奄美大島 世界遺産

世界遺産2021最新登録!奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島とは!

沖縄・奄美が世界遺産登録!2021年最新の新たな注目スポットとなった奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島とはどんな場所なのでしょうか?ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコなど、この地にしか存在しない固有生物を育む日本とは思えない壮大な大自然が待っています。

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界遺産に登録!

2021年7月26日に新たに世界自然遺産に登録された「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」。世界的に見ても稀少な亜熱帯の森に、数多くのここだけに住む固有種生物が生息する生物の多様性が高く評価されたことが、登録の理由となりました。

ちなみに2021年の世界遺産委員会が、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止になった2020年と(決行されていれば中国で開催されていたというからなんという皮肉!)2021年の2年分の登録が行われ、日本からはもう一つ北海道・北東北の縄文遺跡群が登録。

前代未聞のコロナ禍のオリンピックの最中に、うれしい贈り物に!

ユネスコ世界遺産

最新世界遺産が日本に2つも!

世界遺産登録4島の位置関係

沖縄県と鹿児島県に点在する今回の登録区域の総面積は、4万2698ha。

沖縄島北部 7721ha
西表島 2万822ha
奄美大島 1万1640ha
徳之島 2515ha

位置関係は環境庁の公式ホームページが非常にわかりやすい・・・。

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

出典:環境庁公式ページより

2県4島に渡るこの島々には、奄美大島・徳之島に国の特別天然記念物のアマミノクロウサギ、沖縄本島北部にはヤンバルクイナ、西表島にはイリオモテヤマネコなど、日本の国土のたった0.5%の土地に、絶滅危惧種が95種、固有種は75種という独自に進化を遂げた生物が生息しているのです。

イリオモテヤマネコ

遂にボクを育む西表島が世界遺産か

日本最後の世界自然遺産登録

日本の世界自然遺産は 青森県・秋田県にまたがる白神山地、鹿児島県の屋久島、北海道の知床、東京都の小笠原諸島に続く5件目ですが、今回の奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の登録で、日本政府が候補としてユネスコに推薦していた全ての場所が登録されるという名誉に輝き、それと同時に日本国内最後の自然遺産登録になるだろうと言われています。

「では早速行ってみよう!」と行動に移したいものの、せっかく世界遺産に登録された沖縄県は現在緊急事態宣言発令中。では奄美や徳之島のある鹿児島へ、と言ったところで、まん延防止等重点措置も含めると日本は多くの都道府県に制限が出され、今がまさにピークの感染拡大状況です。自然いっぱいの島に、感染の原因を持ち込むことは、やめておきたいものです。

でも!もちろん予習はしておきたいですよね!ワクチン接種も進めば状況だって変わるはず。さて、それぞれのエリアごとに見ていきましょう。

沖縄県

泣く子も遊ぶ(?)日本が世界に誇るリゾート地、沖縄県。離島ではなく本島が正式に登録されたことで、2000年に世界文化遺産に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」と供に、沖縄特有の自然と文化が世界中に認められたことになります。

いつか海外との行き来が再開になったら、また世界中の人がやって来るでしょう。まずは緊急事態宣言明けに海外の観光客より先に行っておきたいですね・・・。

沖縄旅行 9月も10月も

通常想像する沖縄はこんなイメージ

沖縄島北部

沖縄島北部とは、国頭村、大宜味村、東村で構成された「やんばる」地域を指します。華やかなビーチ沿いとは全く異なる色を放つ鬱蒼とした森があり「やんばる国立公園」という国立公園に指定されています。

ドライブでひたすら沖縄最北端を目指すと、海の色さえ変わり、家一つ見当たらないようなエリアに驚かされることもありますよね。

沖縄本島最北端辺土名岬

沖縄本島最北端辺土名岬

沖縄で最も有名な生物と言えば、飛べない鳥ヤンバルクイナですが、ほかにもノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネといった希少生物が多数生息していて、国立公園の遊歩道をあるけば、その大自然のパワーやスケールを感じることができます。

沖縄島北部

ドライブ中はボクに注意してね・・・

しかし、沖縄北部、下の地図に示したやんばるの森エリアをドライブ中は、本当に気を付けて。ヤンバルクイナと車の接触事故は非常に多く、天然記念物にもかかわらず年間多くのヤンバルクイナが命を落としています。

やんばる国立公園を含む、やんばるの森は「イタジイ(スダジイ)」という木が大部分を占めています。亜熱帯性の多雨林を歩けば、ここが日本であることを忘れてしまいそう。

今度の沖縄旅行は、いつものビーチリゾートではなく、世界遺産のやんばるの森で自然と触れ合う旅にしてはいかがでしょう?緊急事態宣言明けは丁度秋ごろ?ビーチ以外の世界遺産・沖縄に触れる旅には丁度いいかもしれませんね。

やんばる国立公園

やんばる国立応援には遊歩道も

西表島(いりおもてじま)

これまで沖縄の観光でのメージャー離島と言えば石垣島、宮古島そして竹富島あたりを思い出す人が多いのではないでしょうか。
西表島はどうしても西表島=イリオモテヤマネコと直、あの国指定特別天然記念物の猫様をすぐに連想してしまう場所であり、沖縄リピーターや沖縄の離島を巡るのが好きな旅行者以外はすぐに「西表島ってどんな島?」という有名なスポットが浮かばなかったりします。

西表島は石垣島とセットで行くパターンが多く、石垣島まで飛行機で行き、各離島への船が出ている離島ターミナルから高速船で移動するのが一般的です。

イリオモテヤマネコ

ボク、剥製ですけど、イリオモテヤマネコです

場所を見ると、沖縄と言うより、台湾が一番近く、日本本土よりフィリピンの方が近いという、それはもう日本本来の気候とはかけ離れたものになりそうな予感がしますよね。

沖縄県でも八重山諸島に属する西表島は、実は沖縄本島に次ぐ面積を誇ります。観光名所や有名なお店が浮かばないなあ、と思っていたら、島内の90%が亜熱帯の自然林で覆われてるという、本当に手つかずの状態がそこにある島だから。

西表島

ほぼ亜熱帯の森に覆われた西表島

西表島北部を流れる沖縄県最長の浦内川は、魚類の種多様性が日本一高い川としても知られ、400種類以上の魚が生息しています。さらに「ここベトナムやマレーシアでン秘境では?」と目を疑ってしまうマングローブの姿が。まさに日本の中でも南国のジャングルを思わせる秘境に身を置けるとっておきの場所なのです。

西表島 浦内川 マングローブ

ここ、東南アジアではありませんよ!日本です!

西表島で過ごすなら、世界遺産に登録されるほどの自然のゆりかごである環境に配慮したエコツアーを楽しみましょう。トレッキング、キャニオニング、日本ではめったに見えられないマングローブを眺めるカヤックなど、大自然に寄り添い、夜は目の前に迫りくる圧倒的な星空を眺めて過ごす・・・お店や観光施設がなくても、何もしない贅沢が夜には訪れます。

ジャングルや川だけではなくもちろんビーチも素晴らしい。この透明感を見てください!

西表島は9月はまだまだ暑く、10月も最高気温27℃の最低気温が24度で平均気温が25℃。さすがに昼夜の寒暖差は激しくなるので、羽織るものも必要ですが、昼はシュノーケリングや海水浴はできます。 失われた夏や休みを取り返しに出かけましょう・・・ただし、台風シーズンであることは一応念頭に入れておきましょう。

西表島 ビーチ

西表島は海も山も日本の規格外!さすが世界遺産

鹿児島県

沖縄本島と離島である西表島はイメージが付くものの奄美大島が鹿児島県だと走らなかった、とか、徳之島の場合はどこなんだろうか?なんていう人も多いのではないでしょうか?奄美大島がてっきり沖縄だと思っている人も多いようです。

確かに鹿児島と言うと桜島、西郷どん、砂蒸し風呂の指宿温泉や、特攻隊で知られる知覧など、かなり個性がある県で、離島もそんなに魅力的なんて羨ましすぎる存在です。

緊急事態宣言が明けたら、世界遺産になった奄美大島と徳之島だけはもちろん、ちょっと大変だけど、本土の鹿児島にも足を運びたくなるほど、魅力的です。

鹿児島 桜島

奄美大島

奄美大島は素朴なホテルや旅館の多い、開発されすぎていないリゾートながら、その透明で水色の絵の具をとき流したかのような美しい海で有名ですよね。人の心が動かされる理由が、この海に、そして自然にあります。

奄美大島 ビーチ

見よ!この海の透明度を!

鹿児島県である奄美大島は、多くの方に沖縄の離島に勘違いされることが多い存在。わからなくもないと頷けるのがこの立地。鹿児島と沖縄本島のほぼ中間に位置しているのです。

いや、もしかしたら沖縄県の方が近く感じますよね?

奄美大島が世界自然遺産の一つを形成するに至った理由は、元々はユーラシア大陸の揚子江プレートの一部の土地が、沖縄プレートと共に移動し、大陸と切り離され、今の場所にいたり、その結果、独自に進化した固有種が何にも邪魔されず生息しているから。別名「東洋のガラパゴス」とも讃えられているんですよ!

世界遺産 奄美大島

東洋のガラパコス!奄美大島

天敵がいない状態で育った動物の代表格がアマミノクロウサギ。え?なにこの画像、標識じゃないか!とお怒りの皆さん。すみません・・・。

アマミノクロウサギは沖縄のヤンバルクイナみたいに、天然記念物なのに、車に跳ね飛ばされる事故が起こっているのです。

2021年の今年は、奄美大島が世界遺産になっただけではなくこの1属1種の固有種アマミノクロウサギが、1921年に天然記念物に指定されてから100年を迎える記念の都市なんですっ!すごくないですか!?

ネイチャーナイトツアーなどではアマミノクロウサギを見ることができるオプショナルツアーもあります。

アマミノクロウサギ

耳が短いらしい

奄美大島には亜熱帯性広葉樹林やシダ類が広がります。西表島同様、島の中央部にマングローブ原生林があり、トレッキングコースもあります。稀少なここだけに生息する動植物の気配を感じながら、多様性を育む土壌を思い切り体感しましょう。

奄美大島 世界遺産

ここアマゾン川ではありません。奄美大島です

それだけではなく周辺の海もまた、多くの生物が生息する貴重な存在。黒潮の影響で、周辺の海には約220種類ものサンゴが生息しているのです。海岸にはウミガメが産卵にやって来ます。

特に遊べる場所がある訳ではありませんが、海、山、そして川を身近に感じられるショートトリップに出るも良し、何もしないで過ごすも良し・・・素晴らしいネイチャーリゾートを楽しみましょう。

奄美大島 世界遺産

徳之島

 徳之島は、奄美大島と徳之島にのみ生息する1属1種の固有種で天然記念物のアマミノクロウサギ(ウサギ科の中でもっとも原始的な「生きた化石」の一つ)など希少種の生物が多く生息していることが評価され沖縄島北部、西表島、奄美大島とともに世界自然遺産に登録されました。

奄美大島より少し沖縄県寄り。ますます沖縄の離島に間違われがちな位置にあります。

トクノシマトゲネズミ、オビトカゲモドキ、トクノシマエビネなど徳之島にしかいない固有種も多く、それらの生物が住む天城岳・井之川岳・犬田布岳などの山岳地帯は島の中央部に集まり、周辺を美しいビーチやサトウキビ畑が囲んでいます。

徳之島

徳之島ってよく聞いたことがあるな、と思っていたらギネスブックに長寿世界一と認定された故・泉重千代さん(享年120歳)など、100歳を超えるご長寿が元気に過ごす長寿の島。太古から生物の原型が生きられる土壌が、ま、まさか人間にも有効なのか?と誤解してしまうほど、島のご老人はお元気。

世界遺産 徳之島

この環境が人間を含む全ての生物を守っているのかも?

さて、そんな徳之島。旅行するとしたら、どんな楽しみ方や過ごし方ができるのでしょうか?

海の透明度や観光化されすぎていないビーチの雰囲気から、ダイバーやサーファーには古くから知られているものの、普通の旅行者としても楽しめる魅力が豊富です。ただし、宿泊施設は少なく、飲み屋がいっぱい、観光施設がいっぱい!という島ではなく、あくまでもネイチャーリゾート。

島の東側は太平洋、西側は東シナ海に面し、特に東海岸ではサンゴ礁でできた海岸線が続き、この島でしか見ることができない絶景が続きます。「犬の門蓋(いんのじょうふた)」は、隆起したサンゴが長い時間をかけて浸食されたことでできたアーチ状の「めがね岩」などが観光スポット。

徳之島

めがね岩

例年12月下旬~3月下旬頃に、ザトウクジラが出産のためにやってくるため、ホーエルウォッチングやクジラと一緒に泳ぐシュノーケルなど現地で申し込むことも可能。海に入るのが苦手な人もビーチからクジラジャンプを目撃できる幸運な日もあるので、1日中海を眺めて過ごすのも良いでしょう。

徳之島 フォエールウォッチング

フレンドリーなクジラも多い「ザトウクジラ」

日本の南、ネイチャーリゾートが世界遺産に!密を避けて旅しよう

日本が世界に誇るべき、澄み切った海と大自然が残る沖奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が2021年最新世界遺産に認定。世界中から人が訪れる前に、訪ねておきたいものです。

この4島を全部まわりたい、なんていうちょっと贅沢なリクエストをしたいという人は、旅のプロにフリーフォームからご相談ください。あなたの予定や予算に合わせた行程を組んでくれますよ。

 

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