2024 東京発 夏休み海外旅行特集

パリに行くならセーヌ川左岸!おすすめ観光スポット6選!

パリといえばオペラ座、ルーブル美術館、凱旋門?それだけではないんです!旅行会社社員としておすすめしたいのがパリの左岸!学生街のカルチェ・ラタン、おしゃれなお店が多いサン・ジェルマン・デ・プレ。2019年9月上旬に友人と行ったパリ旅行での体験をふまえて、パリをより一層楽しめる、魅力いっぱいのセーヌ川左岸をご案内いたします。

そもそもパリ・セーヌ川左岸って?

パリは20区にわかれており、市内中央をセーヌ川が流れています。

セーヌ川を挟んで北部が右岸、南部が左岸。

観光名所として名高い凱旋門やシャンゼリゼ通り、ルーブル美術館などは右岸に位置しており、左岸はどちらかというとパリに住む人たちに根付いた地域です。例えば、パリの有名な大学であるソルボンヌ大学は左岸のパリ5区、6区にまたがっています。

このパリ5区、6区は「カルチェ・ラタン」と呼ばれます。かつてこの地で学んだ学生たちがラテン語を話したことから「ラテン語の地区」という意味でこの地域は「カルチェ・ラタン」と言われるようになりました。

ほかにもセーヌ川左岸のサン・ジェルマン・デ・プレ地区は、パリ最古の教会であるサン・ジェルマン・デ・プレ教会を中心としたパリ6区、7区にわたるエリアを指します。とくにサン・ジェルマン大通りは17世紀~19世紀にかけて貴族の邸宅が建てられた高級住宅街で、1930年代からは繁華街として栄えました。昔から知識人や文化人が集まる地域で、今もおしゃれなカフェやショップが多く、パリ屈指のブティック街として有名です。

実際にセーヌ川左岸に行ってみるとそのとおり!

カルチェ・ラタンは若者が多く、夕方になると飲食店に若い人がたくさん集まってきます…!学生さん向けのリーズナブルで美味しい飲食店は、旅行者にとっても魅力的です。

サン・ジェルマン・デ・プレは東京でいう表参道や青山のような雰囲気。おしゃれをして並木道を闊歩したくなりますよ!

セーヌ川左岸のメイン通り、サンジェルマン大通り

セーヌ川左岸、ホテルはどのあたりが便利か?

パリを初めて訪れる方は、利便性が高いオペラ座周辺やモンマルトルの丘周辺のパリ2区、9区あたりに宿泊することが多いですが、セーヌ川左岸はどのあたりのホテルが便利なのでしょうか。

セーヌ川右岸に比べると左岸はホテル数が少なくなりますが、サンジェルマンデプレ駅~クリュニーラソルボンヌ駅周辺がおすすめです。

とくにクリュニーラソルボンヌ駅はサンミッシェル駅とサンミッシェルノートルダム駅と繋がっており、パリを南北につらぬくメトロ4号線と、左岸を東西につらぬくメトロ10号線、またシャルルドゴール空港につながるRERのB線に乗ることができます。

パリの東西南北、さらに空港までアクセスができるのでとても利便性が高いです!

 

「ホテルクリュニースクエア」に泊まってみた!

なんとしてもパリ・セーヌ川の左岸に泊まってパリに住んでいるような観光をしてみたい…と企んだ私は「ホテルクリュニースクエア」へ宿泊しました!

「ホテルクリュニースクエア」は、パリ5区と6区のちょうど境目に位置し、サンミッシェル大通りとサンジェルマン大通りが交わる角にある3つ星ホテルです。クリュニーラソルボンヌ駅も目の前!

客室はコンパクトな作り。水回りなどは問題なく、部屋のインテリアがアンティーク調でパリらしくとてもかわいいです。まるでパリのアパルトマンで暮らしているよう。

ダブルルーム。部屋の色合いもかわいらしい

1階の入り口からフロントデスクがある2階までは残念ながら階段のみ。足腰に自信のない方はお気をつけください。2階からはエレベーターがあります。ちなみにホテル内の階段は螺旋階段。映画などでみるパリのアパルトマンそのもの!!

螺旋階段もかわいい!

このホテルは3つ星ホテルながら、朝食がとても豪華です。飲み物は紅茶、コーヒー、ココアの中から選択し、スタッフの方に伝えます。飲み物とともに運ばれてくるのは、バゲット、クロワッサン、オレンジジュース、ヨーグルト、バターが乗ったトレー。その他の果物やパン、シリアルは自由に取りに行けるようになっています。

3つ星ホテルなのに…ご…豪華…!

クロワッサンはまわりがサクサク、中はしっとりしていてとてもおいしいです。

バゲットは硬めですが中はもちもち、小麦の香りが感じられます。

朝からホテルの朝食に大満足でスタートできます!

ホテルクリュニースクエア(Hotel Cluny Square)

所在地:21 Boulevard Saint-Michel 75005 Paris

アクセス:メトロ10号線クリュニーラソルボンヌ駅から徒歩約1分

画像出典:https://www.cluny-paris-hotel.com/photos

シティファルマで激安コスメをゲットしよう!

さまざまなコスメブランドがあり、香水も豊富なフランス。せっかくならお得に購入したいですよね!

そんな方におすすめなのが「シティファルマ(Citypharma)」

パリの有名ブランドの美容・コスメアイテムを通常価格の3分の2~半額の値段で買え、日本未上陸の商品を手に入れることができます。

シティファルマはサンジェルマンデプレ駅から徒歩2分。わたしたちが宿泊したホテルクリュニースクエアからは徒歩約10分で着きます。わたしは開店時間近くに訪れましたが、朝から店内は人だらけ。セキュリティも厳しく入り口と出口はきちんと分かれており、入り口には身体の大きな警備員が立っています。

1階は美容・コスメアイテムが中心で、2階は薬が置いてあります。1階ではフランスのブランド「ラロッシュポゼ」「アヴェンヌ」「ニュクス」「ビオデルマ」がそれぞれ一面の棚にびっしりと並び、さまざまな用途の製品が置いています!日本で見たことがない商品も多数あります。

買ってきたものの一部。まだまだたくさんありますよ!

当たり前ですが日本語表記はどこにもなく、また英語表記も少ないです。そのためフランス語の基本的な美容単語は調べておきましょう。

店員さんも店内にたくさんいますので、わからなければ聞いてみるのも一つの手です。ときどき英語が通じない方もいますがジェスチャーで何とかなります。また、商品に迷っていると「こっちのほうがおすすめ!」と言われることも。頼りになります!

シティファルマ(Citypharma)

所在地:26 rue du Four 75006 Paris

アクセス:メトロ4号線サンジェルマンデプレ駅、メトロ10号線マビヨン駅から徒歩2分

営業時間:月曜日~金曜日 8:30~21:00

     土曜日 9:00~21:00

公式サイト:https://pharmacie-citypharma.fr/

パリの美食家も大好き!ビストロ「ル・コントワール・デュ・ルレ」

パリでおいしいものを食べたいけれど、本当に現地の人に愛されているお店へ行ってみたいですよね?

セーヌ川左岸にはそんなパリっ子に愛され、かつ手が出しやすい価格のお店が多いです。なかでも「ル・コントワール・デュ・ルレ」は開店前からお客さんの列ができる大人気店。というのもパリの最高級ホテル「ホテルクリヨン」の元総料理長がシェフのお店だから。

価格も€20~と高すぎず、お店はテラス席が多く、通りに面したオープンな造りなので入りやすいのも特徴的!

平日のディナーは予約が必須ですが半年先まで予約で埋まっていることもあるそうです。またランチと週末は予約ができないので、開店時間にあわせて来店するのがおすすめです。

わたしたちは平日のランチを狙って11:45頃にお店の前へ。すでに四組ほどのゲストが列らしきものを作っていました。15分ほど待って店内へ。

おそらくこれが列なのであろう…

メニューは全部フランス語です。この点は他のお客さんも戸惑っていたようで、フランス語が分からないひとは翻訳機などを使って読み取っていました。

わたしたちは前日に高級レストランに行き、フォアグラと生肉のおいしさに感動したため、もう一度食べたいと思っていました。フォアグラ(Foie Gras)と牛肉(du bœuf)の単語をメニューから探し、注文しました。

ちなみに生肉はヨーロッパでよく食べられ、フランスのビストロでは定番メニュー。

フランスではタルタルドブッフ(Tartare de bœuf)、タルタルステーキと呼ばれています。イメージはマグロのたたきに近いような味わいです。日本では生肉が食べられないので見つけたらぜひ食べたい一品です。

まずは前菜として頼んだフォアグラのパテがきました。

手前はフォアグラのパテとバゲット

フォアグラのパテはマーマレードのソースが添えられています。マーマレードソースがアクセントになって面白いです。

タルタル(Tartare)の単語をもとに頼んでみたのがこれ。

生肉ではなかったです!卵が乗ったさっぱりとした味わいの前菜です。

こちらが本物のタルタルドブッフ(Tartare de bœuf)!

赤い皿に入っているのがタルタルドブッフ(Tartare de bœuf)

左の一皿はクールドレチュー(cœur de laitue)のサラダ。

クールドレチューは直訳すると「レタスの心臓」という意味です。レタスの外側の葉を取り除いた、いわばレタスの芯。フランスではよく食べられており、スーパーマーケットでも袋入りになって売られています。

キャベツの芯とは違い、やわらかく食べやすいです。日本では見ることのないレタスの使い方ですので、こちらもぜひ試しにご賞味を!

こちらは牛肉の赤ワイン煮込みです。マカロニも入っていてボリュームたっぷり。

写真を見ておわかりいただけたかもしれませんが…注文をしすぎました!前菜もメイン料理も思いのほかボリュームが多め。隣に座った常連らしきパリのマダムはメイン料理を一品頼んだだけだったので、もしこちらのお店へ行った際は選りすぐりの一品をオーダーしてください。

サン・ジェルマン・デ・プレ地区のおしゃれな通りを眺めながら、おいしい料理に舌鼓を打つ。気分は一気にパリジャン、パリジェンヌですね!

ル コントワール デュ ルレ(Le Comptoir du Relais)

所在地:9 carrefour de l’Odéon 75006 Paris France

アクセス:メトロ4号線、メトロ10号線オデオン駅から徒歩1分

営業時間:平日 12:00~18:00、20:30~23:00

     土日 12:00~23:00

※土日とランチは予約不可、平日のディナーは予約のみ

公式サイト:https://www.hotel-paris-relais-saint-germain.com/en/restaurants/le-comptoir

おいしい惣菜やスイーツを手に入れよう!

いやいや、€20~のビストロって…そんなにお金がないです!

そんなあなたにおすすめなのがブランジェリーやパティスリー、惣菜屋さんで、おいしいスイーツやお惣菜を買うこと!セーヌ川左岸エリアは学生街でもあるため、リーズナブルなお惣菜屋さんやブランジェリーが点在しています。

歩いていると至る所にお店がありますが、今回はわたしたちが訪れたおすすめのスイーツ店をご紹介します。散歩をしながら気になるお店に入ってみるのも楽しそうです!

食べやすい大きさで、おいしいスイーツがたくさん!

メゾンミュロ(旧ジェラールミュロ)

パリ6区にある縞模様の屋根が目印のパティスリーです。

惣菜、ケーキ、パンそれぞれにカウンターがあり、まずそこで注文し、発行されたレシートを持ってお店の奥にあるカウンターで会計します。会計後、注文したカウンターに戻って品物をもらうシステムです。

店先のディスプレイもかわいいので、要チェックです。

メゾンミュロ(Maison Mulot)

所在地:76, rue de seine 75006 paris

アクセス:メトロ4号線、メトロ10号線オデオン駅から徒歩3分

営業時間:毎日7:00~20:00

公式サイト:https://www.maison-mulot.com/

スーパーDiagonalに併設のクレープ屋さん

わたしたちが宿泊した「ホテルクリュニースクエア」の道向かいにある小さなスーパー併設のクレープ屋さん。学生で大賑わいです。店員のおじさんがとてもおちゃめで、ニコニコしていました。

クレープだけではなく、ホットドッグなどの軽食なども売っているので小腹が空いたときにちょうどいい!

わたしたちはパリでは定番のシュガーバターのクレープを注文しました。生地がもちもちでとてもおいしかったです。

夜遅くまで空いています。パリの学生たちの味方!

スーパーDiagonalに併設のクレープ屋さん

所在地:53 rue de la Harpe 75005 Paris France

アクセス:メトロ10号線クリュニーラソルボンヌ駅から徒歩1分

営業時間:毎日8:00~24:00

お惣菜をもってリュクサンブール公園で一日を締める!

パリで買ったスイーツやお惣菜、みなさんはどこで食べますか?ホテルですか?せっかくならパリ市民に交ざって公園で食べましょう!

パリ市内には多くの公園があります。なかでも一番大きいのがセーヌ川左岸、パリ6区内にあるリュクサンブール公園!広大な庭園がひろがりパリ市民の憩いの場となっています。

パリ市内の公園には、リュクサンブール公園に限らず噴水があることが多いです。

その噴水を囲むように並べられているのが屋外用のイス!

パリの公園には日本のように固定されたベンチではなく、動かすことのできる一人用のイスが無造作に並べられています。

噴水をぐるりと囲む人々…ちょっとおもしろい…

リュクサンブール公園にもイスがあり、噴水のまわりに限らずいたるところにイスイスイス…

わたしたちは夕方に公園へ行きましたが、仕事帰りか学校帰りのパリ市民が思い思いの場所で楽しそうに夕涼みをしています。わたしたちも周りの人々にならって、空いているイスを好きなところに並べて座りました。

そしてメゾンミュロで買ったイチゴのタルトとクロワッサン、スーパーで買ったチーズを食べながらリラックス。

おいしいものを買ってご満悦!

メゾンミュロのケーキとパン、ピンク色の箱もかわいい!

オレンジ色の夕焼けに染まる空と、噴水と、パリ市民の楽しそうな笑い声…なんてノスタルジックなんでしょう!そしてまるでパリ市民になったかのよう!

ちなみにリュクサンブール公園は時期によって入園時間と閉園時間が変わります。公式サイトに載っていますのでご確認ください。閉園時間が近づくと遠くのほうから、笛を吹いたおじさんがやってきて追い出されます(笑)まるで放牧された羊になった気分です…

みなさんも気になるお店で惣菜やスイーツをテイクアウトして、公園でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)

所在地:15 rue de Vaugirard 75291 PARIS

アクセス:メトロ4号線、10号線オデオン駅から徒歩約5分

公式サイト:http://www.senat.fr/visite/jardin/index.html

セーヌ川左岸・おすすめ観光地マップ

観光地とはちがう、飾らない「パリ」を味わいたいならセーヌ川左岸へGO!

観光名所が多く、どうしても観光名所を巡るだけになりがちなパリ。気付いたら時間に追われて、まるで日本にいるようなテンポですごしていませんか?ゆっくり街歩きをしたい、パリの街並みを全身で感じたいのであればぜひセーヌ川左岸に行ってみてください!

今はコロナウイルスの感染拡大で思うように旅行ができませんが、次の旅行の計画をたてつつ妄想旅行を楽しみましょう!

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