定年退職を祝う夫婦旅、北欧の涼しい夏を満喫
43年間勤めた会社を定年退職したことを記念して、妻と2人で念願だった北欧旅行を計画しました。旅行先には、治安が良く、夏でも涼しく快適に過ごせる北欧を選びました。
基本プランを基に、柔軟なセミオーダーメイド旅行の魅力
セミオーダーメイド方式で、基本プランを基に自分たちの希望に合わせて旅程を組める点に魅力を感じました。滞在期間を延長するなどの変更にも柔軟に対応していただき、希望に沿った旅行を計画することができました。
【1日目】 フィンエアーで北極圏を越え、ヘルシンキへ
関西空港からフィンエアーのヘルシンキ行きに搭乗しました。出発は22時15分と夜遅い便だったため、搭乗前に空港内で夕食をとりました。機内食は0時過ぎに提供され、その後は消灯。数時間眠った後に朝食が提供されました。フィンエアーは座席指定が有料のため、足元の広い非常口前の座席を事前に予約しました。足元が広く快適に過ごせた一方、目の前にトイレがあり、ドアの開閉音が少し気になりました。
また、最後尾のギャレーには、ソフトドリンクやパンが無料で用意されており、必要なときに自由に利用できました。さらに、機内でキャビンクルーから北極圏を経由したことを記念する証明書をもらいました。



【2日目】 ヘルシンキ経由でベルゲンへ!フィッシュスープと世界遺産ブリッゲンを満喫
現地時間5時20分、ヘルシンキ空港に定刻通り到着しました。まずはシェンゲン協定加盟国への入国審査へ。早朝だったため審査ゲートが3つしか開いておらず、かなり待ちました。その後、8時05分発のベルゲン行きに乗り継ぎ、10時05分にベルゲン空港へ到着。空港の地下駅からライトレールに乗って市内へ向かい、終点のByparken駅で下車しました。駅に隣接する公園に面したホテル「スカンディック バイパルケン」に荷物を預け、ベルゲンの市内観光へ出かけました。
まずはランチです。The Hagelin Sisters Søstrene Hagelinで、ベルゲンの名物料理の一つであるフィッシュスープをいただきました。159NOK(約2,600円)で、カウンターで料理を受け取るセルフサービス方式です。店内は小さく座席も少ないため、ランチタイムは混雑していました。
食後は、カラフルで可愛らしい建物が並ぶブリッゲンを散策。お土産を買ったり、公園でのんびり過ごしたりしました。夕食は近くのスーパーで海老やサーモン、シナモンパンを購入し、ホテルの部屋でいただきました。





【3日目】 フロイエン山の絶景とベルゲングルメを堪能
ホテルのレストランで朝食ビュッフェをいただきました。生のサーモンなども並び、かなり充実した内容でした。朝食後は、ケーブルカーに乗ってフロイエン山へ。山頂からはベルゲンの街並みや周辺の景色を一望することができました。ケーブルカーの料金は220NOK(約3,600円)。ベルゲンを訪れたら、必ず行きたい場所です。
ランチはスーパーで購入したサンドイッチを持ってNordnes Lekeparkまで歩き、海を眺めながらいただきました。Nordnes Lekeparkは、ブリッゲン地区とは反対側の岬にあります。道中には民家も多く、可愛らしい建物を見ることができました。
夕食はバー「Pingvinen」で、トナカイのステーキ(549NOK)、シーフードグラタン(289NOK)、ビール(105NOK)をいただき、合計15,700円ほどでした。







【4日目】 ベルゲンからオスロへ 絶景フィヨルドと鉄道の旅
フィヨルドクルーズに参加するため、朝早くホテルをチェックアウトし、ベルゲン駅へ向かいました。8時29分発の列車でベルゲンを出発し、9時41分にVoss駅へ到着。10時10分発のバスに乗り換え、11時10分にGudvangen港に到着しました。
ランチはスーパーで購入したパンを食べました。12時10分発のフィヨルドクルーズ客船に乗船、14時10分にFlåm港へ到着しました。2時間のフィヨルドクルーズは、景観が想像していたよりもはるかに壮大でした。
Flåmからは16時発の登山鉄道に乗車し、16時57分にMyrdal駅へ到着。標高の高い場所にある駅で、ここから17時40分発の列車に乗り換え、22時27分にOslo駅へ到着しました。朝から鉄道、バス、クルーズ船、登山鉄道、そして再び鉄道と、さまざまな乗り物を乗り継いだ長い一日が終わりました。フィヨルドクルーズの行程上、Flåm駅で2時間待ちは長すぎたため、30分待ちで充分だったと感じました。夕食は、ホテル「コンフォート ホテル ボルスパーケン」に到着後、部屋で簡単に済ませました。






【5日目】 オスロ満喫!彫刻公園、市庁舎、港のランチとシーフード
ホテルのレストランで朝食を済ませた後、トラムに乗ってヴィーゲラン彫刻公園(Vigelandsparken)へ向かいました。園内にはたくさんの花が咲き、さまざまな彫刻を楽しむことができます。広大な敷地はヨーロッパの宮殿の庭園のように美しく整備されていて、素晴らしい場所でした。
ランチはAker Bryggeにあるスーパー「Coop Mega」でサーモンの握り寿司を購入し、オスロの海を眺めながら、Aker Bryggeのベンチでいただきました。ランチ後はオスロ市庁舎へ。無料で見学することができ、ノーベル平和賞の授賞式が行われる大ホールは一見の価値があります。館内にはムンクの絵画やレリーフなど、見どころもたくさんありました。
その後、オスロ大聖堂やオペラハウスを見てから、夕食へ。有村架純さんも訪れたシーフード専門店「Fiskeriet Youngstorget」で、サーモンタルタルとフィッシュ&チップスをいただきました。料金は約8,000円。店の前のテラス席で、オスロの街の雰囲気を楽しみながら食事をしました。注文はテーブルにあるQRコードから行う方式ですが、カード決済の際にSMSを受信する必要があるため、オスロで利用できる電話番号が必要です。eSIMのデータ通信のみではQRコードからの注文ができないため注意が必要です。店内ではウェイターに直接注文することもできます。






【6日目】 オスロからヘルシンキへ移動!鉄道と空の旅、街歩きと絶品グルメ
オスロからヘルシンキへ移動する日です。朝食後にホテルをチェックアウトし、列車でオスロ空港へ向かいました。オスロ空港へは特急列車と普通列車が利用でき、運賃は2倍ほど違いますが、所要時間は変わりません。チケットは駅の自動券売機で購入できます。私たちは普通列車を利用しました。オスロ空港方面の普通列車は、Eidsvoll行きなどが1時間に2本運行していますので、事前に時刻を調べておくと安心です。
12時50分発の飛行機でオスロを出発し、15時10分にヘルシンキ空港へ到着。ノルウェーからフィンランドへの移動はシェンゲン協定加盟国間のため、入国審査はありません。時差が1時間あるため、飛行時間は1時間20分ほどでした。
ヘルシンキ空港からは列車で市内へ向かいます。約35分でヘルシンキ中央駅に到着し、料金は4.5€でした。中央駅から徒歩5分ほどでホテル「アーサー」に到着。空港からの列車が到着する1番線のホームからも近く、とても便利な立地でした。チェックインを済ませた後は、ヘルシンキの街を散策しました。夕食はHelsinki Market Squareの屋台で、サーモンスープ(10€)と魚のミックスプレート(20€)をいただきました。サーモンがとても美味しかったです。



【7日目】 マリメッコ本社で買い物!ヘルシンキの教会・市場・モールを巡る旅
ホテルのレストランで朝食後、ヘルシンキ中央駅からメトロに乗って、マリメッコ本社のアウトレットへ向かいました。ヘルシンキ中央駅(Rautatientori)の地下にある乗り場から、東方面のVuosaari行き、またはMellunmäki行きのメトロに乗車します。どちらに乗っても最寄りのHerttoniemi駅に停車します。乗車前に、券売機などでABゾーンの乗車券(シングルチケット)を購入しておきます。Herttoniemi駅からマリメッコ本社までは徒歩約10分です。
アウトレットで買い物を楽しみ、ランチは社員食堂でいただきました(15€)。アウトレットでは、端切れの布が量り売りされており、お手頃な価格で購入できます。40€以上購入すると免税手続きもしてもらえます。
午後は、トラムに乗って地元の人たちが利用する「Hakaniemen kauppahalli(ハカニエミ・マーケットホール)」という市場へ。さらにカリオ教会と国立図書館を訪れ、無料で見学しました。その後は、ヘルシンキ大聖堂が面する元老院広場の前にある「Café Engel」でケーキタイム。ブルーベリーチーズタルトと自家製紅茶が美味しかったです。
夕食は列車でヘルシンキ中央駅から一駅のPasila駅へ。駅直結の北欧最大級のショッピングモール「Mall of Tripla」にある「Luckiefun's Sushibuffet Tripla」で、日本料理などが並ぶビュッフェを楽しみました。お寿司などをいただき、料金は21€でした。





【8日目】 スオメンリンナ要塞と岩の教会を訪ねる
ホテルのレストランで朝食をいただいた後、ヘルシンキ港から船に乗り、スオメンリンナ要塞(Suomenlinna)へ向かいました。ヘルシンキの1日フリーチケットは、鉄道だけでなく、HSLが運航するスオメンリンナ行きのフェリーも利用できます。約15分で到着したスオメンリンナは広大な島で、見どころを歩いて巡るには2時間は必要です。スオメンリンナ港からは、青いサイン標識に従って進みます。要塞だけでなく、美しい公園や教会、住宅、カフェなどもあり、一日かけて楽しめそうな場所です。私たちは半日ほど過ごし、ヘルシンキ港へ戻りました。
ランチはオールドマーケットにある「Soup+More」で、サーモンスープ(12€)とブイヤベース(14€)をいただきました。パンは自由にもらうことができます。
午後はトラムに乗って、テンペリアウキオ教会(岩の教会)へ。ヘルシンキは岩盤の多い土地で、岩をくり抜いて造られた教会は音響の素晴らしさも印象的でした。夕食はホテルから徒歩10分ほどのKluuvi Shopping Centre内にある韓国料理のビュッフェ「Seoul Good Kluuvi」へ。近くにヘルシンキ大学があるためか、学生向けのリーズナブルな価格で、料金は13.5€でした。


【最終日】 ヘルシンキ最終日!お土産探しと焦りの出国審査
いよいよ帰国の日です。朝食後に荷物をパッキングしてホテルに預け、買い物へ出かけました。ヘルシンキ中央駅前のシティセンターや「Stockmann Helsinki City Center」という百貨店でお土産を購入しました。
マリメッコのナフキンのほか、チーズ、バター、クッキー、シナモンパンなどを購入。保冷剤も買って、保冷バッグに入れて持ち帰ることにしました。その後は、教会と墓地があるOld Church Parkや、ゴシック様式の聖ヨハネス教会を訪れました。
ランチは再びHelsinki Market Squareへ。別の屋台で魚のミックスプレート(20€)をいただきました。食後は公園にあるレストラン「Kappeli」でティータイムを楽しみ、ホテルへ荷物を取りに戻りました。
その後、ヘルシンキ中央駅から列車に乗ってヘルシンキ空港へ向かいました。ヘルシンキ空港はとても広く、出国審査では約2時間半の長い行列に並ぶことに。搭乗開始時刻になってもまだ列の途中でしたが、係員が関西空港行きの乗客を優先して案内してくれたため、なんとか搭乗に間に合いました。3時間前に空港へ到着していたにもかかわらず、全く余裕がありませんでした。
帰りはフィンエアーの関西空港直行便を利用し、南回りのルートで約12時間20分のフライト。スムーズに関西空港へ到着しました。帰国便は最新型のエアバスA350。非常口前のキャビンクルーと向かい合わせになる座席を事前に予約していたため、足元が広く、快適に過ごすことができました。フィンエアーの座席指定は往復で10万円程度でした。



夏の北欧旅|フィヨルドの寒さ対策と費用を抑える賢い方法
北欧は8月でも肌寒く、朝晩は防寒着が必須です。特にフィヨルドクルーズでは、ダウンジャケットや手袋、マフラーなどを用意しておくと、デッキに出てフィヨルドのダイナミックな景観を存分に楽しむことができます。防寒着を用意していない場合でも、船内の客室であれば寒さを気にせず過ごせます。
また、現金は全く必要ありませんでした。カード1枚あれば、全ての場所で支払いができます。ホテルにはアメニティが用意されていません。水道水はそのまま飲むことができます。
北欧は物価が高いため、レストランだけでなく、スーパーでパンやお惣菜などを購入して食事をするのもおすすめです。
壮大なフィヨルドの景観に感動、最後は空港で思わぬハプニング
今回の旅行で特に印象に残ったのは、フィヨルドクルーズです。雨が降るとベルゲンはかなり肌寒くなるため、防寒着や傘は必須です。旅行中は大きなトラブルもなく、順調に旅を楽しむことができました。唯一大変だったのは、最終日のヘルシンキ空港での出国審査です。3時間前に空港へ到着していたにもかかわらず、余裕がありませんでした。係員に搭乗時間が迫っていることを伝えたところ、優先して前に入れてもらうことができ、無事に搭乗することができました。












