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【リスボン観光 後半】哀愁ただよう下町アルファマ地区を制覇!観光ポイント4選

リスボンに行くならリスボン大地震前の街並みが残る旧市街へ。心に染みるノスタルジックな風景に出会える下町「アルファマ地区」の魅力をご紹介します。「ヨーロッパ最後の田舎」と親しまれるポルトガルの首都リスボンの旅は、「ジェロニモス修道院」「ベレンの塔」など栄華を極めた大航海時代の世界遺産を巡るのも良いが、ポルトガル旅行でおすすめしたいのは、あなただけが見つけた風景を切り取るような旅。マイペースにサウダーデ(哀愁)の世界へ迷い込みましょう!

◆目次◆
今回紹介したスポットはこちら
ポイント1:リスボン大地震前の街並みを堪能する
ポイント2:名物路面電車の上手い利用方法
ポイント3:下町の教会リスボン大聖堂を楽しむ
ポイント4:土曜に開催の女泥棒市へ行く
当社のポルトガルツアーはアレンジ自由自在!

今回紹介したスポットはこちら

ポイント1:リスボン大地震前の街並みを堪能する

一歩足を踏み入れると、はじめてなのに誰もが懐かしさを覚える不思議な国ポルトガル。その首都リスボンは1755年に大地震に見舞われ、多くの建物が崩壊してしまいました。かつての街並がそそまま残っているのが旧市街「アルファマ地区」です。赤い屋根がひしめきあう古き良きヨーロッパの街は、中へ入っていくと迷ってしまいそうなほど入り組んだ路地になっています。のんびりと散策しながら、リスボンの生活が垣間見える下街歩きを楽しみましょう。 


アルファマ地区の街並み

アルファマの街中は、壁すれすれを行く路面電車、はためく洗濯物、井戸端会議に夢中の人々など、哀愁ただよう雰囲気が魅力。7つの丘と呼ばれるリスボン、その坂道の多さもアルファマを歩くと実感します。1755年の大地震復興後は、建造物をカラフルに施すのが流行ったそうで、可愛らしいカラフルな建造物も見かけます。


可愛らしい家々


お花などで飾られたあざやかな玄関

なかには一歩足を踏み出しにくい雰囲気の路地もありますが、治安が良いので問題なく散策できます。少し暗い路地を抜ければ、地元の方も通う美味しいレストランに出会ったりします。素朴な味付けのポルトガル料理は、日本人の口にもぴったりと合い、家庭料理のような懐かしささえ覚えるでしょう。ポルトガル名物のバカリャウ(干し鱈)と魚介スープは、調理方法・味付けのバリエーションが多くおすすめです。バカリャウを筆頭に、いわし、海老、蟹、タコ、アサリなど、魚介を使った料理はどれもやさしい味。ポルトガル料理はハズレがなく絶品ですので、情報の多い時代ですが、たまには行き当たりばったりのレストランもトライしてみてください。


ここは道?と迷ってしまう路地


リスボン大聖堂の近くにあったレストラン「Alpendre」の海老のリゾットとタコのボイル

ポイント2:名物路面電車の上手い利用方法

ポルトガル名物の坂道を行く路面電車でアルファマ地区の雰囲気を味わいたいという方もいらっしゃると思います。リスボン観光で世界中の観光客に人気なのが、路面電車「28番線」。しかし人気があるため満員でなかなか乗れません。筆者は4回目でやっと乗れました。実際に乗ってみてわかったのですが、乗車している観光客の一番の目的は「アルファマ地区の壁すれすれを走るルート」です。ここにさしかかるとみなさんカメラのシャッターを切り始めます。実際に自身も、見どころは下町を走るルートだと思いました。なぜかガイドブックなどで「28番線」ばかり紹介されていますが、「アルファマ地区の壁すれすれを走るルート」だけなら「12番線」でも楽しめます。12番線は電車がきたらすぐに乗れます。時間の有効活用のために、12番線をぜひ使ってみてください。


路面電車の中からの風景

路面電車からは、写真のように本当に狭い路地を行く風景を楽しめます。場所によっては、ガタゴトと非常にゆっくり走るため、歩いている人と話ができるほど(笑)、近く、ゆっくりしています。坂道が多い街のため、リスボンに住む年配の方々の生活には必須の移動手段なのだと感じます。


アルファマ地区の線路

有名な「28番線」に乗車すると、昼間は満員で押しつぶされんばかりで、座っている人以外は、写真も撮れません。本当にぎゅうぎゅう詰めです。路面電車の醍醐味、壁すれすれを走る風景を楽しみたい観光客には、やはり「12番線」がおすすめです。


夜の路面電車の中からの風景

夜間は渋滞もなく、路面電車は昼間より多少スピードアップします。ルートは同じように壁すれすれを行くので、ジェットコースターに乗っているような、多少のスリルを味わえますよ。


路面電車の中の子供たち

ちなみにリズボンの路面電車はたまに停車します。「道ばたに止めてある車が車体にあたる」という理由で。筆者が乗車した際も20分くらい待ちました。写真は「まだ進まないの?」と入り口の車を手で触っていた子供たち。路面電車がクラクションを鳴らし続け、車の所有者がやってきて車を動かし、やっと運行を再開。日本では考えられない光景です。リスボンでは良くあることだそうです。風物詩と受け止めて、リスボンでは時間に追われずのんびり過ごしましょう。

ポイント3:下町の教会リスボン大聖堂を楽しむ

リスボン大聖堂(別名サンタ・マリア・マイオール・デ・リシュボア)は、1147年に建造、大地震を乗り越え修復されて残っている、リスボン市内で最も古い教会です。小高い場所にあり展望台として楽しめ、また、路面電車の停車場所でもあり人気の撮影スポットです。下町の中にあるため周辺には路上グラフィティなどもあり、さまざまな楽しみが散らばっています。


路面電車が前を通る「リスボン大聖堂」


リスボン大聖堂からの眺望は、発見があり面白い


大聖堂の下にある公共のトイレ。リスボンの歴史が描かれた壁が一興

ポイント4:土曜に開催の女泥棒市へ行く

リスボン中心部の東側にあるアルファマ地区。さらに東側に向かうと「サンタ・エングラシア教会」があり、その横の広場で毎週火曜日と土曜日に「女泥棒市」という蚤の市が開催されています。ポルトガルの名産品から、アンティーク、ヴィンテージ製品まで、ヨーロッパらしいさまざまな面白いものに出会えます。下の写真はリスボン大聖堂からの眺望です、奥に見える丸い屋根の建造物がサンタ・エングラシア教会です。坂道の多いアルファマ地区ですので、徒歩で約20〜30分はかかりますが、お時間のある方はぜひ足を延ばしてみてください。


奥に見える丸い屋根の建造物は「サンタ・エングラシア教会」

女泥棒市は「サンタ・クララ広場」で、毎週火曜日と土曜日の10時頃から17時頃まで開かれています。広い青空市場になっており、日用品、衣料品、雑貨まで、さまざまな商品がところ狭しと並べられます。これはゴミか?宝物か?判断はあなた次第です。素敵な宝物が見つかるといいですね。かつての東方貿易の影響か、日本や中国を感じる品もちょこちょこ混ざっていて面白いですよ。


なぞのアンティークがいっぱい


お値段はピンキリ。お皿1枚200円で購入できたりもします

女泥棒市までは道中も楽しめます。下町には美しいアズレージョの施された建造物がたくさんあります。アズレージョは、ポルトガル・スペインで生産される、焼くと青くなる上薬をかけて作られたタイルです。語源はアラブ語の「青」。東方の影響を受けているため、少しエキゾチックな雰囲気がアズレージョの魅力です。思いがけず出会う可愛らしい建物を探すのも、アルファマ地区散策の楽しみのひとつです。


美しいアズレージョの建造物は絵になります


こちらはアズレージョの工房


アズレージョを作っているところも見せてくれます

アルファマ地区はいかがでしたでしょうか。ポルトガル旅行では「サウダーデ(哀愁)」を感じとるのが醍醐味。リスボンのアルファマ地区で、人々の暮らしのただ中に迷い込み「ヨーロッパ最後の田舎」と親しまれるポルトガルののどかな魅力をお楽しみください。

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