ザルツブルク、ハルシュタット、ウィーン(オーストリア)旅行体験記・レビュー『ザルツブルク、ハルシュタット、ウィーン3都市周遊!どの都市も景色が素晴らしく、あっという間の9日間!』。【トラベル・スタンダード・ジャパン】をご利用されたお客様によるクチコミ・評判をご紹介します。当社では自由にツアーアレンジが可能、オリジナルのオーストリア周遊旅行をお楽しみいただけます。
鉄道で行くオーストリアの旅
以前学会でウィーンに行く予定がキャンセルになり,いつかは行ってみたいと思っていました。そして今回ヨーロッパで電車に乗ってみたいと思い,、イギリスと迷ったのですが、色々電車に乗れそうなオーストリアを選びました。
1~2日目 カタール航空で関空発、ドーハ経由~ウィーンに到着
ほぼ予定通りの朝7時に、ウィーン空港に到着。空港から直接ザルツブルクへ特急で移動ですが、ユーレイルパスには事前に余裕をもって10:02の特急を登録。登録時に指定席予約がRecommendとあったので、空港到着口を出てすぐのQBB窓口で指定席を購入。ただし、指定席チケットの読み方が分からず再度窓口で確認。何度かやりとりを繰返し、34号車の15と17の席であることを確認。「34号車まであるほど長いの?」「16 番の席は?」と疑問を持ちながら電車を待つ。ちなみにホームで時刻表をみたら、ホームの位置が何番線だけでなく、AからEとかのように細かく書かれていたので、そこで待っていると電車到着。外からでは34号車がわからないのでとにかく乗車して、34号車を探す。分かったのは、号車のナンバーが不規則なこと。やたら荷物の多い旅行者をかき分けながら、ようやく指定席にたどりつくと、なんと座ってる人が…私の席だと指定席券を見せて説明しても素直に応じない。とりあえず、妻を別の号車に待たせていたので一度戻り、再び2人で戻ってみたら、先ほどの客はいなくなっていたので、とりあえずほっとして着席。途中ユーレイルパスの確認以外何事もなく、無事ザルツブルクに到着。
とりあえずザルツブルク駅内のスーパーで、パンと飲み物買って、駅前の広場で食べようと思ったら、思いのほかカンカン照りの夏日でベンチもなし。日本と違い駅内は自由に出入りできるのを思い出し、ホームのベンチでのんびり休憩。
初ランチのあと、事前に購入していたザルツブルグカード24時間を入手。まだ15時まで時間があるので、ホテルで荷物を預けて旧市街まで25番のバスでブラブラ。
15時になったのでオーストリアトレンドホテルオイローパザルツブルグにチェックインしてシャワーを浴びたあと、予約していたホーエンザルツブルク城でのディナー&コンサートに25番バスで向かう。城の見学のため早めに向かい、城からの景色を楽しみ、18時からのディナーは今回のツアーの中で質量ともに日本人向きで雰囲気もよかったです。そのあとのコンサートは、2人ともワインが効いたのか、うつらうつら。帰途は、25番バスに乗れるところまで歩き、ホテルに到着。初日、さすがに疲れがでたのか、21時過ぎにベッドに仮眠のつもりが、熟睡。
3日目 ザルツブルクで1番のお勧めヘルブルン宮殿&ミニ遊園地のような岩塩坑
ホテルの朝食は15階の展望レストランで、うまく窓際を確保。ホーエンザルツブルク城と山々がきれいに見え、ゆったりしたモーニングタイム。

ホテル15階のレストランからガラス越しにホーエンザルツブルク城
午前中は25番バスでヘルブルン宮殿へ。結局ザルツブルクでは、25番しか乗らなかったです。約30分ほどで宮殿前 Schloss Hellbrunnで下車。ちなみに途中でザルツブルクカードの提示を求められ、利用開始時間が書かれていないと注意を受けましたが、このカードは普通のペンでは書けない材質のため、買ったところで書いてほしかったです。
とにかく宮殿入り口で、入場チケットに交換してくださいと教えてもらいチケットを持って入り口へ。ガイドツアーで一定時間毎に入場している様。日本語の説明イヤホンを受け取り中に入ると、あらゆるところからシャワー、噴水が飛び出ていました。あきらかに出そうなところもありますが、なかなかわかりにくいところもあり、面白かったです。仕掛け人形もあり、真夏だったので濡れても涼しくて楽しめました。入り口にあったオープンカフェでスイーツを食べた後、一旦ホテルに戻りました。

水が噴水のようにでてくるヘルブルン宮殿
午後は、ハルシュタットで行くかザルツブルクで行くか迷いましたが、事前にオプションツアーで購入できる岩塩坑ツアーにしました。到着すると、早速全身一体型の「つなぎ」に着替えて、手荷物やカメラもすべて「つなぎ」で覆ってしまい、意外と高速のトロッコで塩坑の中心へ行き、中心からは歩き。途中2か所の滑り台があり、事前に滑り台があることは知っていたのですが、思っていたより傾斜がありました。でも思い切って、高齢者2人で子供みたいにはしゃいで楽しかったです。唯一残念だったのは、カメラで撮影ができなかったこと。
解散場所はホテルまで歩いて行けるミラベル庭園の近くだったので、夕食を途中のレストランで探すことに。良さそうなオープンビヤレストランがあったので飛び込みで入ってみると、幸いなことに雰囲気、料理が良かったです。ホテルに帰ると、あっという間に眠ってしまいました。

ザルツブルクのビヤレストラン
4日目 ザルツブルク~ハルシュタットへ移動
9:11ザルツブルグ発の電車をユーレイルパスに登録。早めに朝食をとり、ホテルをチェックアウト。今回直接ハルシュタットに向かわず、11:02にBad Ischlで途中下車。ゴーザウ湖とBad Ischl は541(往)、542(復)のpost バスが往復しているので、上手くいけばゴーザウ湖で 3、4 時間は湖畔の散歩とか出来そうですが、ミニトラブルに見舞われました。
駅にはコインロッカーがあるという情報があったのですが、見つかりません。狭い駅なので見逃すはずはないのですが。ちなみに QBBの正式ページには、コインロッカーのある駅として Bad Ischl は掲載されていませんでした。うろうろしていたら駅前のレンタル自転車置き場に荷物のマークがあり、100m ほど離れた所にあるSalzkammergut Touristikで預かってくれました。HPにもちゃんと掲載されていました(1個3ユーロ、コインロッカーより使いやすい)。
やっと身軽になってバスで湖に着いたら、予想よりも人出が多く、オーストリア人のサイクリングやウォーキング熱にちょっとびっくり。さすがに一周は無理そうなので、往復30分くらいのんびりと散歩して、景色のいいところでサンドイッチ食べながら休憩。ケーブルカーにも上って、そろそろ帰ろうかとハルシュタット行の電車に間に合うような時間のバスを待っていたらそのバスが突然キャンセルとなり、1本後のバスに乗ることに。それでも駅には10分くらい余裕があるはずが、結構ぎりぎりに到着。ハーハー荷物をひきずりながらなんとか2分前にホームに戻ったら、なんと今度は電車が来ない。せっかく息を切らしてホームについたら電車が延着。心の中で「早く言ってよ。それなら走らなかったのに。」と突っ込みながら、結局17:30 の渡し舟に間に合いました。
疲れたけど、船から見えるハルシュタットの家並に見とれました。ちょっと伊根の舟屋みたいです。

渡し舟から見たハルシュタット
Heritage Hotelは、3つの棟のうち5 分くらい歩いたSeethaler Houseに。どっちみち散歩するので、テラスから湖が見える見晴らしのいい Seethaler Houseでよかったと思います。夕食は、事前にこのホテルのレストランを予約していて、皆さん推薦の魚料理、雰囲気共に最高。ホテルに帰ったら、またまたバタンキュー。

ヘリテージホテルのデイナー
5日目 日帰りでファイブ・フィンガーズへ。トラブルに見舞われながらも絶景を楽しみました
ハルシュタット湖を眺めながら、ゆったりと朝食を食べた後は湖畔をぶらぶら。朝の散歩が終わったら、ダッハシュタインのファイブ・フィンガーズに行くため、Hallstatt Lahnバス停から543のバスでケーブル乗り場Obertraun Dachsteinseilbahnへ。

5fingersへ行く途中
ここで今回の旅行最大の失敗。バスに乗ろうとしたらバス代が思ったより高い!このまま乗ったら帰りのバス代がないのに何となくそのまま乗ってしまいました。別に1本待っても支障ないのに、何とかなるだろうと安易な考え。とりあえずケーブルカー乗り場で、クリッペンシュタイン山の頂上(2,100m)にあるファイブ・フィンガーズ展望台に行くチケットを購入して、ケーブルカー2本乗ったあと展望台と約30分のミニハイキングコース。やや雲が多い天気でしたが、ハルシュタット湖や山々の展望を楽しみました。しかしこの後ケーブルカーで下った後、やっぱりバスに乗れない現実に直面。結局、Obertraunの町まで約2km歩くことに。町に着いた道端に、クレジットカードでキャッシュを引き出せるATMを発見したときは心から安堵。予定していない Obertraunの町を散歩した後、電車と渡し舟で無事ハルシュタットに戻って、夕食は近くのレストランで済ませました。
6日目 最終都市のウィーンへ
ホテルで朝食(朝7時から)を食べて、チェックアウト(朝7時半からのため早朝出発は不可)し、渡し舟に乗ってウィーンへ。到着したウィーン西駅は、中央駅よりは中心街から外れていますが、ザルツブルクやハルシュタットの駅とは比べ物にならない大きな駅。オーストリアで初めて駅らしい駅を見て、ほっとしました。さすが首都ウィーン。まずホテルに行く前に2日間移動に便利な48時間乗車券を購入。ちなみに48時間乗車券は初めて乗車するときにゲートの打刻機に開始日時を打刻し、そのあとは財布にいれっぱなしで済みます。
ベンチでパンをかじりながら荷物をコインロッカーに預けるか、ホテル「メルキュールウィーンウェストバーンホフ」に行くか検討。見学がてらコインロッカーを見に行くと意外と使い方がわかりにくかったので、とりあえず駅前のホテルへ。荷物を預けるだけが、そのままチェックインできました。
15時からシェーンブルン宮殿のチケットを購入しているので、ホテルの部屋で休憩しながら地下鉄の行き方を検討。宮殿に行くため地下鉄の路線乗り換えをしますが、意外とわかりにくく、結果的に15時のガイドツアーに間に合わず単独で見てまわることに。入場チケット(スマホのQRコード)はあるので見て回れますが、ガイドツアーなら簡単に入れるところで、何回かゲートで手間取る。単独で回ったため、あったかもしれない日本語案内イヤホンもなく、豪華な宮殿に圧倒されながら見学。ちなみにこの日は30度以上と思えるカンカン照りで、中庭でも日陰がなくて大変。
夕方になり旧市街で食事とも思いましたが、ウィーン初日は西駅前のレストランで食事をすることに。伝統的なウィーン料理とあるワイン&ビヤハウスで、後からみると結構評価の高い店でした。ホテルから歩いて1分のため、心配なく酔えました。
7日目 ブドウ畑や古城を見ながらドナウ川クルーズ
ドナウ川流域のヴァッハウ渓谷へのバスツアー。地下鉄で乗り換えながら、集合場所の国立オペラ座近くの噴水前に到着。ちなみに隣の通りにも噴水があり、ウイーンは噴水が多い。
バスはヴァッハウ渓谷へ行く途中、デュルンシュタインの村でぶらぶら。そのあと渓谷のSpitzからメルクまでブドウ畑や古城を見ながらドナウ川クルーズ。ウィーンにきてから、真夏の晴天が続いていて、船の上で日陰を探すほど。

ドナウ川から見た古城
メルクで下船後、宮殿と間違えそうな豪華な修道院の見学。個人的にはクルーズをもう少し短くして、メルク修道院よりも渓谷のブドウ畑や古城をもっと見たかったな。
ウィーンに帰ってからは、最後の夕食をどうしようか。事前に調べていた旧市街にあるレストランGriechenbeislに行くことに。雰囲気も、食事も、今回の旅行の中でもっとも気に入ったレストランでした。

ウィーンでのディナー
帰国日 何だかんだ楽しい旅でした
15:45発なので午前中は旧市街を散歩するつもりが、それまでの晴天とうってかわって朝から雨。ただホテルにいても仕方ないので、ホテルにコインレンタル傘(初めて見た)があったのでそれを借りて旧市街へ。
雨ですが、旧市街の雰囲気だけでも味わいながら空いていた土産物屋やカフェへ。ますます大雨になったので散策をあきらめ、荷物を取りにホテルに帰って空港に行きました。
内藤さん、お世話になりました!
今までは大手旅行会社ばかりでしたので、今回も最初は大手旅行会社で探しました。ところが大手旅行会社はウイーン中心かウイーンとザルツブルクの2都市はあっても,ハルシュタットを含むのはなかったです。ハルシュタットを含むフリープランで検索すると数社がヒットし、比較検討した結果、トラベルスタンダードジャパンではハルシュタットが最初から2泊で設定されていたこと、ユーレイルパスが含まれていること,他社よりもコストが安かったため予約しました。内藤さんにはスムーズに手続きをしていただきまして、感謝しています。ありがとうございました!



