2024年ゴールデンウィーク海外旅行

サグラダ・ファミリア完成は2026年!完全攻略法その1・基本情報とチケット購入方法

スペインに行って見ずに帰ることはまずない、バルセロナのキリスト教聖堂サグラダ・ファミリア。スペインの天才建築家アントニ・ガウディの未完成作品は1984年には「アントニ・ガウディの作品群」のひとつとして世界文化遺産に登録され、年間約300万人の入場者数を誇ります。スペインの観光スポットで一番入場者数が多いサグラダ・ファミリアの完全攻略法、見どころをお教えします。

今さら聞けない。アントニオ・ガウディの傑作「サグラダ・ファミリア」のアレコレ

そもそも「サグラダ・ファミリア」ってなに?

スペインの旅行計画、楽しみですね!「スペインに行ったら絶対にサグラダ・ファミリア見なくちゃ」なんて盛り上がると思いますが、「サグラダ・ファミリアって何?教会?アート?」なんて思いながらググっている人もいるのではないでしょうか。こんにちは!そんなあなたに出会えてよかった。

ちなみに、筆者は幼いころ「サグラダ」を「サクラダ」だと思い、スペインに貢献した「桜田さん」という人のゆかりの場所だと思っておりました。

・・・そんな話はさておき、スペイン旅行前にさくっと同行者に説明できるような「サグラダ・ファミリアの豆知識」を入れておきましょう。

「サグラダ・ファミリア」はキリスト教の聖堂です。1882年に着工し2019年現在も完成しておらうず、着工当時は300年かかると言われていましたが、建築完成後の詳細なイメージがわかるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)という最新技術で2026年の完成という予測が出てきました。150年も完成期日を早められるなんて、技術の発展はすごいですね。それと同時に、完成前の世界遺産が楽しめるのも今のうち、ということになります。

いや、150年でも長すぎる・・・そもそもなぜこんなに時間がかかるのか?というのも疑問のひとつ。

これまでの建築技術が悪い、ということだけではなく、そこにはサグラダ・ファミリアの教会としての位置づけに問題がありました。「サグラダ・ファミリア」は贖罪教会であるため、国や企業の投資を受けることができず、信者の寄付や観光の入場料金だけで作る必要があるからです。

サグラダファミリア 観光客

自分たちの入場料が世界遺産を造っている感動は「サグラダ・ファミリア」ならでは

「サグラダ・ファミリア」は実は違法建築だった!

もうひとつ面白いエピソードがあります。「サグラダ・ファミリア」は着工から140年もの間、違法建築で工事が進められていたのです。いやいや、あれだけ観光客を集める観光名所が違法建築って・・・1984年に世界遺産に登録されたのに違法建築って・・・。どういうことなんでしょうか?建築許可を得ずに工事が進められていたことが発覚したのは2016年!冗談みたいな話ですがつい最近なのです。それが2019年にやっと建築許可が下り、堂々と建築できることになったわけです。まあ、これまでも堂々と建築されていたとは思いますけどね。

サグラダファミリア全景

世界遺産でこんなにも有名で「違法建築」というのも「サグラダ・ファミリア」ならでは

有名だけど、アントニオ・ガウディって芸術家?

「サグクラダ・ファミリア」と言えば、アントニオ・ガウディという人の名がついてきます。芸術家だと思っている人も意外に多いのですが、建築家です。スペインに詳しい人は彼の数々の建築物の美しさ、とくに優美な曲線の見せ方が芸術的で、ファンが多いというようなウンチクとともに、他の建築物も合わせて挙げてられると思いますが、詳しくない人は「サグラダ・ファミリア」で、やっと知る建築家かもしれません。

1882年「サグラダ・ファミリア」着工時は違う建築家が造る予定でしたが、意見が合わずやめてしまい、アントニオ・ガウディが指名されたのですが、当時彼は全く無名建築家でした。しかし「サグラダ・ファミリア」を手掛けてからあれよあれよという間に有名になっていったのですから、神秘的ですね。晩年は他の仕事をすべて断り、建築現場に泊まり込んで「サグラダ・ファミリア」づくりに熱中していましたが、1926年73歳で亡くなりました。未完成品が多いアントニオ・ガウディ・・・建築家としてみれば「ちょっとどうなの?」という感じですが、「未完成品」が世界遺産に登録されるほど、世界的に高名な建築家なのです。彼の手掛けた建築物は下記ブログからお読みください。

サグラダ・ファミリアはアントニオ・ガウディの建築自体素晴らしいものですが、細やかな彫刻も素晴らしい。しかも、その彫刻のメインに作っている主任彫刻家は、なんと日本人です。サグラダ・ファミリアには彫刻家を含め計約200名の職人が働いていますが、その中で最も長期間勤めている人でもあります。2001年に某インスタントコーヒーのCMで「違いのわかる男・・・」なんていうナレーションとともに登場したのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

彼はサグラダ・ファミリアの中でも、ガウディ自らが生前指揮して造った「生誕のファサード(生誕の門)」の「15体の天使象」を手掛けています。「東洋にも天使がいる」と考えた外尾氏は天使のうち2体を東洋人の顔にしたのだとか。さあ、あなたはこの写真の中から登用の天使を探せるかな?

サグラダファミリア 外尾悦郎

東洋の天使はどの人かな?

サグラダ・ファミリア アクセス情報

バルセロナで宿泊するホテルから向かうとしてのアクセス方法はこちら!

地下鉄:バルセロナの地下鉄は空港から市内を含む乗り放題券があり、バルセロナの街歩きの日に購入するととてもお得

最寄り駅:L2(2号線)もしくは5L(5号線)「サグラダ·ファミリア駅」下車

タクシー:初乗り€2.55と、ヨーロッパ内ではかなりお安めな上、ぼられることもありません。チップも払う必要なありませんが、親切な人であれば、小銭のお釣りをそのままお返しすると喜びますよ!

バルセロナの中にあるサグラダファミリア

上空から見ると、かなり大きな敷地だというのがわかります!

サグラダ・ファミリア攻略法その1 朝イチに行こう!

サグラダ・ファミリア 営業時間

11月~2月:9:0018:00/3月・10月:9:0019:00/4月~9月:9:0020:00

※12月25日、12月26日、1月1日、1月6日は9:00~14:00

※当日券販売は営業時間終了30分前まで

サグラダ・ファミリアは、年間300万人も観光客が訪れる、スペインで一番観光客の多いスポット。そのため、日中は大行列。ただし、オープン時間の9時少し前に並べば、比較的スムーズ。オープン時間が朝9時と把握している観光客が多いので、オープン後には行列が始まってしまいますよ!

行列を入れるとかなり時間を取られるスポットでもあるので、サグラダ・ファミリアを朝イチに終わらせれば、バルセロナ観光は勝利を収めたようなものです。

サグラダ・ファミリア攻略法2 チケットはネット予約&プリントアウト

サグラダ・ファミリアのチケットは先行購入がマスト!

普段気ままな旅を楽しんでいることを信条にしているアナタ!サグラダ・ファミリアだけは日時を決めていきましょう!

サグラダ·ファミリアは、ある程度の人数制限をしています。その分のチケットを完売してしまうと、販売終了になってしまうので、公式サイトの予約購入がマスト!これ常識です!ちなみに、以前は予約だけして、当日券を買うシステムでしたが、公式サイトのリニューアルで購入ができるようになり、チケットをプリントアウトすれば、そのままサグラダ・ファミリアから入場できるようになりました。

公式サイトはこちら⇒ サグラダ・ファミリア公式サイト

サグラダファミリア公式サイト

「翻訳」を押すとわかりやすいです!※サグラダ・ファミリア公式サイトより

9人以下ならコレ!をクリック!※サグラダ・ファミリア公式サイトより

チケットの種類

次の画面でチケットが6種類表示されます。

①Sagrada Família & Towers :€32/塔のエレベータ&オーディオガイド付き

②Sagrada Família & Gaudí House Museum : €27/グエル公園内ガウディ博物館入場チケット付

③Sagrada Família & Guided Tour : €26/ガイド付チケット(日本語は無し)

④Sagrada Familia :€25/オーディオガイド付き

⑤Sagrada Família Basic Ticket :€17/入場券のみ (入場は14時以降のみ)

⑥Gaudí House Museum (in Park Güell) : €5.50/グエル公園内ガウディ博物館の入場チケットのみ

「オーディオガイド」の言語は日本語あり!

6種類もあって悩みそうですけど、サグラダ・ファミリアでやっておいたいメインのことは、入場して外壁の彫刻や荘厳な造りの内装を見て、塔の上に上る事なので

塔のエレベータ&オーディオガイド付にするのがマスト!ここでケチったらだめですよ!「なんのためにサグラダ・ファミリアに来たのですか」くらいの差が出ます。

塔に上らなくても良いのなら④オーデイオガイド付き⑤入場券のみ

⑥に関しては・・・必要ないのではないかと思います。きっと何度も来ている人用でしょうね。

受難の門

受難のファサード(受難の門)の塔は比較的新しい

【重要!最新情報アリ】2つのタワーのうち登れるのは、ひとつだけ!

あなたがタワーに上るチケットを選んだ場合・・・

日付と枚数を選ぶ※6歳以下の幼児は棟にのぼれません。616歳の場合、大人同伴の場合のみ塔に上れます。11歳以下は無料です。

受難のファサード(Tower on the Passion facade)もしくは生誕のファサード(Tower on the Nativity facade)のどちらかを選択し、入場時間を選択しなければなりません。

そうなんです。2つのタワーのうち、どちらかしか昇れません!こればかりは好みが色々あるのですが、「生誕のファサード」の塔はガウディがまだ生きている間に彼の指揮で造られ、完成していることもあり人気です。本人が造った彫刻や装飾を間近で見られるので、「どっちにしていいのか本当に悩む!」と、夜も眠れない状態になっている人は「生誕のファサード」をお勧めします。

逆に、世界遺産をまさに今造っている!と、感じられるのが「受難のファサード」の塔。また、以前は昇降ともエレベーターが使えた「受難のファサード」の塔は、歩くのが嫌いな人には人気がありましたが、2023年時点では下りは階段になり、どちらの塔も昇りはエレベーター、下りは階段と同条件になったので、ご注意を!

ただし最新技術の投入で、日々建設が進むサグラダ・ファミリア。完成までの間、どちらの塔の様子も全く変わってしまうので、この記事で「こっちが絶対にいい!」と言いきれません。ご了承ください。

あとは画面上でエレベーターの時間帯を選び、あとはクレジットカード情報の入力と購入確認で終わりです!

チケットは登録したメールアドレスに贈られてきます。チケット添付のQRコードを入場の際使いますが、なんと・・・サグラダ・ファミリアの入場ゲートがスマホのQRコードをうまく読み込まないことがあるのだそう。プリントアウトしたチケットのQRコードであれば確実に読み込んでくれるそうなので、プリントアウトして持参することを強くお勧めします。

キャンセルする場合などは個人でホームページの問い合わせ先から英語で行います。割とスムーズに応じてくれますが、キャンセルの締め切りなどもあるので、気を付けて。

サグラダ・ファミリア 2つの塔 悩む

サグラダ・ファミリアのチケット購入の際、おそらく世界中の人が悩むポイント

入場からお勧めポイントは【最新サグラダ・ファミリア完全攻略法その2】をチェック!

2026年の完成を目指し、これまでとは比較にならないピッチで工事を進めている「サグラダ・ファミリア」。建物だけではなく、公式サイトのリニューアルなども行なわれ、毎月のように、入場方法や聖堂内での移動方法が変わります。

サグラダ・ファミリアはまさに日々生き物のように、成長しているのです。

バルセロナに発つ前に、サグラダ・ファミリアの最新情報だけは小まめにチェックすることをおすすめします。一生に一度は見たい、サグラダ・ファミリア。しかも完成前の状態が見られるのは今のうちです。塔の上に立てば、まだ工事中の様子も見られます。まさに今が旬のサグラダ・ファミリアに会いに、出かけてみませんか?

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