憧れの国スペインへ!夫婦で味わう文化と食のバルセロナ
スペインは、絵画や建築、音楽、食べ物など、多くの魅力が詰まった素晴らしい国で、私がずっと訪れたかった場所でもあります。バルセロナには以前行ったことがあるのですが、その際には時間があまりなく、サグラダ・ファミリアも遠くから眺めるだけでした。今度訪れる機会があれば、もっとじっくりと観光を楽しみたいと思い旅行を計画することにしました。
2024年にイギリス旅行に行った際に、トラベル・スタンダード・ジャパンの新井さんに大変お世話になりました。その時も色々と細かい事について迅速かつ丁寧に対応して頂きましたので、今回もぜひお願いしたいと考えていました。
【1日目】関空発アムステルダム経由、オーロラとギリギリ乗り継ぎの旅
関空13時発のKLMオランダ航空で予定通り出発。北極海経由で乗換地のアムステルダムまで行く途中、運良くきれいなオーロラが見られました。北極海経由で時間が長くなりましたが、その分ご褒美をもらった気分でした。
アムステルダム到着が20分以上遅れ、乗り継ぎ時間が1時間もない状態でした。もともと乗り継ぎ時間が短いので心配していましたが、とにかく急ぎました。
しかもアムステルダムはシェンゲン圏に入るタイミングになるので、入国審査もありました。そこには長い列ができていて、普通に並んでいてはまず間に合わないので、近くの職員さんに「Our connection is …」と言いかけた時、搭乗券を見せろと言うので見せると、横から前の方に案内されて優先審査を受けさせてもらえました。
ゲートを抜けて搭乗口まで急ぐともう搭乗が始まっていましたが、なんとかギリギリで搭乗することができました。マドリード到着は深夜。タクシーに乗る頃には翌日になりアトーチャ駅そばのホテル「メディオディア」に到着。チェックインして寝たのは2時か3時くらいでした。

【2日目】雪のマドリードで感動の美術鑑賞と買い物体験
7時すぎ頃からホテルで朝食。スペインでは定番の生ハムの種類が豊富でスペインに来たなと言う実感が湧いてきました。外へ出てみるとマドリードにしては珍しく雪が降っていました。
この日はテッセン・ボルネミッサ美術館とプラド美術館に行く予定。開館は10時からなので、それまで近所のスーパー「メルカドーナ」を覗いて少しだけ買い物をしました。ワインやオリーブオイルの種類が予想以上にたくさんその他も興味深いものがたくさんありましたが、美術館の開館時間が近づいたので、テッセン・ボルネミッサ美術館へ。ゴッホやピカソ、ドガなど見たかった絵画が多く鑑賞し、あっという間にお昼になってしまいました。
ホテルに戻りスーパーで買ったパンなどをかじって軽く昼食にしてから、アトーチャ駅に翌日のトレドの切符を買いに行きました。駅員が全く見当たらず、自動販売機での買い方が良くわからず、1時間くらいかかってようやく買えました。
その後、プラド美術館へ。こちらはさらに多くの名画が見られるマドリードでは絶対外せない場所です。特にベラスケスの「ラス・メニーナス」やゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」を見るのが大きな目的の一つでした。夜の8時まで開館しているので、ゆっくり鑑賞することができました。

【3日目】アトーチャ駅の試練を越え、トレドの絶景と美食に感動
ホテルで朝食後、翌日のグラナダ行きの電車をアトーチャ駅で確認。旅行前に発生した高速列車の大事故で気になっていましたが、その影響と駅が大規模な工事中だったこともあってか、複数の駅員に尋ねるもそれぞれ違う回答。さらにスペイン語しか話せない駅員がほとんどでわかりにくかったです。
なんとかおおよその確認ができたので、10時から開館するソフィア王妃芸術センターへ。ここは何と言ってもピカソの「ゲルニカ」が見どころです。事前の情報では写真撮影不可とのことでしたが、近くの職員さんにお願いすると許可が得られ、写真を撮らせてもらいました。
午後からはトレドに行くので、再びアトーチャ駅へ。駅のイートインコーナーでサンドウィッチとオレンジジュースなどを購入し昼食。ここのオレンジジュースは香りがよく瑞々しく、とても美味しかったです。
トレドへは電車で約30分で到着。往復乗車券を買っていたので、片道で買うより割安になり、帰りに面倒な自動販売機と格闘する必要もなくなります。
トレド駅に到着した時、その美しさに魅了されました。ステンドグラスがとても美しい駅です。多くの人はそこからバスに乗って中心街まで向かいましたが、私達は歩いていきました。15分程度でトレドの玄関であるアルカンタラ橋まで来ました。1日だけスペインに滞在する機会があったらトレドに行けと聞かされてきましたが、この景観を見てなるほどと思いました。石畳の坂を上り、トレド大聖堂に行きました。スペインカトリックの総本山と言うだけあり、外観もさることながら内部の荘厳さには圧倒されました。
サント・トメ教会なども回る予定でしたが、大聖堂で予定外の時間が過ぎてしまい、近くのカフェ「El Foro de Toledo」でチュロスを食べて帰ることにしました。チュロスの外側はサクサクで中はふんわり、デップするチョコは甘すぎずとても美味しかったです。2階からの眺めも良くおすすめの店です。
マドリードに戻り、ホテルの隣の「Bar El Brillante」(バル・エル・ブリジャンテ)で夕食。イカフライのボカディージョは柔らかでフライのしつこさもなくとても美味しかったです。これにスペインビールがよく合いました。








【4日目】スペイン鉄道の洗礼⁉マドリードからグラナダへ移動
ホテルで朝食後、チェックアウト。荷物をフロントに預け、街中を散策しながら王宮まで。途中サン・ミゲル市場に寄りたかったのですが、工事中で中に入れず残念。
王宮は入ってすぐの大階段の豪華さにびっくり。その後もまぶしいばかりの部屋ばかりで、ベルサイユ宮殿の鏡の間が連続するようで見ごたえありでした。またストラディバリウスのバイオリンなど展示物も圧巻でした。
14時頃に預けた荷物をホテルで受け取り、アトーチャ駅でグラナダ行きの列車を探しました。案内表示にはグラナダ行きは見当たらず、前日確認した改札口まで行って尋ねると(近くの乗客が、駅員の話を英語で通訳し助けてもらいました)、グラナダ行きの列車ではなく、アルメリア行きの列車に乗れとのこと。列車番号や停車駅などの表示があればわかるのですが、ここは日本ではなくスペイン…。
確かにアルメリア行きなら、予約していた切符の発車時刻(15時43分)と同じで、電光掲示板に上がっていました。しかし定刻を過ぎても発車ホーム番号が出ないので、掲示板の前は乗車しようとしている乗客であふれていました。20分くらい過ぎてから突然ホーム番号が出たので、大勢の人達が一斉にそのホーム向かって動き出したので、一緒に向かいました。
列車に乗り込み座席に着くと、すぐにドアが閉まり発車しました。全く放送もなく乗り遅れた人がいるのではと、余計な心配をしてしまいました。しばらくして車掌さんが検札にきました。その後、その車掌さんが服を着替えてエプロンを付け、ワゴンを押しながらコーヒーを売りにきました。思わず苦笑い…コーヒー買いましたけど…(笑)
乗車してちょっと落ち着いたところで、メルカドーナで買ったお弁当(パエリアとサラダ)を広げて夕食。温かいものではなかったですが、美味しかったです。以前イギリスでサラダを買った際お世辞にも新鮮とは言えず、少し不安もあったのですが、このサラダは日本のサラダと同じくらい瑞々しく、美味しくいただきました。
途中列車はさらに大幅に遅れ、グラナダに到着したのは23時前くらいでした。駅からはバスで行く予定でしたが、遅くなったのでタクシーを利用。ホテルチェックインはまた深夜になってしまいました。



【5日目】水音と夜景に浸るグラナダ、アルハンブラから洞窟フラメンコの一日
ホテルで朝食後、徒歩でアルハンブラ宮殿へ。9時30分にナスル宮殿を予約していたので、長い列にならんで開門を待ちました。前日見た王宮とは対照的なモノトーンでしたが、繊細な彫刻が大きな壁全面に刻まれており圧倒されました。また至る所に噴水や池、水路等があり、水の流れを聴いていると、はっと気づくことがありました。昔、ギターの名曲「アルハンブラの想い出」を時々弾いていたのですが、そのメロディーを奏でるトレモロが水の流れる音なのだとその時気づきました。演奏している時はそんなことは微塵も考えず、ただ美しいメロディだなと思っていただけでした。
広い宮殿内を散策しているとあっという間に昼過ぎになったので、周りの土産物店などを覗きながら登ってきたゴメレス坂を下り、坂の下にあるカフェでケーキとコーヒーで軽く昼食。その後グラナダ大聖堂を見学。内部は薄暗く白い壁の上にあるステンドグラスが美しかったですが、写真撮影ができないのが残念でした。
17時すぎに大聖堂の近くにある日本語情報センターに行きました。ここで洞窟フラメンコの予約をしていたので、その料金の支払いと送迎バスの確認やおすすめの店などを紹介してもらいました。日本語情報センターでは、これらの観光案内の他、フラメンコ留学などの案内等も行っており、色々な話が聞くことができ非常に有意義でした。
その後教えてもらったバル2軒でタパスを摘まみながらワインやビールを飲んでいると、洞窟フラメンコへ向かうバスの集合時間となり、サクロモンテ洞窟のロス・タラントスへ行きました。
洞窟の奥の方まで案内され、両脇の椅子に観客が腰を掛けるとすぐにダンサーやギタリスト達が入場し、いきなり始まりました。途中飲み物の提供もあり、ワインを飲みながら鑑賞させてもらいました。
今回のフラメンコは以前からイメージしていた華やかで軽快なものとは全く真逆のものでした。哀愁に満ちた歌声と怒りや悲しみを床に叩きつけるようなダンサーの激しいステップ、それに合わせるように流れるギター、それらが洞窟中に響き渡り、さらに裏打ちのリズムで胸に突き刺さるような衝撃を受けました。これがフラメンコの源流なのかと思いながら、もっと勉強してから来るべきだったと反省していました。
フラメンコを鑑賞後、サン・ニコラス教会とその前の広場でフラメンコの余韻に浸りながらアルハンブラ宮殿やグラナダの夜景を眺めていました。





【6日目】バルセロナ到着!初日街歩きと歴史的建造物巡り
9時40分発バルセロナ行きの飛行機なので、朝食を包んでもらいホテル前までタクシーをお願いして、早めに出発しました。空港に着いたのは8時すぎだったのですが、すでに多くの人達が並んでおり、確かめに行くと9時搭乗開始となっていました。やけに早いなあと思いましたが、とにかく最後尾に並びました。持ってきた朝食は並びながら食べました。30分以上並んでようやくチェックインが終わり、セキュリティーチェックを通過して搭乗口まで行くと、すでに搭乗が開始されていました。そして9時30分頃には離陸していました。
定刻通り11時10分バルセロナ空港に到着。空港からはエアロバスでカタロニア広場へ。そこからはホテルまで歩きました。チェックインにはまだ早かったのですが、用意ができているとのことで早めにチェックインをさせてもらえました。部屋に荷物をおき身軽になって街中散策。
市場に行こうとしましたが、日曜日でお休み。日本では考えられないことだなぁと思いながら、近くのカフェ「Forn Comtal SL」でチュロスとコーヒーだけで昼食を済ませました。
その後サンタ・エウラリア大聖堂を見学、屋上まで上がることができ、遠くにサグラダ・ファミリアが見えました。内部はもちろんですが、屋上からの景観もバルセロナを一望でき、すばらしかったです。サンタマリア・ダルマル教会も見学しました。
夜はゴシック地区のバー「La Puntual」やレストラン「Sagardi BCN Gotic」で、ピンチョスや名物のコロッケなどをスペインビールでと共に頂きました。


【7日目】バルセロナ最終日!サグラダ・ファミリアから絶品パエリアまで
ホテルで朝食後、地下鉄に乗ってサグラダ・ファミリアの近くまで行き、サグラダ・ファミリアへ。地下鉄車内でラップのパフォーマンスをする人がいて、聞いている人にチップをもらっていました。
予約した入場時間まで時間があったので、外周をひとまわりしました。周りとは別格の雰囲気を醸し出していました。まだ工事中で終了はいつになるかわからないようです。
中に入ると不思議な森と光の世界にいるようでガウディの天才ぶりを改めて感じ、その後塔にも登りました。通路は非常に狭く外もすき間から見る感じでしたが、これだからこんな高いところでも足がすくむことなく見学できるのかなと思いました。
サグラダ・ファミリアを出て近くのカフェでコーヒーとチュロスなどで休憩。この後、カタルーニャ美術館に行く予定でしたが、お土産を買う時間がなくなってきたので、デパート「El Corte Inglés Plaça de Catalunya」やメルカドーナでお土産を買いました。
ランブラス通りを海に向かって散策しながら日曜日で行けなかったブケリア市場でも買い物をしてコロンブスの記念塔へ。港を巡る頃には日が暮れて港の夜景がとてもきれいでした。
その後、予約していたレストラン「Elche」でパエリアとワインなどでスペイン最後の夜を満喫しました。噂通りパエリアは今まで食べたパエリアの中で一番美味しかったです。



【8日目】時間ギリギリ!シャルルドゴール空港での慌ただしい移動
9時55発の飛行機なので、また朝食を包んでもらい早朝にチェックアウト。カタロニア広場から空港バスに乗り7時40分頃空港着。搭乗時刻が9時25分〜9時35分と、出発の20分前にゲートが閉まってしまうので、あまり余裕はありませんでした。最初からわかっていればもう少し早めに行動したのですが…。
パリには定刻通り11時55分に到着。次の乗継便は13時45分発で、搭乗時刻は12時50分〜13時25分とまたしても余裕がない。しかもシャルルドゴール空港は非常に広くてバスでの移動となり、ここでも職員さんにお願いして長い列の最前列に割り込ませてもらい、なんとか乗り継ぎができました。ホテルで包んでもらった朝食は結局食べる時間がなく、セキュリティゲート前でほとんどを捨てました。
【9日目】飛行機から眺める北京の朝焼け:旅の終わりに感じたこと
北京上空まで来た時、朝焼けを見ることができました。飛行機から見ると太陽が真っ赤に見えて不思議な光景でした。定刻通り関空に到着しました。今回の旅行は楽しい事や感動もたくさんありましたが、移動に関してはたくさんの反省点がありました。

知っておきたい!欧州乗り継ぎとスペインでの注意点
飛行機の乗り継ぎ時間は最低でも2時間は必要です。できれば3時間以上あれば少し安心できそうです。特にヨーロッパの都市で乗り継ぎをする時はシェンゲン圏に入る際の入国審査があることを念頭に、さらに時間的に余裕を持っておく必要があります。飛行機の出発時間に対して搭乗時間が早まっているように感じました。可能であれば事前に搭乗時間をチェックしておいた方が良いです。
スペインの国鉄では英語は通じないと思った方が良いです。通じるのはホテルのフロントと空港の一部だけです。
グラナダに行かれるなら「日本語情報センター」のことを事前に調べたり、訪問されることをおすすめします。現地ならではのたくさんの情報が得られます。グラナダの物価はマドリードやバルセロナよりもだいぶん安いです。お土産など同じものを買うなら地方都市の方がお得です。アトーチャ駅すぐそばのホテル メディオディアに泊まりましたが、その隣にある「Bar El Brillante(バル・エル・ブリジャンテ)」のイカフライはおすすめです。
困難を乗り越え得た旅は100%満足!
今回の旅行ではたくさんの素晴らしい思い出がありましたが、その中でも、グラナダのアルハンブラ宮殿と洞窟フラメンコは想定外の感動がありました。サグラダ・ファミリアの壮大さとガウディの天才ぶりもとても印象的です。
移動については今回が今までで一番厳しかったです。空港職員の方や周りの旅行者方々の助けがなければ更に厳しい状況になっていただろうと思います。
問題が起こった時はできるだけ早く周りの人達に尋ねたり助けを求める行動をおこさないといけません。日本人はとかくまわりに迷惑をかけたくないからと、自分たちだけでなんとかしようとしますが、一刻を争うような場合はNGです。
満足度はいつも100%です。感動したことや辛かったことは帰ってきてからはすべて楽しい思い出になります。反省点はありますが、それは満足度に関係ありません。
【担当者・弊社へのメッセージ】飛行機乗り継ぎと鉄道移動:情報不足で感じたこと
飛行機の乗り継ぎ時間は余裕を持ってご提案いただけるとよりうれしかったです。どうしても時間を確保できない場合は、そのリスクを具体的に教えてください。鉄道も今回は7時間以上、乗り場の確認等も含めると9時間以上かかりました。これなら最初から高速バスを選択しておいた方が良かったかもしれません。最終的には私達が判断することですが、今回は残念ながらその情報が不足していると感じました。
新井さんには細々した事まで色々と対応して頂き、大変感謝しています。ただ担当者個人だけでは対応できないことも多くあると感じています。



























