2024年ゴールデンウィーク海外旅行
リスボン ポルトガルグルメ

リスボン・グルメ旅行記!おいしいポルトガル料理の有名レストラン5選

ポルトガル旅行で多くの人が立ち寄る首都リスボン。リスボンの旅行中に「美味しいポルトガル料理が食べられる」と評判の店に行き、本当に美味しいのか徹底調査してきました。リスボンは美味しい店や話題のレストランがいっぱいあります。泣く泣くその中で5選だけを厳選してご報告!リスボン旅行のランチやディナーに参考にしてくださいね!

人気急上昇ポルトガルの料理は絶品だった!

ポルトガル旅行に行ってました!

魔女の宅急便の舞台になったのでは?と囁かれる丘とオレンジ色の屋根が織りなす美しい景色、数多くある世界遺産、日本との深いつながり・・・ポルトガルに完全にハマってしまったわけですが、実は一番感動したのは、そんなものではありません。む?そんなものとは何事ぞ?

実は筆者、大酒飲みの上、食にはかなりうるさい面倒くさいタイプの旅行者なのですが、ついに出会ってしまったのです。

ワインをボトル単位で飲んでも、日本よりはるかに安く、いくら食べても飽きない料理がある国に!

まずはこの記事を読んで、ポルトガルの美味しい料理を要チェックです!

 ポルトガルの首都リスボンには地元リスボンっ子から絶賛されている美味しいレストランや、美味しいことで有名なレストランがたくさんあります!

しかし、ポルトガルの人が美味しいというお店や有名なお店は、われら日本人にとっても、本当に美味しいのか?と言う疑問がわきませんか?

そこで今回の筆者のポルトガル旅行では、リスボンで評判のレストランやカフェをまわり、太ることを忘れ徹底的に食べまくり、調査と言う名の食い倒れ旅をすることにしたのです。経験は旅行記として記さねばという事で、有名と言われるレストランやカフェで、特に美味しかった5店を厳選してお教えします!

①干しダラ(バカリャウ)料理ならココ !ア・カーザ・ド・バカリャウ(A Casa do Bacalhau)

ポルトガルの国民食、塩漬けの干しダラ「バカリャウ」。淡白な白身は日本人にも大人気の魚ですが、ポルトガルでは塩漬けの干しダラを使います。1日かけて塩抜きすると本来のふわふわの白身に戻り、淡白な味わいからどんな料理にもマッチする優秀食材!

リスボンの地元っ子が「バカリャウの魅力を知ってもらうなら、絶対ココに連れていく!」と太鼓判を推している店こそ「ア・カーザ・ド・バカリャウ(A Casa do Bacalhau)」。観光の中心でありホテルが多く集まるアルファマ、バイシャエリアからは離れていますが、リスボン在住のポルトガル人は「わざわざ行くべき」と勧めてくれました。そこまで言われると行くしかないですね。・・・筆者はタクシーで出かけましたが10分かからない距離でした。

リスボン ポルトガルグルメ

素晴らしい雰囲気!ポルトガルワインも豊富です

貴族の邸宅を改装して造られたア・カーザ・ド・バカリャウ。石造りの内装が城の中のダイニングのような雰囲気を醸し出しています。ワインセラーにずらりと並ぶのはポルトガルワイン。実はこの旅で一番美味しいワインを飲んだのはこの店でした。

店の名前がすでに「バカリャウの家」!という事は・・・・もう想像がつくことでしょう。 ポルトガル人にとって日常食であるバカリャウ料理は、多くのレストランのメニューに必ずありますが、平均2~3種類程度しかメニューにありません。しかし、この店は違います。バカリャカウを食べるためのお店ですから。

とろけるようなバカリャウのスープが悶絶のおいしさ

この日はコースにしましたが、コースでもアラカルトでも、このお店で絶対に試していただきたいのはバカリャウのスープ。英語のメニューもあり「Cod cream with crispy black pudding」と書かれているものです。codはタラのことですが、crispy black puddingとは何でしょうか?

・・・この写真ではスープの上に載せられている包みのようなもの。コクのある豚の血を固めた食材が入っていて(通常はソーセージの中身になっている)、バカリャウのスープのやさしい味わいにインパクトを与えたい時に加えます。

バカリャウのほぐした身がクリーミーなスープに溶け込み、口の中にふんわりとやさしく広がり悶絶のおいしさ。なんて優しい味わいなのでしょうか!crispy black puddingはそれだけ食べると苦手な人は苦手かもしれませんが、スープの味を変えた時に少し混ぜると丁度良いコクや塩分が出てくるので、ぜひ試してみて!

リスボン ポルトガルグルメ

クリーミーなバカリャウのスープ。たまらない美味しさ~!

たっぷりのオリーブオイルと共にグリルしたバカリャウのグリルは、カチカチの塩漬けだったとは思えないほどソフトな味わい。ポルトガルではバカリャウの塩抜き加減でレストランのランクが決まるそうで、この店の塩分が感じられないほど塩抜きされたバカリャウを味わう限り、ア・カーザ・ド・バカリャウのシェフの腕がいかに良いかがわかる気がします。

・・・なんてポルトガル人ぶってみました。

逆に添えられたオリーブとアンチョビペーストで塩分を加えていただきますが、このペーストの味が、ワインをすすませること、すすませること。

リスボン ポルトガルグルメ

器とバカリャウの美しいバランスを見よ!

「魚が苦手な友達と行くのだけど」「魚も良いけどお肉も食べたい」と言う人もご安心を。メニューにはビーフテンダーロインステーキやポークの料理もあります。コースにもしっかり「イベリコ豚のサフランリゾット」があり大満足!

美味しいパンをしっかりと食べながら、お米の料理が出てくるとなぜか安心するのは日本人の国民性でしょうか・・・。しっかりとした肉質は残しつつもスプーンでほろりと崩れるほどにやわらかく煮込まれたイベリコ豚は、リゾットのお米にまろやか~に絡む味でした。

リスボン ポルトガルグルメ

角煮を思い出すやわらか感

もちろん肉料理には赤ワイン!ささっと注いでくれる、スタッフの着かず離れずの振る舞いが絶妙です。お店の雰囲気を見ればわかる通り、ポルトガルでは高級レストラン枠ですが、バカリャウのスープは€4.5、メイン料理も€14~15ほどと、日本の高級レストランよりは、はるかにお安い!

この値段で、この味・・・はっきりいってコストパフォーマンス良すぎです。すぐに戻って来ることを固く誓った夜でした。

ア・カーザ・ド・バカリャウ(A Casa do Bacalhau)

住所:Rua do Grilo 54, 1900-706 Lisboa

営業時間 :12:00~15:00・19:30-23:00(日:12:00~15:00)

定休日:7月中旬~8月末、12月25日

電話番号:218 620 000

アクセス:ロシオ広場からタクシーで約10分

②今宵の新鮮食材が水槽で待っているソラール・ドス・プレズントス(Solar dos presuntos)

新鮮なシーフードが食べたくなったらポルトガル人はココに行く、という有名店。そのため予約は必須。言語に不安があればホテルのスタッフに予約してもらうとスムーズです。 オフシーズンであれば予約と予約の間に入れる可能性もあるので、外出中にお店を見かけて気になったらスタッフに入れるかどうか尋ねてみて。

ラブラ線ケーブルカー乗り場の目の前にあり、大きな水槽が目印。そこには今宵、誰かがディナーにするであろう、カニ、ロブスターなどの新鮮な食材候補たちが悲しそうに(?)通りを眺めています。ポルトガルの著名人がたくさん訪れる店らしく、サインや写真が所狭しと飾られています。

さて、お味はいかがでしょう!

リスボン ポルトガルグルメ

予約必須の人気店

ポルトガル人の大好きなタコ料理が充実!

ロブスターやカニをどんどん注文すると、水槽に入った新鮮な食材だけに少々高くつきますが、そうは言っても€30~50(重量によって異なります)。日本のいけす料理屋さんよりはコスパ良し。しかもお高めとはいえ、ボリュームたっぷりで、何人かで行けば逆に安いと感じるはずです。シンプルにボイルしてもらい、塩でいただいてもさっぱりしてイイ!

おすすめはポルトガル人の愛するタコ!ポルトガルのタコは日本のタコのように弾力が強くないので、オリーブオイルにもよく馴染み味が染みます。写真の料理はお隣スペインの「タコのガルシア風」。前菜がわりに注文したのですが、この時点で白ワインが止まりません。

リスボン ポルトガルグルメ

日本同様ポルトガル人もタコをよく食べる

ポルトガルのグリル物にはオリーブオイルがたっぷりとかけられています。タコのグリルもそう。タコがしっとりするので、パンを食べながらだと丁度良い相性。その地の料理は主食とのバランスでできているのだなあ、とつくづく思います。

ポルトガルは白身の魚やイワシなどを塩焼きにする日本と同じ文化があるので、もし塩焼きが恋しくなったら、注文してみては?

リスボン ポルトガルグルメ

すべてボリュームたっぷり!

ボトル€20以下のリーズナブルなワインも多く、飲みたい人はぐいぐいどうぞ。ちなみに最初からテーブルにパンやチーズ、オリーブ、生ハムなどがセットされていますが、これはコペルトと言い、日本のお通しのようなもの。食べれば料金が加算されます。食べたくなければ店員さんにお願いして下げてもらいましょう。

何も知らない筆者はつい食べてしまいました。でも、生ハムもチーズも美味しく、お酒のつまみに丁度良い上、特別に高い訳ではありません。「美味しそう」と感じたらいただいちゃってください。

〆は海鮮リゾットにしてみました。米一粒ひと粒に海老の出汁が染みていて、スプーンが止まりません。さらにワインも加速していくのですよ。リゾットって恐いですよね・・・「つまみになるご飯」だと思います。

リスボン ポルトガルグルメ

パンを食べていると言うのに、なぜかご飯が食べたくなる・・・

ソラール・ドス・プレズントス(Solar dos presuntos)

住所: Rua das Portas de St゜ Antao, 150 (junto ao Elevador do Lavra) 1150-269 Lisboa

営業時間:12:00~15:30/18:45~23:00

定休日:日曜日

電話番号:213‐424‐253

アクセス:ロシオ駅から徒歩で約8分

③おばあちゃんの家という名のレストラン「グランジャ・ヴェーリャ(Granja Velha)」

ロシオ広場に近い下町、アルファマ地区にある有名レストラン。元々はこのエリアの地元の人が通う店でしたが、日本のガイドブックに掲載されてからは、かなりの確率で日本人と遭遇します。とはいえ「観光客向け」ではないのがこのレストランの良いところだそうですが・・・本当ですかあ?これは調査しなければ。

このお店の名前「グランジャ・ヴェーリャ(Granja Velha)」とは、おばあちゃんの家という意味。庶民派の雰囲気です。

ううむ。ガイドブック掲載の店の味わいは、果たしていかに!

リスボン ポルトガルグルメ

日本のガイドブック掲載店の味をチェック!いざ潜入!

周囲を見渡すと、欧米人も、日本人もガイドブックで美味しいと紹介されている「海鮮リゾット」をオーダーしている様子。ただ欧米の方は、前菜、メイン、そしてリゾットとコース仕立てで楽しむ大きな胃袋をお持ちで、様々な料理の最後にいただいていましたが、2人や1人で来ている日本人のテーブルには海鮮リゾット一皿という光景が目につきました。それもそのはず。この店のメニューはいずれもボリュームたっぷり。

つい従ってなるものかと言う反骨精神で、うかつに生ハムを注文した結果、ありえないほどワインが進む塩加減。ポルトガルワインとポルトガル人との距離の近さは、日本人にとって驚きでしかありません。皆さん、ランチでもディナーでも、いつも飲んでますよね?

リスボン ポルトガルグルメ

ワインが止まらなくなる塩加減の生ハム。ぜひ注文してみて!

リスボン ポルトガルグルメ

赤も白も、そしてお通しだとわかっているのにパンと、とろけたチーズもいただいた

名物の海鮮リゾットで胃が膨れ上がる

酔うと心だけはまろやかになるのか「ここまできて超有名な看板メニューをオーダーせずに帰るというは、ただの頑固者だ。誰もその心意気を認めてくれないだろう」という気持ちに。今回はグループで来ていることもあり、皆でシェアすればなんとかなるだろうと、結局注文してしまいました。

店員さんも強くすすめるこの店の名物海鮮リゾット!ポルトガル語で「アローシュ・デ・マリスコ(Arroz de Marisco)」を、ポルトガル名物バカリャウのフライトと共にいただきます

グランジャ・ヴェーリャのリゾットは、スペイン料理の「パエリア」に汁気を加えたようなサフランの香りが強めに漂うリゾット。スープにも米にも魚介の旨みがたっぷりと凝縮されて、スプーンが止まらない上に、たまらない美味しさ!こりゃ名物にもなりますよね。イキがって申し訳ないです・・・。

バカリャウのフライは、フィッシュアンドチップスに味が近く、とても食べやすい。タラは淡白で魚自体に味の癖や臭みがないので、フライに合いますね。

リスボン ポルトガルグルメ

リゾットとバカリャウのフライ

ここで注意!どの店のリゾットも同様ですが、この店は名物なのであえて書かせていただきます。リゾットはその場ではサラサラと入ってしまうため、永遠に食べ続けられるような錯覚を覚え、海老のアフィージョまでオーダーしてしまいましたが、リゾットの米が後から胃の中で無限に膨らみます。際限なく食べた米の膨張で、この日はディナーが食べられませんでした。美味しすぎて止められなかった自分の責任です。無念。

昨今はインターネットで気軽に旅先の現地の情報が調べられ、旅の達人のブログの情報が優先され、ついガイドブックに掲載されているレストランは観光向けなのではないか?などと誤解しがち。でも、現地で調査した編集者がきちんと現地の人に聞き、「本当に美味しいからこそ紹介している」場合も多々あるのだという事がよくわかりました。

リスボン ポルトガルグルメ

アフィージョのガーリックたっぷりオリーブオイルってパンが止まらない

グランジャ・ヴェーリャ(Granja Velha)

住所:Rua dos Douradores, 200, 1100-208 Lisboa

営業時間:12:00~15:00/19:00~22:00

定休日:日曜日

電話番号:218‐873‐891

アクセス:フィゲイラ広場から20秒

ビール博物館とな?ビア・レストラン「ムゼウ・ド・セルヴェージャ(Museu da Cerveja)」

リスボンの観光名所、テージョ川河口に面するコメルシオ広場は、旅行者はもちろん地元の人にとっても憩いの場。アクセスの目印ともなる場所なので、知らない人はいません。この広場を囲む歴史的な建物は、1階部分がほとんどがショップになっていて、カフェやレストランなど好みでお店が選べますが、まず見ていただきたいのはこの建物の回廊。

リスボン ポルトガルグルメ

観光客が必ず立ち寄るコメルシオ広場

リスボン ポルトガルグルメ

このクラスの建物が当たり前に使用されているリスボンの歴史の凄さ!

この建物のコルメシオ広場の入り口にあるのが、広々としたテラスが「座っていきなよ」と囁いてくるのはムゼウ・ド・セルヴェージャ(Museu da Cerveja)。 ポルトガル語で「ビール博物館」の意味ですが、店名だけではなく本当に博物館。2階部分が博物館で、入場料にはビール代が含まれているというユニークな入場料金設定。もちろんテラスのカフェ、店内レストランだけの利用も可能。筆者は単に休憩するために立ち寄りました。

立ち寄ったのは2月初旬。リスボンは冬のはずですが異常気象でコートいらずのあたたかさ。リスボンっ子にうかがうと「ここ数年はクレイジーだ!」とのことで、ムゼウ・ド・セルヴェージャのテラスで人々が飲むビールは格別に美味しそうに見えたのです。

リスボン ポルトガルグルメ

ひまわりの装飾がかわいい!

ビール好き集合!リスボンには珍しいワインのないビア・レストラン

ポルトガルではローマ時代から、北ヨーロッパの影響でビールが飲まれていましたが、なんと18世紀はワイン普及のために外国人以外はビールを飲むことを禁止していたそうです。・・・なんたる悲劇。夏のポルトガルは太陽がさんさんと輝き、こんなテラスにいたらごくごくと喉音を立ててビールを飲みたくなるというもの。

ポルトガルではワインひとりあたりの消費量が日本の10倍と言いますが、現在はビールも日本人と同じくらい消費しています。ビール博物館ということもあり、こちらのメニューにビールはありません!お店の方のおすすめは、最近リスボンで流行っているという「持ってきたら絶対びっくりするよ」と言う地ビール。そして、リスボンの名物グルメのひとつ、バカリャウのコロッケ。

ビールでかっ!

これはビール瓶を逆にして、底から飲むという発想らしいですが、瓶自体のサイズが大きいような・・・。 すっかりサイズを聞き忘れて「それをください!」と言ってしまったので自分の失敗です。メニューには通常サイズのビールが飲めるグラスもあるのでご安心を。

リスボン ポルトガルグルメ

お酒は百戦錬磨だと自負していたが、飲みきれないビールに久々に出会った

この店のバカリャウのコロッケは、パン粉を利用しておらず、表面がつるつるでかわいらしいいビジュアル。均整の取れたこの美しい姿は、スプーン2つを使って整えていくからできる技です。

アツアツの揚げ立てにかぶりつくと、さくっ!という食感のあと、クリーミーなポテトの食感で口内が満たされます。やがてしっかりとほぐれたタラの身と風味を感じることができる絶妙なバランス。筆者はプレーンなバカリャウコロッケをいただきましたが、最近はチーズ入りが人気なのだとか!

ポルトガルは日常的にワインが飲まれる国ですが、コロッケには断然ビールですね。アツアツをいただいて、キンキンに冷えたビールで流し込むこの至福は、ワインには与えてもらえないかも。

リスボン ポルトガルグルメ

クリーミーで、魚の風味をしっかり感じられるポテトとタラの配分が素晴らしい

リスボン ポルトガルグルメ

芸術的なまでに美ししい滑らかなビジュアルもGOOD

ちなみに、ムゼウ・ド・セルヴェージャでは店内で一番目立つ場所で、可愛らしいお嬢さんがバカリャウコロッケを作ってくれますよ!

あたたかい夏の日、テージョ川の川風を感じながら、美味しいビールとコロッケを召し上がれ!

リスボン ポルトガルグルメ

作っている光景を見ているだけでも楽しくなってくる!

ミュゼウ ダ セルヴェージャ(Museu da Cerveja)

住所:Terreiro do Paco Ala Nascente Nº 62 a 65, 1100-148 Lisboa

営業時間:12:00~0:00

電話番号:210‐987‐656

定休日:不定休

アクセス:コルメシオ広場入り口付近

⑤元祖エッグタルトのレシピを守り続ける「パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」

さて最後はデザートといきましょう! リスボン中心部のフィゲイラ広場か、巨大ビールでバカリャウのコロッケをいただいたミュゼウ ダ セルヴェージャのあるコメルシオ広場から市電15番で約30分。リスボンの中でも世界遺産が2つも見られるというベレン・エリアです。

そのうちの1つ「ジェロニモス修道院」は建物などの価値はもちろん、世界中のお菓子業界に影響を与えたエッグタルトの元祖「パステル・デ・ナタ」を生み出した修道院で、ベレンにはそのレシピを忠実に守り1837年から販売している「パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」があるのです。

ポルトガル リスボン エッグタルト

常に人がいっぱい。夏のピーク時は行列に並ぶこと

店先には世界中から元祖エッグタルトの味を求めて、スイーツ好きが集結します。しかし地元っ子も負けていません。予約をして取りに来る、というスマートな方法で観光客を制圧(笑)。筆者としてはどうしても焼き立てアツアツを食べたいわけで・・・目のまえでせっせと作られる黄色い天使たちの焼き上がりを、ギラギラした目で見つめること30分。

リスボン ポルトガルグルメ

どんどん焼きあがっていく黄色い天使たち=ナタ

ようやく焼き立ての「ナタ」をゲット。店内は広いカフェになっていて(広すぎると言った方が良いかも)、美味しいコーヒーとともに焼き立てをのナタをいただくこともできます。時間のなかった筆者は お土産を含めいくつか買い込みつつも、帰りの市電の中で待ちきれずぱくり!

日本のタルト生地はしっとりしていませんか?カスタードクリームを詰め込んだタルト生地は、ぱりっぱり。特に底の部分は指でたたくと「こんこん」と言うほどの張りを保ち、時間が経ってからもその「パリパリ感」が失われませんでした。

ポルトガルのお菓子は、控えめな甘さが味の主流の日本のお菓子と比較すると、かなり甘め。「パスティシュ・デ・ベレン」のナタはそれらと比較するとさっぱりしています。そして焼き立ての、とろっとしたやわらかなカスタードクリームのまろやかさといったら・・・。電車の中にいるのを忘れて「うんまーい!」と叫んでしまい、ひんしゅくを買ってしまいました。

ナタはホテルの朝食にも並ぶポルトガル定番スイーツ。パン屋さん、ほかのお菓子屋さんでも買えるので、まず元祖の店のナタを食べたら、違う味と比較してみて!

リスボン ポルトガルグルメ

タルトの皮のパリパリ具合がたまらない!

パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)

住所:R. de Belém 84 92, 1300-085 Lisboa

営業時間:8:00-23:00(7/1~9/30:8:00~24:00)※12/24・25・31・1/1:8:00~19:00

定休日:不定休

電話番号:213‐637‐423

アクセス:フィゲイロ広場(Praca da Figueira)から15番市電乗車、モステイロ ドス ジェロニモス(Mosteiro dos Jerónimos)下車徒歩1分

リスボンの絶品ポルトガル料理レストラン&カフェMAP

リスボンに美味しいポルトガル料理を食べに行きましょう!

いかがでしたか?

今回はポルトガルの首都・リスボンの有名レストランの味を実際に確かめに訪れてみましたが、リスボンにはまだまだたくさんリスボンっ子を唸らせる美味しいポルトガル料理のレストランがいっぱい!ポルトガル料理は食材から味付けまで、日本と驚くほど共通点が多く、私たち日本人にとって美食の国です。 

ポルトガルはヨーロッパの中で人気急上昇中の国。今度はあなたが実際に訪れて、偶然見つけたレストランや、混み合う人気店などの中から、美味しい料理を探す「グルメ旅行」に出かけてみましょう。

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