ストックホルム(スウェーデン)旅行体験記・レビュー『念願の北欧旅行を実現!市内散策を中心にのんびり北欧の夏「ストックホルム」を楽んできました!』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのストックホルム(スウェーデン)旅行をお楽しみいただけます。
妻と2人でスウェーデンの首都ストックホルムに行ってきました!
退職したら「時間に縛られず旅行三昧したい!」という夢があり、昨年7月末に35年勤めた会社を念願の早期退職しました。会社員時代も毎年海外旅行をしていましたが、長期休みは難しいですし、仕事の心配をしながらの旅行となり、旅をゆっくり楽しむ事ができませんでした。
夫婦2人ともヨーロッパの街並みが好きで、今までドイツ、フランス、イタリア、スペイン、イギリス、チェコ、ベルギー、オーストリア、スイス等に行きました。最初の頃は添乗員同行のツアーに参加してましたが、フリーの旅行の方が自分達にはあっていると思い、2015年頃からはヨーロッパ方面にフリーで旅行をしていました。
コロナで海外へ行けなくなった時に「行ける時に行きたい場所に行っておかないと後悔する」と思い、また「体が健康なうちに、まだ訪れた事のない北欧に行ってみたい」と思いました。今まで旅した中でベニスが好きだったので、今回の目的地は「北欧のベニス」と称されるストックホルムに決めました。ヨーロッパは飛行機の移動時間が長く、石畳や坂道も多いため、以前の様に観光地を慌ただしく巡る旅は体力的にも厳しいため、1都市のみ5泊6日の旅程にしました。
1~2日目 久しぶりにカタール航空を利用。成田発、ドーハ経由でストックホルムに到着
22:10成田空港発〜2:40ドーハ・ハマド空港に到着。約10時間半の飛行時間でしたが、2度の美味しい機内食と映画を見て過ごしたら、搭乗時間も短く感じました。2人共映画好きなので、日本語版映画がたくさんラインナップされているカタール航空は、お気に入りのエアラインです。
ハマドは巨大な空港なので、約5時間半の乗り継ぎ時間では運動を兼ねてあちこち歩いたり、クワイエットルーム(仮眠スペース)で休憩し、8:10に無事離陸。今回の飛行機は、カタール航空との共同運行便のFinnairでした。Finnairは初めての利用でしたが、2列4列2列シートで、窓側2席に座ることができました。布張りのシートは座り心地が良く、疲れませんでした。シートモニターも新しく、映画のラインナップが豊富なのはもちろん、機内食のメニュー等も見れて便利でした。私達は利用しませんでしたが、ドリンクもタッチパネルでオーダーできるようでした。
14:15ストックホルムのアーランダ空港到着。空港からは、バスで市内へ移動。事前にネットで往復チケットを購入していたので、スマホに保存したQRコードを見せてスムーズに乗車できました。バスは往復で購入すると20%OFFで購入できます。
空港から45分程で中央駅に到着し、徒歩でProfilHotels Centralへ行き16時半頃チェックイン。

ホテルロビー
北欧の夏は日が長いので、夕方18時過ぎでも日が高く、時間を有効に使えます。荷解きもそこそこにして、「魔女の宅急便」のモデルといわれるガムラスタンに歩いて行きました。石畳の狭い道の両側にはカフェやカラフルなお土産屋があり、たくさんの人で大賑わい。中世の街並みを歩くだけで心が躍ります!

旧市街ガムラスタン
1時間程街歩きをして、帰り道に中央駅地下にあるスーパーでファラフェル入りサラダを買ってホテルに戻りました。スウェーデンのお酒は国営販売で、スーパーではアルコール3.5%以下のお酒しか買えないと聞いていたので、日本からワインを持っていき、ホテルの部屋でサラダと共に飲みました。夜22時を過ぎてもまだ外は明るいですが、長旅の疲れもありグッスリ眠れました。

スーパーのサラダで夕食
ホテル「ProfilHotels Central」はおすすめです!
まずホテルの立地がよかったです。ストックホルム中央駅から徒歩5分くらいで、ガムラスタンも徒歩10分程。市庁舎、ヴァーサ号博物館なども徒歩圏内のため交通費がかかりませんでした。午前中出かけて、疲れたらホテルに帰ってひと休みして、また出かけるということができました。中央駅の地下にはスーパーもあり、買い物にも便利でした。

ホテル外観
2番目に良かった点は、朝食です。1Fにあるレストランが朝食会場になっており、フランスのビストロをイメージした雰囲気のあるレストランでした。料理もバリエーション豊富で、5日間同じ朝食でしたが全然飽きませんでした。特に気に入ったのがスモークサーモンです。モチモチとしたパンをスライスして、クリームチーズをたっぷりと塗り野菜とサーモン、半熟卵をのせてオープンサンドにして食べました。北欧といえばサーモンですが、毎朝贅沢にたくさん食べてしまいました。その他にもスウェーデン名物ミートボールやハム5種、熟成チーズ、フルーツ等充分過ぎるラインナップでした。ベリのージャムやビーガンメニューなど北欧ならではのメニューも興味深かったです。物価の高い北欧で朝食付きは嬉しいサービスでした。
3番目に良かった点は、テラス席のある中庭があったことです。建物に囲まれた2階に中庭スペースがあり、イスとテーブルが設置されており、宿泊者は自由に使えます。フロントカウンター横にはコーヒー・紅茶が置いてあり、朝食後や午後のひとときにコーヒーを飲みながら、中庭でのんびり過ごす時間も心地良かったです。コーヒーの横には、小さいりんごも置いてありデザート代りに皮ごとかじりましたが、程よい甘さで美味しかったです。

ホテル2F中庭のテラス席
若干の不満点をあげるとすれば、USB給電がなく、変換プラグを1個しか持っていかなかったためスマホの充電が不便でした(フロントで1個貸してもらったので間に合いましたが)。
内装は北欧デザインで色使いもかわいく、ベッドの寝心地もよかったです。また、毎日炭酸ガス入りウォーターのボトルも2本補充してくれました。フロントの対応も良く満足度の高いホテルだと思います。
3日目 絶景スポット「セーデルマルム島」&市内散策
7:00からホテルの朝食、ほぼ一番のりで入店しました。少食の2人ですが、旅行中は気持ちが高揚し、朝から食欲MAXで少しずつですが、ほぼ全種類味見しました。窓の景色を眺めながら、2時間くらいゆっくりと食事するのも旅の楽しみのひとつです。

ホテル朝食
休んだ後、ホテルから徒歩30分くらいの場所にあるベーカリー「Lillebrors bageri」へ。スウェーデンといえばシナモンロールが有名ですが、シナモンロールと並ぶ人気のパンがカルダモンロールです。日本ではあまり見ないパンなので、食べてみたくてネット評価の高いこちらのお店に行きました。住宅街にあるお洒落なパン屋で、イケメン店員が販売してました。地元のお客さんが多かったです。1個37SKE(約600円)と高めですが、街中のチェーン店で40〜45SKEで販売されていたので、これでも安い方でした。ホテルへ帰り、中庭テラス席で早速FIKAタイム(スウェーデンのおやつタイムのこと)。ホテルのサービスコーヒーとアールグレイと共にカルダモンロールを味見。朝あれだけ食べたのにも関わらず、美味しく頂きました。生地はソフトですが引きが強く、ミルク味の生地とカルダモンのスパイシーさが絶妙なバランスで美味しかったです。

Lillebrors bageri

カルダモンロール
ひと休みした後は、午後の街歩き再開です。ストックホルムの若者に人気のセーデルマルム島へ行きました。ガムラスタンの先にある島ですが、橋で繋がっており歩いて行けます。Googleで調べたら高台の景勝地にありましたので、Google mapを見ながら目指しました。坂道を登り住宅街を抜けるとゴツゴツとした岩がむき出しの高台に到着します。一応テーブルとベンチがワンセットありましたが、基本何も無い高台です。対岸にあるストックホルム市庁舎や街並みが見渡せる絶景ポイントで、地元民や若者が岩に座ってピクニックしていました。天気にも恵まれ気持ちの良い穴場的なスポットでした。

セーデルマルム島の高台
一旦ホテルへ戻り、小休止後、まだ時間も早いのでホテル周辺の繁華街へ出掛けました。スウェーデン発祥のH&Mやカフェ等があり、たくさんの人で賑わっていました。
少し街をブラブラし、中央駅のスーパーに寄り夕食の買い物をしました。昨日はパック詰めされているサラダを購入したのですが、スウェーデンでは、色々な野菜やパスタ・チーズ・サーモン・チキン等のデリを紙製の容器にブッフェ形式で自分の好みのものを取り、秤で重量を測って会計するサラダブッフェがポピュラーなようで、本日はこれにチャレンジしました。野菜好きの我々には良いシステムで、1人340gほどで約800円とリーズナブル。美味しかったので、滞在中は毎晩食べました。
ホテルのお風呂はシャワーのみですが、水圧も強く特に問題ありませんでした。この日は2万歩近く歩き、少し疲れました。
4日目 見ごたえのあったヴァーサ号博物館&ストックホルム市庁舎
昨日同様早起きして、時間をかけて朝食をたっぷりと食べ、12時頃ホテルを出発しました。本日はユールゴルデン島にある「ヴァーサ号博物館」へ。ストックホルムは地下鉄アートが有名なので地下鉄を利用して行こうとしたのですが、駅で路線図を見ていたら、親切な係員にどこに行きたいのか尋ねられ、行き先を伝えると「地下鉄ではなくトラムだ」と教えてくれました。Google mapで調べたところ徒歩40分くらいで行ける場所だったので、のんびり散歩しながら目指すことにしました。
海沿いの道を歩いたら、お城のような建物や教会の塔がそこかしこに現れて、まさにヨーロッパの風景そのもの。写真も撮りまくりましたが、写真よりも実際に見た景色の方が何百倍もきれいでした。景色を見ながら歩くとアッという間に目的地に到着。
「ヴァーサ号博物館」のあるユールゴルデン島は、スカンセン野外博物館やABBAミュージアムなど遊園地や様々な博物館が集約された島で、平日にも関わらず親子連れで賑わってました。「ヴァーサ号博物館」は1628年に処女航海で沈没した巨大船が復元された状態で展示されている博物館で、地下1階地上5階の建物の中に、船が丸ごと1艘展示されています。その巨大さと船尾の装飾の豪華さには目を奪われました。乗組員の骸骨や靴なども展示されていて、見ごたえのある博物館でした。チケットは1人約3,500円程で、10分ほど並んで券売機でクレジットカードで購入できました。

ヴァーサ号博物館
散策後、一旦ホテルに戻り、中庭テラスでFIKAした後、ストックホルム市庁舎へ出かけました。ノーベル賞授賞式が行われるレンガ造りの重厚な建物です。中には入りませんでしたが、海沿いに建つ素敵な建物で、敷地内の庭にはおしゃべりをしたり読書をしてる市民がくつろいでいました。カモメも気持ちよさそうに飛んでいて癒されました。
昨日歩きすぎたので早めにホテルに帰り、持ってきたFire TV Stickを使い、ストックホルム観光のYouTube動画などを観ながら、部屋でゆっくりと過ごしました。
5日目 衛兵交代式のあとは展望台。ストックホルムの夏を大満喫!
いつものようにホテルで朝食をしっかりと食べ、11時頃ホテルを出発。今日は王宮の衛兵交代式を見にガムラスタンへ行きました。世界で一番細い小道や14cmのアイアンボーイ、ノーベル博物館前のカラフルな広場などを見物し、12時に衛兵交代を見に王宮へ向かいました。

世界一細い小道
5分前くらいに到着した時には人がたくさんいて、ロープで仕切られた場所に何とか入り込みスタートを待ちました。鼓笛隊を先頭に交代の衛兵が続く30〜40人位の行進で、本格的?な交代式でした。衛兵の紺色の制服がお洒落でした。
一旦ホテルへ帰り本日もFIKAタイム、ホテルのりんごと紅茶でひと休みしました。FIKA後、セーデルマルム島の展望台へ行きました。3日目に行った高台より手前にある展望台でGoogle mapでは「Mariaberget」と書いてある場所です。

セーデルマルム島へ行く途中の臨時ビーチ?にて
ここも観光地と言うわけでもなく、地元の人の憩いの場所という感じで、女子3人がビールとスナックを持ち寄りプチ女子会をやっていました。この展望台も見晴らしがよく、街が一望できます。天気も良かったので、海と青空と街並みがより美しく見えました。歩道も整備されていて、道に沿って民家や小さな公園がありました。歩いていると民家の庭が塀越しに見え、花を飾ったテーブルを囲み外で食事をしていたり、デッキチェアーに座ってカフェタイムを楽しんだりと、皆短い北欧の夏の太陽を満喫しているようでした。優雅で素敵な暮らしだなあと羨ましく感じました。

セーデルマルム島の遊歩道にて
6日目 ユールゴルデン島を再訪&エステルマルム市場
今日も天気が良いので、朝食後4日目にも行ったユールゴルデン島を再訪しました、眺めがいい気持ちの良い散歩道です。本当は世界一美しいと言われる市立図書館に行きたかったのですが、7月から改修工事のため休業中でした…残念。またストックホルムに来る理由になりました。
ホテルへ戻り小休止した後、エステルマルム市場へ向かいました。ここもホテルから歩いて20分くらいの場所にあります。市場へ向かう道はシャネルやヴィトンなどのブランド店が立ち並び、オープンエアのレストランでは、いかにもセレブな人がスパークリングワインを傾け、団欒していました。そんなセレブなエリアにある市場なので、肉や魚はショーケースに綺麗にディスプレイされ、お洒落なイートインスペースもあり、銀座のデパ地下のような市場でした。

エステルマルム市場
ひと通り市場を見て目の保養をした後、今日もスーパーでサラダを買ってホテルに帰りました。
7日目 ギリギリまでストックホルムを散策し、帰国しました
ストックホルム最後の朝食を堪能し、荷物をまとめ、ガムラスタンに散歩に出かけました。チェックアウトが12時なので、10時頃にホテルを出て2時間弱の最後の観光です。いつも賑わっているガムラスタンも午前中は人が少ないので、写真が撮りやすかったです。朝はあいにくの小雨模様の天気でしたが、出かける時には雨も止み、滞在中は本当に天気に恵まれました。日中、陽が差すと少し暑かったですが、カラッとした陽気で湿気がないので過ごしやすい気候でした。
12時にホテルをチェックアウトし、バスで空港へ向かい、スーツケースを預けました(オンラインチェックインしていたので並ばずスムーズでした)。スウェーデンにはセブンイレブンが街中にたくさんありますが、日本でいうコンビニというよりはサンドイッチやケーキ、パン等軽食を販売する店舗で、日本とは品揃えが違くて面白かったです。
16:30アーランダ空港離陸、行きと同じFinnairの窓際でした。23:50ハマド空港着、成田行きカタール航空は、2:30離陸予定が1時間遅れましたが、無事離陸。成田まで10時間のフライトです。機内食に鰻の蒲焼ご飯が出たのには驚きました。予定より35分程遅れて到着しましたが、快適な旅でした。
芝田さん、お世話になりました!
大手旅行会社のサイトを検索しましたが、北欧は料金が高く、考えていた予算内に収まるプランが見つかりませんでした。エクスペディアやトリップコムなど海外系の検索サイトは、安いツアーはあるものの、トラブルも多そうで決めかねていました。そのような中、たまたまトラベルスタンダードジャパンのサイトを見つけ検索したところ、条件に合う旅行がヒットしました。
失礼ながら御社のことは初めて知ったので、やはり不安がありましたが、HPの旅行記を見たり、御社へのメールでの問い合わせに対する応答の早さ等から不安感が軽減されました。担当者が休みであっても、他の方から回答が届くなど、社内の情報共有がキチンと出来ている風通しの良い会社だと感じ予約を決めました。
芝田さん、よいホテルを手配頂きありがとうございました。