ずっと憧れていた冬のアイスランドへ
前々から行ってみたかったアイスランド。冬のこの時期を選んだのは、どうしてもオーロラと氷の洞窟を自分の目で見たかったからです。以前チェコへ旅行したときの満足度がとても高かったこともあって、今回も同じ旅行会社トラベルスタンダードジャパンさんにお願いすることに決めました。
結論から言うと、移動やオーロラ観測には想像以上の工夫が必要でしたが、その分、見られた景色は一生ものでした。これから冬のアイスランドを目指す方の参考になればと思い、体験を書き残しておきます。
1日目:日本を発ち、ヘルシンキ乗り継ぎにヒヤヒヤ
旅のスタートは、日本を夜に出発してヘルシンキで乗り継ぐルートでした。ところがこの乗り継ぎがなかなかの難関で、行きは出発が30〜40分ほど遅れた影響で、ヘルシンキでのパスポートチェックや荷物検査に間に合うか冷や冷やしました。実際、乗り継ぎ時間が1時間半しかないなかをほとんど走るような形で次の便へ向かうことになり、到着前からすっかり緊張感を味わいました。正直、この乗り継ぎ時間の短さだけは、もう少し余裕がほしかったというのが本音です。

2日目:レイキャビク到着、歩いて街歩きを満喫
レイキャビックのケフラビーク空港に着いたのはお昼の11時ごろ。そこからバスでホテルへ向かい、14時前にチェックインを済ませました。荷物を預けたら、さっそく市内へ。
ホテルが観光の中心地に近く、歩いてまわれる範囲に見どころが集まっていたのが本当にありがたかったです。カラフルな道が続くレインボーストリート、街のシンボルのような大きな教会 ハットルグリムス教会、チョルトニン湖、港のエリア、それからバイキング船をかたどったモニュメント サン・ボイジャーまで、のんびり歩いて楽しみました。
お昼は有名なホットドッグのお店へ。そのあと、温かいエビのスープもいただいた記憶があります。ただ、さすがに時差ボケがきつくて、夜は日本から持ってきた食べ物で軽く済ませました。初日から無理はしないと決めていたので、これはこれで正解だったと思っています。


3日目:南岸ツアーへ、2つの滝と国立公園を巡る
アイスランドはレンタカーがないと移動が本当に大変で、公共交通も便利とは言えません。そこで南岸方面は、1泊2日のツアーに参加することにしました。朝8時にホテルまで迎えに来てもらい、そこから一気に南下。途中で2つの滝を見学し、シンクヴェトリル国立公園では雄大な眺めを楽しみました。
この日はツアー途中のホテルに1泊。夕食はホテル近くのスーパーでサンドイッチとスープを買って、部屋でゆっくりいただきました。豪華ではないけれど、移動の多い日にはちょうどよかったです。

4日目:早朝のオーロラと氷の洞窟、念願がかなった一日
この旅でいちばんの目的だったオーロラに、ついに出会えたのがこの日の朝でした。朝6時ごろ、空にうっすらと光が揺れていて、思わず見入ってしまいました。ただ正直に言うと、肉眼ではかなり淡くて、自分のデジカメではうまく写せませんでした。高感度や長秒露光の設定がどれだけ大事か、このとき痛感しました。最終的には、同行者が持っていたナイトモード付きのカメラできれいに撮ってもらい、画像を分けてもらえたので本当に助かりました。その後は氷の洞窟トレッキングへ。こちらも大満足の体験でした。
スケジュールは予定より2時間ほど押してしまい、レイキャビクのホテルに戻って再チェックインしたのは22時過ぎ。さすがにくたくたでしたが、いちばんの目的だったオーロラと氷の洞窟をどちらも体験できたので、遅れも気にならないくらい満たされた気持ちでした。



5日目:人気店は予約必須!レイキャビクのグルメ事情
レイキャビクで楽しみにしていたのが食事です。ただ、人気のお店は予約をしておかないと入れないことが多く、この日は昼に予約なしで入ろうとしたら断られてしまいました。あきらめきれず、夜にもう一度同じお店へ。ホテルから歩いて5分ほどの「M」から始まる名前のお店で、夜は無事に入ることができ、ようやくゆっくり味わえました。人気店をねらうなら、早めの予約は必須だと実感しました。

6日目:光害を越えて、2回目のオーロラ観測に成功
アイスランドではオーロラを2回ねらったのですが、レイキャビクの市内は街明かりが強くて、ほとんど見えません。観測スポット自体はあるものの、バスの本数や運行時間に制約があって、自分たちだけで動くのは難しいと感じました。
そこで2回目は、専門のガイドさんにお願いして片道2時間ほどかけて暗い場所まで移動。そのおかげで、今度はしっかりオーロラを観測することができました。やはり光害を避けることが何より大事なのだと、身をもって学びました。
ちなみに市内バスは1区間で900円ほどと、なかなかのお値段でした。日曜の午前は始発も遅く、空港へのアクセスはFlybusかタクシーが現実的。BSIターミナルを経由する経路などもあって、移動については正直、気をつかう場面が多かったです。

最終日:帰りもヘルシンキ乗り継ぎでヒヤヒヤ、そして帰国
いよいよ帰国です。帰りもヘルシンキでの乗り継ぎだったのですが、これがまたヒヤヒヤしました。自動ゲートが使えると聞いていたのに、実際にはすべてのパスポートの列に並ぶことになり、このままでは間に合わないと焦っていたところ、係員の方が呼んでくださって、なんとか乗り継ぎに間に合いました。行きも帰りも走るはめになったので、ヘルシンキでの乗り継ぎ1時間半は、正直リスクが高いというのが率直な感想です。これから行く方は、乗り継ぎ時間に余裕をもたせておくと安心だと思います。
これから冬のアイスランドへ行く方へ
最後に、これから冬のアイスランドへ向かう方へ、私なりに感じたことをまとめておきます。まず、物価が高いので、特に若い方にはレンタカーが一つの選択肢になると思います。一方で、ブルーラグーンや氷の洞窟といった人気スポットは、個人で行くよりもツアーに参加するのが現実的でした。ただし、日帰りツアーは天候によって催行中止になるリスクがあるので、中止になった場合に別の日へ振り替えられるか、長期間使えるバウチャーがもらえるかなど、再参加のルールは事前に比べておくことをおすすめします。アイスランドは北極圏に近く、天気の変化がとても大きい場所です。ツアーの催行条件や交通アクセスの実情まで、しっかり調べてから計画を立てると、きっと後悔のない旅になると思います。
冬のアイスランド、一生ものの思い出になりました!
移動の制約や乗り継ぎの緊張感など、冬のアイスランドは決して「楽な旅」ではありませんでした。それでも、淡く揺れるオーロラ、氷の洞窟のひんやりとした空気、歩いて楽しんだレイキャビクの街並み・・・どれも忘れられない景色になりました。下調べと工夫さえしておけば、その苦労を上回る感動が待っている場所だと思います。一生ものの思い出になった、最高の旅でした。






















