オーストラリア【レディーエリオット島の基本情報】スキューバダイビングやシュノーケリング好きの方は要チェック！
オーストラリアの人気観光スポットのなかでも、いつの時代も世界中のダイバーが憧れるグレートバリアリーフ。そして、とりわけ美しいエリア「グリーンゾーン」のなかにある奇跡の島「レディーエリオット島」をご存知でしょうか。上空からでも魚の泳いでいる様子が見えるほどの透明度の高さは、絶好のマリンアクティビティのスポットです。
今回は、あまり日本人旅行者が訪れたことがないであろう、オーストラリアの穴場スポット「レディーエリオット島」のおすすめアクティビティや基本情報をご紹介します。
レディーエリオット島とは？
1時間弱で島内を一周できる「レディーエリオット島」
レディーエリオット島は、オーストラリアのクイーンズランド州の州都ブリスベンから北に4時間弱、ラム酒が特産のバンダバーグの沖合85kmほどの所に位置します。
島の面積はおよそ45ヘクタールで、1時間弱で島内を一周できるコンパクトな島です。オーストラリアの世界遺産グレートバリアリーフの最も南端にあるレディーエリオット島周辺は、特に美しいサザングレートバリアリーフ地域と言われており、オーストラリア海洋公園局が自然保護最高エリアと定めた「グリーンゾーン」のなかにあります。そのため、この島は手つかずの美しい自然がそのままに生態系が守られた『奇跡の島』と呼ばれています。
マンタや1,200種類を超える海洋生物が生息しているレディーエリオット島は、まさにダイビング天国。美しい海でのアクティビティが楽しめるので、地元のオーストラリア人にも人気の観光地です。
レディーエリオット島へのアクセス方法
レディーエリオット島へはセスナで
日本からレディーエリオット島への直行便はありません。オーストラリアの人々にも愛されるこの島へは、ブリスベンやゴールドコースト、ハービーベイなどの都市からアクセス可能です。
まずは、日本からブリスベンやゴールドコーストへ向かいます。直行便で8～9時間ほどのフライトでブリスベンまたはゴールドコーストへ到着。そこからレディーエリオット島までは、専用のセスナ機で向かいます。セスナでの移動時間はゴールドコーストから約2時間、ブリスベンから90分となります。
日本からハービーベイへの直行便は運航されていません。日本からブリスベンまたはシドニー経由でハービーベイ空港を目指します。この時点で、フライト時間は12～15時間ほどかかりますが、ハービーベイ空港からレディーエリオット島までは、セスナで最短40分ほどで到着します。
「レディーエリオット島」への旅行を検討されている方は
レディーエリオット島の天候・気候
オーストラリアのクイーンズランド州の南に位置するレディーエリオット島は、1年を通して温暖な天候が特徴的な熱帯性気候に属します。南半球にあるオーストラリアの、季節は日本の真逆となります。しかし、レディーエリオット島の季節は「雨期」と「乾期」の2シーズンに分けられます。
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
| 平均最高気温 | 29℃ | 29℃ | 28℃ | 27℃ | 24℃ | 22℃ | 21℃ | 22℃ | 24℃ | 26℃ | 27℃ | 29℃ |
| 平均最低気温 | 24℃ | 24℃ | 24℃ | 22℃ | 20℃ | 18℃ | 17℃ | 17℃ | 19℃ | 21℃ | 22℃ | 23℃ |
乾期（4～12月）
ほかの南国リゾートよりも雨期の時期が短いレディーエリオット島は、4月になると晴天率が上がり、一層アクティビティを楽しめる季節となります。
蒸し暑さもなく、カラッとした心地よさと平均気温も23～25℃と過ごしやすい気温で観光にもレジャーも存分に楽しめます。6～8月の夏休み周辺の時期は、晴天の日が続き、海の透明度も増すため、ダイビングにはぴったりです。
雨期（1～3月）
12月下旬ごろから平均気温がぐんと上がり雨期に突入します。雨期は高温多湿が特徴的です。雨期と言っても、ほかのオーストラリアの都市に比べれば年間降雨量は少なく、雷雨やスコールやなどが短時間に降る程度なので海でのアクティビティにもそれほど影響はありません。突然の雨に備えて、折りたたみ傘などのレイングッズを携帯すると安心です。朝晩は多少気温が下がることもあるので、薄手のパーカーやカーディガンを準備すると活躍します。
レディーエリオット島のベストシーズンは？
ほぼ一年中マリンアクティビティが楽しめるサングラスや帽子など紫外線対策は必須！年間を通して温暖な気候のレディーエリオット島は、いつでもマリンアクティビティを楽しめる「年中ベストシーズン」と言っても過言ではありません。とくに5月のGWから夏休みにかけては、安定した晴天が望め、気温もほぼ一定するのでおすすめの季節です。
ホテル情報「レディーエリオット・アイランド・エコリゾート（Lady Elliot Island Eco Resort）」
島の環境保護を第一に考えたシンプルな宿泊施設
レディーエリオット島内の宿泊施設は「レディーエリオット・アイランド・エコリゾート」のみ。レディーエリオット島の環境保護を第一に考えたこの宿泊施設は、シンプルを追求した自然と調和するをコンセプトにしたエコリゾートです。
木のぬくもりが温かいシンプルな2ベットタイプのエコキャビンの客室は、緑いっぱいの爽やかなガーデンに隣接されています。エコキャビンに宿泊の際は、共同のシャワー室の利用になりますが、グレートバリアリーフにあるほかの宿泊施設に比べてリーズナブルに滞在できると人気です。
2ベッドルームのアイランドスイートは、美しいビーチフロントが目の前に。こちらのスイートには、冷蔵庫、シャワートイレ冷房が完備されているので不自由のない滞在が楽しめそう。
テレビもないカジュアルな宿泊施設ですが、このレディーエリオット島でしか味わうことのできない、期間限定のウミガメ産卵や幻想的な珊瑚の産卵を見られることもあります。
レディーエリオット島では絶景を楽しみながら食事を
グレートバリアリーフの目の前にあるレディーエリオット島では、絶景ランチが楽しめます。ハンバーガーやサンドイッチとドリンクのような軽食から、サラダの付いたプレートランチまでメニューも豊富。なかでもレモンとカクテルソースの海老料理は絶品です。
宿泊者のみの特典
シュノーケリング体験をしよう目の前でたくさんの魚が泳ぐ姿を観察ウミガメとの遭遇率も高い！レディーエリオット・アイランド・エコリゾートの宿泊者には下記のような特典が付いています。マリンアクティビティや体験ツアーを通して、レディーエリオット島の自然を十分に満喫したいですね。
・シュノーケリング道具の貸出し
・マリンシューズの貸出し
・11～2月限定のホテルビーチフロントで海のウミガメ産卵ツアー
・魚の餌付けツアー（ガイド付き）※希望者のみ
レディーエリオット島のアクティビティ
グレートバリアリーフの中でも特に美しい「グリーンゾーン」にあるレディーエリオット島は、上空からでもマンタやイルカの群れを見ることができるほどの抜群透明度を誇ります。この島ならではの、透明度の高さを味わう海のアクティビティを体験せずには帰れません！
手軽に楽しめるシュノーケリングに挑戦！
マンタと一緒に遊泳も美しいサンゴ礁に隠れている魚がいるかも海の透明度にびっくり！ウミガメが優雅に泳いでいく様子レディーエリオット島と言えば、マンタというほど島の周辺には多くのマンタが生息しています。そのためシュノーケリングで少し沖に出れば、優雅に泳ぐマンタに出合えることも珍しくありません。映画『ファインディング・ニモ』で有名になったカクレクマノミも簡単に見つけられますよ。
またレディーエリオット島の朝は干潮になるため、泳ぎが苦手な方もリーフウォークが楽しめます。サンゴ礁の上を散歩できるのは、朝限定の楽しみ方！いつもは海の底にいる珊瑚や美しいシャコ貝をひざ下で見られます。
泳ぎに自信のない方も安心！グラスボトムボートで海中散歩
泳ぎが苦手な方も安心して海のなかの様子を観察できる「グラスボトムボート」／イメージ
「グレートバリアリーフは楽しみたいけれど、泳ぎに自信がないな…」という方におすすめしたいのがグラスボトムボートです。船底がガラス張りになっているボートに乗ったまま海中の様子が見られるという人気アクティビティです。
小さな子供連れのファミリーからご高齢の方、泳ぎに自信のない方でも海に直接入ることなく、海の中の様子を満喫できるのでおすすめです。またメイクをしているから海に潜りたくないという女性の方も、これならメイクが崩れる心配も、髪の毛を濡らすこともなく海中散歩ができちゃいます。
ダイビングを楽しもう！
海の深い場所の違った世界が楽しめるダイビング魚たちの世界に迷い込んだかのようレディーエリオット島およびその周辺には1,200を超える海洋生物が生息していて、マンタをはじめ、エイやウミガメなどさまざまな生物との出合えるチャンスが多く、ダイバーにとって夢のような時間が過ごせる場所です。日本でも人気のバンドウイルカや美しいギンガメアジの群れなど、その種類の多さにまるで水族館で泳いでいるかのような錯覚になること間違いなしです。
抜群の透明度の高さを誇るレディーエリオット島周辺には、ダイビングスポットもたくさんあるので、ガイドスタッフに穴場のポイントを教えてもらえるかもしれません。
ザトウクジラにも出合える！ホエールウォッチング
迫力あるザトウクジラのブリーチングが見られるかも／イメージ
海洋生物の宝庫レディーエリオット島では、ザトウクジラも期間限定で見ることができます。6～8月ごろに南極から北へ向かうため、たくさんのクジラがこの海域を通過します。そのためホエールウォッチングツアーに参加するために多くの観光客が集まります。体長10mを超える大物も少なくないザトウクジラのブリーチング（大ジャンプ）は圧巻です！
「レディーエリオット島」は日帰りでも宿泊でも◎
海のなかだけでなく海岸散策でも生き物との出合いが
今回はオーストラリアの奇跡の島「レディーエリオット島」の基本情報をご紹介しました。
世界でも美しいサンゴ礁地帯であるグレートバリアリーフのなかでも保護区に指定されているレディーエリオット島。オーストラリアの地元の方には人気のスノーケル&ダイビングスポットですが、日本人にはあまり知られていないなんてもったいない！レディーエリオット島は、日帰りも宿泊でも訪れることのできる島なので訪問先の候補に入れてみてはいかがでしょうか？
「レディーエリオット島」への旅行を検討されている方は
「レディーエリオット島」へのアクセス可能！ゴールドコーストへ行くツアー
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