ドイツ国内鉄道ガイド【長距離編】～主要都市を高速で結ぶ～

2020.9.17

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交通・空港・フライト

鉄道が充実しているドイツでは、国内を自由自在に移動できるのが利点。ICE（都市間特急列車）を利用すれば、ベルリン、ケルン、フランクフルト、ミュンヘンなどの主要都市は直結していて、約1時間毎に運行されているので便利。また、ロマンティック街道や古城街道沿いの小さな街は、REやRBといったローカル路線が乗り入れているので、これらをうまく組み合わせた旅の計画をしよう。

◆目次◆

ドイツ鉄道（DB）の種類と乗り方
 その他の長距離移動方法
 空港から市内へ
 フランクフルトおすすめツアー

ドイツ鉄道（DB）の種類と乗り方

「ドイツの玄関口」フランクフルト中央駅。国内主要都市や近隣諸国から列車が乗り入れる交通の要。

ICE（インターシティ・エクスプレス）

主要都市間の間を最高時速300kmで結ぶ超高速特急列車。工業先進国ドイツの技術が駆使された列車は、高い快適性が求められ騒音も少ない。また大都市の間には、全席指定のノンストップ特急ＩＣＥスプリンターが運行され、フランクフルト～ミュンヘンが約３時間で到着可能だ。乗車には特別料金が必要。

IC（インターシティ）

ドイツ国内主要都市を結ぶ特急電車。乗車には特別料金が必要。国内路線のほかにオーストリア、スイス、オランダ、フランスの各地を結ぶEC（国際特急）もあり。

国内各地を結ぶIC（インターシティ）は、都市間の移動に。

RE（レギオナル・エクスプレス）

長距離線とローカル線の間に位置する快速列車。ICが走らない中小都市間を結んでいる。運賃のみで乗車可能。また、ローカル線には各駅停車のRBもある。

▶ドイツ鉄道サイト

その他の長距離移動方法

飛行機

日本から直行便があるフランクフルトやミュンヘンからは各都市へ国内線が運行している。限られた日数で国内周遊を計画している場合には移動時間も短いので便利。

ヨーロッパバス

人気の観光地ロマンティック街道に沿って4月〜10月の間、フランクフルト～フュッセン間を1日1便運行している観光バス。街道沿いの小さな街に立ち寄りたい時に利用したい。

切符の買い方

切符は切符は窓口、自動券売機、インターネットで購入できる。

窓口で購入する場合は、行き先、出発日、人数、等級、片道か往復かなどを伝える。言葉が不安な場合は、必要事項を記入したメモを見せると、係員が最適な切符を選んで発券してくれるので簡単だ。もし、時刻や乗り換えなどが分からない場合にも相談に乗ってくれるので、買い間違えが不安な場合は窓口での購入が旅行者にはおすすめだ。小さい駅には窓口が設置されていないことが多いので、販売機のみでの購入となる。その場合は、まずドイツ語か英語かを選び、あとは表示される案内に従って行き先、人数、等級、列車の種類、片道か往復かを選んでいくようになるが、支払いがクレジットカードのみの場合もあるので要注意。また、インターネットで事前に購入もできる。時間や乗換え、料金などの詳細をじっくり検討できるので、すでに予定が決まってる場合などには大変便利。支払いはクレジットカードのみで乗車時にはそのカードを持参しておいた方が良い。

▶ドイツ鉄道サイト切符購入ページ

主要駅の構内には窓口がありそこで切符の購入が出来る。

電車の乗り方

改札口がないドイツの鉄道は、切符のチェックは車内で行われる。切符を購入してない場合は車内でも買うことができるが、この場合は手数料が発生する。切符には発車時刻や車両番号、到着時間、到着ホームなどが明記されているので、詳細が一目瞭然だ。特にICEは行き先が異なる車両が途中で分かれることもあるので、切符に記載されている内容を乗車前によく確認しよう。