2024 東京発 夏休み海外旅行特集
ペルー・マチュピチュ

世界遺産「マチュピチュ」へ行く前にチェック!お役立ち基本情報 【ビザ・アクセス方法・ベストシーズン・注意事項など】

日本人が訪れてみたい世界遺産ランキングで、いつも上位にランクインしているマチュピチュ。15世紀、インカ帝国によって標高2,430mの山の尾根に建造された空中都市です。未だにインカの文化や歴史については、大部分が謎のまま。そのミステリアスさが世界中の観光客を惹きつけるのでしょう。
日本からマチュピチュへの道のりは、そう簡単ではありません。せっかく行くならば、事前に基本情報をしっかりとチェックして出発しましょう。

ペルーのマチュピチュといえば…

ペルー・マチュピチュマチュピチュ内を闊歩するリャマ
ペルー・マチュピチュマチュピチュにある「見張り小屋」
ペルー・マチュピチュマチュピチュの玄関口「アグアスカリエンテス」の街並み
ペルー・マチュピチュ
ペルー・マチュピチュ
ペルー・マチュピチュ

マチュピチュはペルーで使われている言語のひとつ、ケチュア語で「年老いた峰」という意味のインカ帝国の遺跡です。インカ帝国が残した遺跡のなかでも、もっともミステリアスで、もっとも美しいとも言われているマチュピチュは、インカ帝国の首都であったクスコと共に世界遺産に登録されており、毎年世界中から大勢の観光客が訪れる人気の遺跡です。

マチュピチュの見どころは、見張り小屋・段々畑・太陽の神殿・コンドルの神殿・インティワタナ(日時計)などたくさんあります。しかし、近年では混雑緩和のために、マチュピチュへの入場が時間で区切られたり、マチュピチュ遺跡の主要スポットであるインティワタナ(日時計)・コンドルの神殿・太陽の神殿の3ヵ所では観光できる時間に制限が設けられたりしており、1日ですべてを見てまわることはなかなかできません。

このようにマチュピチュ観光において厳しいルールや制限が設けられるようになった理由は、観光客の増加によって遺跡の損傷が進行してしまったため。このままでは遺跡をこのままの姿で残すことがむずかしくなるという危機感から、マチュピチュでは徐々にルールが厳しくなっています。今後もルールや制限などが変わることも考えられるので、せっかく行くマチュピチュで残念な思いをしないために、常に最新情報を確認することをおすすめします。

ペルーの基本情報

言語

公用語はスペイン語です。そのほかにケチュア語・アイラマ語も使われています。
かつてスペインの植民地だったことからスペイン語が広く浸透しています。また、観光客が多く訪れるような場所では英語も通じます。スペイン語なまりの英語ではありますが、簡単なやり取りであれば問題なくコミュニケーションがとれるでしょう。

日本とペルーの時差

日本とペールとの時差は14時間です。日本よりペルーが14時間遅れています。日本が正午のとき、ペルーは前日の2200。なお、サマータイムは実施されていません。

ペルーの通貨・チップ

通貨

ペルーの通貨はソル(Sol)。略号はS/
小銭の通貨単位はセンティモCentimo)100CentimosS/1。

ペルーでは、自国の通貨「ソル」とともにUS$(アメリアドル)も流通しており、ホテル・レストラン・お土産店など観光客が利用する施設では、US$をそのまま使用できることも多いです。
※ペルーの通貨は201512月に「ヌエボ・ソル」 から「ソル」に変更となりました。

両替

ペールで両替をする場合は、両替所(Casa de Cambio)や銀行(Banco)、またはホテルにて可能です。 日本から用意していくならばUS$の現金がおすすめです。現地で日本円からソルに換金できる両替所や銀行は、一部の店舗に限られています。

なお、マチュピチュの両替所は手数料が高めです。マチュピチュへ向かう前に必要な金額をクスコで両替しておいた方がいいかもしれません。

US$で支払った場合、お釣りを現地通貨で渡される場合があります。現地通貨が手元に入ってきた場合は、現地通貨から使用していくことをおすすめします。なぜなら、小銭硬貨は再換金はできず、紙幣の再換金には手数料がかさむためです。

チップ

ペルーではチップを渡す習慣があります。ホテルやレストラン、タクシーを利用した際は下記のような目安でチップを渡すと良いでしょう。

【レストラン】サービス料が含まれている場合でも、気持ち程度のチップを置いていくと◎。目安は総額の5~10%前後。
【ホテル】荷物を運んでもらったポーターやルームサービスを利用した際には、チップを渡します。目安はUS$1≒約S/3.3。
【タクシー】基本的には必要ありませんが、大きな荷物をトランクに積んでもらったときなどは気持ちとして渡すといいでしょう。また、お釣りの小銭をそのまま渡せばOKです。
【伝統衣装を着ている地元の方】観光地で民族衣装を着た人やリャマを連れている人などを撮影した時は、気持ち程度のチップを渡しましょう。高額なチップは不要です。

クレジットカード

クレジットカードは、ほとんどの都市で利用することができます。特にホテルやレストラン、お土産店など観光客が利用する場所では、クレジットカードでの支払いが可能なことが多いです。一方で、料金の安い簡易宿や公共交通機関などでは使用できないこともあります。ペルーで使用できるクレジットカードの種類は、VISA・Mastercard・Amexが主流で、JCBは受け入れていないことがあるのでご注意ください。

ペルーの電圧・プラグ

ペルーの電圧は220V60Hzなので、日本の100V/50~60Hzとは異なります。また、プラグの形状は平2つ穴のAタイプ、丸2つ穴のCタイプが主流で、丸3つのSEタイプも使用されています。そのため日本から持っていく電化製品は、変圧器内蔵でプラグの形状がAタイプの場合のみ、そのまま使用できます。もしも、日本の電化製品をペルーで使用したい場合は、変圧器とプラグアダプターをご持参された方が安心です。

Wi-Fi・インターネット環境

ペルー・マチュピチュ

マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)にはホテルやお店が多い

マチュピチュの玄関口、マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)には、カフェやレストランが多数あります。その多くのお店では、フリーWi-Fiが利用できます。

またマチュピチュ村のホテルのWi-Fi設備はさまざまです。宿泊されるホテルによってWi-Fiの環境の有無や利用料金に違いがあるので、予約の前に宿泊ホテルの通信環境を確認されることをおすすめします。

ペルーに行くならビザが必要?

日本国籍のパスポートをお持ちの方が観光目的で183日以内の予定でペルーに滞在するならば、ビザを取得する必要はありません

でも、アメリカ経由でペルーへ行くなら「ESTA」が必要です!

観光旅行でペルーを訪問するならばビザの申請は必要ありません。しかし、日本とペルーを結ぶ直行便は運航されていないので、必ず経由地が必要となります。経由国によってはビザの申請が必要となります。

例えば、アメリカの経由地で乗り継ぎペルーに入国する場合、アメリカの電子渡航認証システム(ESTA)を取得する必要があります。ESTAの申請は渡航の72時間前までに、専用のウェブサイトで必ず行ってください。

パスポート

パスポートの残存有効期間が、入国時に6ヵ月以上ある必要があります。また旅券の未使用査証欄は、入国時に5ページ以上必要です。残りのページ数を必ず確認しましょう。

日本からマチュピチュへのアクセス方法

 

日本からマチュピチュまでの直行便はありません。日本からマチュピチュまでは飛行機や電車、バスを乗り継ぎ、トータルで30時間以上はかかります。

日本からペルーの首都「リマ」へ

日本からペルーへの直行便はなく、メキシコのメキシコシティやアメリカのロサンゼルス、アトランタなどの都市で最低1回は乗り換えが必要です。まずは、ペルーの首都「リマ」にあるホルヘ・チャベス空港を目指しましょう。

首都の「リマ」で国内線に乗り継ぎ、古都「クスコ」へ

ペルーの首都リマにあるホルヘ・チャベス国際空港で国内線に乗り継ぎ、クスコのアレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港へ向かいます。フライト時間は約1時間程度です。

「クスコ」から「マチュピチュ村」までは電車移動

「クスコ」と「マチュピチュ」の間に車が走行できる道路はありません。そのため、多くの観光客は電車に乗ってマチュピチュの玄関口「マチュピチュ村」を目指します。「クスコ」から車で1時間半ほどの距離にあるオリャンタイタンボ駅発着の電車を利用する方が多く、電車の乗車時間は3時間ほどです。

「マチュピチュ村」から「マチュピチュ遺跡」へバス移動

マチュピチュ村から遺跡まではシャトルバスで移動します。約10分おきに運行していて、所要時間は30分ほどです。

[簡単まとめ]日本からマチュピチュへのアクセス方法

ルート 手段 時間 メモ
1 日本→リマ(ペルー) 飛行機 20時間以上
(ルートによって異なる)
・直行便なし
・乗り継ぎ最低1回は必要
2 リマ→クスコ 飛行機 約1時間 ・バスでの移動も可能(20時間以上かかる)
3 クスコ→マチュピチュ村 電車 約3時間 ・クスコから乗車駅までは車移動が必要
・乗降駅によって乗車時間は異なる
・バスと徒歩での移動も可能
4 マチュピチュ村→遺跡 バス 約30分 ・体力に自信があれば徒歩でも可能

マチュピチュの気候・気温

南半球にあるペルーの季節は日本とは真逆になります。そして、日本のような四季はなく、大きく乾季(5~10月ごろ)と雨季(11~4月ごろ)のふたつの季節に分けられます。

気温は年間を通して大きくは変わらず、平均最高気温は20℃、平均最低気温は5℃ほどです。マチュピチュの気候は、日中と朝晩とで温度差があるという特徴があります。日中は日差しが強くて暑くても、朝晩は急に冷え込むこともあります。温度調節しやすい服装での観光がおすすめです。

マチュピチュのベストシーズンは?

ペルー・マチュピチュ

雨や曇りの天気のマチュピチュも幻想的

マチュピチュのベストシーズンは、雨が少ない乾季(5~10月ごろ)だと言われています。マチュピチュは敷地内をたくさん歩くので、雨具を着用しての観光はちょっと大変ですよね。また、雨季には土砂崩れが発生しトレッキングコースの一部が閉鎖されたり、列車が止まってしまったこともあります。

しかし、雨や曇りの天候でしか見られないマチュピチュの姿も魅力的です。雨季に旅行を予定されている方は、最新情報に十分ご注意くださいね。

マチュピチュでの移動手段

鉄道

先ほどご紹介した通り、マチュピチュとクスコ間には鉄道が走っています。マチュピチュとクスコ間を結ぶ路線を「ペルーレイル」と「インカ・レイル」という2社の鉄道会社が運行しています。

ペルーレイル

ペルー・マチュピチュ

青と黄色の車両「ペルーレイル」

クスコ市内からマチュピチュまで向かう場合、「ポロイ駅」または「オリャンタイタンボ駅」から乗車します。クスコ市内から車で「ポロイ駅」までは約20分、「オリャンタイタンボ駅」までは約2時間かかります。

各駅までの移動方法は、公共のバスやタクシーで向かうことができます。一番安心で簡単な方法は、ホテルからの送迎付きオプショナルツアーに参加する方法です。

ポロイ駅発着の列車は、雨季の1~4月の間は運休となります。また、ポロイ駅を発着する列車の数が少ないため、オリャンタイタンボ駅発着の列車を利用する方のほうが多いです。

「ペルーレイル」の列車のタイプ

ハイラム・ビンガム(Hiram Bingham)
マチュピチュ遺跡を発見した探検家ハイラム・ビンガムの名前がついた豪華列車。列車料金には、遺跡への入場料やマチュピチュにあるホテルでのアフタヌーンティーなども含まれています。

ビスタドーム(Vistadome)
車両の上部と側面が大きな窓で囲まれ、走行中の外の景色が楽しめる展望列車。往路・復路ともに軽食とドリンクが付いています。

エクスペディション(Expedition)
一番リーズナブルな料金の列車です。ビスタドームの列車と同様に、車両の上部と側面が大きな窓で囲まれた展望列車です。お菓子のサービスがついています。

ペルーレイル乗車時の注意点

・チケットはインターネットで事前予約をしておきましょう。ハイシーズンは満席でチケットが取れないこともあります。

ペルーレイルの持ち込める荷物には制限があります。持ち込みができる荷物は、重量5㎏以下、幅・高さ・奥行きの合計が157cm以下までとなります。制限をオーバーしてしまう大きさのスーツケースなどは、クスコで宿泊しているホテルへ預けておきましょう。

インカ・レイル

インカ・レイルは、オリャンタイタンボ駅からの発着のみ。また、1日の運行本数はペルーレイルと比べると少なく往復3運行のみとなっています。

「インカ・レイル」の列車のタイプ

プライベート(The Private):
インカ・レイルのなかで最高級の列車。列車内には、バーカウンターやバルコニーの設備があり、コースメニューの食事も含まれています。

ファーストクラス(The First Class):
バーカウンターの設備があり、乗車中には、コースメニューの食事が提供されます。大きな窓から外の景色を楽しめます。

The 360°
The 360°の列車の窓は、ほかの列車の窓より大きく見渡しがいいという特徴があります。ランチボックスの食事付きです。

ボイジャー(Voyager
一番リーナブルな列車。大きい横窓と小さめの天窓があり、景色も楽しめる。スナック菓子が付いています。

インカ・レイル乗車時の注意点

・インカ・レイルに持ち込める荷物制限は、重量8㎏以下、幅・高さ・奥行きの合計が118cm以下までです。制限をオーバーしてしまう大きさのスーツケースなどは、クスコで宿泊しているホテルへ預けておきましょう。

シャトルバス

マチュピチュ村から遺跡まではシャトルバスが運行されています。バスのチケットは事前購入も可能ですが、約10分間隔で走行しているので、当日の購入でも大丈夫でしょう。

シャトルバス(マチュピチュ村~遺跡)

[運行時間]
マチュピチュ村からの出発:5:30~15:30(遺跡の最終入場時間は15:00)
遺跡からの出発:6:00~17:30

[料金]片道US$12(往復US$24)

[所要時間]約30分

※チケット購入時にはパスポートの提示が必要です。

マチュピチュ観光で注意するべきこと

ペルー・マチュピチュ

マチュピチュ遺跡観光は履き慣れた靴で!

マチュピチュ遺跡への入場制限

2019年1月からマチュピチュ遺跡において新たな入場制限が設けられ、入場時間帯と退出時間が決められています。また、遺跡退出後の再入場はできません。

「マチュピチュ遺跡」入場制限の規定(2019年1月~)

入場時間 退出時間 最大滞在時間
6:00~7:00 10:00~11:00 4時間
7:00~8:00 11:00~12:00 4時間
8:00~9:00 12:00~13:00 4時間
9:00~10:00 13:00~14:00 4時間
10:00~11:00 14:00~15:00 4時間
11:00~12:00 15:00~16:00 4時間
12:00~13:00 16:00~17:00 4時間
13:00~14:00 17:00~17:30 4時間(閉園時間の17:30まで)
14:00~15:00 17:30 閉園時間の17:30まで
15:00~16:00 17:30 閉園時間の17:30まで

ワイナピチュ山とマチュピチュ山の登山制限

マチュピチュからさらに高いところからの景色が楽しめるワイナピチュ山とマチュピチュ山への登山も人気がありますが、どちらも1日400名までの入山規制があるので事前の予約が必要となります。

遺跡観光のマナーを守ろう

遺跡内ではゴミを捨てない、立入禁止区域には入らないなどの注意事項をしっかりと守り、遺跡観光を楽しみましょう。

マチュピチュ遺跡に飲食物を持ち込むことは、景観保護のため原則禁止とされています。しかし、入り口での持ち物検査は、今のところ厳しくはなく、摘発されるようなことはありません。

食事の持ち込みはできませんが、シリアルバーやチョコレートのような非常食は少し持っておくと安心です。また、飲み物はペットボトルの持ち込みは原則禁止とされており、 水筒などを用意できれば理想的です。絶対にゴミは持ち帰り、遺跡を汚さないでください。

傘の持ち込み禁止

2019年4月よりマチュピチュ遺跡観光の際に、傘を持ち込むことが禁止されました。マチュピチュ遺跡の観光には、レインコートをお持ちいただくことをおすすめします。

トイレ事情

マチュピチュ遺跡のトイレは、入口の外にしかありません。遺跡に入場する前に必ずトイレを済ませておきましょう。

ペルーのトイレはトイレットペーパーを備え付けてない場合が多いので、ポケットティッシュを携行しておくと安心です。また、ほとんどのトイレは有料です。小額の現地通貨(約0.52ソル)があると便利です。

高山病

マチュピチュの標高は2,430 m。標高3,399mに位置するクスコよりも低いとはいえ、富士山の5合目(約2,300m)よりも高い場所にあります。そのため、高山病には十分に気を付けて行動しましょう。

高山病の典型的な症状は、頭痛・めまい・食欲不振などがあります。高地では、通常より身体から水分が失われやすくなります。喉の渇きが出る前に水分を取るように心がけましょう。また食事は8分目を目安にして、脂っぽい食事は避けるといいですよ。アルコールやタバコも控えて。高地では、深呼吸をしてよく酸素を取り入れながら、とにかくゆっくりと行動してください。

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ペルー・マチュピチュ

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日本人にもよく知られているペルーの有名な観光地「マチュピチュ」の基本情報をご紹介しました。日本からマチュピチュまでの道のりは決して簡単ではありませんが、時間とお金をかけてでも一度は実際に見てほしい場所です。ぜひ、この情報をチェックしてマチュピチュへの旅行を計画してみてください。

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