2024 東京発 夏休み海外旅行特集
ドバイフレーム

映える~!ドバイ最新世界一の人気スポット・ドバイフレームは過去と未来を結ぶフレームだった!

世界一のスポットがありすぎるドバイ。アラブ首長国連邦内では石油の産油量が少なく、観光立国になることを誓ったドバイは「世界一のものを集めれば世界中の人が見に来る」という考えの元、数々の世界一を作りまくるのです。2020年時点で完成している最新世界一の「ドバイフレーム」はSNSで人気のインスタ映えする大きすぎる額縁でした。

世界一だらけのドバイ・2020年時点の完成形最新世界一は「額縁」

世界一の高層ビル。世界一の水槽、世界一の無人鉄道、世界一の噴水ショー、世界一の・・・

書くことに疲れました(笑)。それくらいドバイには「世界一の◎◎」がたくさんあります。石油が掘削されるまで、貧しい小さな中東の港町だったドバイ。そんな都市が石油を手に入れて以来「石油だけに頼らない都市を作ろう!」と世界一の観光都市を目指した結果

「世界一が集まっていれば、世界中の人が見に来るのではないか」

という素晴らしい発想の元、世界一の物を作りまくります。そしてその発想は大当たり!

その発想は今でもドバイ人の行動の源で「完成すれば世界一」という工事の途中のものもまだまだあります。2020年3月時点で完成している中で、ギネスブックに登録されたドバイの最新の世界一は、なんと「世界一の額縁」なのだそう。

その名は「ドバイフレーム」。普通はまず額縁を巨大部門に登録しようと思わないから、ある程度大きければそうなるでしょうよ、と言いそうになりますが、世界一の額縁ってどんな状態?飾る絵も世界一になるの?などなど、様々な妄想が浮かんでは消えるため、とりあえず行ってみることにしました。

タクシー乗って10分・・・。

ドバイフレーム

なんだあれは?

な、な、なんだあれは~!と、思わず叫んでしまいました。巨大な長方形が無造作に「デーン」と置かれているような不思議な姿。

タクシーの運転手さんは、ドバイに出稼ぎにきたパキスタン人おじさんで、偶然拾ってびっくりしましたが日本に出稼ぎしていたことがあるのだとか。そんな若い頃の日本での思い出を、つたない日本語で話してくれていましたが「なんだあれは~?」に素早く反応。

「ナンダアレハ~、ッテネ。アレハ、ドバイフレームネ。」

額縁と言うより、門のよう。でも門と言うには近未来的すぎるし、門は何かの入り口のはず。ここにあると何の門だかわからない・・・ビルというには真ん中に空いた空間がもったいないし、タワーと呼ぶには「もうちょっと高くすれば良いのに」と思うし、全てにあてはまらない不思議なフォルム。金色に光り輝くそれは、よくわからない「金色の縁」でしかなくやはり「フレーム」という名前で呼ぶしかないようです。心して、入場ゲート前でタクシーを降りました!

ドバイフレーム

ドバイフレームの入場ゲート。チケットはここで購入

ドバイフレーム

この日はドバイ猫であろう子猫が歓迎してくれた

筆者はタクシーで訪れましたが、ドバイメトロ・レッドライン「アル・ジャフィリヤ(Al Jafiliya)駅」がドバイフレームの最寄り駅。地図で見ると一見「公園突っ切れば近い」と思いがちですが、この公園「Zabeel Park」には、また別の入場券が必要なので、公園を避けて歩くと25分~30分は間違いなくかかると思われます。ここは素直にタクシーに乗りましょう!

間近に見る黄金のフレーム「ドバイフレーム」に圧倒される

ドバイフレームの当日券はAED52.5(約1,575円)。12月~3月のピークシーズン以外は行列はなく、チケットが売り切れていることもほぼないので、安心して当日券売り場でチケットを購入しましょう。心配ならば公式サイトから予約できるので、この記事の後半に出てくるドバイフレームのデータを参考にしてくださいね。

エントランスからドバイフレームの入口へ行くまでに、ビルを間近に見上げることができますが、その巨大さと、不思議な壁の質感は一見の価値あり。金色の円状のアートが張り巡らされたそれは、日光を受けキラキラと輝き、タダものではないオーラ!

この不思議な建物は何のために造られたのでしょう・・・。すでに「映える」ということでSNS上で大人気の建物ではありますが、まさか映えるためだけにここに造られたのでしょうか。

ドバイフレーム

下から見ると、やっと額縁であることがわかる

そもそもドバイフレームとは何なのか?

建築家フェルナンド・ドニスが手掛けたドバイフレームは2013年に工事を開始。5年の月日を経て完成しました。通常のビルでもない、タワーでもない・・・そう、フレーム以外にな何の用をなさない、何とも贅沢な建築物は高さ150m・横幅93m。ブルジュハリファもそうですが、日本と異なり地震がない都市ドバイだからこそできる、斬新すぎる建築物です。

ドバイフレーム

キラキラと光り輝いています。

額縁の下の部分はフレーム自体のエントランス、額縁の縦の部分にあたる巨大な柱には2つのエレベーター、そして一番上は展望台ということで、「少しでもテナントを入れて、賃料を稼ごうという」というビルとは何もかも違うよう。

フレームのエントランス前には噴水があり、爆音でアラビックな歌謡曲が流れています。独特なアラビック音楽って癖になりますね。人気歌手もいるんだろうなあ・・・などと考えていると、そのうねるような曲と、独特なこぶしに合わせ噴水が躍ります。

演出が派手!

ますます謎の物体ですが、空から見ると「神が額縁を落としていったか?」という神秘的な迫力すら感じます。なぜこの場所に、この巨大な額縁を置いたのか?

それは全て、この建物の中に入ればわかることでした。

ドバイフレーム

空から見るとますます不思議な物体

最新技術で蘇る・古き良きドバイの生活

館内へ入ると、まずは荷物をチェックされます。しかも空港のように金属探知機も通らなければなりません。全てのチェックを終え、通されるのは謎の煙に包まれたエリア。「ドバイの父」に迎えられ、恐る恐る煙の中に歩みを進めます。

ドバイフレーム

もあーん・・・

お化け屋敷のような演出に若干怯みつつ、暗闇の方向へ足を進めると大画面にまだビルがひとつも建っていないドバイを上空から捉えたモノクロ写真が迫ってきます。

砂漠の真ん中に、アラビア海から流れ込むドバイクリークがあり、この姿だけは変わりませんが、周囲は今と比較すると同じ都市とは到底思えません。

ドバイフレーム

ドバイって田舎だったんだなあ!

映像を見終わり更に暗闇に歩み進めると、「きゃっきゃっ!」という子供たちの楽しそうな声が響きます。その先には住宅街の路地が広がっていました。

ドバイフレーム

ドバイフレームの中に広がる、ドバイの昔の街並み!

そうそう、こういうのが見たかったんですよ!そう言いたい人はたくさんいるはず。ドバイはとかく最先端の部分がクローズアップされがち。だから古い街並みや、その国の歴史にどっぷりと浸りたいという旅行者には遠慮されている旅先だったのではないでしょうか。

まさにドバイ版「ALWAYS 三丁目の夕日」!私がドバイ人ならそんな映画を作りたい・・・などとパクり映画のアイディアを考えつつ、素敵な街並みにうっとりと足を進めます。

ドバイフレーム

ドバイ版・ALWAYS 三丁目の夕日の世界!

当時のドバイの家のセットの中で動くのは、モノクロ動画の50年前のドバイ人。ドバイの女性たちが家の中で家事をする様子や・・・

ドバイフレーム

昔のドバイの民家を再現

せっせと慎ましく働く男性。アラブ首長国連邦のひとつであるドバイでは、国からの支援により住宅は国から支給される他待遇がとても手厚く、働きたくない、という人が増えているのだそう。この時代には国の支援はおろか、その日食べていくのも大変だったのではないでしょうか。働くことは美しきことかな、という言葉がぴったりの昔のドバイの人の姿にホッとさせられます。

ドバイフレーム

今は高級車を乗りまわすイメージのドバイ人、働く姿が美しい~

いよいよメインの展望台へ!

ドバイの昔の素朴な雰囲気に感動していると「エレベーターに乗ってください」と案内されます。ガラス張りのエレベーターが到着すると、カラフルな天井の装飾が目を引きます。そして下を向いて「わあ!」と大喜びしている人たちの姿が。展望台で喜ぶのは外を見ながらだろうに・・・。

ドバイフレーム

展望台なのに観光客の目線がおかしいことに注目!

と思いながら皆のやるように足元に目を落とすと・・・

ドバイフレーム

ん?

「ぎゃ~~!」という絶叫を上げてしまい、近くにいた欧米人の子どもに笑われること数秒。やっと冷静になりました。この展望台はドバイフレームの93mのブリッジ部分。透明なガラスでできていて、数十秒ごとに不透明になったり、透明になったりと、かなりもったいぶった演出で楽しませてくれます。高所恐怖症の方は間違いなく気絶するのでは。

先ほど、爆音Dポップス(JポップスとかKポップスを真似てドバイポップスを略して粋がる)で水が踊りまくっていた噴水が、すこーんと真下にいる様子に、冷や汗がじわっとにじみます。

ドバイフレーム

通路中央は、数秒おきに透明になるガラスの床だった!

ドバイフレーム

写真を撮る時はかがんで、誰かに上から撮ってもらうとよろしい

そして肝心の展望台からの眺めですが、ここで、やっとドバイフレームに入る「絵」が何なのかやっと理解できました。

展望台から見る世界一の高層ビル、ブルジュハリファがあるエリアは「ニュードバイ」と言われる高層ビルや整備されたリゾート感たっぷりのビーチエリア。

ドバイフレーム

ドバイの象徴と言える近未来的な街がニュードバイ

こちらは古くからあるドバイの旧市街。

ドバイフレーム

古くからある街

ドバイフレームという額縁の中に入れる絵は、新しい街から見ると、昔からのある旧市街の姿であり、旧市街から見ると、急速に発展を遂げた新しい都市、ニュードバイなのです。

そこに温故知新という日本語が浮かんだのは、偶然ではなく、そんな思いがこのフレームに込められているからではないでしょうか。そう思うとふつふつと感動がこみ上げてきます。

ドバイフレーム

旧市街からはブルジュハリファを入れた美しいニュードバイの「絵」が見える

ドバイフレームの展望台から見える、謎の大阪城の秘密

ドバイフレームからは様々な物が見えます。そのニュードバイの方角を見ていると、丸いフレームに入った髭の紳士が微笑んでいます。彼はアラブ首長国連邦建国の父であるシェイク・ザイードさん。

ドバイフレーム

優しく微笑むアラブ首長国連邦建立の父

髭の紳士から目を移し、展望台からの絶景を見渡していると「???」と思うものを目撃してしまいました。

老眼の進行から、見えないものが見えるようになったのか、はたまた、妄想癖が進行しすぎて新たな領域にたどり着いたのか、などと考えながら目をこすってみたところ、その場にまだあったので、証拠を残すためにパチリ。

ドバイフレーム

?????

城です!城があります。しかも見間違いでなければ、色合いからして大阪城にそっくりなのですが!

確認したところ、これは間違いなく大阪城のミニチュアバージョンらしく、10年以上前に結ばれたドバイと大阪の友好都市の関係を記念として建てられたものだとか。ドバイと大阪が仲良しだったなんて、知りませんでした!きんきらきんのド派手好きなところは、確かに似ているのかもしれないですね。

ドバイにある以上は「ドバイ城」と呼びたいですが、ゴロが悪いのでやめておきます。

日本とドバイを含むアラブ首長国連邦が仲が良いのはうれしいですね。その証しなのでしょうか。展望台ではドバイで人気だというパン屋さん「ヤマノテ」のパンとともに「午後の紅茶」が売っていました。なぜドバイの空中の回廊で、大阪城を眺めながら、わざわざ「ヤマノテ」というブランドのパンを食べ「午後の紅茶」を飲まなければならないのか?という疑問はさておき、コーヒーを飲みながら嬉しそうにパンにむさぼりつくドバイの紳士を見ていたら、それはそれで嬉しいものです。

ドバイフレーム

日本にはない「ヤマノテ」のパンと午後ティー

未来へ、そして宇宙へ?ドバイの野望をとくと見せられ終了

「いやー・・・凄かった」「意外と面白かった!」などと感想を言い合いながら、無事に1階に下りてくると、今度は「早く早く!ショーが始まりますよ!」と急かされます。何?何?ショー?

通されたのは真っ白な巨大スクリーンの前。1番前にいると、画面に吸い込まれていきそうな3D動画が始まりました。何もない砂漠の街にビルが建ち、砂漠が呼吸をするかのように形を変えていく様は圧巻です。

ドバイフレーム

床も映像の一部。そのせいか映像の中に引き込まれていきます

スクリーンには「ドバイはこれからもどんどん発展するよ!」という近未来の姿が次々と投影されていきます。ドラえもんの中で見たような、空中を飛ぶ車が走り回り、病院では難病も即完治し家族が喜ぶ姿。「こうだったらいいのにな」かもしれませんが、たった50年で街を様変わりさせたドバイなら、やれないことはないような錯覚を覚えてしまいます。

ドバイでは今、火星へのロケットの打ち上げプロジェクトが進んでいるそうで、このスクリーンにも火星に新たにできるドバイの新しい都市の姿が映し出されます。

・・・まあ、火星でその過酷な作業をするの人たちは世界中から集められたワーカーで、ドバイの人ではないでしょう。「僕やります」と危険な仕事を買って出る人がいるかどうかはさておき「お金を出すのはドバイ」というのは、とてもよくわかりました。

ドバイフレーム

「すげえー」の声しか出ないスクリーン前

ドバイフレーム

住所:Zabeel Park Jogging Track – Dubai

営業時間:9:00~21:00

アクセス:ドバイメトロ「アル・ジャフィリヤ(Al Jafiliya)駅」から徒歩約25分/タクシー:ドバイモールから約15分、ドバイ国際空港から約20~30分

入場料:大人:AED52.5(約1,575円)/子供(3歳~12歳)AED20(約600円)/60歳以上:無料

公式サイト:Dubai frame

進化が止まらない「世界一だらけの都市」ドバイへ行こう!

最後の最後まで「うわー・・・」と驚かされっぱなしのドバイフレーム。しかしこれはドバイにある世界一の中の1つでしかないことを忘れないでください。ドバイにはまだまだ沢山驚きの世界一があるのです。

「世界一をめざすぞ!」と言える強い人や実力者は日本にはそんなに多くありません。でもドバイフレームで、過去と現在、そして近未来のドバイへの時間旅行へ連れて行ってもらうと、なぜか自分でも世界一を目指せそうな気はしてくるから不思議です!

そんな自信をもらいにドバイに行きませんか?トラベル・スタンダード・ジャパンのドバイツアーはなんと69000円から!安すぎます。69000円から、世界一を目指そうじゃないですか(もう言っている意味が分からない)!

しかもコストパフォーマンスを考えると、ドバイフレームに負けないくらいのツアーですよ!

冷静に考えたらドバイまでの往復のチケット代より安い設定の日程がたくさん!とにかくドバイツアーの料金を見てください!

安い!世界一ばかリが集まる都市・ドバイに気軽に遊びに行けるツアー

せっかくドバイに行くのなら、世界一の高層ビルブルジュハリファがあるニュードバイの中心地に泊まりたい、という人も多いでしょう。さらに世界一の高級ホテルであり7つ星ホテルの「ブルジュ アル アラブ ジュメイラ」に泊まりたい人もいるはず。 ドバイの超高級ホテルに泊まるツアーなら、トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーがかなりお得。下記の記事をご参照くださいね!

今年の夏休みは、ドバイへGO~!

トラベル・スタンダード・ジャパン
(ヨーロッパ・中近東専門ダイヤル)
03-5956-3035 電話で無料相談する
TOP