日本キャニオンから憧れた米国へ!自然を訪ねて巡るラスベガス・ロサンゼルス
私は青森県に住んでおり、長らく委嘱ボランティアとして世界自然遺産「白神山地」の巡視員や自然公園指導員を務めてきました。現在79歳となり、年齢や体力を考えて活動を引退したことをきっかけに、残り少ない人生を楽しむべく、数年前から一人旅をしています。
なお、仕事の関係で、これまで日本全国をはじめ、アメリカにも一度、視察研修で訪れた経験があります。今回の旅のきっかけは、私にとって第二のふるさとのような場所である、青森県深浦町岩崎にあります。私はこの地にある「白神倶楽部」という、白神山地および津軽国定公園内にある「白神岳山頂避難小屋」の建設や維持管理、登山道整備などを行うボランティア組織に所属しており、その関係で以前からこの地に親しんできました。深浦町には津軽国定公園の「十二湖」があり、その中には、小さな場所ではありますが「日本キャニオン」と呼ばれる場所があります。
本物のグランドキャニオンを見てみたい、そして、応募者数が定員に満たず結果的にはキャンセルになってしまいましたが、「アメリカ国立公園セコイア」の世界一の巨木を見てみたいという思いがありました。ちなみに、青森県にも日本一のイチョウの木があります。
そこで、トラベル・スタンダード・ジャパンと提携している現地ツアー企画会社「ベルトラ」のツアーも組み合わせながら、ラスベガスとロサンゼルスを巡る今回の旅を計画しました。
旅の希望が重なり、初めてのご縁|ネット検索から叶った理想の旅行計画
旅行手配会社をインターネットで検索しているうちに、トラベル・スタンダード・ジャパンを知りました。今回考えていた旅行企画とも内容が一致しており、また、年金生活者でもあるため、できるだけ費用を抑えて旅行したいという希望にも合っていたことから、今回初めてご縁をつながせていただきました。
【1日目】 英語に不安を抱えながら、いざラスベガスへ
英語は全くできず、スマートフォンも普段はメールや電話、ニュース、Facebookを利用するくらいでした。そのため不安もあり、事前にかなり調べていきましたが、それでも十分ではありませんでした。
ユナイテッド航空のチェックインはスタッフの方に対応いただき、ESTAの申請は何とか自分で済ませました。時差の関係もあり、機内ではほとんど眠れず、座席の映画ばかり見て過ごしました。サンフランシスコでの入国審査では、あらかじめ作成しておいた「日程表」をパスポートと一緒に手渡したところ、係員の方が「OK、OK」と言ってくれて入国することができました。
その後、乗り換えてラスベガスのハリー・リード空港へ。初めてUberを利用しました。ところが、屋内駐車場のため暗く、日本と違って車のナンバーが前にはなく後ろだけ。さらに混雑していてどの車が自分のUberなのか分からず、駐車場をうろうろすることになりました。そのため、時間延長料金も付加されたようです。それでも何とか車を見つけ、ホテルへ向かいました。
ラスベガスで宿泊した「サーカス サーカス ホテル カジノ」では、チェックインが自動チェックイン機のみ。操作を支援してくれるスタッフは一人しかおらず、次から次へとお客さまが記入の支援を求めているため、ゆっくりお願いすることもできませんでした。窓口のスタッフもいません。チェックイン機は英語のみなので、何が書かれているのかも分かりません。結局、チェックインには30分ほどかかりました。宿泊税もあり、部屋まで行くのも分かりにくかったです。
ようやく部屋に入り、シャワーを浴びて一息ついたところで、ラスベガスの街へ出かけました。南北に移動するRTC路線バス「Deuce」の一日券も、自動販売機を何とか操作して購入しました。ストリップ通りを何度か乗り降りしながら街を見て回り、ダウンタウンのフリーモント・ストリート・エクスペリエンスにも行ってみました。
街にはコンビニがたくさんあり、夕方になると音楽やダンスなどのパフォーマンスも始まり、人も大勢いました。まだ英語の環境には慣れず、指さしやクレジットカードの支払いなどで注文できる店で食事やおやつを食べました。
翌日はホテルまで朝5時に迎えに来る「グランドキャニオンツアー」を予定していたため、それに備えて早く休もうと思っていましたが、翌日の予定を確認したり、興奮もあったりして、眠りについたのは午前になってからでした。




【2日目】 グランドキャニオンへ!ベテランガイドと巡る大自然弾丸ツアー
ツアー企画会社「ベルトラ」の「グランドキャニオン、アンテロープキャニオン、ホースシューベンド等」を巡るツアーに参加しました。案内兼運転手は日本人女性のベテランの方で、車は12人乗りの新車ワゴン。参加者は9人で、全員日本人でした。
往復の走行距離は、東京から宮崎や東京から札幌までを一日で走るような弾丸ツアーでしたが、ベテランの方らしく、要領よく説明をしてくださり、トイレ休憩や少し休む時間も適宜設けていただいたので、特に困ることはありませんでした。ホテルに戻ったのは22時過ぎで、疲れもありすぐに寝ました。




【3日目】 ロサンゼルスへ移動、いざドジャース観戦!
チェックアウト後、ホテルの裏側にタクシーが停まっていたので、ユナイテッド航空便の出発時間を提示したところ「OK」とのこと。Uberと料金もほとんど変わらないようだったので、そのままタクシーを利用しました。特に問題なく、ラスベガスのハリー・リード空港からロサンゼルス国際空港へ到着しました。
ロサンゼルスでは、ホテルの場所が分かりやすいことと、夜にドジャースの試合観戦を予定していたことから、ユニオン駅近くの「メトロ プラザホテル」を選びました。
空港からユニオン駅までノンストップで運行している「LAX FlyAway」バスに乗るため、目印の青い柱がある停留所へスムーズに行くことができましたが、待っていてもバスが来ません。よく分からなかったのですが、空港には国際線など別の停留所もあり、そちらで乗車する人だけで満車になってしまうため、ユナイテッド航空国内線側の停留所を素通りしているようでした。私と同じように待っていた10人ほどの乗客も、結局1時間半ほど待たされ、ようやく乗車することができました。
ユニオン駅に到着してからは、東西の方向がよく分からず、マップの操作もうまくできなかったため少し時間がかかりましたが、ようやくホテルに到着しました。実際には駅から見えるほど近い場所でした。
ラスベガスのホテルとは違い、日本の古いビジネスホテルのような雰囲気でしたが、チェックインはパスポートを提示するだけで済みました。部屋は少し古いものの、日本のビジネスホテルの2倍ほどの広さがあり、ダブルベッドでした。シャワーを浴び、ドジャース観戦へ向かいました。
ユニオン駅からは無料バスが出ていて、ドジャース観戦に行く途中にあるメキシコ人街の「オルベラ街」に立ち寄りました。少し街を見てから駅へ戻ると、ドジャースファンの長蛇の列ができていました。
この日は、山本由伸投手のボブルヘッド配布デーにあたり喜んでいたのですが、実際に来てみるとすごい人気だということが分かりました。次から次へとバスが来るのですが、何百人いたのでしょうか。球場では厳しい持ち物検査のため、ここでも長蛇の列ができていました。結局、ボブルヘッド人形はもらえなかった上に、大谷選手はアメリカ入りしているうちに前日も欠場していたようで・・・、まさにダブルアッパーを食らいました。
仕方がないので、ポテトフライを購入。ドジャースのマークが入ったプラスチック製のヘルメット型容器に入っていて、土産品にしました。球場ではハンバーガーとビールを食事にしました。ビールのサイズは日本の500mlの倍くらい、あるいは1.5倍くらいの大きさです。言葉が分からなくても、カードで買い物ができる点が良かったです。



【4日目】 ロサンゼルス街歩き|朝市と日本の味にほっと一息
当初予定していた「セコイアツアー」は、出発前にキャンセルの通知が来ていたため、この日はロサンゼルスの街中をぶらぶらすることにしました。ちょうど日曜日だったので、日曜朝市の「ハリウッド・ファーマーズ・マーケット」へ、メトロレイルという電車で移動しました。
店を覗いていると、「焼きおにぎりとつくねセット」というものが売られていました。注文してみると、現地の日本人のおかあちゃん風情の方が焼いていて、日本語で話しかけてくれました。久しぶりに日本語で会話ができ、日本のお米の味のおにぎりも食べることができて、ほっとするひと時でした。
その後、「日本村」へ移動。すごい混みようでしたが、日本のものがたくさん売られており、日本食レストランもありました。久しぶりに寿司を食べ、寝酒用に芋焼酎も購入しました。
少し歩いて「セントラルマーケット」へ向かい、迷いながらもようやく到着しました。マーケットというよりはフードセンターという感じで、少しビールとつまみを食べてから帰ろうとしたところ、小雨から大雨に。雨の中、上下の合羽を着て、迷いながらも何とかメトロレイルの駅に着きました。無事にユニオン駅へ到着し、駅構内のコンビニでつまみを購入。ホテルに戻ってからは、購入した芋焼酎を寝酒にして、就寝しました。


【最終日】 無事に日本へ帰国、帰国便の機内冷房対策は万全に
ホテルのチェックアウトは、カギを返却しただけでOKでした。ユニオン駅からロサンゼルス国際空港へは、来たときと同じ「LAX FlyAway」に乗車しました。
空港の自動チェックイン機には日本人スタッフがいて、パスポートを提示するだけで手続きを行っていただけました。ただ、機内のエアコンが強く、途中から薄いダウンジャケットを着ました。それでも、すでに風邪を引いてしまったようで、羽田空港に到着したときには鼻水が出る結果となりました。
海外旅行の強い味方|旅で役立つ通訳・地図・QR操作
私は高齢者でスマートフォンの操作が得意ではありませんが、海外旅行では通訳機能、マップ機能、QRコードの操作は必須だと感じました。
迷いや間違いも旅のうち、余裕ある行動で安心旅
日本でも、都会に住んでいる人であっても、住所やマップを見せただけでは、そこがどこなのか分からないことがほとんどだと思います。まして海外では、店の雰囲気も日本とは違うため、目的の場所に着いたという確信を持ちにくいと感じました。念には念を入れて、事前に確認しておくことが大切です。それでも間違ったり、迷ったりすることはあります。時間に余裕を持って行動することが大切だと思います。
西塔さん、ありがとうございました
お世話になりました。ありがとうございました。























