ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネチア(イタリア)旅行体験記・レビュー『ローマ・フィレンツェ・ミラノ・ベネチア4都市周遊!グルメ&観光と内容の濃い7泊10日間!』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネチア(イタリア)旅行をお楽しみいただけます。
イタリアでやりたいことすべて叶えました!
イタリアでは有名な観光地を巡りながら、グルメ中心の食い倒れ7泊10日間を堪能しました。滞在中、朝食はホテルに全日ついていたのでホテルの朝食を楽しみ、計25店昼から飲み歩きをしました。美味しい出会いはたくさんありましたが、その中でも特に感動したのはフィレンツェのラザニアです。酸味の効いたトマト、肉の旨みをしっかり感じるトマトラグーソースとたっぷりのチーズのハーモニーが完璧で、ほっぺたが落っこちました!
1~2日目 カタール航空で成田発、ドーハ経由~ローマに到着
21時55分、カタール航空で成田空港を出発。機内は快適だったので、長時間移動も苦になりませんでした。成田⇔ドーハで機内食が2回、ドーハ⇔イタリアで1回の計3回機内食が出て、どちらも美味しかったです。他にも軽食やお菓子、アルコールも希望すればいつでも頂けました。
ドーハ空港で4時間トランジットがありましたが、さすがハブ空港。植物園さながらの室内熱帯植物や巨大オブジェなど見所満載!ラウンジが使えたこともあり、あっという間でした。
13時30分、ローマに到着。ローマ・テルミニ駅すぐ近くのホテル「palladium palace」でしたが、数分歩くだけでわかる治安の悪さ。ホテルは清潔感があるものの、洗面室のシャワールームに区切りがなく、使い方に困惑。実際、洗面所中にシャワーの水をまき散らしてしまいました。
この日、ローマの天気は生憎の雨でしたが、初日の高揚感が抑えらない観光客の私は構わずお散歩へ。街を歩くだけで聖マリア大聖堂やコロッセオなど巨大な遺跡があり、どこを切り取っても絵になるローマの街並みがいちいち心の琴線に触れました。年季が入った石畳を歩き進め、気になっていた予約不可の高評価イタリアンへ。到着すると、長蛇の列。時間も早かったので入れるかと甘く見ていましたが、人気店はやはりすごい。雨と寒さに負けて並ぶのは諦め、近くの裏道にあったイタリアンレストランへ入りました。
記念すべきイタリア1食目「La Taverna Madonna Dei Monti 16」さん。カルボナーラ1口目で勝ちを確信。初めてイタリアに上陸した私を射抜くには十分な威力でした。マルゲリータとモッツァレラチーズと生ハムを頼みましたが、どれも間違いなく美味しかったです。グラスワインの注がれる量は日本の軽く2倍、そしてパンが必ず出てくるのも、この土地ならではのおもてなし。
そして、お散歩中に気になっていた近場のバルへ2件目はしご。こちらでもワインとエビイカフリットを頼みました。うーん、微妙かも…。お腹がいっぱいになったので、ローマの街並みを再散策。突然現れる巨大遺跡に有頂天になりながら、活気がある飲み屋ストリートへ。この通りは人が溢れ、店が個性的で元気でした。一通り歩いた後に気になった「Mimi e Coco Trast」さんへ。ここが大当たり。ローマへ行く人には絶対おすすめしたい。何がいいかというと、ローマの美意識が詰まった店内の雰囲気。真ん中にコの字のバーカウンター、その上にゴージャスなシャンデリアがありクラシカルなのに、スタッフは皆フレンドリーで店内は陽気な雰囲気。このアンバランスで居心地のいい空間。その上、フォカッチャとカチョエペペは絶品。3軒目ですでに満腹だったので、それだけしか食べられませんでしたが、贅沢な空間と美味しさに大満足。ローマ初日はこれにて終了。
3日目 コロッセオ、トレヴィの泉、バチカン観光!
ホテルの朝食バイキングから始まる朝。期待以上に充実したラインナップに心躍る。プーさんの気分で巣蜜を好きな量だけヨーグルトにかけたり、クロワッサンに見たことないパン。チーズとハムのバリエーションも豊富。朝だけで1日分のカロリーぐらい取っちゃうよ!
そして、コロッセオへ。ローマといえばコロッセオ。事前予習していたこともあり、最も楽しみにしていた場所のひとつ。かつて、ローマ人の狂気と熱狂に満ちた場所。数千年の時を経て観光地化されそこにいる自分、なんだか不思議な気持ちになりました。
そのあと近くの高評価パニーニ屋さんへ。並ぶことを覚悟しましたが、あっさり入れました。そしてここで、頬っぺた落っこちました。
その後、ローマ市内のお散歩。トレヴィの泉で日本円コインを投げてみたり、ジェラート「Venchi」であまりの美味しさに「うまっ!!」って大声を出してしまったり、トリュフの試食が太っ腹で断るまで出てきたり。
そして、ついにカトリック総本山バチカン市国へ。聖なる決壊に侵入している謎の緊張感。バチカン美術館は圧巻。“圧倒される”とはこのこと。建物中に憤り、絶望、希望、生死、人間剥き出しな表現が凝らされており、言葉を失う。1歩1歩歩くのが惜しいほど、華麗で気味が悪い空間に魅了されました。この美術館に生きている間に来れてよかった。人間ってすごい。私は人間を諦めていないか。建物を後にした時、後味の悪い感じが残ったが、芸術にハッピーエンドを求めるのは保守的で傲慢だ。
夜ご飯は予約していた、店構えから素敵な予感が滲む高級イタリアン「Casa Bleve」へ。地元民に愛されているこちらのお店で飲んだ力強いシャルドネが好みでした。
4日目 ローマ~フィレンツェへ移動
フィレンツェへ電車移動。ツアー代金込みの電車の座席は広く、指定席で快適でした。ホテルは「Grand Hotel Baglioni」。駅近かつ重厚で格式ある、今回の旅の中で1番素敵なホテルでした。
フィレンツェでは老舗の香水屋さんや紙屋さんなど気になっていたお店をめぐりつつ街中散歩。ランチにラザニアが食べたくなり、お昼12時にフィレンツェ伝統料理を提供している「La Fettunta」さんへ。やる気を見せつける店員が皆無なこのお店で食べたラザニアが衝撃的、拍手喝采。ボリューミー、オイリー、ギルティーと3拍子が揃うラザニアとパスタをペロリ。たまたま入った場所でこういう経験があるから、旅は予定びっしりより余白があるほうがいい。これが幸せでなく、何が人生だろう。

感動のラザニア
公園を散歩しフィレンツェの街並みを一望したのち、クーポラで450段ぐらいの石階段を上り展望台へ。ここから見る景色も格別でした。
夜は事前予約していたトスカーナの伝統を守る「Osteria Giglio d’oro」さんへ。お目当てのBostecca(ステーキ)を注文し、肉をがっつり喰らいました。イタリアで肉をたらふく食べたのは、これが最初で最後。食後にリモンチェッロをサービスしていただき、2軒目に広場に面したエレガントなカクテルバー「Santa Coctail Club」で、味も見た目も謎だけどとにかくおしゃれなカクテルを飲み、帰宅。
5日目 フィレンツェ~ミラノへ移動
この日は起きてまず、フィレンツェの街中を3キロランニング。朝食バイキングを楽しんだ後、前日の感動再び!ということでラザニアが食べられる店探し。この日もクリスマスでクローズ店が多く、Google mapの営業中があてにならないので苦戦しながら1軒ようやくたどり着いた「Osteria Pepo」さん。まさかここで衝撃の食体験があるとは、誰が想像したでしょうか。お店の雰囲気、食器、料理まですべてが完璧で、あそこでしか味わえない唯一無二の味に大感動。夢中で食べすすめたらあっという間になくなって、お皿に残ったトマトクリームソースと粉チーズまで愛おしかった。
そして、また電車でミラノへ移動。クリスマスのミラノも街に活気がなく、驚くほどどのお店も閉店。夜ご飯は予約していたものの、あまりの活気のなさに心配になりながらお店につくと明かりがついていて安心。このビストロ「Stendhal Milano」もまた大当たり。分厚いトリュフと控えめな味付けのパスタの相性で輝く1品や、名物オッソブーコ。赤ワインのボトルも重くてしっかり美味しくて、なんて幸せなクリスマスだと有頂天に。

トリュフパスタ
6日目 アウトレットで掘り出し物ゲットして大満足!
この日は買い物スイッチオンにしてバスで「アウトレット」へ。お目当てはモンクレール、プラダ、トッズ。大きいアウトレットぐるっと2周して、物色しまくり。その結果、デザイン・価格ともに満足いく掘り出し物と出会えました。
あっという間に、夕方になり市街地へ帰ってきたのはもう暗くなったころ。夜ご飯は予約していなかったのですが、クリスマスでどこも閉店。ようやくたどり着いたのは壁一面ワインだらけのシーフード高級店「Mamma Rosa Osteria」さん。名物カツレツを頼んだけど正直微妙でした。気を取り直して、2軒目「Ristorante Da Gigi」さんへ。ピザ屋さんでワインとティラミスだけという無礼をかまして、上機嫌でホテル帰宅。
7日目 ミラノ~ヴェネチアへ移動
ミラノの街を観光。「ドゥオーモ」圧巻でした。Diorの巨大クリスマスツリーも存在感を放っていました。

ミラノのドゥオーモ
お昼にマルゲリータをいただき、またまた電車で最終都市ヴェネチアに移動。電車の路線真横が潟の水面で不思議な気持ちになりながらヴェネチアイン。あこがれ続けた、いつか行ってみたかったヴェネチアにいる!!これだけでもう最高にうれしい。
バーカロで軽く飲んだ後、予約していた無料のデパートの展望台「T Fondaco Rooftop Terrace」へ。到着時刻が17時15分。ちょうどヴェネチアの街がマジックアワーに染まっている時間に奇跡のタイミング。この景色、一生忘れないです、心と目に焼き付けました。こんな美しい街並み初めて見ました。息を飲み、言葉を失うとはこのこと。
夜は気になったレストラン「Trattoria Ca‘Dolfin」へフラット入店。私たちはたまたま予約なしで入店できましたが、直後には満席になっていました。メニューに日本語が!ここで念願のイカ墨パスタをいただきました。お、お、美味しい。美味しすぎて味わうことが楽しすぎて。ここのシーフード、ぶりんぶりんの新鮮でおいしかったな~。海鮮のスープとタコのサラダ。感動しました、あんなに幸せな気持ちを思い出せる今があることが嬉しい。カンノーロを食べ歩きしながら、2軒目「Hosteria Bacanera」へ。ここのお目当てはヴェネチア郷土料理で干し鱈のペースト、バッカラ・マンテカート。これがまたまたとんでもなくうまい、白ワインに合う。イタリア、ご飯のレベルが高すぎるのです。恐るべし。

ヴェネチアの夜景
8日目 念願のゴンドラで夢のような時間
念願叶ってゴンドラに乗船するも、まさかの日本人組と乗り合わせになってしまい若干気まずい。夢のような時間はあっという間、30分ぐらいで終了。

ゴンドラ
その後イカ墨パスタを求めて「Ristorante La Pizza Venezia」さんへ。こちらのイカ墨パスタも美味しかった。なんと、このレストランでゴンドラ相乗りした日本人親子と遭遇、しかも広い店内で前後席。気まずい(2度目)。この店だけ、日本語が飛び交いほぼ日本じゃん!となりました。
夜は予約していた高級レストラン「Rosa Rossa」さんへ。お店に入る前から素敵な予感が滲む。コースを頼んだのですが、鰻に和牛に予想外の食材が想像を超える調理方法で出てきました。料理のジャンルはわからないけど、びっくりするほど美味しいことは確か。イタリアで食べた料理で明らかに異色の、個性と調和を楽しむディナーとなりました。
2軒目に近くのレストランでペスカトーレをいただいていると、流れ的なおじさま2名乱入。大声で唾飛ばしながらラヴォーレを熱唱。観光客は困惑しながらも最後は店内に謎の一体感が生まれみんなでラヴォーレ。そういうの、いいよね。もうお腹はち切れそうなのに、サービスでケーキと度数高そうなお酒いただいて、重い体を引き連りながらホテル帰宅。
帰国日
最後に名残惜しくヴェネチアの街を散歩して、最後の最後にパスタを食べて空港に向かいました。
平井さん、お世話になりました。
旅行会社のサイトをいくつか見た中で、トラベルスタンダードジャパンのプランのコスパがよかったです。平井さんにもスムーズに対応いただきまして、感謝しています。ありがとうございました。




