マルセイユ 全景

フランスで1番治安が悪い?ブイヤベースの故郷マルセイユ・1日観光モデルコース

ヨーロッパ最古の港町と言われる南フランスのマルセイユ。アレクサンドル・デュマの小説「岩窟王(モンテ・クリスト伯)」で知られ、最近では欧州文化首都の指定を受け、デザイン都市として新たな魅力が加わりました。名物料理は世界三大スープのひとつ「ブイヤベース」。南仏の海の玄関であるこの街の1日観光モデルコースをご紹介します。

モンテ・クリスト伯の舞台でもあるマルセイユの歴史

現在はフランスの第2の都市であるマルセイユは、紀元前600年頃、古代ギリシャの都市フォカイアが建設した港町で、ヨーロッパ最古の港町と言われています。紀元前49年には「ブルータス、お前もか」などの名言で知られるガイウス・ユリウス・カエサル(シーザー)がこの街を征服。古代ローマ都市として発展しました。その後も地中海貿易で栄えていきますが、10世紀にはプロヴァンス伯の領土となり、15世紀後半になってから当時のフランス王国に加えられました。

そんな歴史の経緯があり、旧港の近くでは古代ギリシャの遺跡や、ローマ帝国の遺跡など、大変貴重な遺跡が多数出土。歴史博物館が造られ収められています。ちなみに、日本でもよく知られている「モンテ・クリスト伯」の原作であるアレクサンドル・デュマの小説「岩窟王」は、マルセイユの街からすぐに見える地中海に浮かぶイフ島の要塞が舞台。これは16世紀に建築されたもので、フランスの中では比較的新しい街でありながらヨーロッパ全土で考えると長き歴史を誇る、実にユニークな街です。

マルセイユ イフ島

モンテ・クリスト伯と言えばおディーン様?いえいえ、昔から読まれている「巌窟王」です!

フランスで1番治安が悪い?マルセイユって安全なの?

フランスの治安について調べると、なぜか必ず出てくる「フランスで1番治安が悪い場所はマルセイユ」という決めつけ・・・マルセイユの名誉のために言います。歩いているだけで被害にあるような恐い街ではないですし、何年も前の話だと思われます。

古くから港町で外国人の移民が多く、今も低所得層の住むエリアも確かにありますが、そういう場所はどこの国にもあります。とはいえここは日本ではなく海外。「日本と同じ行動を取って大丈夫ですよ」という意味ではありません。特に欧州文化首都の指定を受けた2013年以降は、湾岸地区再開発が進み、モダンなショッピングモールや近代建築が増え、町全体が明るくおしゃれになりました。

マルセイユ 全景

治安についての悪い噂は何年も前の可能性が高いコートダジュールの玄関口マルセイユ

何より、マルセイユはフランスの中でもパリに次ぐ大都市。人口約90万人の上、フランス人のバカンス先、そして老後のロングステイ先として、人気の南仏エリアの玄関口です。もし「フランスで一番治安の悪い場所」だとしたら、そんなエリアにフランス人が老後住みたいと思わないはず。

海外旅行をしているという自覚と常識的な行動を意識していれば、楽しく観光できます。

マルセイユ 治安

前評判に怯えすぎると楽しい旅も台無し

マルセイユへのアクセス

空路・鉄道

マルセイユはパリから南へ約780km、南仏プロヴァンス地方の地中海岸にあります。

パリからのアクセス

空路:シャルル・ド・ゴール空港またはオルリー空港からマルセイユ・プロヴァンス空港まで約1時間15分~1時間30分(日本からはパリ経由)

鉄道:パリ・リヨン駅からマルセイユ・サン・シャルル駅まで特急TGV約3時間

マルセイユ駅

シャルル・ド・ゴール空港からTGVで直接マルセイユに行くこともできる

豪華客船のクルーズ寄港地

地中海貿易で古くから財をなしてきた港町・マルセイユは、地中海をクルーズする大型豪華客船の寄港地です。クルーズの寄港地では下船して朝から夕方まで観光する人も多いので、もし、地中海クルーズに参加する人がいたら、これから紹介する1日観光モデルコースを参照にしてくださいね!

マルセイユ 豪華客船

巨大旅客船がたくさんやって来るマルセイユ

マルセイユ1日観光スタートは旧港の魚市見学と港散策から!

マルセイユ観光で絶対に外せない場所は旧港(Vieux Port)からスタート!マルセイユ・サン・シャルル駅からタクシーで2分。徒歩でも10分程度で到着します。おしゃれな近代建築が増えてきたマルセイユですが、旧港は昔ながらの港町の風情が、今も残っています。

世界中からクルーズでやって来る大型客船がひっきりなしに寄港するのはもちろん、フランスのセレブが個人のヨットを停泊させている光景は圧巻。マリーナには小型舟や真っ白な帆のヨットが整然と並んでいて、心地よい港散策が楽しめます。

旧港の中心部にある巨大な鏡のような日よけは「ロンブリエール」というアート作品。変わりつつあるマルセイユ・旧港の新しい顔でもあります。

マルセイユ旧港

左側の巨大な鏡のような屋根が「ロンブリエール」

午前中に旧港を訪れると、あちこちで魚市が行われています。漁を終えた漁師たちが自分の船で旧港へやってきて、レストランの料理人や地元の主婦に魚を売っているのです。高級なヒラメなどの白身魚、ロブスター、カニ、エビ、そして貝専門の販売スタンドも。魚市はお昼には終わってしまうので、朝なるべく早く、遅くとも9時台には到着するように計画してくださいね。

マルセイユ 魚市

活気ある昔ながらの漁師と、地元主婦とのやり取り

マルセイユ 旧港

おじさん・・・切り身をくれませんか?と、おこぼれを狙う犬

旧港のもう一つのシンボルが大観覧車。なんとこの観覧車は、窓ガラスがありません。海風とともにスリルをたっぷりと感じながら、上空42メートルからマルセイユの美しい街並が楽しめます。

マルセイユ 観覧車

窓なしの観覧車、初体験の人多いはず!

①旧港のアクセス

住所:34 Quai du Port, 13002 Marseille

アクセス:マルセイユ・サン・シャルル駅から徒歩約10分またはタクシーで約2分

マルセイユで絶対に外せないノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂

マルセイユの街を見下ろすかのように、標高150メートルの丘の上に佇んでいるのが「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」です。旧港同様、マルセイユを代表する観光スポットのひとつなので、必ず訪れたい場所ですが、旧港から見ると、なんだかとても遠くに感じてしまいます。・・・丘の上に登るのきつそう・・・やめようかな・・・いや、ちょっと待ってください!

ノートルダムドラギャルドバジリカ大聖堂

さて、どうやって行きましょうかね?

そんな時の強い味方が「プチトラン」!何ともかわいらしい機関車型の乗り物は観光客に大人気で、20分おきに運行しています。丘を登るという苦労をなくしてくれるということで、一番人気があるのは「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂行きのコース Circuit 1」。眼下に見えるマルセイユの港の景色を楽しみながら、らくらく移動ができるので、ぜひ使ってみて!値段を安く済ませたい人は一般のバスもあり、アクセスは簡単です。

マルセイユ プチトラン

海を現すカラーリングが何とも素敵なプチトラン!

石灰岩でできた白い丘の上に建つ「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」は、ロマネスク・ビザンチン様式の美しい建物。46メートルもの高さがある鐘楼の上には、イエス・キリストを抱いたマリア像があり、マルセイユの地元の人たちからは「ラ・ボンヌ・メール(優しい聖母さま)」と親しみを込めて呼ばれています。ぜひ、展望台に登り、マルセイユの街全体を見渡してください。

マルセイユ ノートルダムドラギャルドバジリカ大聖堂

大聖堂の上には、マルセイユを見守るマリア像

ノートルダムドラギャルドバジリカ聖堂

黄金に輝く素晴らしい細工の数々が見るものを圧倒します

聖堂内の天井・壁面を埋め尽くすのは、金色を多用した美しいモザイク画。聖堂内に入った瞬間、その荘厳な雰囲気に圧倒されてしまいます。マルセイユの船乗りのために造られた寺院とも言われ、マリア像の後ろに高波の海に浮かぶ船と星、そして、船の帆と星に「マリア」の「М」のデザインが施されているという内装。キリスト教の聖堂でも、その土地の色が強く出ている様子は、とても興味深いものです。

②ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂 アクセス

住所:Rue Fort-du-Sanctuaire, 13281 Marseille

営業時間:4月~9月 7:00~19:00、10月~3月 7:30~17:30

アクセス:旧港からプチトランもしくは60番バス

フランス人気土産「マルセイユ石けん」をゲット!マルセイユ石けん博物館

ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂から、再び旧港に戻り、ここマルセイユならではの素晴らしいお土産を買いましょう。フランスを代表するお土産のひとつで、日本でも多くのファンを持つ「マルセイユせっけん」です。マルセイユにマルセイユせっけんのショップは数あれど、一番おすすめしたいのは「購入するだけではなく、歴史や作り方まで学べる」という旧港の新スポット「マルセイユせっけん博物館」です。

マルセイユせっけん博物館

100%天然素材のマルセイユ石鹸のすべてがここに!※博物館公式サイトより

かつてのフランス王朝が厳しい規定を設け、すべてプロヴァンスの天然素材で作られている「マルセイユせっけん」は皮膚の弱い子どもや、アトピー性皮膚炎など使用する石鹸が限られてしまう人たちから大変な指示を受けています。ちなみに博物館の入館料は€2ですが、見学の後にチケットを「マルセイユせっけん」と、交換してくれます!しかも博物館を出てすぐのショップで好きな香りのものを選ばせてくれるというやさしさ!まさに「マルセイユせっけん」そのものです。

マルセイユ石鹸

日本で買うと高額!マルセイユで買うと安い「歴史と伝統」のせっけん!

③マルセイユせっけん博物館 アクセス

住所:25 Quai de Rive Neuve 13007 Marseille

開館時間:10:00~18:00(隣接のショップは20:00まで)

アクセス:マルセイユ・サン・シャルル駅から徒歩約10分またはタクシーで約2分

マルセイユ発祥のブイヤベースの名店でランチ

さて!お腹がすきましたね!

せっかくマルセイユに来たのなら、マルセイユ発祥の料理を、マルセイユで一番有名なお店でいただきましょう。

フランスが誇る世界三大スープのひとつ「ブイヤベース」はここ、マルセイユ発祥の料理。その背景にはヨーロッパで一番古い港であるマルセイユの旧港で行われる魚市が、欠かせない要素になっています。

漁師たちが魚市で売れ残った魚や、売り物にならない魚を、塩とオリーブでひたすら煮込み続けて作った料理が「ブイヤベース」の原型で、時代とともにトマト、サフランやピマンデスペレットなどの香辛料、ハーブ類で風味付けをするようになり、今の形になっていったのだとか。

旧港の魚市の漁師たちが残った魚で作った「漁師飯」が世界三大スープ・ブイヤベースに!

旧港のブイヤベースの名店は「ル・ミラマール」。マルセイユの人々が「ブイヤベースと言えばあの店だろ?」と口々に言うほど、地元の人に認められています。実はマルセイユの人たちは、外食であまりブイヤベースを食べません。しかし、世界中であまりにも知られてしまった料理なので、これまでは「ブイヤベース=観光客用のレストラン」という位置づけだったそうですが、ル・ミラマールだけは別。「わざわざ」マルセイユの人がブイヤベースを食べたい時に出かける店です。最近では、マルセイユの観光局と組み、この伝統の料理を広めるためブイヤベースの料理見学・体験にも力をいれています。一品料理も充実していますが、ブイヤベースの量がかなり多いので、ここではブイヤベースを食べることだけに徹しましょう!

マルセイユ ブイヤベース

ル・ミラマールのブイヤベースは、この写真よりもかなり多め!覚悟せよ

④ル・ミラマール アクセス

住所:12 quai du Port 13002 Marseille France

定休日:月曜日

営業時間:12:00〜14:30/19:00〜22:30

公式サイト:https://lemiramar.fr

 

地中海に浮かぶ島へプチクルーズ!イフ島の要塞見学

お腹がいっぱいになったところで、旧港からフェリーで20分ほどのイフ島へプチクルーズ!

1540年~1914年までは実際に牢獄として使われていたイフ要塞の見学ができます。海に浮かぶ環境から脱獄が難しく、死刑囚、そしてペストのような伝染病患者が収容されていたこともあるそう。そんな暗い歴史背景から小説「巌窟王(モンテ・クリスト伯)」の舞台にんっています。

マルセイユ イフ島

地中海のアルカトラズ?「イフ要塞」

マルセイユの港から20分離れただけなのに、イフ島周辺の海水の透明度!そして海から見るマルセイユは、陸にいるよりはるかに美しく見えます。

イフ島 海水

監獄に使われていた内部には当時の囚人の落書きが残っています

時間がある人はイフ島&フリウル島のセットで行って見よう!

街より自然が好きな人や、夏に訪れた人はイフ島と隣のフリウル島をセットでまわり、プチリゾート気分を楽しむのもいいですよ!フリウル島には「フランス最後の楽園」というちょっと大げさ(笑)な例えが用いられるくらい、手つかずの自然が数多く残ります。フリウル島のランクと呼ばれる入り江はに、コバルトブルーの美しい海水が輝き、マルセイユからたった20分で来られる場所とは思えない絶景の中で過ごせます。

マルセイユ フリウル島

マルセイユからたった20分の船旅でこんな世界が広がるなんて・・・地中海恐るべし

⑤イフ島・フリウル島アクセス

住所:1 quai de la Fraternite, 13001 Marseille, France

アクセス:旧港より定期船で20分

マルセイユ大聖堂(サントマリーマジョール大聖堂)

イフ島から旧港に船で戻ったら、マルセイユ大聖堂へ。建物を目印に歩けばアクセスも簡単。クルーズ船で来る方は、まるで海上に浮かんでいるような佇まいに驚いてしまうことでしょう。

マルセイユ大聖堂

海上に浮かぶ美しい姿にうっとり

マルセイユ 修道院

サント マリー マジョール大聖堂

建築家レオン・ヴォードワイエの手掛けた聖堂は1906年に歴史遺産に登録された、とても価値あるもの。3,000人を収容できるスケールの大きさも魅力です。

サン・ヴィクトール修道院
⑥マルセイユ大聖堂

住所:Place de la Major 13002 Marseille

地中海の歴史をひも解く「MuCEM(ミュセム)欧州地中海文明博物館」

旅のラストは、この日巡った「マルセイユ」というヨーロッパ最古の港町に思いを馳せに「MuCEM(ミュセム)欧州地中海文明博物館」を訪れましょう。展示は古代から現代のヨーロッパの地中海文明に重点をおいたもので、4万平米もの広大な広さ。ちなみに「時間がないので博物館はいいや」という人も、屋外スペースや庭園の入場が無料なので、マルセイユ観光を終えてほっとカフェやレストランでひと息つくのにちょうどいいスポットです。マルセイユが欧州文化首都に指定された2013年6月にオープン以降、マルセイユの新しいシンボルとして大人気の施設です。

⑦欧州地中海文明博物館(MuCEMミュセム)

住所:1, esplanade du J4 13002 Marseille France 休館日:火曜日・5月1日および12月25日休館

アクセス:マルセイユ・サン・シャルル駅から徒歩約10分またはタクシーで約2分

マルセイユ1日観光マップ

TSJは魅力あふれるマルセイユに立ち寄るツアーとクルーズが激安!

「マルセイユ」ってどんな都市?と思っている人も多いと思います。でもこうしてじっくり巡ってみれば、魅力がいっぱい。美しい地中海にあるフランス第2の都市であり、フランスの海の玄関口です。マルセイユは朝から動けば1日で見どころをおさえることができます。

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