以前は駆け足だった南イタリアを、今度は自分たちのペースで
以前、団体旅行で南イタリアに行ったことはあったのですが、青の洞窟(カプリ島近くの海の洞窟)を「ぱっと見て、ぱっと帰る」ような形で、せっかくだったのに、あまり現地に来た、という実感がありませんでした。
そのため今回は、憧れのアマルフィ(世界遺産の海岸線で知られる港町)にしっかり滞在しつつ、ナポリ(南イタリアの大都市)やポンペイ(古代ローマ都市の遺跡)も、自分たちのペースで巡りたいと思って計画しました。
ツアー日程はもともと9日間の予定でしたが、アマルフィもナポリも「一泊では絶対に足りない」と感じ、ナポリはゆっくり過ごせるように泊数を増やしました。結果的に、移動も含めると11日間、現地滞在としては9日間ほどの旅になりました。
アマルフィのホテルが指定できる!が安心&決定材料に
これまでは別の旅行会社さんを利用することが多かったのですが、そこはホテルの指定ができず、アマルフィ周辺はホテルにこだわりたかったので、「泊まる場所が決められる個人ツアー」を探しました。
TSJ(トラベル・スタンダード・ジャパン)さんはホテル指定ができるということで、今回初めて利用しました。ホテルの条件を伝えると、3つほどご提案をいただいて選びました。
当初希望していたホテルが冬季休業になった際も、代替案を複数ご提案いただきました。最終的に選んだホテルは、立地が便利で、部屋から海も見えて雰囲気もよく、理想のホテルで本当に満足できました。アマルフィだけではなく、ナポリも、ローマのホテルも、ご提案いただいたホテルで、実際行ってみて希望通りでした。
1~2日目、ローマ到着後にナポリへ、駅近ホテルでひと息
関空を夕方に出て、ドーハを経由し、翌朝ローマ到着。空港からレオナルド・エクスプレスでローマ・テルミニ駅へ向かい、そこから列車でナポリへ移動しました。
列車の時間まで余裕があったので、駅のバール(軽食店)でクロワッサンとエスプレッソを楽しめたのも、旅の良いスタートでした。
ナポリでは、駅近のグランドホテル・ヨーロッパ(ナポリ中央駅近くのホテル)に12:30頃到着し、チェックインの時間より早めに着いたのですが、すぐチェックインさせてくれました。1時間ほど部屋で休憩できたおかげで、その後の行動がとても楽になりました。
当初はすぐにナポリ国立考古学博物館へ行く予定でしたが、この日はなぜか地下鉄もバスも止まっていて、街がとても混雑していました。そこで歩いて行ける、下町のナポリピッツァの名店「ダ・ミケーレ」でピッツアをいただきました。
その後、歩いているうちに地下鉄が復旧している様子がわかり、改めてナポリ国立考古学博物館へ。移動にはアルテカード(カンパニア州の交通と観光施設がセットになったパス)を利用しました。切符を毎回買わずに済み、とても便利でした。


3日目、ポンペイ遺跡へ、広大な遺跡を4時間歩く一日
この日は、ナポリからポンペイ遺跡へ向かいました。ヴェスヴィオ周遊鉄道で移動したのですが、列車内で突然バイオリンや太鼓の生演奏が始まり、旅の高揚感が増しました。
ポンペイ遺跡は想像以上に広大で、4時間ほど歩き続けました。神殿や邸宅、公衆浴場、居酒屋、パン屋などの跡が興味深く、歩き切った後は「とにかく広い、生活感にあふれている」という感想が強く残っています。
夕方はホテルに戻って休憩し、夜は近くの魚介系レストランへ。魚介がふんだんに入ったパスタやフライなどを頼み、二人で合計60ユーロほどでした。内容を考えると満足感が高く、特に大きな海老やタラ、丸ごと一杯の蛸が入っていたのが印象的でした。


4日目、サンテルモ城からの絶景と、ナポリの音楽に浸る夜
この日は、地下鉄とフニコラーレ(ケーブルカー)を乗り継いで、サンテルモ城(高台にある要塞で、ナポリの展望スポット)へ行きました。冬だったためか観光客が少なく、落ち着いてナポリを代表する美しい景色を楽しめました。
その後、近くのサン・マルティーノ博物館へ。宗教画のほか、ナポリ名物プルチネッラの人形の展示が多く、見応えがありました。
午後はスパッカナポリ(旧市街を貫く細い通りで、ナポリらしい景色が続くエリア)を散策し、ピッツァの名店「ディ・マッテオ」で名物揚げピザも楽しみました。ピッツアは日本の倍以上の大きさで、各々で1枚づつ頼みましたが、半分も食べ切れないほどのボリュームで、安くておいしいと思いました。
夜は21時からナポリ伝統音楽コンサートへ。GetYourGuideで事前予約し、ワンドリンク付きで1時間ほどの公演でした。フニクリ・フニクラ(ナポリ民謡として知られる曲)やサンタ・ルチアなど、ナポリらしい音楽が楽しめて、二人で70ユーロ台と手頃だったのも嬉しかったです。



5日目、安心送迎で憧れのアマルフィへ、海が見えるホテルに感激
ナポリからアマルフィへは車の送迎が付いており、ホテルまで迎えに来ていただけたので、迷うことなく移動できました。
到着したホテル「ホテル・レジデンス」は立地が抜群で、景色もよく、「このホテルで本当に良かった」と感じました。冬季休業でホテル変更はあったものの、結果的にこのホテルを提案していただけて良かったと思います。
到着後は、まずアマルフィ大聖堂へ。その後アマルフィの全景が見渡せる高台へ上がる道を探す中、Googleマップが機能せず道に迷いましたが、、有料(3ユーロ)のエレベーターを発見。そちらを利用して上がれたのは助かりました。歩いて上がっている方は汗だくになっていたので、体力や時間に応じて使い分けるのがおすすめです。高台に上がると、ちょうど夕日が海面を照らしており、とても美しい眺望でした。
町はクリスマスシーズンのイルミネーションや飾りがきれいで、散策するだけでも楽しかったです。
ただ、冬はレストランの休業が多く、Googleマップで評価の高い店を色々探しても閉まっている店ばかりでした。そこで、この日は小さな食料品店でワイン、パン、チーズ、果物などを買い、部屋でゆっくり食事をしました。部屋からの景色が良かったので、結果的には「ホテルでのんびり」も良い時間になりました。


6日目、船でポジターノへ。海から眺める街並みが一番の思い出に
アマルフィ滞在中に、船でポジターノへ行きました。船は15分ほどで、海から見る景色が本当に良かったです。本当はバスで行こうと思っていましたが、現地で確認すると日曜日はバスが走っていない状況で、帰りも船で帰りました。
ポジターノは町並み自体はとてもきれいでしたが、冬の日曜日という条件もあり、お店やレストランはほとんど閉店していました。それでも「景色を見に行く」だけでも十分満足できました。
帰りの船の時間を考えながら滞在し、10時台の船で行って15時の船で戻りました。
夕方はアマルフィの町でレストランを探しましたが、冬季&日曜日で軒並み店が閉まっており、いわゆる”ご飯難民”状態になりました。その代わり、開いていたお店でジェラート(イタリアのアイス)を食べたり、名物のレモンスイーツをテイクアウトしたりして楽しみました。レモンキャンディーやレモン石鹸など、町全体がレモン尽くしなのも印象的でした。


7日目 ハラハラドキドキ⁉のローマへの移動
月曜日の朝6時頃、突如教会の鐘が鳴り続け、部屋の窓を開けて眼下を見ると、薄暗い中、神父様を先頭にマリア様の像を乗せた神輿を担いで歩く行列がありました。何の行事なのかわかりませんでしたが、不思議な光景が印象に残りました。
その後、アマルフィからローマへ移動しましたが、送迎の待ち合わせで少しトラブルがありました。
ロータリーで迎えを待つよう案内を受けていたのですが、待ち合わせ時間を過ぎても迎えが見つかりません。現地の連絡先に電話するとイタリア語でわからず、日本の窓口へ連絡して対応していただき、最終的には運転手さんが走ってきて合流できました。
ロータリーが広すぎたので、待ち合わせの目印はもっと絞った方が安心だと感じました。
合流に遅れたため、運転手さんが急いでくれたのか、結果、予定より20分早く駅に到着しましたが、予約の列車は出発の10分前でないと掲示板に出発ホームの番号が掲示されません。夕方で駅は人で大混雑、やっとホームに着いたものの、ホームには違う番号の列車が停まっていて、目的の列車が見当たりません。色々な人に尋ね、結局ホームのずっと先に目的の列車が停まっていることがわかり、大慌て。 幸い列車の発車が遅れていたため、無事乗ることができました。
これまで夫婦で色んなところへ旅行してきた中で、ハラハラドキドキした一番の思い出深い旅になりました。
8日目 トレビの泉や教会、美術館。ローマ観光スポット巡り
ローマでは、まずサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会で、バロック期の彫刻家ベルニーニの有名な彫刻を見ました。その後、バスでトレビの泉へ行ったのですが、驚いたことに水が一切流れていません。清掃中の様子もなく、観光客もほとんどいない不思議な光景でした。水がないだけで印象が大きく変わるのだと実感しました。
続いてドーリア・パンフィーリ美術館でカラヴァッジョの絵画などを鑑賞したあと、ナヴォーナ広場周辺、教会群、サンタンジェロ城などを歩いて回りました。クリスマスシーズンのためか、教会にはプレゼピオ(キリスト誕生のジオラマ)の展示が多く、ジオラマを売る屋台も出て、街全体に季節感がありました。
9日目 イタリア料理もしっかり堪能!夜は教会コンサートへ
この日はバスでトラステヴェレ(テヴェレ川西側の下町エリア)へ行き、ランチを楽しみました。その後、ヴィラ・ファルネジーナ(ルネサンス期の邸宅で、ラファエロの壁画で知られる施設)を訪れました。庭にはレモンやオレンジの木があり、子どもの顔くらいの大きさのレモンがたくさん実っていて驚きました。
昼食では、ピッツア、ワイン、ビールなどを楽しみました。メニューに載っていなかったビステッカ(イタリアのステーキ)も「ありますか?」と聞いたら出していただけて、言ってみるものだと感じました。
夜は事前に予約していた教会コンサートへ。三人の男性テナーが歌う演目で、オペラの有名曲や民謡もあり、服装も気にしすぎず気軽に行ける雰囲気が良かったです。観光客も多く、旅の締めくくりとして印象に残る音楽体験になりました。



10日目 日本へ向けて出発
最終日は、朝、荘厳な雰囲気のサンタ・マリア・マジョーレ教会を見学した後、ローマ・テルミニ駅からバスで空港へ向かい、帰国しました。駅近のホテルだったので移動がしやすく、最後まで観光が楽しめました。

冬のアマルフィは“事前確認”が鍵
今回特に「来てよかった」と強く感じたのは、アマルフィで船に乗り、海から町を眺められたことです。アマルフィもポジターノも、それぞれ違った美しさがあり、海から見る景色は格別でした。団体ツアーだと、ここまでゆっくり歩いたり、好きなタイミングで眺めたりするのは難しいと思うので、個人旅行ならではの体験だと感じます。
一方で、冬季は休業する店が多く、特にアマルフィは食事場所探しに苦労しました。
・レストランの営業状況は事前確認(Google検索の「営業中」を鵜呑みにしてはいけない)
・日曜日はバスや店の営業が変則になりやすい
・船は便数が少ないため、往復の時間を先に決める
このあたりを押さえておくと安心だと思います。
また、送迎の待ち合わせは、ロータリーなど広い場所だと合流が難しい場合があります。
・待ち合わせ場所を具体的に(目印・位置)
そしてナポリでは、団体でないと怖いかも…という先入観がありましたが、立地の良いホテルを手配いただけたことで、想像以上に楽しめました。遺跡・街歩き・グルメ・音楽と、見どころが多く、3日間でも見切れないほどでした。
担当者へ一言:変更対応とホテル提案に感謝。大満足の旅になりました
日程がなかなか確定しない中でも、複数の候補を提案していただき、最終的な手配までスムーズに進めていただけたことに感謝しています。特にアマルフィのホテルは、海が見えて立地も良く、「ここにして本当に良かった」と感じました。
また、ローマではキャンペーンでホテルのランクアップもしていただき、旅の満足感が上がりました。全体としてとても思い出深い旅行となりました。ありがとうございました。



















