コペンハーゲン(デンマーク)、ストックホルム(スウェーデン)旅行体験記・レビュー『美術館、教会、街歩き…夫婦で楽しむ北欧の秋!コペンハーゲンとストックホルムで日常の一部のような旅』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのコペンハーゲン(デンマーク)、ストックホルム(スウェーデン)旅行をお楽しみいただけます。
夫婦で初めての北欧旅行!
遅めの夏休みを利用して、夫婦で初の北欧旅行に出かけました。目的地はコペンハーゲンとストックホルム。昨年のイタリア旅行の際にも御社にお世話になり、飛行機やホテルを自由に選べたのが良かったので、今回も問い合わせさせていただきました。私たちは毎回同じ目的で海外旅行をしますが、今回も両国・両都市で図書館、ショッピングモール、スーパーマーケット、市場などを巡り、充実した滞在となりました。特にコペンハーゲンのルイジアナ美術館は、自然との調和が素晴らしく、最高の思い出となりました。列車でストックホルムに移動した後は、私たち好みの素敵で美味しいレストランを見つけ、食事も満喫。また、宿泊したホテルの隣にあった聖クララ教会など、再訪したいと思える場所がたくさん見つかりました。
ドバイ経由でコペンハーゲンに到着
成田空港を夜に出発し、ドバイ経由でコペンハーゲンへ。エミレーツ航空は何度か利用したことがあり、その快適さを知っていたので安心して搭乗できました。
コペンハーゲンには翌日の午後に到着。空港から電車でコペンハーゲン中央駅へ向かい、14時半頃にホテルにチェックインしました。少し休憩した後は、チボリ公園へ。ただ、ここで9月22日から10月10日まで一時閉園中と判明。事前に調べておけばよかった…と少し後悔しましたが、気を取り直してストロイエ通りの散策を楽しむことに。

一時閉園中だったチボリ公園
夕食は、トーベヘルネという市場で、年始に旅行で訪れたスペインを思い出して、ピンチョスをオーダー。どれも美味しかったです。

トーベヘルネ

夕食に食べたピンチョス
コペンハーゲンでの宿泊先「スカンディック パレス」は、事前に調べて、どうしても泊まりたかったホテルだったので、最初からこのホテルを指定して予約をお願いしていました。古さは感じましたが、とにかく立地が良く、アクセス抜群。QRコードを使った朝食時間や清掃の申請システムが、正確で分かりやすく、とても便利でした。朝食レストランは内装、照明、家具のすべてが居心地の良い空間で、パンケーキマシンやチーズカッターなどの目新しい設備も。チーズなどの種類も豊富で、朝食の内容も大満足でした!

パンケーキマシン

チーズカッター
3日目 楽しみにしていた王立図書館へ
早朝からホテル前の市庁舎へ。市庁舎前では3組のカップルが結婚式の撮影をしており、その方々を横目で見ながら見学していると重厚な建物の雰囲気が一層際立って感じました。

市庁舎
その後、電車(クレジットカード利用可)で移動し、人魚姫の像を見に行きました。それからしばらく歩いていると、フレデリック教会に辿り着き、内部を見学。静かで落ち着いた空間のなか、1時間以上ゆっくりと時間を過ごしました。

人魚姫の像

フレデリック教会
昼食は、コペンハーゲンの代表的観光地、ニューハウンのレストランで。カラフルな建物が立ち並ぶ運河沿いには、レストランが軒を連ね、どこも大賑わい。こちらでは、多くの店で提供されていた「スモーブロー」と呼ばれるオープンサンドを注文してみました。メニューには「サンドウィッチ」と記載されていますが、見た目はオープンサンドです。スモーブローは、デンマークの伝統料理で、ライ麦パンの上に様々な具材を乗せて食べるお料理。デンマーク人は前日の夕食の残り物を黒パンの上に乗せ、「スモーブロー」として、ナイフとフォークで食べるのが一般的だそうです。私たちが選んだのは、エビとゆで卵がたっぷりと乗ったスモーブローと、サーモンのスモーブロー。どちらも、クリーミーなマヨネーズソースがたっぷりとかかっていて、美味しくいただきました。

ニューハウン

スモーブロー
昼食後は、今回の旅で一番楽しみだったデンマーク王立図書館「ブラックダイヤモンド」へ。館内は勉強や仕事に励んでいる人でいっぱいでした。壁一面に本棚が並ぶ重厚な部屋は写真撮影禁止でしたが、天井画のある入口ホールを記念に撮影。図書館にはショップとカフェも併設されており、ショップでは図書館のロゴ入りポストカードなどお土産を購入して図書館を後に後にしました。 その後、再びストロイエ通りを気ままに散策。ロイヤルコペンハーゲンの本店など、気になるお店に立ち寄りながらぶらぶら歩きました。なお、この日の総歩数は21,000歩!よく歩き、充実した一日となりました。

デンマーク王立図書館「ブラックダイヤモンド」

デンマーク王立図書館「ブラックダイヤモンド」
夕食は、チボリ公園隣接のチボリフードコートにて。公園自体は閉園中でしたが、フードコートは営業中で、寿司、イタリアン、アジア料理など、様々なジャンルの飲食店が並んでいました。それぞれが好きなものを気軽に食べられるのがフードコートの魅力ですね。
4日目 世界一美しいと称されるルイジアナ美術館へ
コペンハーゲン中央駅から電車に乗り、「世界で最も美しい」と称されるルイジアナ美術館を訪れました。約40分の電車旅の後、一本道を20分ほど歩き、美術館に到着。独特な魅力のある外観から、ワクワクしました。こちらは、建築家の隈研吾氏の設計とのこと。館内に足を踏み入れると、箱根の彫刻の森美術館を彷彿とさせる雰囲気。奥に広がる海の景色と相まって、自然と芸術が見事に融合した空間を堪能できました。現代アートの絵画や彫刻など、「何これ?」と驚かされるような斬新な作品も多数。広大な屋外の芝生エリアにも作品が点在し、美しい自然の中でアートを楽しめました。 美術館見学後は、最寄り駅のカフェで軽い昼食を。連日の外食続きだったため、小さなパンとコーヒーで簡単に済ませ、その後ホテルで休憩しました。

ルイジアナ美術館
夕食は、事前予約していたホテルから徒歩6分の老舗人気レストラン「Karla」でデンマーク料理を堪能しました。予約で満席の人気店で、店内は大盛況。特に印象的だったのは、日本では珍しい皮がついたままの豚肉料理。皮部分はカリカリにグリルされ、クリスピーな食感。一方、お肉部分はとろけるほど柔らかく、皮のカリカリ感との対比が絶妙な一品でした。デンマーク料理は、全体的にシンプルな調理法で、日本人の口に合う味付けだと思います。現地では、日本のような料理のシェアスタイルはあまり見られず、多くの人が一人一皿を注文し、アルコールもコーヒーも楽しむのが一般的なようです。

皮付き豚肉の料理
5日目 コペンハーゲンからストックホルムへ鉄道の旅
コペンハーゲンからストックホルムへ移動する日でした。8時にホテルをチェックアウトし、事前に日本で予約しておいた鉄道でストックホルムへ。鉄道の予約には、Omioというアプリを利用しました。1等車両を予約しましたが、座席は2等車両とあまり変わらなかったような…。ビストロ車両があり、昼食にミートボールをいただきました。ストックホルムでもミートボールを食べたのですが、この列車で食べたミートボールの方が美味しかったです(笑)。

ビストロ車両には様々なお料理が選べます

車両の一角には無料のドリンクや果物コーナーも
ストックホルム中央駅に到着後、駅直結のホテル「スカンディック コンチネンタル」にチェックイン。コペンハーゲンと同じくスカンディックグループのホテルですが、こちらも街歩きするのに便利な立地でした。カジュアルな雰囲気で、フロントの女性もフレンドリーで親切でした。フロント横には常に賑わっているバーがあります。ホテル隣りにある聖クララ教会も本当に素敵で、ずっと居たいと思える心地良さでした。

スカンディック コンチネンタル
ホテルで少し休憩した後は、スウェーデン国立図書館へ。本当は、ストックホルム市立図書館を予定していましたが、ストックホルム到着後に2027年まで工事中であることを知り…チボリ公園に続く残念な出来事でした。この国立図書館もコペンハーゲンのブラックダイヤモンドと同じく重厚感のある建物で、勉強や仕事をする人で賑わっていました。
夕食は、エステルマルム市場で。高級フードコートのような場所で、様々なお店が並んでいます。その中の一軒で、スウェーデン料理のニシンのマリネにチャレンジ!

エステルマルム市場

いただいたニシンのマリネ
6日目 ショッピングモール巡りからスタート!
この日は、電車でショッピングモール「ウェストフィールド」へ。日本のショッピングモールとは比べ物にならないほど大きな建物でした。そのは、現地で人気のカフェ「エスプレッソハウス」でコーヒーブレイク。エスプレッソハウスは、コペンハーゲンでもストックホルムでも街中至る所にあり、多くの人で賑わっていました。
コーヒーを楽しんだ後は、ストックホルム市庁舎へ。あいにくの雨模様でしたが、美しい建物を堪能することができました。舎内の素敵なお土産ショップでは、たまたま日本人のスタッフの方と出会い、少しお話をさせていただきました。その後は、ストックホルム中央駅周辺を気ままに散策。夕食は、Googleマップで高評価だったバーへ。スタンディング形式のバーで、カウンターにはギネスのビールサーバーがありました。ハンバーガーとポテトをいただきながら、ギネスビールを堪能。カウンターには複数の電子決済端末が設置されており、お客さんは注文ごとにその場でカードをタッチして支払いを済ませるシステムでした。エスプレッソハウスでも同様のシステムが導入されていて、北欧では一般的なようです。とても便利でした。バーでの夕食後は、ホテルのバーにも立ち寄りました。落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりとくつろぐことができました。

ハンバーガーとポテト、ギネスビール

オーダーごとに電子決済端末で決済
7日目 旧市街ガムラスタン地区を散策し、翌日無事に帰国
ストックホルムの旧市街、ガムラスタン地区を散策しました。中世の雰囲気が漂う街並みには、ストックホルム王宮やノーベル賞博物館など見どころが満載です。駅周辺には、オレンジや黄色などカラフルな建物が立ち並び、地元の方々の憩いの場となる大きな広場がありました。皆さんがゆったりとベンチで休んでいる様子に誘われ、私たちも真似して一休み。

ガムラスタン駅前にあったゆったりベンチ
まず、ノーベル賞博物館を見学し、その後世界一細いと言われる小道へ。その名の通りとても狭く、人とすれ違うのもやっとという小道でした(笑)。散策を続けるうち、フェリー乗り場を発見。せっかくの機会なので、フェリーに乗ってスルッセンという場所まで足を延ばしてみました。20~30分ほどの船旅で、水上から眺めるストックホルムの景色を堪能。スルッセンも有名な観光スポットの一つですが、今回は時間の都合もあり、軽く散歩する程度に留め、ガムラスタン地区に戻りました。

ノーベル賞博物館

世界一細い小道
その後、ホテルに戻って少し休憩を取り、隣の聖クララ教会へ。滞在中何度か訪れましたが、本当に素敵な場所です。教会では、70代くらいの素敵な現地の女性にお会いしました。とても語学が堪能で、私が「ジャパニーズ」と伝えると、日本語で話しかけてくれました。夜6時に教会を訪れるとライトアップされた美しい姿を見られると教えていただきましたが、残念ながら時間の都合で今回は叶いませんでした。

聖クララ教会
その後、IKEAとスーパーマーケットを訪問。夕食は、事前に予約しておいた「Bistro Bestick」というレストランでスウェーデン料理を楽しみました。年齢とともに食事の量が減ってきているので、各都市で一つは「ここぞ!」という良質なレストランを厳選して訪れるようにしています。今回も吟味して選んだ甲斐があり、素晴らしい食事を堪能できました。白身魚料理とミートボールを注文しましたが、どちらも絶品でした。落ち着いた雰囲気の中、ゆったりと食事を楽しみ、最後のストックホルムの夜を美味しい料理と共に締めくくることができました。 翌日は、チェックアウト後そのまま空港へ向かい、特に問題もなく無事に帰国の途につきました。

Bistro Bestick

いただいた白身魚料理
湯本さん、前回に引き続き北欧旅行でも大変お世話になりました!
年に3回ほどの海外旅行では主にエクスペディアを利用していましたが、昨年秋に理想的な旅程が見つからず、トラベル・スタンダード・ジャパンにお世話になりました。担当の方と直接お会いする機会はありませんでしたが、お顔が見えるような丁寧な対応をしていただきました。今回も日程と希望のホテルが決まっていたため、御社にお願いしました。前回同様、迅速かつ丁寧な対応に深く感謝しております。
日本からの移動時間を考えると遠かったですが、ルイジアナ美術館と聖クララ教会での静かで落ち着いた時間、そして電車移動や徒歩でのアクセスを通じて、「現地の日常生活の一部」のような体験ができました。 ストックホルムでは「フィーカ」という言葉をよく目にしました。フィーカとは、スウェーデン語でコーヒータイムやお茶の時間を楽しむことを意味するそうです。一方、コペンハーゲンでは「ヒュッゲ」という言葉に出会いました。ヒュッゲは、デンマーク語で居心地の良さやゆったりとくつろぐ時間を大切にすることを意味するそうです。両都市の至る所でこれらの言葉のロゴを見かけ、北欧の暮らしの豊かさを肌で感じる旅となりました。

街の至る所で見かけた「フィーカ」「ヒュッゲ」の文字




