バルセロナ、グラナダ、マドリード(スペイン)旅行体験記・レビュー『退職記念に初ビジネスクラスでのスペイン夫婦旅行 バルセロナ、グラナダ、マドリード3都市を周遊』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのスペイン周遊旅行をお楽しみいただけます。
退職記念旅行は、夫婦でビジネスクラスを利用してスペイン周遊へ
夫婦共にリタイアした記念にスペイン3都市周遊に行ってきました。2人で行き場所を検討する中、サグラダ・ファミリアが見たかったのと、美食を求めてスペインを選びました。ビジネスクラスにトライしてみたかったので、その条件で探しているなかヒットしたのが御社のプランでした。手頃な値段でビジネスクラスも体験できるということで、決めさせていただきました。ツアーではなく、60歳を超えての初フル個人旅行ということで、各都市毎にしっかりと予定を立て回ることに。フライトなどが出発数ヶ月前に確保できたことで、余裕を持って綿密に計画を立てることができました。特にじっくりと観光したかったサグラダ・ファミリア、グエル公園、アルハンブラ宮殿のチケットは事前にインターネットで予約して入手。見たかった場所を効率的に回ることができ、大満足のスペイン旅行となりました。
バルセロナに到着、ブケリア市場でスペイン料理に舌鼓
成田を夜に出発しました。カタール航空のビジネスクラスQsuiteは、評判通り素晴らしかったです。座席には扉があり、完全プライベートな空間に。周りを気にせず、フルフラットシートでリラックスできます。CAの対応もとてもよく、機内食も美味しかったですし、大満足のフライトになりました。経由のドーハでは時間に余裕があり、ラウンジでゆっくり疲れを癒せました。バルセロナへ到着したのはお昼過ぎ。

ゆったりとしたカタール航空のQsuite
バルセロナでの滞在先セルスリボリランブラスは、メトロの駅に近く最高の立地で、どこに行くにも便利でした。メインストリートのランブラス通りに面していて、レストランなどにも困りません。朝食は今回訪れたホテルの中で一番美味しく、品揃えも豊富でした。ただ、シャワーの水圧が少々弱かったのが唯一の残念な点。

セルスリボリランブラスの朝食
ホテルに荷物を置いて、早速軽く散策を楽しみました。バルセロナで最も格式が高い教会と言われるカテドラル(サンタエウラリア大聖堂)を観光し、夕食を食べにブケリア市場へ。海鮮3種のグリルやサングリアをいただきました。シンプルな味付けですが、新鮮で美味しかったです。20時30分に閉店する店がほとんどなので早めに行くのがオススメです。

サンタエウラリア大聖堂

ブケリア市場で食べた海鮮グリル
3日目、バルセロナといったら外せないガウディ建築物を見物
バルセロナの2日目。この日は特に、ガウディの建築物を中心に見学しました。サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・ミラ、そしてカサ・バトリョを、メトロを利用して効率良く巡りました。特に印象に残ったのはサグラダ・ファミリアです。圧巻の美しさで、深く心に残りました。日本語のオーディオガイドがあるのでチケット購入時につけるのがオススメです。訪れたら、塔の上にも是非登ってほしいなと思います。塔の装飾を間近に見ることができます。

サグラダ・ファミリア

細やかな塔の装飾
また、グエル公園の色彩も鮮やかで素晴らしかったです。ただ、広大でアップダウンがあるので、サンダルなどで歩き回るのは厳しそうでした。また、グエル公園は駅から離れているので、バスかタクシーを利用した方が良さそうです。

グエル公園

カラフルなトカゲのオブジェ
夕食は、ホテル近くのランブラ通り沿いのレストランで。まだ夜は肌寒い時期でしたが、ガスストーブで暖まりながら食事を楽しめるテラス席が用意されていました。街並みを眺めつつ、パエリアやイカのグリルなど、スペイン料理を堪能しました。メイン通りのレストランなので、お値段は高め。ですが、スペインは食事の量がとにかく多いです!ビールはジョッキ3杯分、サングリアは2杯分はあったと思います。パエリアは1人分を1つで大丈夫か聞かれ、違う種類のパエリアもオーダーしたところ、食べきれずギブアップ(笑)全体的に、日本の2倍くらいはある感じでした。

ランブラス通りのレストラン

ガスストーブ完備で暖かく食事できます
4日目、モンジュイックの丘からバルセロナの街をパノラマで一望
バルセロナ滞在の3日目、この日はモンジュイック城を訪れるために少し遠出しました。地下鉄からフニクラ(ケーブルカー)に乗り換え、ゴンドラも利用して移動。モンジュイックの丘の頂上からは、バルセロナの素晴らしい眺望を360度楽しむことができました。天気も良く、地中海が近くに感じられ、最高の景色でした!

ゴンドラからの眺望も最高

地中海を一望できます
その後、モンジュイックからフニクラで下り、海方面へ歩いてコロンブスの塔を見学しました。

コロンブスの塔
その後はレイアール広場に立ち寄り、最終的にカタルーニャ音楽堂へ向かいました。コンサートがあったためかその日の見学チケットが販売されていなかったのですが、代わりにコンサートのチケットが手に入りました。内部の見学がてら夜のコンサートも楽しめました。音楽堂の中は壮麗な装飾が見事で、特徴的なドームの構造がオーケストラの演奏をより一層引き立てていました。ただ、歴史ある建物だけに、椅子は少しガタガタしていました(笑)。

カタルーニャ音楽堂
18時からのコンサートが終わり、夕食のためにいくつかのレストランを訪れましたが、すぐに入れる場所が見つからず、結局、この日はホテルで持参したカップラーメンで夕食を済ませました。日本食が恋しくなる頃で、特に主人はパンに飽きた様子でした。ご飯党の人は日本食を持参して途中で挟むのもいいかもしれません。
5日目、グラナダへ移動、フラメンコショーや夜景を楽しみました
この日は国内線でグラナダへ移動しました。搭乗ゲートに向かおうとしたところ、搭乗券にゲート番号が記載されておらず焦りました。インフォメーションで確認したところ、飛行機が遅延しておりゲートの案内が表示されなかったようです。日本のようにアナウンスが多くないので、掲示板を都度チェックをするのが重要だと感じました。予定から2時間過ぎた14時頃にグラナダに到着。グラナダでは、ホテルコロンセントロに宿泊。広々としており、セミスイート並みの快適さでした。今回滞在したスペインのホテルの中でもピカイチのホテルです。ドロップシャワーや洗面台が2つずつあるなど、設備も申し分なかったです。立地も素晴らしく、観光に最適!

ホテルコロンセントロ
その日は、まず大聖堂を見学しました。その後、日本から申し込んでいたオプショナルツアーに参加。フラメンコのショーを見に行き、その後アルハンブラ宮殿を見渡す夜景を楽しみました。大聖堂では、オーディオガイドを聞きながらゆっくりと見学できました。夕食は、La Nueva Bodegaというレストランで。こちらもそうでしたが、バーが併設されているレストランでは、食事とアルコールのオーダーが別になっているので注意が必要です。ラボ・デ・トロというビーフシチューに似た料理をいただきましたが、お肉がホロホロで美味しくてとてもオススメです!こちらでも一皿ずつの量は多かったです。フラメンコのショーは20時半からと遅い時間でしたが、ホテルから送迎してもらえたので、非常に便利でした。

グラナダ大聖堂

ライトアップされたアルハンブラ宮殿
6日目、アルハンブラ宮殿を見学後、マドリードへ出発
この日は、午前中にアルハンブラ宮殿をじっくりと見学しました。前日の夜景も素晴らしかったですが、日中の宮殿の内部はまた違った魅力がありました。イスラムの芸術と言われる独特の美しさのなかにキリスト様式も一部混在し、興味深かったです。宮殿の広大さに圧倒されながらも、ほぼ全体を観光できました。最初に訪れたとき、間違って庭園の方に向かってしまい、出口への道を一度歩くことになりましたが、そこから見た景色も素晴らしかったです。宮殿内にあるパラドール(ホテル)のカフェがテラス席になっていて眺めもよく気持ちよかったです。観光の一息に最適でした。

ライオンの中庭

アルハンブラ宮殿パラドールのカフェ
午後には、グラナダを出発し、鉄道でマドリードに向かいました。予約していた電車では、一両の中で一箇所だけが向かい合わせの席で、私たちがそこに当たってしまいました。前の席との距離が近く、足があまり伸ばせなかったのは残念でした。
マドリードでは、エンペラドールマドリッドというホテルに宿泊しました。回転ドアや警備の方の出迎えがあったりと、日本のホテルに近い雰囲気で、スマートな印象のホテルです。朝食のラインナップも良く、特にチーズの種類が豊富でした。その日の夕食はサンミゲル市場でいただきました。聞いていた通り混雑しており相席となりましたが、生牡蠣やエビのフライなど美味しいスペイン料理を堪能しました。ワインや食べ物の種類も豊富で、選ぶ楽しみがありました。

サンミゲル市場

市場で食べたタパス
7日目、マドリード市内を観光!王宮での衛兵交代式や美術品を見学
マドリードでの2日目。じっくりとマドリードの街を観光することにしました。まず手始めに、駅でマドリード市内の交通を利用できるカードを購入。何度でもチャージして使うことができるだけでなく、1枚で何人でも使用できるのがとても便利でした。最初に訪れたのはマドリード王宮です。その日はたまたま月に一度の大々的な衛兵交代式が行われる日だったため、早めに到着したにもかかわらず、すでに長蛇の列。王宮をぐるりと回って、他の道路にも続いていたので、並ぶのは諦めて門の外から見学することにしました。柵越しからでも、立派な馬車や騎兵隊の姿をちょうどよく見ることができ、満足できましたよ。

マドリード王宮
その後はティッセン=ボルネミッサ美術館へ向かいました。マドリードというとプラド美術館が有名ですが、こちらの収蔵物も本当に素晴らしいものばかりで、見たいと思っていたミレー、ドガ、ピカソなどの作品を一堂に見ることができました。その他にもカテドラルやマヨール広場を観光しました。

ティッセン=ボルネミッサ美術館
散策途中に、おやつも楽しみました。老舗カフェチョコラテリア・サン・ヒネスでホットチョコとチュロスをいただきました。定番のようですが、くどいということなく確かに美味しかったです。

チョコラテリア・サン・ヒネスで休憩
夕食は、近所のデパート、エルコルテイングレスで購入したお惣菜を購入。自分の好きなものを選べ、量も調節できるので、とてもおすすめです。そばにいたお客さんが教えてくれましたが、購入する前に整理券が必要のようでした。
8日目、中世の街並みが残る古都トレドへ
旅行8日目には、アトーチャ駅から鉄道を利用してトレドを訪れました。歴史的な街並みは、まるで中世にタイムスリップしたかのようでした。まず、壮大なカテドラル(大聖堂)を訪れ、その後はサント・トメ教会へと足を運びました。トレドのカテドラルは、金の装飾と素朴な木製の建具の調和した雰囲気が素晴らしかったです。サント・トメ教会では、門外不出となっているエル・グレコ最高傑作のひとつである「オルガス伯の埋葬」を見ることができました。

「オルガス伯の埋葬」(エル・グレコ)
その後、街全体を見渡せる展望台からトレドの全景を見てから、城下町に入って散策を楽しみました。天然の要塞都市として発展し、街全体が世界遺産となっているだけあって、街並みも素敵でしたが全体的な地形が分かる丘の上からの眺望も興味深かったです。

展望台から望むトレドの街

広場にあるセルバンテスの像
その日の夕食は、予約していたレストラン、カサ・シリアコで楽しみました。スペインの伝統料理という鶏肉を使ったGallina en pepitoriaをいただきましたが、サフランソースがとてもおいしかったです!

カサ・シリアコ

伝統料理Gallina en pepitoria
連日の観光疲れもビジネスクラスでのフライトでしっかり身体を休めながら帰国しました
スペイン旅行の最終日は、連日の観光で体が疲れてしまっていたので、少しゆっくりと起きることにしました。特に前日に訪れたトレドはアップダウンが激しく、腰に負担がきてしまったんです。それでも公共の交通機関を活用し、歩きながら各都市を観光したことで、各地の街並みをじっくりと感じることができ、大変充実した時間を過ごすことができました。帰国の便でも、ビジネスクラスを利用しました。カタール航空のQsuiteは本当に快適で、往路よりもさらに深く眠ることができ、旅の疲れを癒しながら帰国することができました。

リラックスしながら帰国
担当の内藤さん、誠にありがとうございました!
担当の内藤さんのサポートは本当に素晴らしかったです。何かお尋ねしてもすぐに返事を下さるので安心してお任せすることができました。また、内藤さんがお休みの日でも、他のスタッフがしっかりとご返答してくださったので、待たされるようなこともなかったです。おかげさまで、安心してスムーズに旅行することができました。本当にありがとうございました。




