ワシントン 全米最大規模の桜祭り 2019年は3/20(水)より開催！

ワシントンの桜祭りの歴史

ワシントンDCの桜並木の歴史は、ナショナルジオグラフィック協会の理事エリザ・シドモアが日本旅行からの帰国後、日本の桜の木をポトマック川沿いに植えることを着想した1885年にさかのぼります。1910年3月に日本の東京市長から2000本のソメイヨシノの木が寄贈されたのをきっかけに、時の大統領ウィリアム・タフトの妻でファーストレディであったヘレン・タフトが、ポトマック川沿いのタイダルベイスンと呼ばれる入り江の公園に２本の桜の木を植樹した1912年以来タイダルベイスンの桜の木は増えたり減ったりの変遷を経て、今日では4000本とも言われるほどに増え、見事な桜並木に変貌を遂げています。
「ナショナル・チェリー・ブロッサム・フェスティバル」のオフィシャル・ウェブサイトによると、アメリカの首都ワシントンD.C.で毎年春に開催される「ナショナル・チェリーブロッサム・フェスティバル(全米桜祭り)」には、150万人が訪れるということです。第二次世界大戦により一旦桜まつりは中断しましたが、戦争終結後の1947年に再開されました。今年も3月20日（水）から4月14日（日）まで全米桜まつりが開催される予定です。

ワシントンD.C.で毎年春に開催される「ナショナル・チェリーブロッサム・フェスティバル(全米桜祭り)」

2019年全米桜祭り：催しもので特におさえておきたい主なイベント

3月23日(土)にワーナー・シアターで行われる開会式に先立って、前夜にはピンク・タイ・パーティが開かれ、開会式が行われた後の3月下旬から3週間にわたり、様々なイベントが用意されています。 最も「花見」が楽しめるのは、ポトマック公園周辺のタイダルベイスンでしょうか。タイダルベイスンのマーティン・ルーサー・キングジュニア記念碑（Martin Luther King, Jr. Memorial）、フランクリン・デラノ・ルーズベルト記念碑（Franklin Delano Roosevelt Memorial）、トーマス・ジェファーソン記念館(Thomas Jefferson Memorial)の三か所の名所を巡るように入り江の水際を散歩するのがおススメのお花見ルート。天気が良ければ、どこから眺めても最高の桜画像を撮ることもできるはずです。

入り江の水際を散歩するのがおススメのお花見ルート

3月30日に開催される「桜・凧揚げまつり（Blossom Kite Fastival）」では、洋風のカイトや和凧などカラフルな凧がワシントン記念塔の上空に翻り、訪れる旅行者を楽しませてくれます。

桜・凧揚げまつり（Blossom Kite Fastival）

「全米桜祭り」のクライマックスの最大のイベントは日本文化を紹介する4月13日の「桜祭りジャパニーズ・ストリート・フェスティバル」と「サウスウェスト・ウォーター・フロント花火大会」。「桜祭りジャパニーズ・ストリート・フェスティバル」では、日本の芸術・工芸品、漫画・アニメの紹介をするブース、日本の食文化を学ぶ体験パビリオンや剣術や武術、和太鼓や三味線などの芸能パフォーマンスなどが鑑賞できるステージも数箇所に設営され様々な日本文化が紹介されます。
また、豪華なパレードでは、ヒップホップダンサーのダンスやマーチングバンドの演奏とともに招待された和太鼓奏者が日本の太鼓を叩きながらストリートを練り歩き会場を盛り上げます。

パレードが開催される4月1３日（土）は、ホワイトハウス周辺・ペンシルベニア通り（Northwest 3rd & 7th Street）だけでなく、ワシントン市内では大規模な交通規制が敷かれます。メトロ（地下鉄）で、ブルーラインかオレンジラインを使ってスミソニアン駅（Smithsonian St.）で降車し徒歩でイベント会場へ向かう方法もあります。

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