ブロックの席でも出入りが比較的楽なのがポイントです。エコノミークラスとしてはモニターが大きく、座席の横幅にもゆとりがあります。
・座席の幅:約46cm(18インチ) ・シートピッチ:約81cm(32インチ) ・リクライニング:約15cm(6インチ) ・座席モニター:約26cm(10.1インチ)



「機内食のビーフカレーはご飯が日本米のようで大変美味しかったですし、最新の機体だったのか個別液晶モニターで最新作の映画『トップガン・マーベリック』を鑑賞できました」(お客様(50代・夫婦旅行))
2. セブ直行便の主力「A321neo」

成田・関西からのセブ島直行便を中心に、マニラ線の一部でも使用されている機材です。ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス編成で、プレミアムエコノミークラスの設定はありません。イメージとしてはA330-300を一回り小さくしたような機材で、エコノミークラスまで全席にモニターが付き、ヘッドホンも無料で配られます。

・ビジネスクラス:12席 ・エコノミークラス:156席
ビジネスクラス(12席)

プレミアムエコノミークラスがない分、A321neoのビジネスクラスはゆったりとした仕様です。シートはA330-300と同様にフルフラットまで倒すことができます。
・座席の幅:約58cm(23インチ) ・シートピッチ:約152cm(60インチ) ・リクライニング:フルフラット可 ・座席モニター:約40cm(15.6インチ) ・USBポート/コンセントあり
エコノミークラス(156席)

A321neoは、ビジネスクラス前方・エコノミークラス中央・最後方の3か所にトイレがあります。中央寄りの座席でも気兼ねなくトイレに立てるのはうれしいポイントです。
・座席の幅:約46cm(18インチ) ・シートピッチ:約81cm(32インチ) ・リクライニング:約13cm(5インチ) ・座席モニター:約26cm(10.1インチ) ・USBポート/コンセントあり



「フライトは大寒波の影響で揺れましたが、快適でした」「機内食は安定した美味しさでした」(お客様(50代女性・カップル/夫婦旅行))
3. リニューアルが進む「A321」

マニラ線を中心に使われている機材です。この機材は2025年9月から大規模な客室改修が始まっており、座席の仕様が大きく変わりました。改修後は12席のビジネスクラスと182席のエコノミークラスの計194席となり、従来199席だった座席数を減らして快適性を優先した構成になっています。
改修でとくに大きく変わったのが、次の3点です。
| 項目 | 改修前 | 改修後 |
|---|---|---|
| ビジネスのシートピッチ | 約94cm(37インチ) | 約114cm(45インチ) |
| ビジネスのリクライニング | 約15cm(6インチ) | 約25cm(10インチ) |
| 座席モニター | なし(機内Wi-Fiのアプリ配信のみ) | ビジネス約34cm/エコノミー約26cm を新設 |
改修機ではUSB電源も備わり、座席モニターが付いたことで、以前のように自分のスマホやタブレットにアプリを入れて備える必要がなくなりました。一方で、改修にともないプレミアムエコノミークラスは廃止されています。

エコノミークラスのシートピッチは約76cm(30インチ)で、改修の前後で変わりません。A330-300やA321neoの約81cmと比べるとやや狭いため、脚まわりのゆとりを重視する方は後述の非常口席も検討してみてください。



なお、改修は2026年に9機、2027年に残り6機という計画で順次進められているため、しばらくは改修機と未改修機が混在します。予約の時点でどちらに当たるかを確定させることは難しいので、座席モニターの有無にこだわる場合は、全席にモニターが付いているA330-300やA321neoが入る便を選ぶほうが確実です。
フィリピン航空で行くセブ島ツアー
セブ直行便に使われるA321neoは、エコノミークラスでも全席モニター付き。成田・関西からは乗り継ぎなしで、約4〜5時間でセブに到着します。航空券とホテルがセットになったツアーなら手配はまとめて完結し、ホテルのグレードや滞在日数も選べます。
セブ島へは成田・関空から直行便が就航しており、羽田・名古屋・福岡からはマニラ乗り継ぎで向かいます。往復送迎や特典が付いたセブ島ツアーを、出発地別にご紹介します。
成田発 セブ島|フィリピン航空 直行便・往復専用車送迎付き

成田発・フィリピン航空の直行便利用。マクタンニュータウンビーチが徒歩圏内の『メルキュール マクタン セブ』に宿泊し、往復専用車送迎と18大特典が付いたプランです。
羽田発 セブ島|ジンベイザメツアー付き・往復送迎付き

羽田発・フィリピン航空利用。セブ島で人気のジンベイザメツアーが付いたプランで、宿泊は『メルキュール マクタン セブ』。往復送迎と18大特典付きです。
関空発 セブ島|フィリピン航空 直行便・ビーチリゾート泊

関空発・フィリピン航空の直行便利用。プライベートビーチを備えた4つ星『セブ ホワイトサンズ』に宿泊し、4時間のカーチャーターと18大特典が付いたプランです。
名古屋発 セブ島|往復専用車送迎&18大特典付き

名古屋発・フィリピン航空利用(マニラ乗り継ぎ)。マクタン島の『パークヒルホテル』に宿泊し、往復専用車送迎と18大特典が付いたプランです。
お得情報!スタッフがおすすめする2つの座席
プチ贅沢に「プレミアムエコノミークラス」(A330-300のマニラ線)
プレミアムエコノミークラスは、エコノミークラスの窮屈さを避けたいけれど、ビジネスクラスまでは予算を上げたくないという方にちょうどよいクラスです。背もたれを気兼ねなく倒せて脚のリクライニングも付くため、追加の費用を抑えながら快適さを取れるのが魅力です。
ただし前述のとおり、日本路線でプレミアムエコノミークラスを選べるのはA330-300が入るマニラ線に限られます。A321neoにはもともと設定がなく、A321も改修にともなって廃止されました。セブ直行便では選べない点にご注意ください。
座席の幅や機内サービスをより詳しく知りたい方は、プレミアムエコノミークラスでセブ島へ!座席幅・機内サービス等もあわせてご覧ください。
脚を伸ばして快適な「非常口席」

非常口席は、プレミアムエコノミークラスの座席よりもシートピッチが広く、脚を伸ばして過ごせる“穴場席”です。肘掛けが上がらないタイプが多く座席の幅は狭くなりますが、横幅よりも脚まわりのゆとりを優先したい方には向いています。
非常口席に座る際は、搭乗前に「緊急時に英語での指示に従って行動できるか」という確認が英語であります。あくまで緊急時に英語で対応できるかを尋ねるものなので、差し支えなければ「Yes」と答えて問題ありませんが、その点は知っておきましょう。
座席指定と機内での過ごし方
座席は事前指定をしておくと、当日の座席運に左右されずに済みます。隣を空けたい、通路側を確保したいといった希望がある場合はとくに有効です。
「事前に座席指定で2人席を予約していたので、お隣もおらず気兼ねなくゆったりできました」(お客様(40代女性・夫婦旅行))
「薄めの羽織を持っていましたが、機内は寒いです」(お客様(50代女性・家族旅行))
フィリピン路線は日本を夜に発つ便や深夜に戻る便もあるため、羽織るものと機内で眠るための備えがあると快適に過ごせます。
プレミアムエコノミークラスで行くマニラ
プレミアムエコノミークラスが設定されたA330-300が入るのはマニラ線です。マニラへは6都市から直行便が就航しており、乗り継ぎなしで約4〜5時間。到着後は自由に動けるプランもあり、市内観光やショッピングを気ままに楽しめます。
プレミアムエコノミークラスが設定されているA330-300が入るのはマニラ線です。マニラへはフィリピン航空の直行便が6都市から就航しています。出発地別にツアーをご紹介します。
成田発 マニラ|フィリピン航空 直行便・到着後から自由行動

成田発・フィリピン航空の直行便利用。ロビンソンプレイスモールが徒歩圏内の『オクタゴンマンション』に宿泊し、送迎なしで到着後から自由に動けるプランです。
羽田発 マニラ|フィリピン航空 直行便・到着後から自由行動

羽田発・フィリピン航空の直行便利用。市内観光やショッピングに便利な『オクタゴンマンション』に宿泊し、送迎なしで到着後から自由に動けるプランです。
関空発 マニラ|フィリピン航空 直行便・到着後から自由行動

関空発・フィリピン航空の直行便利用。ロビンソンプレイスモールが徒歩圏内の『オクタゴンマンション』に宿泊。滞在日数やホテルのアレンジもできます。
名古屋発 マニラ|フィリピン航空 直行便・到着後から自由行動

名古屋発・フィリピン航空の直行便利用。『オクタゴンマンション』に宿泊し、送迎なしで到着後から自由に動けるプランです。市内の移動もしやすい立地です。
運航機材の調べ方
どの機材が使われるかは、出発地となる空港の公式サイトで調べられます。あらかじめ確認していた機材も運航状況によって変更される場合がありますので、当日にもう一度スケジュールを確認しておくと安心です。便名(例:PR431 など、PRに続く3桁の数字)から検索できます。主な就航空港の発着案内は成田国際空港/羽田空港/関西国際空港の各公式サイトから確認できます。
※空港によっては機種まで表示されない場合があります。その場合はフィリピン航空の公式サイトや予約時の案内でご確認ください。
よくある質問
フィリピン航空のプレミアムエコノミークラスはどの便でも選べますか?
いいえ。日本路線でプレミアムエコノミークラスを選べるのは、A330-300が入るマニラ線に限られます。セブ直行便に使われるA321neoには設定がなく、A321も客室改修にともなって廃止されました。
座席モニターは全機材に付いていますか?
A330-300とA321neoは、エコノミークラスを含む全席にモニターが付いています。A321は2025年9月から始まった客室改修で座席モニターが新設されましたが、改修が済んでいない機材にはモニターがありません。
ヘッドホンは配布されますか?
A330-300とA321neoでは無料で配布されます。従来のA321はアプリ配信が中心でヘッドホンの配布がなく、各自で用意する必要がありました。心配な場合は、使い慣れたイヤホンを持参しておくと確実です。
セブ島への直行便はどの空港から出ていますか?
2026年8月時点では、成田と関西からセブへの直行便が就航しています。羽田・中部(名古屋)・福岡・新千歳からは、マニラで乗り継いでセブへ向かうルートになります。
エコノミークラスで少しでも快適に過ごすには?
シートピッチに余裕のあるA330-300やA321neoが入る便を選ぶ、脚を伸ばせる非常口席を検討する、事前に座席を指定しておく、という3つが有効です。機内は冷えることがあるため、羽織るものを手荷物に入れておくこともおすすめします。
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※掲載情報は2026年8月時点のものです。座席の仕様・運航機材・就航路線は変更される場合がありますので、最新の情報はフィリピン航空の公式サイトや予約時の案内でご確認ください。
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