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沖縄の人気観光スポット「首里城公園」は見どころたくさん!

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首里城は沖縄を代表する観光スポットの一つで、世界中から数多くの観光客が訪れることで知られています。朱色に輝く美しい建物が有名でしたが、2019年10月に発生した火災によって、惜しくも大部分が焼失してしまいました。では、首里城はその後どうなったのでしょうか。これから訪れてみようと考えている方のために、ここでは首里城について知っておきたいポイントをご紹介します。

首里城の概要

首里城正殿

世界遺産 首里城の歴史

首里城は、かつて沖縄の地を治めていた琉球王朝が築いた沖縄県内における最大規模の王城です。正確な創建年代は明らかになっていませんが、発掘調査によって14世紀末頃に建造されたものと考えられています。明治時代以降は正殿などが沖縄神社社殿として国宝に指定されていましたが、残念ながら太平洋戦争末期の1945年に起きた沖縄戦の際にほとんどが破壊されてしまいました。その後、長らく城壁や基礎といった一部の遺構だけが残る状態が続いていましたが、1980年代前半に本格的に復元が開始され、1992年になってようやく正殿などの復元が完了しました。復元された建物を使って、NHK大河ドラマが撮影されたことを記憶している方も多いでしょう。

その後、1999年には都市景観100選に選ばれ、2000年にはユネスコの世界遺産に登録されました。ただし、登録されたのは「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてであり、その対象はあくまでも首里城跡であって、戦後に復元された正殿などは含まれていないという点には注意が必要です。

2019年の火災から、現在も再建中

火災で焼け落ちた首里城

せっかく長い年月をかけて復元された首里城でしたが、2019年10月31日未明に発生した大規模な火災によって正殿、南殿、北殿を含む7棟の建物がそこに収蔵されていた多くの工芸品などとともに焼失してしまいました。首里城が火災に見舞われたのは1453年、1660年、1709年、1945年に次いで史上5回目のことであり、今回の火災では約4,800平方メートルものエリアが被害を受けています。焼失を受け、国内外の要人からお見舞いのメッセージが寄せられたことから、いかに首里城が多くの人に愛されていたのかがわかるでしょう。

見どころとフォトスポット

首里城からは沖縄の景色を一望できる
夕暮れ時の首里城
首里城の正殿

首里城の見どころは、焼失してしまった正殿だけではありません。焼失を免れた数多くの石造り建築物を見てもかつての琉球王国の技術水準の高さが感じられますし、それ以外にも歴代の中国の皇帝から遣わされた冊封使の息吹を感じ取れるような遺構などもいまだ健在です。そのため、琉球文化に関心があるという方にとって、首里城は引き続き魅力的な観光スポットであるのは間違いないでしょう。

また、標高が約120メートルほどの小高い山の上に立てられているので、城内からは那覇市内や遠くは東シナ海まで一望することが可能です。沖縄のコバルトブルーの海と真っ青な空を目の前にしてリフレッシュできること間違いなしですから、日ごろの慌ただしい毎日から解き放たれて羽を伸ばしたいようなときに訪れてみると良いでしょう。特に、城の西側に設けられている西のアザナ(いりのあざな)と呼ばれる物見台からの景観は抜群ですので、天気の良い日はぜひ見ておきたいところです。この物見台は島添(しまそえ)アザナとも呼ばれており、かつてはここに旗を立てて鐘を鳴らして時刻を知らせていました。大きな石をいくつも組み合わせた迫力あるその外観はフォトスポットとしても使えるため、写真好きの方にもおすすめのスポットとなっています。

守礼門・歓会門・瑞泉門

首里城 守礼門
世界遺産に登録されている園比屋武御獄石門
本来は正門である歓会門
首里城第二の門とされている瑞泉門

ここからは、見どころのほかに首里城を訪れたらぜひ見ておきたいおすすめのポイントをご紹介していきます。正殿一帯が焼失してしまったといっても、まだまだ首里城には見逃せないポイントが満載です。まず、城跡を訪れると迎えてくれるのが、朱色に塗られた美しい守礼門です。日本本土の建築物とは違った趣を有する守礼門を見ると、沖縄にやってきたことを実感できるでしょう。守礼門を過ぎると見えてくるのが、世界遺産に登録されている園比屋武御獄石門(そのひゃんうたきいしもん)です。これは「門」という名称になっているものの、人が通るために作られたものではありません。琉球王国の国王が出かける際に道中の安泰を祈願するために作られたものです。

さらに、その先には歓会門(かんかいもん)があります。首里城の正門というと守礼門をイメージする人が多いかもしれませんが、本来はこの歓会門が正門とされています。その名の由来は中国からの勅使などを歓迎するというもので、実際に多くの来訪者がこの門をくぐってやってきていたようです。門の左右には神社の狛犬を思わせるような獅子像が設置されており、それらも見どころの一つです。一方、首里城第二の門とされている瑞泉門(ずいせんもん)へと向かうと、その両脇にいくつもの石碑が存在しています。これらの石碑には、門の手前に湧き出ている龍樋という水を褒めたたえるために中国からの使節である冊封使が読んだ詩が刻まれています。

グルメと首里城限定のお土産

首里城の城内には、観光の際に一休みできるカフェや食事のために利用できるレストランがいくつか設けられています。特にレストランではタコライスやソーキそばといった沖縄ならではのメニューが用意されているので、これらを味わってみたいという方はぜひ訪れてみると良いでしょう。アルコール好きの方であれば、地元産のオリオンビールを飲んでのどを潤すのもおすすめです。一方、カフェでは那覇の市街地を一望できる絶好のロケーションで、コーヒーやアイスクリームなどを堪能することができます。首里城跡は想像以上に広大ですから、特に夏場の暑い時期などは適度な休憩が欠かせません。そんな時にこのカフェはもってこいですので、見つけたらぜひ立ち寄ってみてください。

さらに、首里城ではここでしか手に入らないお菓子や雑貨といったオリジナル商品が販売されています。城内のショップで販売されていますので、家族や友人に渡すお土産を探す際にはぜひ訪れることをおすすめします。パンやおにぎりなどの軽食も購入できるので、もしレストランやカフェが混雑していて入れないという場合にも重宝するでしょう。

首里城のイベント

毎朝行われる開門式

最後に、首里城で行われるイベントについてご紹介します。まず、毎朝9時前後には御開門式(うけーじょー)と呼ばれる儀式が行われます。これは首里城公園の開門を告げるためのもので、年間を通して行われているため、いつでも見ることが可能です。同じ通年イベントには夜間のライトアップがあり、こちらも要注目です。

三が日限定のイベントも

三が日に行われる新春の宴

一方、通年イベントのようにいつでも見れるわけではない季節限定のイベントもいくつか存在します。まず、正月の三が日に行われるのが新春の宴です。琉球時代の装を身にまとった人々が伝統的な琉球舞踊を踊ったり、古典音楽を奏でたりする様子は一見の価値ありです。また、秋に開催される首里城祭も注目のイベントとなっています。このイベントは、国王・王妃選出大会や伝統芸能公演といったプログラムから構成されており、その中でも、古式行列は琉球国王が正月三日に行っていたという初行幸と呼ばれる行列を再現したものです。どのプログラムも見どころが満載ですから、首里城祭の期間中は丸一日滞在しても飽きることはないでしょう。

首里城へのアクセス

車・レンタカー

那覇空港から国道331号線へ出て、那覇市内中心部へ。
国道58号線に入り、泊交差点を右折。
県道29号線を直進して首里方面へ。
※那覇空港自動車道「豊見城・名嘉地IC」をご利用の場合 「南風原北IC」を降りて一般道路(国道329号線)をご利用下さい。

ゆいレール(モノレール)

那覇空港駅から「ゆいレール」に乗車。
首里駅にて下車。 徒歩約15分で守礼門に到着。(下記マップ参照)
首里駅からは首里駅前バス停より路線バスも出ています。
首里城前バス停にて下車。徒歩1分で守礼門到着。

路線バス

首里駅前バス停で市内線(1、14)番、市外線(346)番に乗車し、首里城公園入口バス停にて下車、徒歩約5分で守礼門に到着。
首里城下町線(7、8)番に乗車し、首里城前バス停にて下車、徒歩1分で守礼門前に到着。
市内線(9、13)番、市外線(25、97、125)番に乗車し、山川バス停にて下車、徒歩約15分で守礼門に到着。

首里城公園

住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目2−番地
電話番号:098-886-2020
HP:https://oki-park.jp/shurijo/

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