
ポルトガル旅行いつから行ける?コロナ後の最新入国方法※7月24日更新
ポルトガル旅行はいつから可能?コロナ禍以降の最新ポルトガル入国方法をお教えします!7月24日現在、ポルトガルは新型コロナウィルスによる入国制限を完全に解除しました。日本の入国制限も大幅に緩和されており、海外旅行が可能なレベルになっていますが、ポルトガル帰国時に唯一の制限として陰性証明書を取得することが義務付けられています。
7月1日・ポルトガルが入国制限解除
2022年7月1日、ポルトガルは新型コロナウィルスのための入国制限をすべて解除しました。
ポルトガルの首都リスボンや古都ポルトはフランス人に「昔のパリがそのまま残っている」と言わしめるほど、ヨーロッパの古い町並みがそのまま残ります。数百年前の歴史的価値の高い建物がそのまま住居やレストランとして使われていたり、昔のままの加工されていない石畳の道が当たり前に人々の歩く道だったり・・・ノスタルジックな気分にさせてくれます。
実は「治安のよい国世界ランキング」で3位に輝いたこともあるポルトガル。物価も安く、ヨーロッパの人たちから旅行先として大変な人気です。日本とのつながりも深く歴史的にも長く、カステラ・テンプラ・コンペイトウなど、日本に馴染みの深い食文化が、実はポルトガルからもたらされています。筆者も訪れた際、日本との関係を再認識し、とても感動しました。
新型コロナウィルス感染拡大直前まで、ポルトガルは日本からの旅行者が急増している最中でした。だからこそ、ポルトガルの入国制限解除を待ちわびていたファンの方も多いのではないでしょうか?
そこで、2022年7月24日現在の最新ポルトガル入国情報をお伝えします。

ノスタルジックでおしゃれな首都リスボン
気になるポルトガル最新入国方法
今回のポルトガルの入国制限解除は、新型コロナウィルス以前の状態に戻るということ。
もう陰性証明やワクチン接種証明が不要なだけではなく、これまで多くの国で必要とされていた入国申請などはありません。
しかし、海外旅行が困難になってからもう2年半以上。ポルトガルが「おいで!」といってくれたところで、我らは基本情報をわすれていやしませんか?…と、パスポートの有効期限か切れていたのに、航空券を取った筆者が何かほざいておりますが、しっかりおさらいしておきましょう。

いつでもおいで!ポルトガル
ポルトガルのビザ
観光によるポルトガル渡航の場合、90日以内であれば、ビザは不要です。
これは、シェンゲン協定を結んでいるヨーロッパの国は同じ。
ただし、2022年年末にはかねてより導入される予定であったエティアス(ETIAS)がついに導入されます。これはヨーロッパ入国の事前承認システムのことで、アメリカやカナダ、オーストラリアではすでに導入済み。
もちろん導入までは申請の必要はありませんが、導入後は申請が必要となります。年末年始にポルトガルやヨーロッパ旅行を考えている人は、気を付けて最新情報を仕入れておきましょう。
しつこいようですが2022年7月24日現在は不要ですっ!
パスポートの残存期間
ポルトガル出国時に3か月以上の有効残存期間が必要。また、査証欄空白ページ(2ページ以上)も必要です。

パスポートの期限次第では、全てが終わってしまうことも
航空券を取る
日本からはポルトガル直行便が就航していません。
もちろん、ポルトガルには国際空港が首都リスボン、そして古都ポルトにもあります。
ヨーロッパの主要空港を経由しポルトガルへ渡航するか、中東経由で渡航するかがポピュラー。
お得に飛びたいのであれば断然中東経由。
・燃料サーチャージがかからないカタール航空
・お得な上に経由地トルコで観光する?ターキッシュ航空
・お得な上に、乗り継ぎのドバイでプチバカンスする行程もなかなか良いエミレーツ航空
・安さ際立つエディハド航空
などなど、なかなか個性派ぞろいでヨーロッパ旅行好きの間では、中東経由でのヨーロッパ旅行はむしろあたりまえなんですよ!
特にヨーロッパ路線は搭乗する時間が長いので、少しでも快適に過ごしたいなんて言う人も多いかと思います。カタール航空のビジネスクラス「Qスイート」は全室個室なので、座席でマスク着用が不要。これはうれしいですね!
海外旅行再開ということで少し贅沢してもいいかもしれません。

全室個室のQスイートなら長距離のフライトも快適!
ポルトガル入国時には接種証明も陰性証明も不要
ポルトガル入国時にはワクチン接種証明も陰性証明書も不要となりました。
ごくまれに、搭乗便の搭乗条件にワクチン接種証明や陰性証明書が必要な場合もありますが、航空券の予約やツアー予約の際に確認してから航空券を予約することでその不安はなくなります。
しかし、ポルトガルは日本政府が入国制限に使う色分けで「黄色」に指定されています。
この場合、日本帰国時に3度目のワクチン接種完了を示す陰性証明がなければ、入国制限緩和のいくつかは適用されず、かなり不便な思いをすることになります。
ワクチン接種歴はマイナンバーと紐づいているため、マイナンバーカードを持っている人は、アプリから簡単に取得可能で、マイナンバーカードを持っていない人は、住んでいる市区町村の役所に必要書類を同封の上、申請する方法があります。
「あれ?陰性証明書では緩和してくれないの?」と思う未接種の方…残念ですが日本は陰性証明で入国制限の緩和は行っていません。

感染者激減してるのに、ポルトガル、黄色の不名誉!
マイナンバーカードを持っている人
デジタル庁の新型コロナウィルスワクチン接種証明書アプリで簡単に取得できます。理由はマイナンバーとワクチン接種率が結びついているためです。取得はコチラ➔デジタル庁新型コロナワクチン接種証明書アプリ

デジタル庁・新型コロナウィルス接種証明書アプリ
マイナンバーカードを持っていない人
マイナンバーカードを所有取得できていない人は、各市区町村でかなり申請方法が異なるため、居住している市区町村にワクチン接種証明の取得方法を問い合わせましょう。
ネットでの申請、窓口の申請を受け付けている自治体も増えていますが、必要書類を郵送する申請方法がまだまだ多いのが実情です。
紙面での陰性証明書となりますが、QRコードがプリントしてあるため、スマホなどのデバイスでの展開も可能です。
ポルトガルに入国したら?ポルトガルの新型コロナウィルス感染予防策
実はポルトガル。このところ新型コロナウィルスについて、日本のニュース番組で非常に良く紹介されています。
ポルトガルでは2022年6月後半までオミクロン株の一種であるBA.5がまん延していました。しかし、現在新規感染者数が激減中です。
ポルトガルでは高齢者への4度目のワクチン接種が進んだことで、感染はまん延したものの、重症患者や死者が少なくすんだとのこと。さらに、感染者がその頃から減り始め、屋外でマスクをしている人はほぼ、いません。
ただ、後ほど紹介しますが、日本は日本帰国時にポルトガルで陰性証明を取得しなければならず、帰国前に陽性となった場合、治療費だけではなく、代わりの飛行機の手配、隔離施設代など痛い出費が待っています。
新型コロナウィルスを補填する保険に加入するのは今の海外旅行者の当たり前の物の一つだと思った方が良さそうです。

ポルトガルは世界遺産がたくさん!
日本帰国時にすべきこと
日本は2022年6月1日、日本在住者であれば海外旅行が可能なレベルの渡航制限の緩和を行っています。ただ、一つだけ「海外旅行はもう少し我慢しよう」と思わせる制限が残っています。
それこそが現地で受けなければならない日本政府が承認する新型コロナウィルス検査と、その陰性証明を取得することです。
難点としては現地で日本政府が求める新型コロナウィルス検査と陰性証明書を出してくれる検査機関を、自分で探し、完結させることが必要な事と、現地で陰性・陽性の判断が出るため、万が一陽性だった場合、現地で治療を受ける必要があるということ。
ヨーロッパやアメリカ、東南アジアの一部が入国時の陰性証明を不要とし、日本もG7同様の入国制限緩和をすると宣言した割には、全く期待に沿っていないと言われているのは、この陰性証明と、日本入国の上限人数が相変わらず1日2万人であること、訪日外国人観光客の入国が「ガイド付きのツアーでなければ許されない」という非常に厳しい条件であることが挙げられます。
せめてこの入国時の陰性証明書さえなくなってくれたら…。日本国籍者と在住者はもっと海外旅行を計画することでしょう。
日本政府が承認する新型コロナウィルス検査の陰性証明書を取得する
現地の検査機関をリサーチします。
ホテルの近くや、移動行程に合わせて旅のプランを練らなくてはならず、非常に面倒ですが、これだけやっておけば日本入国は可能なので、頑張りたいところです。
陰性証明書はポルトガル出国便の出発時刻から起算して72時間以内に受検した新型コロナウィルス検査の検査結果(陰性証明書)であることが必要で、搭乗する便のチェックイン時に提出が可能です。
陰性証明書には、厚生労働省所定の様式(日本語・英語又は英語・ポルトガル語)が必要。
以前は陰性証明書自体が、政府が求める公式なフォームである必要がありましたが、日本が有効と認める検体、検査方法等全ての必要事項が英語で記載されている場合は、検査機関の様式でも差し支えないとのこと。
しかし、何かしらやらかしそうなので、筆者は日本政府公認の陰性証明書をダウンロードして持って行く予定です。

厚生労働省指定の陰性署名もだいぶ簡略化されてはきている
超面倒くさい!そうですよね!みんなそう思っています。そんな人のために、検査や陰性証明取得のフォローをしてくれる旅行会社があることはご存知でしょうか?
自由な旅行をしてしまったがために「検査を忘れた!」なんてことが、許されない今、これは利用価値が高いです。
また面倒であれば、全てを含んだツアーの予約や相談を行うのも良いかと。
トラベル・スタンダード・ジャパンのお得なツアーに、オプションでサポートをつけてもいいですよね!
ファストトラックの登録申請
陰性証明書を取得したら、ファストトラックの登録を終わらせましょう。
陰性証明・宣誓書・帰国時に具合が悪くないかの申請を一度に行い、日本の入国検疫をスムーズにずる「ファストトラック」を日本政府は強く推奨しています。
これはスマートフォン上で「My SOS」をダウンロード。アプリ上で日本入国に必要な申請や証明を登録していくものです。
出発6時間前に登録を済ませておけば、日本入国時には検疫の一部が終了しているというのだから、推奨されなくても登録しておいた方がいいですよ!というのもファストトラックの登録をすませておかないと、質問票のページに入力をしたり、機内で宣誓書を書かなくてはいけなかったり、入国時の検疫も時間がかかります。
ファストトラックはスマホ一つでできる上に入国検疫もスムーズ。
・アプリ上に提示される質問票の記入
・アプリ上に提示される誓約書の記入
・ワクチン接種証明書の登録(任意)※必要な部分をキャプチャーで撮影し、JPGなど指定されたファイルで登録
・出国前72時間以内の検査証明書の有効性の確認※撮影し、JPGなど指定されたファイルで登録
詳細はこちらから⇒厚生労働省ファストトラック

意外と簡単!
ポルトガルは3度目の接種証明があれば青分類と同じ条件で入国可能
コロナ禍前より面倒なことと言えば、帰国時の陰性証明書取得だけ。
ファストトラックの登録はむしろこのコロナ禍に生まれた、今後の入国制限のスピードアップさせる便利ツールでしかありません。
そしてワクチン接種を3度完了し、それを証明することができれば、分類が黄色であるポルトガルからの入国は最も感染リスク青色と同じ条件で入国緩和を受けることができます。
ただワクチン接種をしていない方については、入国検疫の検査を受け、自宅などでの自主待機を7日間行う必要があり、3日目に新型コロナウィルス検査を自主的に受け、入国者健康管理センターに提示できれば、それ以降の待機は不要となります。

ポルトガルは黄色(涙)
「それでも海外旅行する必要があるのかなー?」なんて声を聞くこともありますが、2022年ゴールデンウィークそして夏休みシーズンに、海外旅行の予約がコロナ禍以降、爆発的に増えているのです。そう。陰性証明書自体をまだまだ厳しい入国制限だと思うか、入国時の検疫検査がなくなったから、自主的に受けることになったととらえるかはあなた次第。
これまでの長~い、暗闇のような海外旅行に行けない時間を思えば、筆者は大したことないと思います。だってホテルのコンシェルジュも探して予約してくれるし、いざとなれば領事館に病院の場所を問い合わせれば丁寧に教えてくれます。旅行を中心に考えずに、あくまで自分のこととして捉えて、帰国時に陰性証明が受けられる場所を確保することを考えればいいだけ。
それすら面倒だったら、陰性証明取得も日本の旅行会社にお願いすれば、サポートしてくれるんだから安心です。
でもこれだけは忘れないでください。
感染は日本にいる時と同様、自主責任です。保険証は使えないので、保険に入ってから海外に行きましょうね。それから自分の加入しているクレジットカードの旅行傷害保険をチェック。筆者は知らない間に、旅行傷害保険に新型コロナウィルス感染時の補填が付いていてびっくりしました。
知らない間に加入している場合もあるので(保険会社が保険にコロナ補填を追加している場合は非常に多いようです)こちらも「どんな場合に補填されるのか」確認すること。
それでは素敵なポルトガル旅行を!
(ヨーロッパ・中近東専門ダイヤル)