エジンバラ、ウィンダミア、ロンドン(イギリス)旅行体験記・レビュー『妻の誕生日を祝う充実のイギリス旅!エジンバラ、湖水地方、ロンドンを堪能 オックスフォードや田園風景も楽しむ充実の14日間』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのエジンバラ、ウィンダミア、ロンドン(イギリス)旅行をお楽しみいただけます。
エジンバラから湖水地方、ロンドンまで個人旅行ならではの充実の旅!
妻と二人で、14日間のイギリス旅行に出かけてきました。エジンバラから始まり、湖水地方、ロンドンなどを訪れる充実の旅程で、往復ともに航空機の遅延があり混乱しましたが、非常に中身の濃い、楽しい旅となりました。今回の旅行の主な目的は妻の誕生日のお祝いです。二人とも美術館や博物館巡りが大好きで、未訪問だったイギリスの大英博物館やナショナルギャラリーには是非行ってみたいと思っていました。特に大好きなターナーの絵の実物を見ることができ、大変感激しました。旅の中でも特に印象に残ったのは、ロンドン滞在中にオックスフォードでレンタカーを借り、ストーンヘンジやコッツウォルズを訪れたことです。また、南海岸のセブンシスターズでのハイキングも忘れられない思い出となりました。
当初、いくつかの旅行会社に相談しましたが、なかなか希望に沿う内容や価格のプランに出会えず、自分たちで航空券や宿の手配も検討していましたが、妻が御社のホームページを見つけてご相談させていただいたところ、迅速かつ適切な価格での提案をいただけたため、以降の手配をお願いすることに決めました。
フライトの遅延はあったものの無事にエジンバラに到着!
イギリス旅行の初日、関西国際空港からカタール航空を利用して出発しました。空港に到着すると、カタール航空カウンターに長蛇の列。並んでいると、イラン空域封鎖の影響で飛行機の出発が5、6時間遅れるとの張り紙が目に入りました。不安な気持ちでいたところ、御社の担当の方から同様の連絡の電話をいただき、少し安心しました。結局、経由地のドーハには約6時間遅れで到着。さらに、ドーハからの乗り継ぎ便も変更となり、エジンバラへの到着は当初の早朝予定から大幅に遅れ、13時過ぎとなりました。フライト中、妻が貧血で倒れるハプニングもありましたが、隣席の方のご厚意で3つのシートを使って横になることができ、幸いすぐに回復し大事には至りませんでした。窓側の席だったら外の景色も楽しめ、もう少しリラックスできたかもしれません。
到着の遅れにより、当初予定していたホリールード宮殿の見学は叶わず、予約のキャンセルも返金もできませんでした。しかし、午後のアフタヌーンティーの予約を変更し、イブニングティーとして楽しむことができました。素晴らしい内容とスタッフの対応に大満足。夜のエジンバラの美しい夕景も堪能し、初日の観光を楽しめました。
エジンバラでの滞在先「オールド ウェイヴァリーホテル」は立地が良く、非常に便利でした。部屋も綺麗で、窓からの景色も最高でした。朝食も美味しかったのですが、土日の朝食開始時間が8時からと遅めで、チェックアウト時にはやや慌ただしくなってしまいました。
3日目はエジンバラ城とスコッチウイスキーを満喫
3日目は、まず朝にカールトンヒルを散歩しました。その後は、予約していたエジンバラ城へ。城内は想像以上に広く、見どころが満載でした。午後1時からは大砲の実演もあり、迫力満点!王冠を見るのも楽しみにしていたのですが、残念ながらこの日は見ることができませんでした。ただ、スコットランドの豊かな歴史を学ぶことができ大満足。

エジンバラ城とチャールズ大聖堂
昼過ぎには、エジンバラ城のすぐ前にあるスコッチウイスキー・エクスペリエンスへ。ここでは、スコットランドの様々な地域のウイスキーについて、その歴史や特徴の説明を聞きながら試飲を楽しめます。スコットランド訛りの強い英語に苦戦しましたが、壁一面に並ぶ数えきれないほどの種類のウイスキーボトルに圧倒され、まさに「ウイスキーの聖地」を体感。お土産にも購入し、スコットランドの味を持ち帰ることができました。

スコッチウイスキー・エクスペリエンス
その後は、閉館時間まで国立スコットランド美術館をじっくりと堪能。有名な絵画がたくさん展示されていて、時間があればもっとゆっくり見たかったです。特に印象的だったのは、ヴィクトリア朝時代の地元出身画家、エドウィン・ランドシーアの作品です。スコットランドでは非常に有名な画家だそうで、多くの動物画を残しています。貴重な体験ができました。
4日目 湖水地方の絶景ハイキングを満喫
ウィンダミアへと移動し、イギリス屈指の景勝地である湖水地方の魅力を満喫しました。ホテルをチェックアウト後、列車でウィンダミア駅に到着。駅前のスーパーのイートインコーナーで軽い昼食を取った後、バスでウィンダミア湖へ向かいました。ウィンダミア湖は南北に細長く伸びるイングランド最大の湖です。湖畔から30分ほど船に乗り、北岸のアンブルサイドで下船し、近くのライダル湖西岸まで約2時間のハイキングを楽しみました。緩やかな丘陵地帯で歩きやすく、途中に洞窟もあったりと、変化に富んだコースで楽しめました。湖水地方の景色は本当に素晴らしく、天気にも恵まれて最高でした。ハイキング後は、バスでウィンダミア駅まで戻りました。

ウィンダミア湖

ハイキング中にあった洞窟
宿泊先は駅近くの「The Elleray」というB&Bを選択しました。当初は御社に湖畔近くのホテルを手配いただきましたが、旅程を考慮し、駅近の方が効率的と判断して自身で予約変更しました。結果的に、駅近で飲食店も多い便利な立地で正解でした。夕食は近くのバーで。様々な種類のビールや食事があり、どれも美味しかったです。
5日目は、湖水地方の絶景を堪能し、ロンドンへ
ロンドンへの移動日でした。ホテルで朝食を楽しんだ後、最後のウィンダミア湖を楽しもうと、早朝からオレストヘッドまで足を伸ばすことに。往復1時間ほどの軽いハイキングでしたが、湖が見える絶景ポイントを訪れ、湖水地方の瑞々しい朝の景色を満喫。天気も良く心地よい散策を楽しめました。
チェックアウト後、ロンドンに向かうためウィンダミア駅へ行くと、思わぬトラブルに遭遇。大勢の乗客が集まる中、駅員から「本日は列車の運行がありません」とのアナウンス。代替バスを手配中だが、到着時刻は不明とのこと。急いでいる人たちは自前でタクシーを呼んでいました。私たちはバスを待つことにし、昼頃までかかってようやく到着した代替バスで幹線のオクセンホルム駅まで移動。当初の予定ではリバプールに立ち寄るつもりでしたが、大幅な遅延のため断念し、直接ロンドンを目指すことに。4時間ほどの乗車でしたが、急な乗車で座席を確保できず、立ったまま揺られての長旅となりました。
ようやくロンドンに到着したのは17時頃。予定よりも大幅に遅れての到着となりましたが、無事にホテル「ロイヤルナショナル」にチェックインできホッと一息つきました。長旅で疲れていましたが、リバプール観光が叶わなかった分を取り戻そうと、疲労を押して観光に出かけることに。キングスクロス駅まで歩き、映画「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみの9と3/4番ホームを見学。この日は朝からバタバタしており、ろくに食事も取れていなかったため、観光後はスーパーで食材を購入し、ホテルで簡単な夕食を済ませました。
6日目 念願の大英博物館を訪れ、妻の誕生日のお祝いへ
この日は妻の誕生日だったので、他に予定を入れずに、二人とも楽しみにしていた大英博物館の見学と夕食を楽しみました。大英博物館は想像以上に広大。世界中から貴重な文化財が集められており、まさに「世界の博物館」でした!特に印象に残っているのは、ロゼッタストーン、エジプト関連の展示、そしてギリシャのパルテノン神殿の彫刻です。残念ながら、楽しみにしていた葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」は展示されていませんでしたが、膨大なコレクションが満載で、一日中見学しても飽きることはありませんでした。

大英博物館
夜は妻の誕生日を祝うため、予約していた老舗レストラン「L'oscar」で食事を楽しみました。値段は飛び抜けて高かったですが、特別な日だったので奮発。老舗だけあり素晴らしい雰囲気でした。料理もどれも絶品で、特にラム肉のステーキは今まで食べた中で一番美味しかったです。
7日目 オックスフォードとストーンヘンジを訪ね、コッツウォルズに宿泊
ロンドンのホテルをチェックアウトした後、スーツケースを近くの預かり所に預けて身軽になり、列車でオックスフォードへ向かいました。オックスフォードでは、クライストチャーチを見学。映画「ハリー・ポッター」シリーズの撮影にも使用された大食堂ですが、歴史を感じさせる重厚な空間には映画ファンでなくとも圧倒されると思います。

クライストチャーチ
午後からは、レンタカー(電気自動車)を借りて、ストーンヘンジで夕日を見たいという妻の希望を叶えるべく、ストーンヘンジへ。イギリスではレンタカーのほとんどがマニュアル車ですが、私はマニュアル車の運転に慣れていないため、電気自動車を選びました。ストーンヘンジに到着したのは夕方頃。あいにくの天気で夕日は見られませんでしたが、雨のおかげで草木が青々と茂り、広大な草原の中に佇む古代の遺跡と美しい景色を楽しむことができました。

ストーンヘンジ
その後、引き続きレンタカーでイギリスらしい田園風景で有名なコッツウォルズへ。この日はコッツウォルズにある「Chiseldon House Hotel」に宿泊しました。とても美しい古民家を改装したホテルで、昔の貴族の邸宅のような立派な建物でした。広々とした庭があり、緑豊かな自然に囲まれた、静かで落ち着いた環境。食事やスタッフの対応も素晴らしかったです。

宿泊したChiseldon House Hotel
8日目 コッツウォルズの魅力を堪能し、オックスフォードでフィッシュ&チップスを満喫
この日は、引き続きレンタカーでコッツウォルズ地方の村々を巡りました。電気自動車の充電に時間がかかり、予定より少し遅れての出発となりましたが、のどかな田園地帯を走る爽やかなドライブを満喫しました。
最初に訪れたのは、コッツウォルズを代表する美しい村、バイブリーです。蜂蜜色の石造りの家々が並び、絵葉書のようでとても美しい村でした。次にボートン・オン・ザ・ウォーターを訪れました。こちらも、ウィンドラッシュ川とそのほとりに蜂蜜色の壁の家々が並び、イギリスの古い美しい風景が素敵な村です。昼食は、この近くのレストランで軽く済ませ、最後に立ち寄ったのは、バーフォード。ここもコッツウォルズ特有の美しい建築と落ち着いた雰囲気が楽しめる村で、美しい風景を堪能できました。訪れた3つの村は、それぞれに個性があり、イギリスの田舎の魅力を存分に感じることができました。

コッツウォルズ地方の村ボートン・オン・ザ・ウォーター
夕方になり、レンタカーを返却するためオックスフォードへ。返却後は、日本在住のイギリス人の友人おすすめのバー「The Turf Tavern」を訪れました。種類豊富なエールビールを楽しみながら、ボリューム満点のフィッシュ&チップスを堪能。柔らかい魚とカリッとした衣の食感が絶妙で、とても美味しかったです。学生に人気のお店とのことでしたが、日本人客はほとんど見当たらず、穴場のスポットだと感じました。その後、19時頃の列車でロンドンに戻りました。
9日目 ロンドン観光と美術館巡り
午前中にセントポール大聖堂を訪れました。200段以上の階段を上り、最上階からロンドンの街並みを一望。テムズ川や街並みが一望でき、素晴らしい眺めでした。続いて、テンプル教会とフリーメイソンホールを見学しました。フリーメイソンホールは撮影禁止でしたが、独特の雰囲気を感じることができました。

セントポール大聖堂から眺めたロンドン
午後は、旅行前から楽しみにしていたコートールド・ギャラリーを訪問。この日は「モネとロンドン」展も開催中で、モネが描いたロンドンの絵画を鑑賞。モネといえば、フランスの印象派の画家として有名ですが、ロンドンの風景を描いた作品も多く残しています。夕食は、持参したインスタント食品とスーパーで購入したものをホテルで食べました。この旅で一番美味しかったのは日本から持参したインスタント味噌汁でした(笑)
10日目 ギャラリーを巡り、最愛の画家ターナーの作品を存分に鑑賞
まず、ビッグベンを横目に歩きながら、ウェストミンスター寺院へ向かいました。ロンドンで最も豪華な寺院と言われるだけあって、圧巻の建物。ステンドグラスから差し込む光が美しく、荘厳な雰囲気でした。

ウェストミンスター寺院
その後、テート・ブリテンへ。ここには、大好きな画家ターナーの作品が数多く展示されており、実物を思う存分を堪能することができ、大満足でした。続いて、ナショナル・ギャラリーへ。ここでもターナーの絵画を鑑賞し、ショップで代表作の一つである「戦艦テメレール」を購入し、発送していただきました。ターナーに限らず、様々な画家の作品を所蔵しており、見応えのある美術館です。この日は、ちょうど「ゴッホ展」が開催されていたので、ゴッホの作品も鑑賞しました。夕食は、「ウェイトローズ」というスーパーで買ったサラダやスコーンをホテルで食べました。

ナショナル・ギャラリーにて
11日目 白亜の崖セブンシスターズの絶景を堪能
列車でイギリス南岸のシーフォードという町まで行き、セブンシスターズをハイキングしました。セブンシスターズは、白亜のチョークでできた崖が続く海岸線で、その名の通り、崖が7人の姉妹のように見えることから名付けられたそうです。実際に訪れてみると、真っ白な崖と青い海のコントラストが素晴らしかったです。崖の高さは数十メートルもあり、崖縁は危険なため、遠くから眺めたり、安全な場所から写真を撮ったりしながら、ゆっくりとハイキングを楽しみました。

セブンシスターズ
帰りは、セブンシスターズの東側にあるイーストボーン駅から列車でロンドンブリッジまで戻りました。夜は、ライトアップされたテムズ川を散策し、ロンドンの夜景を満喫しました。
12日目 ウェストミンスター大聖堂やバッキンガム宮殿を見学
まずはウェストミンスター大聖堂を見学後、バッキンガム宮殿へ向かいました。衛兵交代式を見るのを楽しみにしていたのですが、宮殿前に到着すると「No Change Today」の張り紙が。この日は衛兵交代式が行われないとのことでした。宮殿前には多くの観光客が集まっていましたが、事前の案内はなかったようで、私たちと同じように戸惑っている様子。どうやら、この日はハーフマラソンが開催されており、その影響で衛兵交代式が中止になったようです。
その後は、ハロッズ、フォートナム・メイソン、ダウント・ブックスなど有名店を巡り、お土産探しを楽しみました。特にダウント・ブックスは「ロンドンで一番美しい本屋」と言われていて、日本のコーナーや世界各国の本のコーナーがあり、多彩な品揃えで楽しめました。夕食は、ホテル近くのイタリアンレストランで軽くパスタなどをいただき、ホテルに戻りました。

ダウント・ブックス
最終日 復路もトラブル続きでしたが、無事に帰国できました
いよいよ最終日。フライトは昼頃でしたが、旅中トラブルが多かったので、早めにヒースロー空港に到着しました。しかし、出発時刻が近づいてもなかなか案内が出ず、館内放送も聞き取りにくい状態。どうやら出発が遅れているようでしたが、カタール空港の案内はアラビア語なまりの英語で、とても分かりにくかったです。結局、約1時間遅れで出発しましたが、乗り継ぎ時間がタイトなため不安な気持ちのまま、案内もなくドーハに到着しました。乗り継ぎを急いでいると、「コロンボ? オオサカ?」と大声で叫んでいるカタール航空の職員が。尋ねてみると、やはり予定していた便には乗れず、急遽、北京経由の便に変更となりました。北京での乗り継ぎもチェックインに時間がかかったり、厳重なセキュリティチェックで顔写真まで撮影されるなど、終始慌ただしくバタバタ!無事に乗り継ぎはできましたが、関空には約3時間遅れでの到着になりました。預け入れ荷物は翌日に送られてきましたが、北京の荷物検査で開けられたようで、中身が少し乱れていました。幸い、なくなっているものはなかったですが…。帰国便もトラブル続きでハラハラしましたが、無事に帰国できてホッとしました。渦中は「えー!」ということの連続で非常に焦りましたがが、振り返ってみると楽しかったです。普通ではまず経験できないことがたくさんあり、ポジティブに捉えるとそれも旅の楽しみの一つだと思えます。
新井さん、予定外の出来事も楽しんだ素敵なイギリス”旅”になりました
担当の新井さんには大変お世話になりました。ホテルの変更やブリットレイルパスの手配など、迅速かつ丁寧な対応に深く感謝しています。ホテルのアメニティやバスタブの希望にも快く応じていただき、ありがとうございました。特に、初日の関空でのフライト遅延の際には、不安に思っていたところにお電話をいただき、大変心強く、嬉しかったです。
アドベンチャー的な事が多かった旅行で、予定していた事が体験できなかった半面、予想もしていない事が体験できたのは、結果的に良かったです。予定外の出来事が起こると、今まで見えていなかった事が見えるようになり、新たな発見が生まれます。旅の醍醐味のひとつですね。旅行前に見たテレビ番組で、最後の出演になった神田正輝さんが「予定通りするのが”旅行”で、”旅”には予定がない」と、おっしゃっていた事を思い出しました。まさにその通りだったと実感しています。




