母のハネムーンの思い出も重なった、ウィーン・ミュンヘンへの新婚旅行
ハネムーンで、オーストリアのウィーンとドイツのミュンヘンを巡ってきました。最初はリゾートを楽しめる国も候補にしていましたが、夫がヨーロッパに行ってみたいと話していたこともあり、ヨーロッパ方面で考えることに。その中で、夫が興味を持っていたドイツと、私の母がハネムーンで訪れて「すごく良かった」と話していたウィーンを組み合わせ、列車で2都市を巡る旅に決めました。
今回の旅行では、叔母が観光地やレストラン、移動方法などを細かくまとめた手作りプランを作ってくれました。そのおかげで、初めてのウィーンとミュンヘンでもかなり動きやすく、安心して旅を楽しめました。

大事な手配はお任せ、現地では自由に動ける旅が決め手に
最初は、英語があまり得意ではないこともあり、添乗員付きの団体ツアーも検討していました。ただ、団体ツアーだと行き先や時間が決まっていることが多く、もう少し2人のペースで過ごしたいという気持ちもありました。
そんな時、ロンドンに滞在経験のある叔母から「ウィーンは治安が良いから二人だけでも大丈夫。今はスマートフォンで何でも調べられるから」とアドバイスをもらいました。その叔母が私たちのために旅行プランを探してくれ、トラベル・スタンダード・ジャパンのサイトを見つけてくれました。飛行機、ホテル、鉄道など大事な部分はお願いできて、現地では2人で自由に動けるところが、私たちにちょうど良かったです。
【1~2日目】 カフェ、馬車、シュニッツェル!初日からウィーンを歩き回る一日
夕方6時ごろに関西国際空港からカタール航空で出発しました。ドーハで乗り継いで、翌朝7時ごろにウィーンへ到着。長時間の移動でしたが、特に大きなトラブルはなく、スムーズに着くことができました。
空港から市内までは定額制タクシーを利用し、まずはウィーン中心部の「ホテル ロイヤル」に荷物を預けました。ホテルは観光地の中心にあり、どこへ行くにも便利な立地でした。
最初に向かったのは、ウィーンの有名カフェ「カフェ・ツェントラル」です。朝8時ごろに行ったので、私たちはすんなり入れましたが、10時ごろに前を通った時には長蛇の列ができていました。朝食はベーコンと卵、クロワッサンなどのモーニングで、味はわりと普通でしたが(笑)、店内の建物の雰囲気がとても素敵で、ご飯よりもそちらの方が印象に残っています。まさに優雅なモーニングという感じでした。

その後は、シシィ博物館へ。日本語ガイドを聞きながら回りましたが、建物や展示の豪華さに圧倒され、ガイドの内容よりも空間そのものの印象が強く残っています。豪華絢爛という言葉がぴったりでした。
次に、ミヒャエラープラッツ前から馬車に乗りました。夫が見つけてくれた馬車がたまたま屋根付きで、お姫様になったような気分でした。石畳の上を馬がパカパカ歩く音もすごく良くて、20分コースでも十分楽しめました。

その後は、シュテファン大聖堂へ。少し並びましたが、わりとすぐに入れました。観光客が入れる範囲は途中まででしたが、内部はとても厳かで、歴史を感じる空間でした。
昼食は、ウィーン名物のシュニッツェルを食べられる有名店「フィグルミュラー」へ。1時間半ほど並びましたが、シュニッツェルは柔らかくて美味しかったです。ただ、とにかく量が多く、大きなシュニッツェルが3枚くらい重なっていました。私は時間差で飛行機の乗り物酔いのような気分の悪さが出てきてしまい、最後は夫に食べてもらいました。


夜は、植物園を改装したレストラン「Brasserie Palmenhaus Wien」へ。ホテルからも近く、天井が高くて内装がとても素敵なお店でした。スープを頼んだら2人前くらいの量が出てきてびっくり。昼に大きなシュニッツェルを食べた後だったので、お腹がはちきれそうでした。ヨーロッパの料理は、少なめに頼んだつもりでも一皿が大きいんだなと実感した初日でした。

【3日目】 少年合唱団は最後の1分!?シェーンブルン宮殿とクリスマスマーケットへ
この日は、朝からホーフブルク王宮礼拝堂へ行き、ウィーン少年合唱団のミサを見学しました。席に座るにはチケット代が必要でしたが、私たちは無料のスタンディングで見ることに。ミサは1時間半ほどあり、ウィーン少年合唱団を目当てに待っていたら、最後の1分くらいだけシュッと出てきて、歌って、サーッといなくなりました(笑)。「もう終わり?」というくらい短かったですが、歌声は本当にきれいで、素晴らしかったです。

午後はシェーンブルン宮殿へ。宮殿の前では、クリスマスマーケットが開催されていて、たくさんのお店に、観覧車やメリーゴーランドまで並び、とてもにぎやかな雰囲気。海外のクリスマスマーケットは初めてだったので、宮殿より先にそちらでテンションが上がりました。ホットワインを飲んだり、大きなプレッツェルを買ったりと、大いに満喫しました。
ようやく入ったシェーンブルン宮殿では、またしてもガイドより建物に目が行ってしまいました。特に大広間の天井画とシャンデリアが印象的で、「昔ここに本当に人が住んでいたんだ」と思うと、ただただすごいなと感じました。豪華な宮殿とクリスマスマーケットの両方を楽しめて、ウィーンらしさをたっぷり感じられた一日でした。



【4日目】 クリムトとデメル、そして真っ暗なグリンツィングでお店探し
この日は、ベルヴェデーレ宮殿から観光をスタート。クリムトの『接吻』は、思っていたより大きく、金色の部分や色の表現が実際に見ると光を受けてきらきらしているように感じました。他の現代アートの展示も面白く、宮殿の建物自体や手入れの行き届いた広大な庭園も素晴らしかったです。

その後は、老舗カフェの「デメル」へ。ほぼ満席で、やはり人気店でした。夫が甘いもの好きでザッハトルテを食べたいと言っていたので、夫はザッハトルテ、私は人気そうなケーキを選び、紅茶と一緒にシェアしました。ザッハトルテはかなり濃厚で、外国らしい甘さ。少し甘すぎる感じもありましたが、私が頼んだケーキは美味しかったです。
夕方からは、叔母のおすすめで、ウィーン郊外にあるワインで有名なエリア、グリンツィングへ向かいました。レンガ造りの街並みがかわいいと聞いていたのですが、18時過ぎに着いた頃にはすでに真っ暗。11月のヨーロッパは日が暮れるのが早く、街並みはほとんど見えなかったのが少し残念でした。
叔母が予約してくれていたレストランから「スタッフの体調不良で急遽休業になった」とキャンセルの連絡が入っていたため、近くで入れる別のお店へ。田舎のレストランのような庶民的な雰囲気で、真っ黒なソーセージや子牛のシチュー、特産のワインやぶどうジュースを楽しみました。ソーセージは少し癖のある味でしたが、日本ではなかなか食べないような郷土料理を体験できたのは面白かったです。

【5日目】 ダンス愛が深まる!ウィーン国立歌劇場で舞台裏見学とバレエ鑑賞
この日はウィーン国立歌劇場の劇場内見学へ向かいました。日本語ガイドがあれば良かったのですが、この日は英語ガイド。説明は正直ほとんど分かりませんでした(笑)。それでも、劇場内の雰囲気だけで十分楽しめました。
私はダンスに関わっているので、劇場や舞台を見るのが好きです。ちょうどその夜に観るバレエの舞台セットを準備している様子も見られて、かなり興奮しました。日本の劇場とは全然違う豪華さがあり、ベルベット調の座席や個室のように区切られた席など、貴族文化が残っているような雰囲気がとても素敵でした。
夜は、叔母がプレゼントしてくれたチケットで、同じくウィーン国立歌劇場にてバレエ『こうもり』を鑑賞。クラシックな“ザ・バレエ”という感じを想像していましたが、衣装も、チュチュではなくワンピースやスーツのようなものが多く、想像していたバレエとは全然違い、実際はとてもユーモアのある舞台でした。ダンスや動きだけでも楽しめる演目で、観客席から笑い声が起こる場面もあり、気負わず楽しめました。


【6日目】 列車遅延にヒヤヒヤしながら、ウィーンからミュンヘンへ
この日はウィーンからミュンヘンへ列車で移動しました。本来は一本で行ける予定でしたが、工事の影響で途中乗り換えが必要に。さらに列車が30分ほど遅れ、不安になりましたが、接続列車が待機してくれていたので、無事に乗り継ぐことができました。
車内はかなり混んでいて、最初はドア近くの空いているスペースに立っていました。車掌さんは、いかつくて語気も少し強く、「ドイツに来たな」という感じで最初はちょっと怖い印象でした。でも、その車掌さんが何度か「席が空いているから座っていいよ」というようなことを声かけしてくれて、すごく優しかったです。現地の人と少し触れるだけで、印象って変わるんだなと思いました。
ミュンヘンには15時半ごろ到着しました。ウィーンの華やかな雰囲気とは少し違い、ミュンヘンは下町のような活気がある街だと感じました。宿泊した「ホテル ゲルマニア」は、中央駅やカールスプラッツ広場にも行きやすい便利な立地でした。到着後は周辺を少し散策し、買い物をしたり、ホテル近くで食事をしたりして過ごしました。

【7日目】 新市庁舎からビアホールまで、庶民的なミュンヘン街歩き
この日はミュンヘン市内を観光しました。まず地下鉄の1日券を購入し、マリエン広場へ。ミュンヘン中心部にある広場で、新市庁舎や大聖堂などが集まるエリアです。
新市庁舎はとても歴史を感じる建物で、ちょうど私たちが行った時に、建物中央の人形が動く仕掛け時計を見ることができました。その後は教会を見学し、近くにあったクレープ屋さんへ。ドイツのクレープってどんな感じなんだろうと思って買ってみたら、四つ折りで日本のクレープと形が違うのが面白かったです。ヌテラとバナナのクレープで、味は普通に美味しかったです。
市場のヴィクトアリエンマルクトにも行きました。屋台や食材のお店が並ぶ市場で、地元の雰囲気を感じながら軽く見て回るだけでも楽しめました。
夕食は、有名なビアホール「ホフブロイハウス」へ。夫はビール、私はオレンジジュースを注文し、カリーヴルスト系のソーセージや骨付き肉のような料理を食べました。ビアホールらしいにぎやかな店内で、ウィーンとはまた違う、庶民的で活気のある雰囲気が楽しかったです。

【8日目】 吹雪のノイシュヴァンシュタイン城へ
この日は、別手配のバスツアーでノイシュヴァンシュタイン城へ行きました。朝8時ごろにホテルを出発し、カールスプラッツ近くの集合場所からバスに乗りました。
道中から雪が降っていて、お城に近づくにつれてどんどん雪国のような景色に。城の近くでは吹雪のような状態で、関西圏に住む私たちにとっては、なかなか見られないほどの雪景色でした。大変ではありましたが、雪の中に浮かぶノイシュヴァンシュタイン城は幻想的で、忘れられない景色になりました。
お城が一番きれいに見える橋は、雪の影響で立ち入り禁止になっていました。馬車で上まで行くこともできましたが、1時間待ちだったため、私たちは徒歩で登ることに。かなり歩きましたが、途中で食べたホットドッグが旅の中でもトップクラスに美味しく、出会えてラッキーでした(笑)。

19時頃にミュンヘン市内に戻った後は、お土産探し。ウィーンは高級店ばかりでしたが、ミュンヘンは庶民的なショップが多く、お買い物も存分に楽しめました。化粧品やスキンケア用品が好きなので、ドラッグストアの「dm」は、オリジナル美容液やサプリなどを購入できて、すごく楽しかったです。スーパーでは紅茶も購入しました。夕食は疲れていたので、ドイツのスーパーで買ったタイのカップラーメンで済ませました。
【最終日】 最後に念願の白ソーセージ!ミュンヘン空港から帰国の途へ
最終日はホテルをチェックアウトし、ミュンヘン空港へ向かいました。空港では、最後の最後に念願の白ソーセージ、ヴァイスヴルストを食べることができました。ミュンヘン滞在中ずっと食べたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく、どうしても諦めきれなかったので、空港で見つけてすぐ注文しました。最後に食べられて良かったです。
その後、ミュンヘンからドーハを経由して関空へ。大きなトラブルなく帰国できました。
予定通りにいかないことも含めて楽しい、自由度高めのヨーロッパ旅でした
今回の旅行を振り返ると、かなり贅沢な1週間だったと思います。まず、連れて行ってくれた夫に感謝です。ウィーンは観光地として整っていて、シュテファン大聖堂の周辺などはハイブランドのお店が多く、気軽に買い物をする雰囲気ではありませんでしたが、ミュンヘンは庶民的なお店が多く、ショッピングがとても楽しかったです。
今回は、飛行機、ホテル、鉄道など大事な部分を手配していただいたことで、現地では自分たちのペースで自由に動くことができました。旅行の準備段階からメールでのやり取りもスムーズで、不安なく出発できたのも良かったです。
ウィーンとミュンヘン、それぞれ違った魅力があり、満足度の高い新婚旅行になりました。本当にありがとうございました。


































