
2020年は中止!フランクフルトのクリスマスマーケットは世界最古【スケジュール・行き方・情報】
ドイツのフランクフルトで毎年11月後半から開催される世界最古のクリスマスマーケットは1393年から続く伝統的なイベント。残念ながら2020年のフランクフルト・クリスマスマーケットは中止に。2021年の11月まで待ちましょう!現地に行ったTSJスタッフが行き方、屋台グルメなどフランクフルトクリスマスマーケットの魅力をご紹介!
世界最古のクリスマスマーケットはドイツのフランクフルト!
ヨーロッパでは各国各地で毎年11月下旬からクリスマス前まで「クリスマスマーケット」が開催されます。
クリスマスマーケットの起源は、キリスト教徒にとって大変重大な催事であるクリスマスの準備のため、大きな広場で物々交換を始めたことがきっかけだという説が一般的。実はその起源こそ、ドイツのフランクフルトのクリスマスマーケットなのです。
最古のクリスマスマーケット説ににおいては、同じドイツのドレスデン説もありますが、フランクフルトのクリスマスマーケット初開催が1393年。対してドレスデンは1434年。最古という意味ではフランクフルトに軍配が上がりますが、真相はいかに・・・。
フランクフルトはもう一つの要素として、ドイツ最大級のクリスマスマーケットという名誉ある称号も手にしています。これは訪れておかなければなりませんね。
ただし、どのクリスマスマーケットが最古だったとしても、ドイツが世界中のクリスマスマーケット発祥の地だということに違いはありません。

世界最古・ドイツ最大級!フランクフルトのクリスマスマーケット

同じく世界最古を競うドレスデンのクリスマスマーケット
2020年フランクフルト・クリスマスマーケットが中止に!※12月1日最新情報
新型コロナウィルス感染症問題でドイツ名物のオクトーバーフェストが各地で中止になり「クリスマスマーケットまでには収束するだろう」なんていう希望的観測や、制限もむなしく、ドイツを含むヨーロッパは新型コロナウィルスの第二波の著しい感染拡大の中にいます。
ドイツは新規感染者が毎日2万人以上という深刻な状態。ドイツの人たちにとって大切な大切なクリスマスマーケットまでもが中止の対象となってしまいました。
フランクフルトは2020年クリスマスマーケットの開催には非常に前向きだったようですが、10月24日に中止を発表。ドイツ屈指の人気クリスマスマーケットということと、大都市のクリスマスマーケットということもあり、全ドイツのクリスマスマーケットの「開催か中止か」を決める大きな指針になっていました。これ以降、他の人気のクリスマスマーケットも次々と中止を発表。

世界中の人々の思いが一段と強かったはずの2020年クリスマスマーケット
開催期間
2020年11月23日(月)~12月22日(火)⇒中止
2021年のスケジュールが出次第お知らせします
開催時間
月曜日~土曜日:10:00~21:00
日曜日:11:00~21:00
日本ではクリスマス=クリスマスイルミネーションの印象が強いせいでそうか。クリスマスマーケットと言うと夜のイベントだと思いがちですが、深夜までは行っていません。元々、クリスマス前の物々交換の場からスタートしているということもあるのでしょう。お昼前から、夜は早いうちに終了します。こういった環境は子ども連れのファミリーにも参加しやすい利点があります。
夜のイルミネーションが見たいという人も、夕刻あたりから夕食を兼ねて出かければ丁度良し。
【要注意】クリスマスマーケットなのにクリスマス前には終わる!
クリスマスマーケットの元祖、フランクフルトに行くのならクリスマスイブと、クリスマスに当たるように旅行を調整しよう!・・・なんて思っている方も多いのではないでしょうか。
フランクフルトのクリスマスマーケットは最終日12月22日の21:00までです。
ドイツで2500か所も開かれるクリスマスマーケットですが、そのほとんどがクリスマスイブ前には終了。昔は物々交換をクリスマスに行ってはいけない、という教えがあり、今もその風習が残っているのだそうで、年末まで、もしくは年を越しても開催しているクリスマスマーケットですら、12月24日と25日だけは伝統にのっとりお休みです。

クリスマスは本来、厳かなものである
フランクフルト・クリスマスマーケットの様子
ここではドイツ・フランスのクリスマスマーケット巡り、というかなりハードな旅をしたトラベル・スタンダード・ジャパンの「旅のプロ」による、2019年フランクフルトのクリスマスマーケットの模様をお伝えします。
空港や鉄道のアクセスが便利なフランクフルト中央駅近くのホテルを拠点に、クリスマスマーケット開催中のフランクフルトを見てまわりましたが、メイン会場以外の場所でも正午前からクリスマス屋台が建ち並び、大変な盛り上がりです。

ビジネスの街にも当たり前のようにクリスマス屋台

ダンディな大人もクリスマス屋台グルメを嬉し気にパクつく
フランクフルト中央駅周辺はヨーロッパの証券市場として、ロンドンに並ぶほど有名な金融の街であり、最新のビルも建ち並ぶビジネス街。そんな場所ですら大人も子供もクリスマス屋台グルメを楽しんでいます。

ロンドンと並ぶ2大金融の街・フランクフルト
メイン会場はレーマー広場
フランクフルトのクリスマスマーケットのメイン会場となるのはレーマ広場。この広場は、クリスマスマーケットの時期以外もフランクフルトの観光のメインとなる場所です。階段のような不思議なデザインが目を引く市庁舎をはじめ、絵本の中に出てくる中世ヨーロッパの街並みが素敵。

可愛らしい周囲の建物とあたたかみのあるライトアップ
明るいうちは子ども連れの家族の姿が目立ち、賑やかな雰囲気!

いくらでも欲しくなるクリスマス飾り。帰国後後悔しない程度に買いたい

街自体がクリスマスマーケットのためにあるような雰囲気
友達や大切な人へのお土産の物色も楽しいものです。

かわいいクリスマスアイテムはお土産に最適
ため息が出るほど美しい夜のレーマー広場は外せない!
明るいうちから開催しているとはいえ、昼間のマーケットを見て満足して場所を移したりしないでくださいね。やはりクリスマスマーケットは夜!フランクフルトのクリスマスマーケットがドイツ最大級と言われているのは、このメイン会場だけではなく、他のエリアにもマーケットがたくさん出るからなのでしょう。レーマー広場だけで言うと、こぢんまりとして、まわりやすく、お店の装飾が一つひとつとても凝っています。

市庁舎前のクリスマスツリーもライトアップ

夜はもうおとぎ話の世界!
夜は昼の客層から一転。ホットワインを飲みながら屋台グルメをはしごしたり、一つの屋台に絞って、居酒屋並みにじっくり飲み、食べる大人の姿が目立ちます。

「次はどこの屋台で飲もうかなー」という大人たちの姿
何よりうれしいのは、フランクフルトのクリスマスマーケットは観光地化されているにもかかわらず、客引きのような物を売りつける輩はいません。もちろんかなりの人手になるので、スリには気を付けるべきですが、治安も良く、ほろ酔いで素敵な夜をすごしても安全。

夜でも人が多く、終了時間までお酒片手に楽しめます
フランクフルトだけではなく、ドイツのクリスマスマーケットではホットワインを意味する「グリューワイン」を飲みます。ドイツの冬はとても寒く、温めたワインにスパイスを入れたこの飲み物は身体を芯から温めてくれるのです。
毎年、異なるデザインのクリスマスマーケットのカップでふるまわれるため、記念に持って帰っても良いのですが、カップにはデポジットがあり、返却するとその分の料金が返却されます。散々飲んだカップを持って帰っても良いですが、実は新品が売っています。返却して記念に新しいカップを買って帰った方が良いかもしれません。

毎年違うデザインのカップでいただくグリューワイン
Instagramによく登場する回転木馬は人気フォトスポット
夜のレーマー広場で絶対に外せないフォトスポットがこちら。クリスマスシーズンになるとInstagramによく登場するので「ああ、フランクフルトの回転木馬だったのか」と思う人もいるかもしれません。歴史ある回転木馬とのことでレトロな雰囲気も素敵。そしてライトアップが非常によく映えます。

必ず撮るべき映えスポット
所在地:Römerberg 26, 60311 Frankfurt am Main
アクセス:Uバーン4・5号線ドーム/レーマー(Dom/Roemer)駅から徒歩3分
定休日:行事以外は見学自由
フランクフルト・クリスマスマーケットの屋台グルメ
クリスマスマーケットのお楽しみは、かわいらしく飾り付けられたクリスマス屋台で売られている、その土地ならではのグルメではないでしょうか!現地で見つけた珍しい屋台グルメがこちら!
本場フランクフルトのソーセージ
まず、フランクフルトと言えば、誰もが「コレ!」と思いかべるもの。ソーセージです!珍しくない?いえいえ・・・日本で売られているソーセージとは、サイズも色も形も違うものがたくさん!
もちろんフランクフルトでは通年食べられるものですが、クリスマスマーケットではソーセージを焼き、パンにはさんで販売している屋台もあるので、寒空の下アツアツの状態でかぶりつきましょう。

見たこともないソーセージやサラミ、ハムも!

ヌンチャクだと思ったらソーセージだった件
ドイツのクリスマス焼き菓子「バウムシュトリーツェル(Baumstriezel)」
クリスマス屋台が連なるフランクフルトを歩いていると、香ばしい香りと共によく見かけるのがバウムシュトリーツェル(Baumstriezel)。日本人にはあまり馴染みのない焼き菓子ですが「Baum=木」というとバームクーヘンを思い出す人も多いでしょう。そこだけは同じで味は全く異なる、木の幹のような形に生地を焼き上げるクリスマスマーケット屋台定番のお菓子。

クリスマス装飾の激しい屋台で見つけました

「オレオ」フレーバーもあり
生地には砂糖がまぶしてあり、お好みのフレーバーを注文できます。恐る恐る食べてみましたが、もちもちした食感で、とても美味!元々はハンガリーの焼き菓子のようです。

初めての食べ物に出合える。これが旅の醍醐味
フレーバーが無限にある?不思議なアーモンド菓子
ドイツではアーモンドを炒り、シナモンやバニラ風味のチョコレートなど様々なコーティングをしたアーモンド菓子が屋台の定番です。フランクフルトのマーケットで見つけたのが「susse mandel bar」。通販も行う有名店のようですが・・・。

賑わう店先
屋台に近付いてびっくり。フレーバーはフレーバーでも「それはアリなのか?」と思わず二度見するものばかりです。

中央の馬は一体・・・・
オレオやカフェオレっぽいものは、味の想像がつきますとも!中央の馬は何味なのでしょうか?夜眠れなくなりそうです。さらにはレッド・ブル味も強烈。しかも100g €3,50からと、決してお安くはありません。冒険するには恐いので、やはり美味しそうなフレーバを買い求めたいものです。とはいえ・・・冒険好きの皆さんのことを止めることはしません。

レッド・ブル味って・・・
フランクフルトのクリスマスマーケットに最適なホテルは?
フランクフルトのクリスマスマーケットを楽しむには、ホテル選びも大切。終了時間までわいわい騒ぎたいし、その後、ドイツ名物のビールを飲みに繰り出したいですよね!
下記のブログでクリスマスマーケットにおすすめのホテルをチョイスして紹介しているので、ご参照くださいね。
フランクフルトで外せない観光名所は?
ゲーテハウス(Goethe-Haus)
ドイツを代表する作家ゲーテの生家。ゲーテは大変裕福な家に生まれたため、16世紀ドイツの富裕層の生活を垣間見ることができ興味津々。ゲーテ本人の部屋だけではなく家族の部屋や、ゲーテの父が集めたフランクフルトの画家の作品が並ぶ部屋、ゲーテが父から教育を受けた2000冊もの学術書が並ぶ書斎など、天才が生まれた環境の凄さに驚きます。ゲーテがあの「ファウスト」を執筆した部屋もあり、文学好きにはたまらない場所です。

ゲーテの生家。彼はおぼっちゃまだったのである

ゲーテが父から教育を受けた書斎。貴重な学術書がいっぱい
所在地:Grosser Hirschgraben 23-25, 60311 Frankfurt am Main
営業時間:10:00〜18:00(日・祝 10:00〜17:30※祝日は時間変更の場合あり)
定休日:なし
入場料:大人€7/6歳以下の子供:無料
アクセス:U・Sバーン「ハウプトバッヘ(Hauptwache)駅」またはUバーン1~5号線「ヴィリー・ブラント広場(Willy-Brand Pl.)駅」から徒歩約5分
大聖堂(Dom)
歴代の皇帝の戴冠式が行われた由緒正しい教会。マイン川の畔に佇むフランクフルトのシンボル的存在です。13~15世紀に建てられたゴシック様式の重厚な大聖堂と、約95mの塔は近付くと圧倒される迫力。塔には登ることができ、頂上からは美しいフランクフルトの街が一望できるので、階段は300段以上はありますが、頑張って登っていただきたい!

マイン川の畔に佇むゴシック様式の存在感ある姿

芸術的に美しいタワーの装飾
所在地:Dom Platz 1, 60311 Frankfurt am Main
開場時間:9:00~20:00(金曜は13:00~)
アクセス:レーマー広場から徒歩2分
フランクフルト空港から中心部への移動
フランクフルト空港は中心部から約9kmほど。都心から近く便利な空港です。

フランクフルト空港
鉄道Sバーン
空港とフランクフルト市内中心部を結ぶドイツ鉄道の列車Sバーン8号線とSバーン9号線を利用する方法
所要時間:フランクフルト中央駅まで約12分(15分おきに運行)
料金: 大人1回券€4.55
乗り方:空港ターミナル1の地下にあるSバーンの駅(S-Bahnと明記してあります)へ。空港ターミナル2からは無料のシャトルバスまたはスカイラインでターミナル1へ移動できます。

フランクフルト中央駅(Frankfurt (Main) Hauptbahnhof)
バス
フランクフルト空港とフランクフルト市内中心部を結ぶ路線バスがあります。 主な行先は61番線フランクフルト南駅(S¨udbahnhof)やこの駅を経由してコンスタブラーヴァッヘ駅(Konstablerwache)の停留所に向かうコースとなりますが、自分の泊まるホテルの最寄りにバス停があり、なおかつそのバス停がはっきりとわからない限りは、あまりおすすめしません。
所要時間:フランクフルト南駅まで約35分・コンスタブラーヴァッヘ駅まで約45分※61番線は約15分おきの運行。n7番線などのナイトバスは深夜1:36~3:36に30分おきの運行
乗り方:61番線はターミナル1の16番線乗り場とターミナル2のコンコースE、出口8番の乗り場。 n7番線は、ターミナル1の18番線乗り場
タクシー
各ターミナルの到着エリアを出た場所のタクシー乗り場から乗ります。非公認(いわゆる白タク)もいるので、トラブルにあった時のことも考えてドイツ公認タクシーに乗りましょう。
公認タクシーは車体がクリーム色で、屋根の上に「TAXI」のサイン。空港内で客引きをしているドライバーは非公認です。公認のタクシーでも乗車したらメーターが動いているか確認してください。
所要時間:市内中心部まで約20~30分
料金:料金はメーター制。市内中心部なら約€40。ただし夜間(22:00~6:00)は割増料金あり

クリーム色の車体に天井に「TAXI」が公認
送迎サービス
空港からホテルへ送迎サービスを行っている民間の企業もあります。下記トラベル・スタンダード・ジャパンのツアーを利用する場合、手配してもらえるので、気軽に相談してみては?
フランクフルトまでのアクセス
日本からはフランクフルトまで毎日、ルフトハンザ・ドイツ航空、ANA、JALの直行便が運航。約12時間の飛行時間です。ヨーロッパまでの直行便は距離もあるのでお値段は高め。
そんな時は時間はかかるけど、各国を経由する便を使えば半額程度の値段でフランクフルトまで行ける場合もあります。
トラベル・スタンダード・ジャパンのフランクフルトツアーは、とてもリーズナブルな上に、世界のベストエアライン常連のエアライン利用。日程によってはご自身で手配されるより安い場合もあります。
2021年のクリスマスマーケットこそ、トラベル・スタンダード・ジャパンにお任せください。考えたくもありませんが、万が一、2021年も新型コロナウィルスの影響でツアーが催行できない場合は、全額返金という安心度が違います!
スケジュールが決まり次第こちらの記事でお知らせしますね!
※ツアーエリアにより一部返金できない料金が発生する場合があります ※個人判断の旅行のキャンセルについては40日前まで返金が可能※ツアー中止・キャンセル規定に関する詳細はお気軽にお問い合わせください
フランクフルト・クリスマスマーケット関連MAP
(ヨーロッパ・中近東専門ダイヤル)