
日本入国制限解除・日本の最新入国情報※6月25日更新
日本が入国制限解除。新型コロナウィルス感染症による水際対策は終了しました。4月29日以降、ワクチン接種証明書も陰性証明書も入国時には不要。これは新型コロナウィルスの感染症法上の位置づけの変更によるもの。Visit Japan Webもファストトラック(検疫)が不要となったため、日本国籍者は税関申告のみに利用します。最新の日本入国方法をお知らせします。
日本の入国制限解除!水際対策は撤廃
新型コロナウィルス感染症拡大による入国制限が始まって、3年。2023年4月29日、日本政府は長きに渡る水際対策を撤廃。日本入国にワクチン接種証明書と陰性証明書の提示が不要となり、海外旅行をしたとしてもワクチン接種の有無に関係なく誰もが自由に日本帰国が可能となったのです。
これはもともと2023年5月8日以降、日本政府が新型コロナウィルス感染症の新感染症法上の位置づけの変更(季節性インフルエンザと同様の5類に移行)を行うために水際対策も解除する予定だったもの。
しかし、ゴールデンウィークは多くの方が海外旅行に出かけたため帰国時の大混雑が予想され、前倒し。わずかに残っていた他の行動制限などは5月8日以降に解除されましたが、入国・帰国の際の水際対策のみ先に撤廃した…ということ。
さて、日本の水際対策が終了したことで、日本の入国はコロナ禍前と同じになったのでしょうか?最新情報をお知らせします。

喜ぶのは日本人だけではありません!訪日外国人も更に増加します
ワクチン接種・未接種関係なし!証明書は不要に
ワクチン3回目未満の未完了、未接種の皆さん。そして接種はしたけどマイナンバーカードの申請がまだで、接種証明の申請が面倒だなー…と思っていた皆さん。
お待たせしました!4月29日以降は、もうワクチン接種証明書も、陰性証明書も不要。
ワクチン接種証明を日本で用意していく必要はありません。また、接種3回未満および未接種の方は、もう渡航先で日本で有効とされる検査と陰性証明の取得を行う必要はなくなりました。もう「帰国できないかもしれない海外旅行」をする必要はないのです。
Visit Japan Webは税関のみで提示
コロナ禍前の入国と同じ!と言いたいところですが、コロナ禍に生まれた「Visit Japan Web」での登録申請は、税関申告のみ残りました。
とはいえ義務ではなく、推奨です。
もともと対面式で行っていたことや、機内で用紙で記入する必要があったものを、登録内容のQRコードを取得の上、パスポートともにかざすだけで申告が終了することになったとので、逆に便利になったととらえた方が良いでしょう。
後ほど「Visit Japan Web」申請の項目で入力手順は詳しくお知らせしますね。
感染症ゲノムサーベイランス始まる
新型コロナウィルス感染症を季節性インフルエンザと同じ5類となったため、新型コロナウィルス感染症の検疫はありません。しかし2023年5月8日以降、新たな感染症の流入を監視するための「感染症ゲノムサーベイランス」が始まりました。
実際通ってみたのですが、サーモカメラの前を素通りするだけでとっても簡単。ただしここで発熱を感知されると、任意ではありますが検査を受けることになるようです。
コロナ5類移行で夏休み・年末年始の海外旅行予約が凄いことに
海外旅行に関しては、これまで「接種証明とか面倒くさい」「自由に旅行できるまでもう行かない」と思っていた人も多いはず。でももう違います。
だって自由に旅行ができるようになったのですから。
海外旅行のネタに敏感な人は、新型コロナウィルス5類移行のニュースを聞いたころから、ピークシーズンの予約を始めています。そして解除となった今は、夏休みや年末年始の問い合わせや予約が殺到しているのだそう。
渡航国のピークシーズン、日本のピークシーズンの旅行予約は「早め」がポイント!
もちろんまだ予約できるツアーもあるので、今のうちに予約を済ませておくことを強くおすすめします。2023年は海外旅行バブルです!
とはいえ見渡したところ、燃油サーチャージがまだまだ高い上に円安で、航空券や海外ツアーの高いこと高いこと。
筆者は小市民でやっと暮らしていけている身。このニュースが飛び込んでから毎日のようにコロナ禍前のような料金で飛び立てる海外ツアーを探していましたが、見つけました!
トラベルスタンダードジャパンのツアーです。
好きな国のツアーを早速チェックしてみて!びっくりするほどお得です。
Visit Japan Webとは?
Visit Japan Webは、4月28日までは新型コロナウィルス感染症の検疫を入国前に済ませる「ファストトラック」が最も重要な役割でした。それプラス入国・税関申請を行うためのものでしたが、2023年4月29日以降はファストトラックの役目は終えました。検疫には接種証明や陰性証明の登録や健康状態の申請があり、入力も面倒でしたが、今は大幅に簡略化されています。
日本に帰国する日本国籍者および日本に帰国する居住者は、Visit Japan Webの登録は以下のみです。
①初めての利用の時のみ旅行者の情報の登録
パスポートから読み込み、不足分を手入力
②旅行の予定登録
③税関申請
Visit Japan Webの登録は、義務ではなく推奨です。
Visit Japan Web入力方法
用意するもの
・インターネットにアクセスできるPC・タブレット・スマホなど
・パスポート
・航空券

このステップで登録します/デジタル庁公式サイトより
入力手順
①まずはデジタル庁のVisit Japan Webにアクセス⇒Visit Japan Web新規アカウント作成、またはログイン画面🔽

Visit Japan Webログイン画面
②利用者情報の登録
↓
③画面の指示に従ってパスポートを撮影してアップロード。
↓
④日本での連絡先の入力(任意)
↓
⑤帰国スケジュールの登録
・旅行情報を入力し、スケジュールを登録
↓
⑥必要な手続きの情報登録
・登録した旅行の予定をクリック。日本帰国に必要な手続き情報を登録。
・日本国籍者が帰国に必要な項目は、税関申告の準備のみ。
⑦携帯品・別送品申告
帰国の際の携帯物を記入していきます。
すべて登録を終えたら、必要なQRコード情報を取得します。
日本に到着したら?
日本国籍者はVisit Japan Webに入国申請を入力する必要がないため、入国のためのQRコード提示は不要です。
羽田空港国際線ターミナルの場合、実際に入国した筆者が驚いたのは、日本国籍者は全員自動ゲートに案内されることです。これまでは時間によっては入国審査の有人カウンターに行列をすることがありましたが、今はもうそんな必要はありません。
自動ゲートにパスポートを読み込ませ、カメラを見て入国審査は終わりです。
ただこの場合、日本帰国のスタンプを押してもらえないので、どうしても欲しい人は、自動ゲートを入った所にあるスタンプを押してくれるカウンターで押してもらいましょう。
Visit Japan Webを使っての税関申告方法
入国すると、そのまま手荷物受取りのターンテーブルに進みます。
そこに電子税関申告機と書かれた読み取り機があるので、Visit Japan Webで税関申告のQRコードを取得し、パスポートとそのQRコードをと見込ませることで税関申告ができます。
預けた荷物が出てくる間に行うと時間の節約になります。
税関申告機の前には係員の方がいて詳しく教えてくれるのでご安心を。
これが終わったら、荷物を持って自動ゲートから空港の外に出られます。

デジタル庁Visit Japan Webより
Visit Japan Webのすごいところ
「Visit Japan Web」はとても便利。特に嬉しいポイントが2つ!
①海外旅行前に入力できる
翌年の12月31日まで入力が可能。 税関申請以外は日本出発前に時間を見つけて入力し終えてもいいわけです。申告しなければいけないほどの買い物をしない予定の人は、空港での出発の待ち時間になどに入力しておくのがおすすめ!
②同行の家族分が1アカウントで申請できる
げげっ。家族旅行だと何人分入力するの?と思った方。Visit Japan Webは一つのアカウントで旅行に同行する家族全員分の登録が可能。
【重要】Visit Japan Webを登録しない場合
日本国籍者の場合、Visit Japan Webの登録を行わなくても日本入国は可能ですし、アナログな方法になりますが、コロナ禍前と同じ税関申告ができます。
その場合、必ず機内で配布される税関申告書を記入する事。機内でもらい忘れた場合は、手荷物受取りの近くにカウンターがあり、税関申告書が置いてあるので必ず記入の上、有人の税関申告カウンターに並びます。ここで申請書がないと、その場で書くか、書いてきてくださいと言われ、戻る羽目になるので、わすれずに。
筆者が帰国した時はゴールデンウィークをかなりすぎていたので有人カウンターも少し待てば前に進むのでは?程度の列でしたが、例えシーズンオフであっても到着便の多い時間などは、かなりの列になっています。ましてや年末年始、夏休みなどはそれなりの行列になることは覚悟した方が良いでしょう。
次の移動がないなど先を急がない場合は、並んでもいいかもしれませんが、空港から移動しなければいけない人は、やはりVisit Japan Webを登録しておいた方が良いと感じました。
海外ツアー再開!旅行会社の安心ツアーから海外旅行を始めよう
2023年6月25日現在、EU諸国は入国制限を完全に解除。アジアもタイ、シンガポール、カンボジア、インドネシアが入国制限を完全に解除し、ベトナム、マレーシアもほぼ解除に近い状態です。
またこれまで頑なに2回接種以上のワクチン接種を終えていなければ観光での入国ができなかったグアムやハワイを含むアメリカ合衆国が、2023年5月12日に入国制限を解除しました。
もう、海外旅行を諦める時代は終わりました。料金的に無理、という人は冒頭で紹介したトラベル・スタンダード・ジャパンのツアー料金を確認してみては?
これなら行ける!というツアーがたくさんありますよ!

ここなら安心して相談できる・・・(´;ω;`)
入国制限緩和中の人気国の状況
2023年6月25日現在、入国制限を緩和または解除する国が相次いでいます。人気渡航先は、まだ制限がある国の方が少ない状況。
特に人気のあの国の入国制限解除・緩和状況を見ていきましょう。
アメリカ合衆国(ハワイ含む)
ハワイを含むアメリカ合衆国の入国は5月12日からワクチン接種証明書の提示が不要になりました。6月25日現在は、ワクチン接種の有無に関係なく入国が可能です。詳細は以下の記事を合わせて確認すること!

ワクチン接種の有無に関係なく、ハワイにいけることになりましたっ!
タイ
タイは入国制限を完全に撤廃。コロナ禍前同様の入国が可能です!詳細は以下の記事にまとめました。要チェックです!

プーケットの3つのビーチが見渡せるビューポイント
バリ島(インドネシア)
バリ島を含むインドネシアが入国制限を解除!これまでは2回以上ワクチンを接種をしていない場合は、入国ができませんでしたが、ついに不要となり、ワクチン接種の有無に関係なくインドネシアに入国できることになりました。
また、以前は国内線の移動も大変厳しく、到着後すぐの移動ではない場合は、3回以上のワクチン接種を提示する場合すらあったのですが、2023年6月25日現在は、国内線でのワクチン接種証明提示義務もなくなったので、安心してジャカルタで1泊してバリ、というコースも可能になりました。
ただし、2023年6月25日現在も、短期旅行の査証免除が復活していません。空港でアライバルビザ申請を行いビザを取得しないと入国できないため、パスポートと同じサイズの証明写真の用意する必要があります。
詳しくは以下の記事をチェック!

フィリピン
フィリピンは今だ、入国制限があります。ただし旅行可能な簡単なものになりますのでご安心を。
未接種者は到着時に抗原検査があるので、日本出国前には新型コロナウィルスに感染しないよう気を付けましょう。
・ワクチン接種完了者(フィリピンの入国完了条件は2回)は有効なワクチン接種証明書の取得・提示が必要。
・未接種者でも出発24時間以内または到着時の抗原検査を受ければ入国を認めています。

フィリピン セブ島の美しい海