フランス「パラス(Palace)」クラスのホテルとは?
フランス独自の5つ星ホテルを超える称号「パラス(Palace)」。与えられれば「フランス最上級ホテルである」と認められたことになる訳ですが、一体どのように審査されるのでしょうか?
1次審査(主に客観的な審査)
◆ホテルの建物が歴史的建造物であること
◆ホテル内のレストランがミシュランガイドで星を獲得していること
◆客室1室あたり2.75人以上の従業員がいること
2次審査(主に主観的審査)
◆ホテルの立地
◆美しさ
他にも様々な基準で厳しく審査されます。一度「パラス」の称号を勝ち得ても、審査が定期的に行われるため、常にパラス獲得時の高いクオリティを保たなければなりません。
立地の良い歴史的建造物に入り、プロフェッショナルな接客ができるスタッフを雇用し、レストランでミシュランの星を獲得、さらにその設備の維持に努めれば・・・想像を絶する膨大な金額がかかります。それに伴い、当然宿泊費も高額なわけですが、これらの基準を満たすためだと思えば十分納得できますね。
一度は花の都・パリで宮殿のような歴史的価値の高いホテルに泊まり、最高のサービスを楽しんでみたいものです。
今回は2019年現在、パリで「パラス」の称号を獲得した最上級のホテルを一挙にご紹介します!
ホテル ル ムーリス パリ(Hotel Le Meurice Paris)
パリ1区に位置する「ホテル ル ムーリス パリ」は、1835年に開業の現存するパリのホテルでは最古のホテル。その歴史の長さから、世界中の誰もが名前を言うだけでわかってしまうような、各国の王侯貴族がこのホテルに滞在してきました。また最近ではビヨンセ、アンジョリーナ・ジョリーといった世界的アーティストの心を射止めるホテルです。


このホテルは、シュルレアリスムの代表、画家のサルバドール・ダリが愛したホテル。そのため、ホテルのダイニングにはダリを思わせる画風の絵が巨大な天井に描かれ、クラシカルな中にも大胆な遊び心を感じさせてくれます。

ホテル ル ブリストル パリ(Hotel Le Bristol Paris)
フランス最上級のホテル「パラス」称号を、最高のホテルに付与することが決まった2010年、認定第1号に輝いたホテルこそが「ホテル ル ブリストルパリ」。開業は1928年の創業100年近い老舗ホテルです。パリ8区の名だたるハイブランドブティックが並ぶエリアにあり、最先端のファッションアイテムのショッピングや、大切な人へのお土産も揃います。

かつてはチャーリー・チャップリンも宿泊したという、歴史古き、格式高いホテルでありながら、とてもフレンドリーで優しい接客が高評価。日本語対応可能なスタッフがいたり、朝食に和食が選べたりと何かと日本人にもうれしいサービスが光ります。客室に置かれている家具は本物の15〜16世紀の家具だそう!こんな空間に身を置けば、誰もがお嬢様になれそうですね。

シャングリ・ラ ホテル パリ(Le Shangri-La)
2009年に歴史建造物に指定されたロラン・ボナパルト公の旧邸宅を改装。2010年に創業した「シャングリ・ラ ホテル パリ」。

香港資本のシャングリラホテルは日本を含め世界中に素晴らしいホテルをオープンしています。しかし、パリのシャングリラホテルは特別。最新鋭のインテリジェンスビルや、ホテルのビルを新築で建てて営業している各国のシャングリラの中で、かなり異質な存在でありとても貴重な存在なのです。また、並みいるフランス資本の「パラス」ホテルの中でしっかりとその存在感を放っているのも素晴らしい。
エッフェル塔を眺めるテラスのある客室は、特別な日に泊まってみたいですね!

マンダリン オリエンタル パリ(Mandarin Oriental Paris)
世界にその名をとどろかせる「マンダリン オリエンタル」が、ホテルファンを長く待たせながらパリに進出したのは2011年。それもルーヴル美術館のすぐそばという最高の立地というからさすがの強気!他のホテルに比べ、建物がシンプルに感じるのは元庁舎を改装したものだからだそう。しかし内装の改装に際しては各国で活躍するデザイナーが関わり、開放的な作りに一掃。

壁一面がガラスの窓というロビーからは、美しく整えられた中庭を望みます。インテリアはモダンなフレンチスタイルにまとめられ、どちらかというとクールな印象。アジア各地で実力を証明済みのスパは900平米も取り、自信のある部分をこれでもかと押し出す方針が潔いですね。

ホテル ル パークハイアット パリ ヴァンドーム (Park Hyatt Paris-Vendôme)
オペラ座に近く、エルメス、シャネルといった誰もが知る高級ファッションブランドでの買い物が楽しめるエリアにあるのが「ホテル ル パークハイアット パリ ヴァンドーム」。パークハイアットブランドのホテルは、日本も含め、最新のインテリジェンスビルに入った近未来的デザインが特徴ですが、ここパリでは違います。「パラス」認証を受けているわけですから当然、歴史的建造物に入っているのです。そのため入口が意外に小さく、見逃しそう・・・。

入口が小さく奥行きがあるため、館内はとても静か。中庭のレストランのテラスも、都心の真ん中にあるとは思えない静けさです。外観は完全にパリの一部に溶け込んでしまっていますが、内装はまさにパークハイアット!シンプルかつ機能的で、意外性も抜群。特に客室はパリ風の華美なデザインが苦手な人に過ごしやすいシンプル&エレガンスな造りです

ペニンシュラ パリ(The Peninsula Paris)
パリ16区に位置する「ザ・ペニンシュラ」は凱旋門やシャンゼリゼ通りが近いパリ観光に理想的な立地。本家本元である香港のペニンシュラホテルに通じるような、クラシカルな雰囲気が似合うホテルブランドでもあり、19世紀オスマンスタイルの建物にも、すんなりとマッチしているように感じられます。実はこの建物、1973年にベトナム戦争をに導いた「パリ協定」が署名された歴史的にも重要な場所なのです。

とはいえ、2014年にすべて改装されてからオープンした「ザ・ペニンシュラ パリ」。クラシックな建築の中に広がるモダンな空間が、素晴らしい魅力のひとつになりました。特にホテルの6階にあるレストラン「ロワゾー・ブラン」は、伝統とモダンを融合したホテルの代表的な場所。エッフェル塔の美しい姿が堪能できるうえにフレンチの枠を超えた、斬新な料理で楽しませてくれます。

ル ロイヤル モンソー ラッフルズ パリ(Le Royal Monceau, Raffles Paris)
100年前から営業していた「ル ロイヤル モンソー」。建物を費用に糸目をつけず全面リニューアルし、2010年に再オープン!このホテルの特徴として他のホテルではありえない点は、映画が楽しめる大き目のシアターや、しっかりと大きい屋内プールのあるスパを備えていること。歴史的価値を損なわないようこれらの設備を加えるには、大変な技術が必要だったはずです。その努力もあり、歴史ある建物の中で、最新の体験ができるホテルとして評判。

このホテルはダイニングも充実。特に日本人にとってうれしいのは、レストラン「NOBU」の成功で世界中にその名が知られた松久信幸氏がオーナーシェフである「Matsuhisa Paris」がダイニングのひとつに入っていること。パリのパラス称号のホテルのダイニングが和食を選んだわけですから、とても誇らしいですよね。また、朝食に出てくるパン、そしてホテル内すべてのスイーツやぺストリーは「ピエール・エルメ」のスタッフが手掛けているため、パリジャンの間でも話題に。朝食だけを食べにくるゲストも多数います。

フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク(Four Seasons Hotel George V Paris)
シャンゼリゼ通りからすぐの場所にある「フォーシーズンズホテル ジョルジュサンク」の建物は1928年築のアールデコ様式。

他のホテルと違い、建物ができた1928年当初からホテルとして営業しているため、様々なアーティストやVIPによるエピソードが残っています。また、このホテルひとつの特徴ですが、「これでもか」といわんばかりの生花が飾られ、まるで温室の中にいるような華やかさ。花の都パリで花でゲストを迎えてくれる・・・そんな暖かさと優しさも感じさせてくれます。

ラ レゼレブ パリ(La Réserve Paris)
シャンゼリゼ通りに近いガブリエル通りという閑静なエリアに佇む、ラレゼレブパリ。創業は2015年とまだ新しいホテルながら、あっという間にパレス称号を得た、新進気鋭のラグジュアリーホテル。建物は築160年も前のオスマンスタイルの屋敷を改装。世界中に知られるデザイナー、ピエール・カルダンの住居だったというから驚きです。

全40室と他のホテルと比較するとかなり小規模で隠れ家的雰囲気があるのもうれしいポイント。パリで長い間暮らしているような錯覚を与えてくれる客室は、クラシカルホテルはこうでなければ・・・と感じる人も多いでしょう。歴史的建造物の上に、こぢんまりとしていますが、しっかりとジムや屋内プールも備え「パラス」の厳しい条件をクリアしているのは、なかなかできないことです。

オテル・ド・クリヨン(Hôtel de Crillon, A Rosewood Hotel)
コンコルド広場に面し、最上階のテラスからはエッフェル塔、グラン・パレが見渡せる「オテル・ド・クリヨン」。歴史的価値の高い建物で営業する数々のパラスホテルのあるパリの中でも、さすがにここだけは「ホテルじゃないでしょう?世界遺産の宮殿でしょう?」と衝撃を受けるほどの迫力です。

それもそのはずです。建物は1758年ルイ15世の命令により、建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルの手で建設された宮殿。それだけではありません。18世紀フランスの建築で最高傑作とも称えられた歴史的遺産でもあるのです。この建物に泊まるためだけにパリを訪れたいという人が多いのも、これなら頷けますね。ちなみにホテルとしての営業は1906年から。そして2017年に、期間4年・総工費250億円という壮大なリノベーションを経て営業再開にいたりました。まだ営業再開からまだ間もないのに、当然のことのように「パラス」の称号を獲得しています。
泊まることができなくても、アフタヌーンティーだけでも訪れてたい・・・ホテルに入る女性をすべて貴婦人に変えてしまうような雰囲気です。

ル・プラザ・アテネ(L’hôtel Le Plaza Athénée)
「ホテル・プラザ・アテネ」はパリの数ある通りの中でもラグジュアリーなショッピングストリートとして知られるアヴェニューモンテーニュにあります。客室の窓辺を華やかに彩る花と、赤い日よけは、夢に描いた「フランスの素敵なアパルトマン」のイメージではないでしょうか?

ル・プラザ・アテネのすごいところは、アーティストに愛されるホテルであること。生前のフランク・シナトラ、デヴィッド・ボウイなどあまりにも著名なミュージシャンが顧客に名を連ねています。とはいえ、客室は決して斬新なデザインが施されているわけではなく、外観そのものの温かみとかわいらしさがある落ち着いた雰囲気。逆にそういった面が数々の著名人に愛される理由なのかもしれません。また、フランス国内唯一のクリスチャン・ディオールのスパ「ディオール アンスティチュ」があり、話題性にも事欠きません。

パリの最高級ホテル「パラス」認証のホテルに泊まる!
「パラス」にはとても厳しい規定があり、新規オープンのホテルは12ヶ月、改装休業していたホテルは6ヶ月、サービスの質が安定するまで選考対象になりません。ホテルファンの間では「なんであのホテルは入ってないの?」と首をかしげてしまうホテルが「パラス」の認証を受けていないのは、そんな場合もあるそう。そんなこともあり、今後もどのホテルが新規「パラス」の認証を受けるか、楽しみで目が離せません。
「安いツアーは素敵なホテルに泊まれないよねー」とか「ホテルのクラスを上げると、ツアー会社から高額な追加料を取られる」・・・なんて思っていませんか?
まあ、そういうこともあるでしょうね。
でも、トラベル・スタンダード・ジャパンなら安心。ツアーアレンジ料がびっくりするほどお得です。 初めて行く国の手配を個人ですべて予約すると、場所がどこだかわからない、交通が心配、好みの部屋のリクエストや質問ができない・・・なんてこともありますよね。
そんな時は遠慮せずメールかお電話を!旅のプロが格安であなたをサポートします。




























