家族3人で巡る、初めてのイタリア周遊旅行
今回の旅は、両親と私の家族3人で訪れたイタリア旅行です。ヨーロッパは初めてだったため行き先選びには悩みましたが、食事の評価が高く、芸術や歴史など見どころが多い点に魅力を感じたことから、イタリアを選びました。
ツアーはインターネットで複数の旅行会社を比較しながら、料金や内容を検討しました。その中で、実績があり、プランの自由度が高かったことから、御社にお願いすることにしました。
1〜2日目 両親と3人、いよいよイタリアへ
出発後の機内では、電子書籍に入れておいたイタリア関連のガイドブックを読みながら過ごしました。長時間のフライトになるため、トイレに立ちやすいよう、家族3人並びの座席を事前に手配していただきました。追加料金はかかりましたが、落ち着いて過ごすことができ、結果的に正解だったと感じています。機内食もそれぞれ違うメニューを選び、食べ比べを楽しむことができました。
ローマ空港に到着後は、高速バスでローマ市内の駅へ移動しました。空港周辺はスリが多いという印象があり、少し警戒していましたが、大きなトラブルはなく無事に移動できました。一方で、駅前はやや治安面に不安を感じたため、外での観光は控え、駅構内にあるフードコート「ローマ中央市場」で夕食をいただきました。ライスコロッケなど、ローマらしい料理を中心に選びました。
その後、列車でナポリへ移動。日本ではあまり経験しないレベルの遅延があり、約40分ほど待つことになりました。掲示板の見方にも慣れておらず少し戸惑いましたが、翻訳アプリなどを使いながら確認し、最終的には正しいホームから無事に乗車することができました。ナポリの宿泊先は、「グランドホテルヨーロッパ」です。スタッフの方々はとても親切で、今回利用したホテルの中でも、特に対応が良かったと感じました。ただし、ナポリも駅周辺は夜になると雰囲気があまり良くなかったため、この日は夜の外出は控え、ホテルでゆっくり休むことにしました。

3日目 ポンペイ遺跡とナポリの街歩き
朝はホテルの朝食バイキングを利用しました。パンやハム、サラダ、ヨーグルトなど種類が豊富で、朝からしっかり食事ができました。朝食付きのプランは、移動の多い旅行では負担が減ると感じました。
この日最初に訪れたのは、ポンペイ遺跡です。あいにくの雨でしたが、見学を進めるうちに天候は次第に回復しました。遺跡は想像以上に広大で、原型をとどめた建物や遺物も多く残されており、古代ローマ時代の人々の暮らしを具体的に想像することができました。歴史に関心のある方にとっては、特に印象に残る場所だと思います。
夜はスパッカナポリ周辺を散策しました。買い物は特にしませんでしたが、人通りの多い通りを歩きながら、ナポリらしい活気ある街の雰囲気を楽しみました。夕食は「Gino e Toto Sorbillo」でピザをいただきました。ピザは1枚が大きく、3人でも2枚で十分なボリュームでした。マリナーラよりもマルゲリータの方が好みに合い、この後の旅ではマルゲリータを選ぶことが多くなりました。


4日目 ナポリの絶景とローマへの移動日
朝はホテルで朝食を済ませ、その後チェックアウトしました。荷物はフロントに預けて外出しました。駅近くのホテルを手配してもらっていたため、こうした場面では特に便利さを感じました。駅のニューススタンドで1日乗車券を購入し、ナポリ中央駅から乗り換えてケーブルカーで高台へ向かいます。「ナポリを見て死ね」という言葉で知られる景色を目的に、サンテルモ城を訪れました。
天候にも恵まれ、眼下に広がるナポリの街並みは圧巻でした。屋上からは360度見渡すことができ、かなり長い時間滞在しました。城内にはエレベーターなどがなく、階段での移動となるため、定年を迎えた両親にとってはやや負担が大きそうでしたが、それでも訪れる価値はあり、良い思い出になりました。


その後は「世界一きれいな地下鉄」ともいわれるトレド駅を見学し、海沿いを散策しました。途中でジェラートもいくつか試しましたが、日本と比べて明らかに水準が高いと感じました。揚げピザも初めて食べましたが、想像以上に美味しかったです。
一方で、ナポリ滞在中に唯一強く印象に残ったのが、スリ被害に遭いかけたことです。バスは遅延が常態化しており、利用者の多い路線は常に満員でした。出入口付近に家族3人で立っていたところ、スリの集団が近づき、父のポケットに手を入れられました。事前に警戒してスマートフォンなどをポケットに入れていなかったため被害はありませんでしたが、スリ対策は必須だと実感しました。
夕方にナポリ駅を出発し、再びローマへ移動。宿泊先は「ホテル ガリレオ」です。駅からやや距離があり、荷物を持って歩くのは疲れましたが、ナポリと比べると治安面での不安は少なく、特に警戒せずホテルまで到着できました。夜は予約なしで近くの「Trattoria Dell'Omo」に入りました。カルボナーラは期待していたほどではありませんでしたが、全体的に味は良く、特にティラミスが印象に残りました。
5日目 バチカンとローマ市内観光
この日はホテルで朝食付きのプランでしたが、出発が早く、食べる時間がないままバチカン美術館へ向かいました。館内は非常に混雑しており、事前予約は必須だと感じました。
実際、1カ月前に予約を試みた時点で通常チケットはすでに完売しており、やむを得ずガイド付きの追加料金が発生するチケットを購入しました。
バチカン美術館の後は、システィーナ礼拝堂、サン・ピエトロ大聖堂を見学し、気がつけばすでに昼過ぎになっていました。午後はナヴォーナ広場やトリトーネの泉など、ローマ市内の観光を満喫しました。


6日目 古代ローマの遺跡を巡る一日
ホテルで朝食をいただいた後、コロッセオへ向かいました。敷地内には無料の給水所が設けられており、通常の水だけでなく、珍しくガス入りの水も用意されていました。水筒を持参していて正解だったと感じます。コロッセオの内部は想像以上に広く、実際に中へ入って見学できたのは貴重な体験でした。
その後はフォロ・ロマーノへ移動しました。ポンペイ遺跡に次ぐ広大な遺跡エリアで、非常に見応えがありました。ただ、日差しが強く、歩き回るにはかなり体力を消耗しました。数ある遺跡の中で1カ所を選ぶとすれば、このエリアは特におすすめできます。
続いて「真実の口」を見学し、その後は「fraschetteria」というレストランで食事をいただきました。店内は混雑していましたが、偶然入ることができました。地元客も多く、質の高いお店という印象でした。


7日目 ローマからフィレンツェへ
朝にホテルをチェックアウトし、まずはパンテオンを訪れました。その後は周辺を歩きながら、ローマらしい風景を集中的に巡ります。サンタンドリア・デッレ・フラッテ教会、スペイン広場、ポポロ広場などを訪れました。
ジェラート店も至る所にあり、何度も立ち寄りました。旅の中盤に差し掛かり、この日はあえて詰め込みすぎず、ゆったりとしたペースで行動しました。
夕方には列車でローマを出発し、フィレンツェへ移動しました。今回で3度目の列車移動となり、乗車にも慣れてきました。フィレンツェの宿泊先は「デッレナツィオーニ」。近くのコインランドリーで洗濯を済ませ、スーパーで夕食を購入してホテルで食べました。ローマ観光の疲れもあり、この日は早めに就寝しました。


8日目 雨のフィレンツェで芸術と食を満喫
ホテルの朝食バイキングは質が高く、満足のいく内容でした。この日もあいにくの雨でしたが、旅全体を通して雨の日が意外と多かったため、日本から傘を持参していて助かりました。
朝一番でウフィツィ美術館へ。事前に予約をしていたおかげで、ほとんど並ぶことなく入館できました。バチカン美術館とは作風や展示構成が異なり、また別の迫力を感じられます。
午後はシニョーリア広場、サン・ロレンツォ教会、ヴェッキオ橋などを巡りました。フィレンツェはナポリやローマとは街の雰囲気が大きく異なり、訪れる価値のある都市だと感じました。街自体がコンパクトなため、短い滞在でも十分に回れると思います。
夜は事前に予約していた「L'Osteria di Giovanni」で夕食をいただきました。名物のフィレンツェ風ステーキは、今回の旅行の中でも特に印象に残る食事でした。


9日目 バスツアーで巡るトスカーナの名所
この日は個人で現地のバスツアーに参加しました。日本語での案内はなく、多国籍の参加者とともに行動するスタイルでした。
ツアーでは、ピサの斜塔、シエナ、サン・ジミニャーノなどを巡りました。個人移動では回りにくい場所を効率よく観光することができました。

10日目 フィレンツェから水の都ベネチアへ
フィレンツェでは主要な観光地をほぼ回っていたため、この日は地元のスーパーや土産物店を中心に散策しました。アカデミア美術館も訪れましたが、規模はそれほど広くなく、1時間ほどで見学することができました。昼食は中央市場で、行列ができていたパスタ店に並びました。
午後からは列車でベネチアへ移動しました。掲示板の見間違いで列車が来ないのではと一瞬焦る場面もありましたが、結果的には時間通りに乗車できました。今回の旅行では全て2等車を利用しましたが、いずれも十分に快適でした。
夕方にベネチアへ到着。これまで映像で見てきた街並みを実際に目にし、印象に残りました。宿泊先の「ホテル ナチョナーレ」にチェックイン後は、夜の街を散策。それだけでも、ベネチアならではの雰囲気を十分に楽しむことができました。


11日目 ベネチアの定番スポットを巡る
ベネチアでも毎朝ホテルの朝食バイキングを利用しました。物価が高いため、朝食付きのプランは結果的に割安だったと感じています。ホテルは立地が非常に良く、観光には便利でしたが、水回りの設備は他都市のホテルと比べるとやや使いづらさを感じました。
ベネチアでの主な移動手段は水上バスです。駅前でACTVの水上バスチケットを2日分購入し、市内を回りました。サン・マルコ広場やため息橋といった定番スポットの他、現代美術館のプンタ・デラ・ドガーナも訪れました。建築や内装が特徴的で、これまでに訪れた美術館とは違った印象を受けました。そして、念願だったゴンドラにも乗ることができました。料金は決して安くはありませんでしたが、良い思い出となりました。


12日目 ベネチア周辺の島巡り
前日にベネチア本島の観光は概ね満足できていたため、この日は周辺の島々を巡ることにしました。ブラーノ島、トルチェッロ島、ムラーノ島の順に訪問しましたが、本島以上に物価が高い点が印象的でした。それぞれの島には写真映えする景観があり、水上バスのチケットで回れるため、時間に余裕があれば訪れる価値はあると感じます。


午後はベネチアのアカデミア美術館を訪れました。予約なしでも入館できました。また、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会から眺めたベネチア全景も印象に残っています。夕食はバーカロでワインと小皿料理を楽しみました。イタリア最後の夜に水辺を歩きながら過ごした時間は、記憶に残る体験でした。




最終日 ドーハ経由で日本へ帰国
朝10時頃にチェックアウトし、余裕をもって空港へ向かいました。15時発の便で、行きと同じくドーハを経由します。ドーハ空港は非常に整備されており、清潔感が強く、無料で仮眠できるスペースもあり、乗り継ぎ時間を落ち着いて過ごすことができました。
ドーハから成田までの機内では、時差ボケ対策を意識し、睡眠のタイミングを調整しながら過ごしました。カタール航空は映画をはじめとする機内エンターテインメントも充実しており、機内食も全体的に満足できる内容でした。
平井さん、ありがとうございました!
迅速なやり取りありがとうございました。良い旅になりました!






























